2013年3月29日金曜日

私信

このブログでは何度か、野球スコアを集計する「EXCEL」のフォーマットソフトのことを書いている。過去のその記事を見てメールを下さり、集計ソフトを多くの方に差し上げた。今年もすでに3,4人の方へ送っているわけで。そのメールのやりとりの文章も、ご本人の了解の上何度か公開させてもらった。

愛知県のMさん。
昨年、マグネットのスコアボードのjpgデータを差し上げて、素人ながら手作りの力作を作られた。もちろん集計ソフトも大いに活用しているそうだ。
これはフレンズのマグネットボード2013年度版。

そんなMさんから今年2月に久々にメールをいただいた。
チームの卒団式の写真を送っていただいたんである。凄く嬉しいことだ。こうして何かしらささやかながら全国の少年野球のお手伝いが出来、役に立っていることを実感できるのだから、これは制作者冥利に尽きるというもの。白い枠内がMさんの力作ボード。

数回のメールのやりとりのうちの、ひとつの往復書簡をMさんの承諾を得たので公開したい。こんな母や父が全国にもたくさんいらっしゃるのではないかと思うと、とても嬉しい気分になってしまう筆者なんである。

以下、メール文をコピペ。ちょっと長文。

Mさんから(2013年2月10日)
T様

   この度は幾度とお手数かけました。
   縮小して何度か送ってみたんですけどすごく小さい写真の
   サイズにしか送れなかったのはとても残念でした。
   小さくなってしまいましたが確認していただいた写真は
   卒団式のもので弱小チームと言われながらも頑張った
   証を写した写真でした。うまく送れたら子供たちの写真も
   見ていただきたかったので残念です。
   それと・・・Tさんに頂いたスコアボードのデータを基に自分なり
に頑張って作成したものも小さなサイズになってしまった写真に
   写っていたので見ていただきたかったです。
   
   Excelのスコア計算のデータは何とか無事に集計でき我が
チームも勝ち星を多く試合結果を残すことができました。
   本当に助かりました(^^)/
   スコアボードは・・・これこそ役立ち、10人しかいないチーム
だったので誰がランナーコーチに行くか、とかすぐに確認できる
ようにしたので試合には欠かせず子供たちも自然に攻撃の時はまず
ボードを確認するくらい必須アイテムとなりました。
   卒団式の時には「欲しい!」と言う子もいましたが、
「私の宝物だからダメ」と大人げなく言っちゃいました。

   本当にいろいろとTさんにはお世話になったのでお礼が言いた
かったので画像と併せてメールをしたかったのですが、
本当にすみません(><)

   改めて・・・ありがとうございました。

   今後はしばらくは休憩ですね。少しさみしくなりますが・・・。
   子供は中学の野球部に進むようです。
   主人は13年のちびっ子チームに降りて再度コーチをする事と
なりました。その学年も人数が少ないので私の力作が再度活躍
するかもです。
    
   今後ともブログは拝見させていただきますので今後ともよろしく
   お願いします。また、何か困ったことが出てきたらお助け下さい。
   (^^)/

   お孫さんの体調はいかがですか?
   遠方からですがよくなることを願っています。
   Tさんも笑顔を絶やさず前向きに接してあげてください。
   大丈夫です!みんなが応援してくれてますよ。

   後半はかなり偉そうなことを書きましたがお気を悪くされて
しまったらごめんなさい。
   今後とも変わらぬお付き合いの程よろしくお願いします 
   ありがとうございました!
                                             愛知県:S.M 
------------------------------------------------------------------------------
筆者から(2013年2月11日)

S.Mさま 
昨日は失礼しました。
人数の少ないチームでも頑張れば報われることの証拠ですね。
優勝おめでとうございます。

うちのを参考に手作りされたスコアボード、是非写真が見たかったですねえ。
確かに次のランナーコーチャーは誰が行くのか、メンバー交代になったら自分の打順は誰の次なのかなど、子どもにとっても使い道は結構あるもんですね。こちらのQueensという宮前の女子チームに作ったボードもそんな風に同じように使っているようです。
ただ、炎天下置きっぱなしにしてるとすぐ褪色しちゃって、困りものですが。
Excelも十分に活用されてるようで、嬉しい限りです!

ご主人もコーチとして残るとのこと。
私もそのクチでしたので、これからは親コーチと違って別の楽しみがあることでしょう。自分の子どもがいないと、手かせ足かせがなくて、違った視点で指導出来ますよ(^^)卒業後もMさんもたまにはグランドへ行ってみたらどうでしょうか。

Minamiのことまで気にかけていただき恐縮です。
周囲の仲間からも励ましの言葉をたくさんもらい、気持ちは吹っ切れてます。前向きに考えないとどうしようもないことですからね。
おかげさまで治療は順調のようです。見舞いに行けない(親以外はダメ)のが残念ですが。
偉そうにだなんてとんでもないです。こうして気遣っていただけるだけでも幸せです。
逆に本当にありがとうございます。

こうして丁寧に感謝のメールをいただけると、私も嬉しくなっちゃいます。
いかがでしょう、出来れば「晴耕雨読」で今回のメールを紹介したいのですが。
もちろんNGでも構いません。


息子さんは卒業で淋しくなることでしょう。でも少年野球シーズンはもうすぐ開幕です。

息子さん、中学行っても野球がんばって欲しいですね。


Mさん、この度はありがとうございました(^-^)/!
  

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2013年3月28日木曜日

成長の1ページに立ち会うこと


仕事が若干忙しくなってきちゃったわけで。先週日曜も高津遠征には帯同できず、今週も3次曲面を持つ青山の店舗ファサードのCAD図面を描かねばならず、週末日曜の少年野球はビミョーな状況である。更に作りたくてウズウズしてるのに実行までに至らないQueensのマグネットボード制作や、ワタクシゴトでも新潟に行かなきゃならない用事、愚息の婚姻入籍を前にご両親との初対面の席を設けるなどなど、座布団を温める暇がない。

昨日はお台場で打合、今日は夕方から大宮で現場打合。
電車に揺られることが少なくなった今、遠くへ仕事で遠征するのは....嫌いではない。
ナゼか?
本が読めるからに他ならない。サラリーマン時代や恵比寿に事務所を持っていた頃に比べて、今は読書量が極端に減ってしまった。昔の一兆分の1くらいに。今日も大宮へ行ったのだけれど、駅のホームでiPhoneに入っているMr.Childrenのベスト盤1992-1995を再生し、大宮に着いた時がちょうどアルバム一枚聴き終わる頃であった。電車移動のその間、ずんぶり、ずぶずぶと本の世界に浸り込んだのは言うまでもない。

これからこの作家にハマりそうな確かな予感。以前も書いたような気がするけれど、奥田英朗の直木賞受賞作「空中ブランコ」。果てしなく面白い。最後の一滴まで面白い。正に遠い将来「晴耕雨読」を実践出来る日が来たのなら、雨の日以外でも毎日読んでみたいと思う作家である。

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首都圏にある「伊良部総合病院」の薄暗い地下にある精神科には様々な患者が訪れる。ここの担当医師は院長の跡取り息子である伊良部一郎。緑のポルシェに乗りカバ並みのデブで短足、髪の毛はボサボサ、自分の欲望を叶えるには金に糸目をつけず、犯罪まがいのことでも平気でやっちゃうし、話し言葉と思考能力は5歳児と同じレベルのとんでもない男なんである。半面子どもと同じく純真無垢で、患者は最初は彼に反駁するも知らず知らずのうちに、彼のペースに巻込まれいつのまにか精神の病が癒されてゆく展開。診察室にはケバイ化粧の胸元ぱっくり、ミニスカートのナース服を着た美人看護婦がいて、無口で無愛想いつもベンチに寝そべって雑誌を読んでいる女がいる。ほとんど注射をすることしか仕事のない女である....。

こんなシチュエーションだけでも読書魂に火がついちゃうのであるが、今日書きたかったのは、少年野球「晴耕雨読」であるからして、野球にまつわる短編なんである。
余談ではあるが、願わくば一度でいいからこの伊良部一郎なる人物と酒を飲んでみたいと思う筆者なんである。

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「ホットコーナー」
奥田英朗著 文藝春秋社刊 2004年「空中ブランコ」収蔵

ドラフト指名で名門東京カーディガンズに入団以来、プロ入り10年目のベテラン坂東真一はチームをしょって立つ三塁手のスター選手だ。ゴールデングラブ賞も何度も獲っていて名選手の呼び声も高い。しかしチームメイトを仲間と思ったことはない。チームメイトではなくレギュラー争いをするライバルである。その坂東があることがきっかけで、突然三塁から一塁への送球が全く出来なくなる。投げるボールは全て暴投、焦れば焦るほどコントロールが利かなくなってしまう。周囲から精神科を勧められしぶしぶ「伊良部総合病院」の伊良部一郎のもとへ。
ドアをノックすると
「いらっしゃ〜い!」と伊良部一郎の間の抜けた声。
「へえ〜、プロ野球選手なの、凄いね。じゃあ今度イチローのサインもらって来てよ」
「馬鹿言わないで下さい。そんなもんもらえるわけないじゃないですか」
「そーなの?んじゃあ、貴乃花のサインでもいいよ。注射10本分サービスするからさあ。ねね、いいでしょ」

頭で考えていることが体に正常に伝わらなくなる「イップス症候群」
ゴルフのパッティング・イップスというのが有名だが元々はピアニストの指が動かなくなるのを指して言ったそうで、どんな職業にも潜在する精神病なのだった。形態は違うが筆者も仕事で軽くこれに似た状態に陥った経験があるし、昔バッティングピッチャーをやっていて、気持ちが焦るほどストライクが入らないことや、ノックの時もこの子には絶対正面のゴロを打たなきゃと思えば思うほど、あさっての方向へ打ってしまうことがあった。

坂東の症状は一向に治る気配もなく、スローイングは右へ左へ上に下に暴投を繰り返すのみ。そんな折り伊良部は病院仲間の草野球に参加することに。伊勢丹外商部に届けさせた5万もするプロ仕様のグラブ持参で。誘われるまま現役プロの坂東も参加する。
うららかな日曜のグランド。厳しいプロの世界とは正反対の、腹の出た中年オヤジや女子も混じっての楽しい野球だ。空では天高くヒバリも鳴いている。坂東がふと近くを見回すと幼児が独りで壁当てをしていた。
「ぼく、おじさんとキャッチボールしようか」
「.....うん」
幼児なので当たり前だが5メートルの距離でもとんでもないノーコン。
伊良部の言葉を思い出す。「コントロールってなんなのだろう?」
一球どんぴしゃのストライクが来た。
「おっ凄いぞ」とたんに子どもの目が輝いた。
1メートル下がらせてもう一球。今度もストライク。
「いいぞ、今の感じを忘れないで投げてごらん」

このブログで書きたかった一文にやっとたどり着けた。
このシーンのあと作者奥田英朗氏の文章をそっくり抜き出してみたい。

続けてストライクが来た。1メートルほどうしろに下がる。それでもストライクが来た。
乳児が立ち上がる瞬間を見た気がした。この子の成長の1ページに、自分は立ち会ったのだ。

これなんである。
これこれ、これである。少年野球コーチの醍醐味と言ってはおこがましいけれど、この時のほんわりとした感覚が忘れられず、未だに飽きもせずコーチをやっているのだ。乳児から幼児へ、幼児から少年少女へ、それぞれの子どもの成長の1ページに立ち会うことが出来ることほど素敵なことはない。

坂東はその子に返球する時は取り易いようにワンバウンドで投げていた。優しくぴったり胸元へ行くように。伊良部が言った。
「ちゃんとキャッチボールしてるじゃん。治ったんじゃないのぉ〜」
「子ども相手に、ワンバウンドで返球してるだけですよ」
「そっちのほうが難しいじゃん。相手が捕れるように、同じ場所に同じ角度でワンバウンドさせなきゃいけないんだから」

見る見る間に心の闇が晴れていく坂東.....。空のヒバリにも追いつくほどに心が舞い上がる。
うちのYanagisawaフレンズ代表がキャッチボールの時によく言う言葉。
「キャッチボールは相手への思いやりだ。ノーバンでもワンバンでも、相手がいかに取り易いボールを投げるのが送球の基本」

最後は身長よりも高いクソボール球に、飛びつくように食らいついた伊良部のバットが快音を放ち、天高くボールが舞い上がるのであった。

+++++++++++++++++++++++++++++++++

奥田英朗さんの原文を作者及び文藝春秋社になんの断りもなく引用させていただいた。
また、部分的に原文を多少アレンジしてしまっていることは、作者に対する冒涜であろうと自省するも、勢い余って書いてしまった。個人ブログとは言えひたすらごめんなさい。

この小説に興味を持たれた活字中毒者及び野球大好きブログユーザーは是非、出版不況を救うささやかな一助となるべく、書店でこの一冊を手にして、レジへ迷うことなく直行してみるべし、....なんである。

因に筆者、BOOKOFFで105円でこの感動を手に入れた。
出版不況救出になんも寄与してないか....。




2013年3月26日火曜日

8球の桜

8球の桜?...タイトルからして、何やらドラマチックな野球話を連想された方には申しわけなし。筆者の戯れ言短文ブログ、出先のiPhoneからである。
通称「はちたま」のフジテレビの例のアレである。
朝イチ台場で打ち合わせがあり、いつもはそそくさと帰路につくのだが、桜の香りに誘われてすぐ隣のフジテレビに足を運んだわけで。
「あっ!あそこにカトパンがっ?!」…いるわけないか!(◎_◎;)
フジに入社して間もないころ、渋谷のスクランブル交差点でロケ中の彼女を見かけて以来の、隠れファンなんである、筆者は。一般通行人とは天と地ほどの差があった。放つオーラがじぇんじぇん違うんである。

ここにカトパンがいるのかと思うと、ちょっぴりドキドキしてしまう、おバカな筆者、早く帰って仕事しなきゃと駅に向かうのであった。
台場「はちたま」なう。
iPhoneからアップ(^-^)/

2013年3月24日日曜日

桜満開


春爛漫、フレンズ恒例花見大会なんである。仕事をそそくさと中断し、いそいそと2013年フレンズ花見の会場、横浜山田富士へ。横浜国際プール近くの有馬小ドームから歩いて10分ほどのところだ。毎年天気が悪いし寒いのが常であるけれど、今年は.....ビミョー。天気良くはないけれど寒いと感じるほどではない。曇天の下大勢の花見客、ほとんどが近所の家族連れでにぎわっていた。

普段から若い母たちが、選手のちいさい弟妹たちをグランドへよく連れてくるのだが、この日も家族総出でたくさん参加してくれた。Yanagisawa代表、Kanedaコーチはこの子たちに目がない。抱っこしまくり大会なんである。Kamiya家の第四子Kukuに至っては、生まれてからこのかた、延べ人数500万人くらいの他人に抱っこされてるんじゃないかと思う。

子どもたちは山のほうへ遊びに行ってほとんど帰ってこない。我々オヤジ、母、その家族連中で酒宴が続く。
こっちでは臨時野外女子会開催。
あっちでは何やらKanedaコーチとSone母が延々会話をしているし。
サンダースTsudaさんのブログを見て思い出した。ちょっと筆者の帽子をこんこんと寝ているKukuの頭に被せてみたり。将来はフレンズ入部はもちろん、Queensにも入ってくれることを願ってやまない。

おおよそこの人の行動パターンは想定出来る。わっと来てセクハラまがいのガハガハ笑いで受けを狙い、飲んで酔って寝て、そしていつの間にか去っていくんである。それでもかつては理事を務めたAraganeオヤジなんである。昭和オヤジのサラリーマンの究極の宴会芸であるところの、どじょうすくいよろしく鼻と口に割り箸をつっこんでみたものの、あまり周囲に受けずにいつのまにウトウト。花粉症か風邪か、目と鼻からタラ〜リ、タラタラ。良く言えば映画ブレードランナーのラストシーンでルトガー・ハウアーが雨に打たれてるシーンのようでもあるが。それを想起してしまった自分を恥ずかしく思う。皆、やんややんやの大笑いで、ブログに載せろとのご要望。気がつけばいつものようにオヤジは想定内のご就寝であった。

あちこちで大縄飛びなんぞで遊ぶ子たち。
曇り空で過去最短記録の桜満開の雰囲気を存分に味わうことは出来なかったけれど、それなりに楽しめた半日であった。

帰宅後クライアントからメールあり。
明日の高津区との練習試合は仕事で参加できそうもない。今のうちにブログを書いてしまおうと頑張ってみた今日このごろなんである。
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2013年3月23日土曜日

桜、散る

今日は3月22日。桜満開の春爛漫、気分は上々、意気揚々で、意気軒昂の順風満帆であるはずの季節。しかし春季大会においては我がフレンズは「桜、散る」なんである。

2回戦、対南菅生ワイルダース。試合前にShimizu夫妻がご挨拶にいらした。Queens繋がりなんである。先発投手はQのHinata。先日のヤングHimariにも驚かされたけれど、久々に見たHinataの投球にもびっくり仰天。大きく振りかぶった初動のフォームからぎゅんっと低くなり、若干サイドスローぎみから繰り出されるボールは、あたかもソフトで言うところの「ライジングボール」のようにきゅるきゅる競り上がりびしっとミットに納まる。こりゃなかなか打てんわいと、思ったのは筆者だけであろうか。今年のQも期待しちゃう広報部長なんである。半面この闘いヤバイぞっと。
とは言え、ここはFのコーチである。絶対負けたくない。どうしても上に行きたいのだ。なぜなら全国制覇に繋がり、ひいては少年野球世界大会に行ける可能性があるからなんである。(※大風呂敷を広げるにも程があるってもんだけれど。或いは「身の程知らず」とも言う)

Shimizuさんがベンチ入り。
Yoshikawaさんがセカンド塁審。
Otsubo監督はタイムをかけて何やら言っている。
もし、筆者が監督で、作戦面的指導以外に選手の緊張感を解くためにタイムをかけたならばこう言ってるだろう。
「やいやいやいのやい。6年生はぼちぼち毛が生えてきてんじゃあないんか?もっと、しっかりやれっ」
または、
「この場面もし点を入れられたら、おめぇら今晩メシ抜きだかんな。とーちゃん、かーちゃんにガッツリ言っておくから」

結果はF4安打に対してWは7安打のスコアは7:2で桜、散ってしまった。

意図せず良い写真が撮れることがまれにある。瞬間を切り取るのが写真だ。ほんの一瞬前とほんの一瞬あとの、そのハザマでシャッターを切ったときにそういう絵を獲得出来る。
3塁、塁審はKatsuさん。
三者三様の絶妙な構図もさることながら、氏の審判としての眼差しに、なんだかちょっと感動しちゃったわけで...。

最後に全く話は変わる。
今TVニュースを観ながら書いていたんだけれど、知らなかった、小田急線下北沢駅から地下に潜ってしまうだなんて。マジか?「シモキタ」は筆者青春のド真ん中を過ごした街。
なんだかなぁ〜...。
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2013年3月22日金曜日

「自然の摂理」解答編

♪西から昇ったお日さまが、東へ沈む〜♪
これでいい〜のだ〜....わけないわけで。(天才バカボンより)
太陽は東から昇り、西に沈むのが、自然の摂理というもの。これは見かけの運動であってプトレマイオス的天動説なわけで、実際には地球が太陽の周りを1年かけて自転しつつ公転し周回するコペルニクス的地動説が正しい。それでも我々ニンゲンには、太陽が空をゆっくり移動しているように見えるのは致し方ない。そう考えると、我々は自分でくるくる回りながら、猛スピードで宇宙空間を常に移動していることになる。なんだか立ちくらみしそうになる。

さて、昨日のブログ冒頭でこの写真にまつわるクイズを出した。
写真の上、下、どちらが試合開始前か、試合終了後か?
全世界からアカデミックな読者から多数の回答をお寄せいただいた。なんと2コメントも。

正解はコメントを書いていただいた方のとおり、上が終了後で下が試合開始前である。
試合開始は手元のスコアブックによると、12:03のほぼ太陽が南中時である。それから約1時間後の写真が上のもの。太陽の動きによって物体の影の方向が変化するのは猿でも知っている。太陽を背中にした左端の10番キャッチャーTakutoの持つ影は、下はほぼ左横へ伸びているのに対して、上の試合後の影はかなり角度が変化している。
要は「日時計」の原理で時間の経過がわかっちゃうんである。
ちょっとスケッチを描いてみたのがこれ。
但しこれはプトレマイオス的回転的漫画だということを小学生の諸君は忘れてはいけない。本当はコペルニクスのおじさんが言ってるように、地球が、つまりキミたちが回っているんだかんね(^-^)
野球のベースは反時計周りだけれど、太陽は見た目、時計回り、東から西へつまり左から右へ回っていくんである。

森羅万象を見た目だけで判断してはいけない。人を見た目だけで判断してもいけない。でも肉眼で見た事実を元に、自分の思考力でその裏も読み取りながら判断することが肝要である。
ナニ言ってんだオレ?
安ウィスキーが頭に廻ってきたようなので、このへんで。
春季ワイルダース戦のブログはいずれまた。
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2013年3月21日木曜日

クイズ「自然の摂理」

イキナリではあるけれど、まずこの2つの写真を見比べてほしい。
さて問題。
これは春季大会試合前と試合後に撮ったホームでの集合写真なんである。さて、どちらが試合前でどちらが試合後のものであるか?(上・下は関係ない。)
ユニフォームが泥で汚れていたりしたら、そっちが試合後となるわけで一発で正解出来るだろうけれど、それはない。因に写真加工などもしていない。
あなたは見分けられるであろうか。この写真だけで推理してほしい。背番号も関係無し。写真クリックで拡大。てゆーか、拡大しないと分らないかも。スマホでは判別出来ないはず。(ヒントは末尾に)

春季大会1回戦相手は、昨年死闘の末1点差で逃げ切った「向丘キッズ」
以来リベンジを誓って何度か練習試合のオファーがあったけれど、うちの都合で実現せず。年が明けて春季初戦が奇しくも向丘キッズなのであった。今年から宮前連盟に加入をした新しいチームであるけれど、実は3チームが合併して昔から活動していたれっきとしたチームなんである。

プレイッ!
初回は互いに凡退し迎えたフレンズの2回裏の攻撃。先頭打者Hiroが右翼前安打で出塁し、7番伏兵Yuusukeのセカンドゴロの間に本塁を踏み先制点。
3回表にはキッズも似たような展開で同点に追いつき、振り出しに。
しかしその裏、Fの攻撃ではランナーを塁に置いて4,5,6番がクリーンヒットの3連発で一気に4点を奪取。5:1とリードする。
4回一死で筆者ここで仕事の電話が入り、スコアラーを中断、師匠のKanedaコーチにピンチヒッターを依頼し、戻ってみれば三者凡退であった。
4回裏もFは1安打のみであったが相手エラーに乗じて更に4点を加点、試合を決定づけた。4回終了時7点差以上の点差にてコールドゲーム成立。9:1の快勝。

ベストプレイヤーは、Mamoru、Hiro、Takutoの三人。
まずは手堅く1勝といったところか。
しかし、この日曜開催のブログを書いている今は、20日の水曜日。きょうはもうすでに2回戦ワイルダースとの試合があった日である。結果は....。

先日のWBC準決勝のリアルタイム放送の視聴率は平日午前にもかかわらず25%で、負けたと分っている同日夜の再放送のそれは、4%にも満たないものであったそうだ。
何をか言わんや。

さてさて、冒頭の写真問題はお分かりだろうか。
ヒントは....「天才バカボン」のテーマソングと、今回のこのブログのタイトル「自然の摂理」なんである。オトナ正解率は、筆者の予想ではおそらく38%くらいであろうか。
次回、正解を発表しちゃう(^-^)/
もしお分かりの方はコメント欄にふるってどうぞ。
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2013年3月20日水曜日

春季・鷺沼ヤングホークス

うちとの対戦でなくて良かった。春季の稗原小ドームでの第一試合は鷺沼ヤングホークスと水沢ライナーズであった。骨折で入院していたKurosu監督は昨日退院したばかり。グランドへ一緒にゆっくり歩きながら談笑す。足首にはまだボルトが入っているそうだ。そういえば、鷺沼駅前の居酒屋「庄や」のヤングの焼酎ボトルはまだ入っているのだろうか?なんちゃって。筆者の配偶者も昔骨折して足首の骨をボルトで繋いだが、結局未だに抜かずにいる。それ以来こっちがゲンナリするくらい益々元気なんである。

ヤングのピッチャーはこともあろうに春から肩を故障して投げれないのだそうだ。そこで白羽の矢が立ったのが、Queensの新主将でもあるHimariが先発だった。以前のブログにも書いたが、この子は普段の可愛らしい笑顔と、試合の時の真剣な面持ちのギャップが素敵だ。昨年のイメージと比べ格段の投球スピードと、重そうな球を投げるのには驚いた。立派に一線級の投手として男子に引けを取らない活躍が出来るに違いない。Queensのこともあり、筆者の娘もピッチャーをやっていた記憶も重なり、益々オジサンはメロメロになっちゃうんである。
応援ベンチにカメラを向けると、花粉症マスクが軒を並べていた。
どれどれナニナニ、ベンチ以外の大人の数14人に対してマスクマンは....なんと11人!打率で言えば7割8分6厘の超重量打線であった。
試合前にMochida夫妻にQueensの帽子の入手方法を訊いた。
「Qに行った時、なんかこのフレンズの帽子ではちょっと肩身がせまくて...」
Qの広報部長を自認する以上は、帽子くらい被っていなくちゃ申し訳ないと以前から思っていたわけで。するとモッチー母が、
「それはそれは、こちらこそ気がつかなくてすみませんでした」
逆になんという気遣いようであろう。プチ感動してしまった。更にモッチー父は、
「Tさんなら、帽子と言わず何でも言って下さい、用意しますから」
「いやいや、おこがましくもそんなそんな、ちゃんと代金はお支払いしますんで」
「いやいや、なんのなんの、.....」
で、筆者一発ジョークを飛ばしてみる。
「じゃあ、お言葉に甘えて....クルマを1台!」
三人破顔一笑でいよいよ試合開始なんである。
(K代表、帽子はLサイズでお願いします。筆者の後頭部はエイリアンのようになっているので、Lサイズまたはアジャスター付きでないと被れないんである)

試合は以外にも(ライナーズには大変失礼)序盤は拮抗した展開で両者無得点の展開。思いのほかライナーズの善戦にヤング苦戦。しかし、中盤からヤング打線に火が付きタイムリーの連打。

こんな場面が写真に切り取られた。
ランナー2,3塁。背番号4番Gentaくんがタイムリー安打で3塁走者帰還、すかさず2塁ランナーHimariはというと、ちゃんと打球の行方を確認しながら3塁を周り、猛然と加速し本塁ベースを踏む。電光石火の展開。

ライナーズ2番手はFuukoであった。彼女もQueensにも籍を置く選手である。奇しくもQueens女子投手対決となってしまった。バックホームでちゃんと本塁のカバーに走り込んでいた。野球のセオリーだけれど少年野球でちゃんと出来る子は案外少ないと思う。偉いぞっFuuko。試合後、帰り支度をしていた両者、偶然目撃したんであるが、HimariがFuukoに駆け寄り「なんか、ゴメンね」とにっこり。Fuukoもにっこり。またまた、プチ感動しちゃった筆者なんである。

さてさて、ライト方向からヤングベンチを撮ってみた。ちょうど昨日から現場復帰のKurosu監督、去年から帰国子女となりヤング復帰のIshikuraさん、宮前連合チームコーチも務めるTakahashiさんが、良い感じに画角に納まっていた。これがオリジナル。

これを写真に撮った時、背景の「3年」という引っ掛け看板との対比を見て瞬時に閃く。中坊並みのイタズラ好きの筆者、またしてもむくむく、パロディー魂に火がついた。こんな写真合成してみる。鷺沼ヤングホークスファンには永久保存版なんである。

さて、我がフレンズの春季大会、ヤングのブログに現(うつつ)を抜かして、初戦の向丘キッズ戦のブログを書かざるうちに、明日はもう2回戦目の南菅生ワイルダース戦であった。
う〜ん、どーしよー!?
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2013年3月19日火曜日

春季開幕

待ちに待ったと言うべきか、もう来てしまったのか、と言うべきか。
宮前少年野球の春季大会が開幕なんである。早春らしい、晴れやかな青空のもと、宮前少年野球の甲子園、第一公園スタジアムで開会式が行われた。
今回のブログは写真の点描コラージュ中心でいっちゃおう。

グランドがキレイになった。宮前区が工事業者を入れておそらく表面を多少削り、均(なら)してくれたのであろうと思う。うんうん、いいぞ気持ちいい。
開会式の前にはいろんな人と挨拶、談笑。連盟事務局Ohtakeさんには「Tさん、いつから映画の脚本家に転身したのよ」だのNishumuraさんに至っては「途中まで読んで本気でこの映画観に行こうと思いましたよぉ。アレ、絶対映画化してね」とかとか、東京とっかとか局。QueensのYamaguchiさんやMochidaさんとは、マグネボードの話や極秘(?)DVD制作の話など。Kasaharaさんは持病の腰痛が悪化していたが、筆者が「若い頃腰を酷使したんじゃないですかあ?」と言ったら、「ガハハハ、若い頃?俺は.....」といつものKasahara節が炸裂し安心した。マイクを持たせたら丘の上をステージに見立てて独演会が始まったかもしれない(^-^)

開会式ともなるとある種神聖な空気感が漂うわけで、父兄などはなかなかグランドへは足を踏み込めないものだ。勢い写真撮影も丘の上からの撮影となってしまう。しかし筆者は、開会式でも平気でグランドを徘徊しちゃうんである。もちろんファウルグランドの範囲内ではあるけれど。レフトから5万の大観衆を眺めてみると、心無しか例年より多くなっているような気がする。アップで撮ってみたのをコラージュしてみた。イタズラ心がむくむく湧き起こり、この中に「ウォーリーを探せ」のウォーリーを紛れ込ませようかと画策するも、力つきて断念。

行進が始まった。今年から連盟加入の「向丘キッズ」を含め全22チーム。富士見台ウルフは相変わらずキッチリしてるなあ。ストッキングを見せる面積も統一されているし、アップシューズもみな同じメーカーで統一しているようだ。さすがである。身長を1.5倍にすればそのまんま早稲田実業の甲子園行進である。Queensは新主将のHimariを筆頭ににこやかな笑顔の行進。みんな可愛いぞっ。フレンズは行進の練習をした成果が少しはあったようだ。トップチームには遠く及ばないがそれでも「やれば出来るじゃん」的にちょっぴり嬉しく思った。行進の練習は大衆の面前で恥をかきたくないから、というマイナーな意図もあるが、「チームワーク」や「心をひとつ」にするなどのプラス思考的本来の目的もあるんである。

広告マンのNishimuraさん、なんか痩せたなあ。
Yoshikawa、Kasahara、Matsui3氏のスリーショット。
神妙な顔で宣誓を聴き入る選手たち。
リトルグリーンズの主将の選手宣誓のあとは、全員でグランドに一礼し終了。

今日のブログもここで終了。
このあと稗原ドームへ移動し、鷺沼ヤングホークスの試合、うちのフレンズの試合ブログは、また次回なんである。

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2013年3月17日日曜日

沈むオレンジの太陽

今晩のうちに書いておこうと思う、今日のオレンジボールブログ。明日からは宮前春季が始まっちゃうからだ。結果はiPhoneからアップしたように5:1の完敗であったけれどもね。

昔千葉マリン球場で関団連という大会で、人工芝のグランドを踏んだことがあったけれど、少年野球場でこいつに出くわすとは思わなんだ。ボールが弾まない上に、下地の問題か、イレギュラーバウンドが激しい。横道に逸れるけれど、WBCでは日本のプロは人工芝に慣れきってしまっているが、大リーグ球場はほとんどが天然芝らしい。このへんに明暗が分かれる可能性もあるという。(某スポーツ紙ネット版より。サムライなんだから天然芝や土の匂いは身にしみているはずだ。大丈夫さ!)
本塁からレフト線を眺めてみた。アレレ?
遠目には白線はラインカーで石灰が引いてあるのかと思いきや、白いラインのところだけは白い人工芝が張られていたんである。ナルホド....。(クリックでアップの写真に)


慣れない電車通勤のせいか、または慣れない人工芝のせいか、はたまたこれが実力なのか、シートノックではポロリの連発。対して葛飾アニマルズのショート君は凄かった。Aチームでも十分通用するスーパー3年生。バリバリの6年生をA3からA4サイズに71%に縮小コピーしたような子だった。


うちのエースRuiは良く投げきったと思う。2回、4回の下位打線6,7,8,9番には8打者に対して1個の味方エラーを除いて7個の奪三振。上位打線からも3個奪っている。しかし、相手投手も重そうな球を投げる豪腕投手で、1,2回は打者7人に対し1個の死球を挟み、6者全て連続空振り三振。相手投手を褒めるべきか、うちの打線の不甲斐なさを嘆くべきか。



うちは実力の半分も出せないまま、2安打のみの1点。(2安打とはいえ、筆者のサービス記録。プロ並みに厳しくつければ1個の内野安打だけであった)葛飾アニマルズは例のショートで主将のK君が3打数3安打3得点で大活躍、さんざんな目にあった。3番A君も2の2、スリーベース1、4番Y君は2打点...。序盤は抑えていたものの、中盤から打たれてしまったんである。
しかし、東京の強豪に対してフシギとボロ負けしたという感覚はない。
小さい子たちにはとても良い経験になったはずだ。
オトナの都合だが、宮前代表で出場している以上、宮前連盟には申し訳ない思いであるが。


試合後、春を感じる公園の植え込みでふと足が止まった。
何の樹だろうか?
上から見下ろしていたら、ムクムクとある連想が頭に浮かんだ。これって、北海道とかの並木のジオラマ、ミニチュアみたいだなあと。あと一週間もすればミニミニ桜が満開になったりしたら楽しいだろうな。


おお、そう言えば更に妄想が膨らむ。
確か「冬のソナタ」にもこんな並木道があったはずだ。ハワイのマカデミアナッツチョコのお土産くらい甘ったるい、ヨン様の笑顔が思い浮かぶ。冬ソナロードとか言う、これこれ。


速攻ローアングルで撮ってみた。
いたいた、例の二人が。まるで「不思議の国のアリス」のようだった(^-^)


電車を乗り継ぎ、ホームグランドへ帰還。
夕方まで明日からの春季大会に切り替えての練習。日が長くなったなあと実感。今日はバイクじゃないので帰り道は久々の徒歩でとぼとぼ帰る。地元を流れる「有馬川」を渡った時、ちょうど夕日が沈んだ頃合いの夕まぐれに出くわした。iPhoneで撮ってみる。


橋を通り過ぎようとしてふと、再度西を見てみる。我が目を疑った。
そこには鈍くオレンジボール色に沈むオレンジボール太陽があったんである。

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