2012年8月17日金曜日

夏のシャワーを浴びに公園へ


人は時折常軌を逸した行動に出ることがある。この連日の猛暑がそうさせてしまうこともあるかもしれない。
このマンションに引っ越してきた昔、知り合いの5階に住む奥さんが、あまりの暑さに辟易し、やおら台所の水道の蛇口にホースをつなぎ、ベランダまで持っていきそこから外へ向かって盛大に放水したのだそうな。スッキリしたそうだ。最初は若干引いたけれど、やがて面白きその発想、粋に感じたものである。

熱中症で亡くなる老人は以外にも屋内でのことが多い。うちは死ぬほど暑くならない限りクーラーはつけないんである。勢い仕事部屋には熱気がこもるわけで。仕事に支障をきたすと判断した時はクーラーのリモコンに手を伸ばすけれど、普段は「夏は暑くて当然」との思いからクーラーはつけない。しかし今日は仕事も緩いし、松井くんの19奪三振も見ちゃったしで、もうここにいる理由がない。遠くの公園からは盛大な蝉の声がぎゃんぎゃん聞こえてきて....。
タラリラリ〜ン♪そうだ、京都へ行こう!
ではなくて、蝉の声のシャワーを浴びに行こう!思い立ったらいてもたってもいられないったらありゃしないったらありゃしないのが筆者。お出かけの際の三種の神器、携帯・煙草・財布に加えて、今日はジーンズの尻ポケットに文庫本をねじ込み、カメラ片手に有馬中央公園へ。このへんでは一番大きな公園である。

数人の小学生がサッカーをやっていた。よほどオジサンも交ぜてちょ、と言いたかったが「オジサン」ではなく「変なオジサン」に誤解されてはたまらんと思いやめた。木陰のベンチに腰をおろしたとたんに鳩が数羽わらわらやって来た。すぐそこ30センチまで来たんである。実は筆者蝉のみならず、鳩とも会話が出来るんである。さすがのDaiGoも鳩の心までは読めまい。「しまった!悪い悪い、食べ物はなんも持ってきてないよ〜。おまえたちが来ると分っていればスナック菓子でも買ってきたのになあ」などと実際声を出して鳩さんに話しかけた。
するとどうだろう「なんだ、そうなんだ、ヘッつまんないの」と、やつらはそそくさと踵を返して立ち去ってしまった。ゲンキンなものである。

蝉の声のシャワー。存分に浴びた。
幼虫時代は7年間地中で過ごし、羽化してからは7日間で一生を終えるということは、世界中で誰でも知っている話である。トリュフを掘り起こすブタだって知っているんである。蝉の抜け殻が夏の郷愁を誘うわけで。こいつはもう一週間経ってころりと逝ってしまったんだろうか、それともまだ今もそのへんの梢で元気にじーじー鳴いてるのだろうか....。

筆者がガキなのか、或いは世のオトコどももみんなそうなのか?元気な蝉を見ると少年時代を思い起こしてしまう。思わずがしがしシャッターを切ってしまうわけで。
ここまではほんの10分くらいであった。そのあと缶ビール片手に文庫本とまったり1時間過ごす。蝉のシャワーを存分に浴び、帰宅後速攻で本物のシャワーを浴びたのは言うまでもない。
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