2012年3月28日水曜日

広島の車窓から2

久々の一日二回のブログ更新なんである。
前回投稿末尾での《富士山》は、暗雲垂れ込む空模様で、叶わないかもしれず、叶うかもしれない、コウノトリだけが知っているのだ。

男一人新幹線に乗るたび思う。隣の座席が空いている場合に、次の停車駅から乗り込んできた乗客がゾロゾロ通路をやって来る場面がある。「空いてますか?」と問いかけられ「はい、どうぞ」と応えるアレである。
男はあわよくば若い女性に座って欲しいと思うのが常である。筆者も若い頃はそうであった。でも今は「とても若い女性」よりは「さほど若くない女性」のほうが良い。この「さほど」のさじ加減が難しいのだけれど。
反して、隣り合わせたくない乗客ベストワンは、押し出しが強そうでアブラギッシュな営業マンタイプで、世界は自分中心に回っていると思い込んでいるフシがあり、そのくせ常識的な社会規範は何も知らず、周囲の迷惑かえりみず大声で話し、車内販売のお姉さんを「おネエちゃん!」と呼び、揚句の果てに携帯電話をデッキに出ずに座席で話し始めるような男である。これにオプションで、歯槽膿漏ならば文句のつけようがない。《キングオブ嫌な奴》の称号を差し上げたい。

今、静岡を通過。
左側の車窓には富士山はちゃんとそこにいてくれた。ミーハーだけれど、日本人はなぜ富士山を見ると心の底がほっくりするのだろうか。
でも筆者の右側座席には妙齢の女性が座っており、心の周辺が落ち着かないのであった。

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