2012年5月15日火曜日

男の笑顔


苦節6年、女子野球宮前Queensがついに初の冠を獲った。先日のライオンズ杯、強豪チームを撃破しての栄冠である。少年野球に比べればまだまだ裾野はちいさいけれど、一生懸命プレーした彼女たちの頑張りは、競技人口の底辺のφなどには関係なく、心から賞賛さるべきものである。
試合詳報は以下の過去ブログを...。
Queens初の栄冠Vol3
Queens初の栄冠Vol4
試合後、鷺沼のJAにて祝勝会を開催。子どもたち、保護者、監督コーチみんなで祝った。我がフレンズの祝勝会はいつのことだったろうか。祝勝会ならぬ「チクショウ」会ならしょっちゅう開催しているのだけれど。勝って笑えるというのはやはりいいものである。少年たちにはない、女の子ならではの温和な笑みにあふれた楽しい会であった。

楽しい笑いが嫌いな人はいまい。
オヤジだってもう一度楽しく笑いたいんである。これを切望していたオヤジがいた。Queens代表Kasaharaさんである。「もう一度、男だけで祝いたい!」
先日の土曜日監督コーチ、父親、チーム関係者、チーム無関係者入り乱れての大宴会と相成ったんである。もし店の通りすがりに猫が歩いていたらきっと「おまえもこっち来て呑むか!?」と声をかけていたに違いない。
部員数16名のチームでオトナの男だけでこれだけの人数が集まるのは驚異である。これは皆のQを愛するココロと、代表の求心力の成せる技であることは言うまでもない。
まずは酒池肉林の宴の写真から。肉林といっても野郎だけの集まりなので、奥方さまには誤解なきよう安心下されまし(^^)

Kasaharaさんや監督Koshimizuさんや29番Murataさんの笑い顔を見てるうちにブログ写真のテーマが閃いめいちゃったんである。
「男の笑顔」.....。
自己紹介のタイミングなどで片っ端から野郎ども全員の写真を撮っていった。全員の顔写真を載せてみようという、自分の首を自分で絞めるかくも遠大な計画が頭をもたげてしまったわけだ。こうなると勢いは止まらないわけで。
筆者、広報部長であるからしてカメラマン、全員といえども自分撮りするほどナルシストではない。仕方がないので筆者だけ30半ばの若い頃の写真を貼付けてある。ココロなしか頭髪フサフサの竹野内豊に似ていなくもないが、ホントは竹野内豊だろっ!、と断定してはいけない。寛容なココロを以てして容認するのがオトナの流儀というものだ。


実にいい顔をした男どもではないか。少女野球Queensを通じていろんな人との輪が広がる笑顔なんである(^^)/(万一撮影にもれた方には平身低頭!)

宴もたけなわ、Kasahara会長が何やらトートバッグから取り出した。
キラリと光る先の「ライオンズ杯」のメダルであった。「Qからの感謝の気持ち」という名目で一つ余ったメダルを授与するらしい。すかさずカメラを構えた。宮前最年長チーム40数年の歴史をもつレッパの長老格Yoshikawaさんである。貴重なQueensジャンパー保有者の一人でもある。全員からやんややんやの大喝采を浴びる。
Kさんが、もそもそとバッグからもう一個取り出した。
「Tさん!」........。
筆者普段はサプライズを仕掛けるほうが圧倒的に多いしかつ大好きである。仕掛けられることはまずない。ましてや栄誉ある記念碑的なメダルである。筆者よりももっと年数の経つ、かつ貢献度の大きい方は5万人を下らないはずだ。なのに日の浅い私に....。数年前当時の会社を辞めた時に女子社員からもらった花束以来の感激サプライズであった。
花フラ会長のSaitoh本部長が筆者のカメラを横取りし「どこ押せばいいんすか?!」バシャバシャ撮られてしまった以上は自分だけ「竹野内豊」でお茶を濁すという公平性を欠くわけにいかないから、不本意ながら恥ずかしくも公開せざるをえないわけで。

筆者のフレンズもさることながら、ヤングやグリーンズ、花フラ、etc、などいろんな出身チームの垣根を越えて、Kurosu監督代行もこなす29番TakahashiさんやTadai監督も途中参戦、Qの話題はもちろん、真剣勝負の野球の話から、今年の宮前の各チーム戦力分析、過去の経験談やエピソード、僭越ながら筆者のブログの話やくだけた話、オトコならではのエロいジョークなどで話は百花繚乱、夜も更けて野郎どもの宴もやがて終焉。
最後は連盟事務局長Sasakiさんが一本締め。
筆者NikonP100を上段に構え、「みんなこっち向いてぇ〜!」パシャリッ!

これで終わらないのが男の二次会なんである。
宮前区には世にも不思議な「閉店後に開店する」スナックがある。
知る人ぞ知る「スナックマコト」別名「花フラの部室」
Saitoh代表の経営する酒屋さんである。これはまるで浅田次郎の「砂高楼奇譚」のバーのような存在。青山ではなく宮前の違いはあるけれど。

このスナックは明瞭会計、ルールは簡単。入店後おもむろに一人1,000円札をカウンターに放り投げ、ツマミは近くのコンビニから持参する。あとは店内の酒、なんでも飲み放題という、この世にはあり得ない夜の社交場なのだ。しかしこれもKasaharaさんの人徳あってこその成せる技なのだろう。Kさんの傍若無人ぶりで久保田とかの1本数○○○○○円のボトルを開ける時は、Saitoh本部長まっ青になるけれどやがて楽しき笑顔に戻る。筆者も随分堪能させていただいた。Saitohさんの度量の深さ(?)に感謝感謝(^^)
みんな勝手知ったるなんとやらで、思い思いの席についてまた話が尽きない夜は続くよ〜、どーこまでもー、なんであった。

最後に....。
なぜにこんなにまで垣根を越えて野郎どもはひとつの輪=和を築けるのだろうか。
いみじくもこのブログを書く前に、一次会でQの来し方と自身のグリーンズからQへの転身を筆者に熱く語っていたQueens監督Koshimizuさん。もし筆者がハリウッドの映画プロデューサーならば、「ラストサムライ」に凄腕の剣術使いとして起用したであろうサムライ的風貌がぴったりのちょいワル系オヤジである。今日の昼にkoshimizuさんから筆者携帯にこんなメールをいただいた。返信メールで断りを入れたうえで引用する。(但しまだ現時点で承諾は得ていないけれど)
(一部割愛・編集、文責筆者)
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土曜日は、お忙しい中Queens祝勝会に参加いただき、有り難うございました。
K代表から『日頃からブログや写真にとQueensを楽しませていただいている広報部長のTさんに、メダルをプレゼントしたい』と言われ、もちろん大賛成でした。
Kさんに皆がついて行く理由は、こう言った心配りが出来るからだとつくづく思います。
苦節6年、Queens一丸となって勝ち取ったメダルです。喜んでもらえたら嬉しく思います。 
女子野球と言わず少年野球の魅力とは?愛情を持って接すれば、それ以上に応えてくれる、これがオヤジ連中が辞められなくなる理由じゃないでしょうか。
頑張った分だけ協力してくれる人達が増えてくる。本当に嬉しく思います。
宮前区は、半分以上大会が終わってしまいましたが、女子野球はこれからが本番になりますので、また何回も祝勝会が出来るように頑張りたいと思います。 
今度はフレンズと練習試合でも、お願いしたいと思います。
*6月9日(土)は恒例のBBQになりますので、彼女達の最高の笑顔を見にいらして下さい。
長々とすみませんでした。

宮前Queens  
 監督   K.I 
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思わずジンときてしまった。
「監督の器」を見る思いだった。
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2 件のコメント:

  1. しかし・・・・オヤジだらけ(^^)

    みんな醜いじじぃだよね!

    とくに『男の笑顔1』は平均年齢が高い!
    『2』より15歳は高いかも・・・

    でもなんで俺の平日のネクタイ姿が写ってるのか不思議です(^^)

    TADAI監督はブログに載りたいだけの参加だったと思うな・・・(笑)

    ありがとうございました!!

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  2. Kさんどうもです。
    いやいや、なかなかどうして、イケメンオヤジにイケメンジジイばかりです。何を基準にイケメンなのかは人によりますが(^^)

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