2012年1月13日金曜日

20th記念誌Vol.6チームマップ編

20周年記念誌のベースになったのは、前回の10周年の時のそれである。モノクロ印刷でいかにもその当時の空気が漂うものだ。いい意味でもそうでない意味でも、そこかしこに苦労の跡が忍ばれる。印刷とデザインのグレードが全然違う。
その冊子の中に宮前区少年野球全チームのマップがあった。制作会議の席上、危うくこのページは削除されそうになった。筆者はこの手の絵が好きだし、子どもたちが一番喜ぶページになるはずとの確信もあって、なんとか説得し20周年にも載せることになった。ただし言ったからには責任をとらなきゃだ。私が制作することになった。
10周年のイラストマップを見るとすでに存在しない施設なども多くある。アレ昔はあったよなあなんて。じゃあもっと昔はどーだったんだろうと、家にあった宮前区発行の歴史に関する冊子や宮前地図などを睨んでいるうちに閃いちゃったんである。
「戦国時代の武将たちがシノギを削った戦国絵巻に、現代の野球チームが一番を目指すイメージをだぶらせてみてはどうか」
イメージのアイディアが浮かぶまですんごく時間がかかる場合と、瞬時に降りて来てあとはイケイケドンドンの場合とがある。これは後者だった。
まずは地図を全体的に捉えてイラストレーターでデフォルメし、主要幹線道路や田園都市線を描き込む。

チームの所在地はどうしたものか。今はGoogleMapというのもがある。
各チームの小学校所在地を調べあげ、GoogleMapに入力、一気に飛んで行きその航空写真をデスクトップに保存。更にフォトショップで統一規格サイズに加工しフォルダにぶち込み保存。

Nishimura編集長からもらった宮前各チームのロゴを一堂に集めて、これも統一規格に調整。

GoogleMapの上にロゴを乗せていく。ここで取り違えたら後々ただでは済まない。慎重に何度も確認しながらMacと自分の頭をリンクさせてフル稼働。

制作会議当初は編集後記にくっつけてA4サイズの半分のスペースだった。
作っていくうちにそれではあまりに小さすぎて見るに耐えないものとなる。
またラフを見せていくうちに、A4サイズ1ページ分に昇格して、会議を重ねるごとについにA4見開き、つまりA3サイズにまで昇格したんである。Kasahara社長やNishimura編集長の英断であった。なぜならページ数が変わると全体に影響を及ぼし、また印刷料金も変わってくるからだ。最後は「金はあとで考えよう。とにかくいいものを作ろう!」という社長の言葉で決定した。
A5サイズからA3へ出世魚のように、飛び級で昇格したんである。編集長はスタイリッシュな冊子をイメージしていたので、当初このページだけ時代錯誤的で浮くんじゃないかと懸念していたが、鶴の一声で吹っ切れたようだった。むしろこのページに思いを寄せてくれることになる。
最初のベースマップに小学校のグランドのGoogleMapとロゴを組み合わせたものをイラレで取込み載せていく。

これだけでは戦国風が感じられない。実は2011年初頭のアイディアでは、仙台の伊達政宗像の写真を使う予定だった。兜の替わりに野球帽、刀の替わりにバットを持たせて...。しかし3.11により何か被災地に「不謹慎で申し訳ない」気持ちになりこれは自ら削除。代わりに掛け軸の写真や古文書の絵などを使うことにした。更に各チームの本拠地である小学校の名前を「幟(のぼり)」にして、「城」とする。このへんのアイディアは電光石火、サクサク湧いて出て来る。しかしMacの作業はどんどん複雑、困難を極めるけれど。

ここからはアソビ感覚である。
「東京料金所」は「東京関所」に。
「川崎インターチェンジ」は「東名川崎立体交差変換所」に。
「青葉区」は「青葉村」に。
「川崎国際ゴルフクラブ」は「川崎国際孔球場」に。
更に「鷺沼駅」などは「鷺沼宿」とした。何度目かの会議の席上誰かが出したアイディアだった。
とにかく現代語やカタカナを無理矢理漢字に変換し、昔臭さを出してみた。
逆にロゴマークの上にチームの正式名称を入れたのは、Inoueコーチの息子Takumiの希望だったり。子ども目線の意見も取り入れた。
宮前の歴史を調べていくうちに、以外にも身近なところに古い痕跡があったのには驚いた。古墳などがそうだ。案外全国的にあるんである。中でも西暦700年(飛鳥時代)に建立された影向寺(ようごうじ)は特筆もの。それも盛り込んじゃう。旧石器時代の鷲ヶ峰遺跡などもあったり。記念誌を通り越して自分の住む地域の歴史にのめり込んでしまった時期があった。
完成したのがこれ。一番時間がかかったページだったけれど、楽しく作れたページでもある。

読者の方でもしこのブログを記念誌制作の参考に見にきている方がいれば、是非チームマップのページを作ることをお勧めしたい。活字だけでは子どもが興味を持たないから。大人も子どもも楽しめるページを作れたと自負する。
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