2012年6月14日木曜日

OnlyOneとNo.1

フリーで仕事をしていると、とかく人との会話がなくなりがちだ。今日のように仕事の電話を2本かけてメールを数本書いて送り、他人との会話がないかわりに、やたら話しかける相手は愛犬の「りん」という始末。そんな日に限ってTVやラジオで見聞きし記憶に残ったコトバがずっと頭の片隅に居座るわけで。このブログカテゴリーでも「本と言葉」というのがあるけれど、コトバの話に特化してブログを書けばネタは尽きない。
今日はふたつあった。何も大層な立派な言葉ではない...それどころか低俗なコトバなんである。
ラジオで「五感に響く」と聞いて筆者はすぐ言葉を変換....「股間に響く」(^^)
もう一つは、若い女の子が中年男性に対して言った言葉を受けて、
「キミ、おじさんて言うな、失礼だろっ、このおじさんに対して」...アンタも失礼だろって。

さてオチャラケはこのへんで。ここからは結構マジメなブログ。
前出の「言葉の記憶」で思い出した。いつか書こうと思って新聞の切り抜きを引出しにしまっていたことを。朝日新聞の2月ころの記事。小惑星探査機「はやぶさ」のPMを務めた川口淳一郎さん(宇宙航空研究開発機構シニアフェロー)の講演の記事である。(「はやぶさ」は映画化もされているはず)この講演を端的に要約して記事にした朝日の記者の能力も優秀だと思うけれど、川口さんの講演内容の言葉が、一つひとつ筆者の胸に響く。
切り抜きを写真に収めて公開したいけれど、それをやると朝日新聞はウルサイのでやめる。昔ブログに書いたかどうかわからないけれど、「著作権・肖像権・所有権・知的財産権」諸々の理由で、新聞写真を個人ブログといえども勝手に掲載してはいけないんである。法令遵守も大切だけれど、庶民には「大岡裁き」的、懐の深さがあっても良いのではないかと思うのだが....。

いけない、横道にそれてしまった。川口さんの講演の言葉であった。
以下記事を転載しつつ、私見を挟みたい。許諾なしの転載すら本来イケナイ行為であるらしいが、クレジット挿入は最低のモラルなので記載。
2月28日(?)頃の朝日新聞朝刊から

●「閉塞感 アイディアで破れ」...はやぶさが示した日本の可能性
(前略)......
我々が目指したのは、ナンバーワン、世界一になることかというと、正確にはそうではない。ナンバーワンは、決勝で勝てばいい、...(中略)...我々は世界初、オンリーワンになろうとしたのです。オンリーワンであることは自動的に世界一です。
この一文で連想したことはとりもなおさず筆者が携わる少年野球のことである。
大会で優勝することはナンバーワンになることだ。あらゆるスポーツ競技の常でナンバーワンを目標とするのはいいことだ。優勝を逃した、あるいは予選にすら通過出来なかったチームは、ならばオンリーワンを目指せ。優勝したチームにはないものを持っていれば、たとえ負けても胸を張っていい。エラーをしても悔いのない思い切ったプレー、たとえ三振しても一球に対する集中力は誰にも負けなかったという自負があればそれでいい....。

●プロジェクトを進めるうちに、多くのことを学びました。一つは迷うくらいなら、どっちでもいいということ。99点を取る索と100点を取る索の区別に何年もかかっているとプロジェクトは一歩も進みません。....(中略)...。
全くもって目からウロコが何枚もこそぎ落ちた。仕事でどっちのデザインにしようかと迷うことたましばある。悶々と悩むことの時間が実作業に匹敵することすらある。二者択一。自分的にはどちらも甲乙つけ難いけれど、結局は大同小異、どちらもそう変わらないということだ。100点も99点も大差ない。1点の差に拘ることが誇りと思うこともあるけれど、大局的見地で物事を睥睨してみれば実は馬鹿らしくなるくらいどっちでも良かったりすることってあるわけで。
「迷うくらいならどっちでもいい」....肩の重荷が下りる爽快感をもらった。
日々仕事をしている読者の方もそう思いませんか。

●(中略)...同じことをしていては競争力の復活はないわけです。製造の国から創造の国へ変わらなければいけない。....(中略)...。
戦後復興の原動力は日本人の勤勉さと努力を惜しまない国民性にある、とよく言われてきた。欧米の工業技術を学び、資源の乏しい日本は原材料を輸入して加工製造し、更に世界に負けない製品を輸出することで、工業・製造立国となった。しかしもはやそれにも限界がある。今までの技術力は生かしながら更に必要なのは、「創造性」なのだろう。某経済急成長隣国のように、臆面もなく人まねをして創造性のかけらもないのに平気でいられる姿を見ると、なんだか大昔のニッポンを見てるような気がするのは私だけではあるまい。昔の日本が某隣国と同じだったとまでは思わないけれど。「創造性」は「オンリーワン」と同義語なのかもしれない。

●アップル社が宣伝に使った「Think different.」という言葉。考え方を変えてみよう、ほかの人がやらないことをやってみよう、あまのじゃくの勧めと思っています。(中略)...
筆者の小さな脳味噌の片隅といえど常に屹立して存在するのがこれなんである。ド真ん中ではないけれど、いつも頭の端っこにこれがある、厳然と。「Think different.」はAppleのかなり昔、30年も前のIBMかマイクロソフトに対抗する宣伝キャッチフレーズだったと思う。社会人になりたての筆者には衝撃的なコトバであった。そのコンセプトを曲げずに今に至ったAppleは現在世界一のトップ企業となった。ナンバーワンとオンリーワンを同時に獲得したような企業である。Appleに心酔している筆者の場合は結果が伴わずにいるけれど(^^)

講演の記事の最後の言葉だけ転載しておこうと思う。
●...中略.....創造できる国だという自信と希望を持てる、そんなふうに感じさせられたこと、それこそが私たちの成果だと思います。....(中略).....それこそが日本復活、そして復興を目指す方々の励ましになるものだと確信しています。東北だけではありません。日本全体で頑張りましょう。
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