2013年7月14日日曜日

夢に無我夢中

夏休み前なのにもう秋季大会開幕なんである。ブロックリーグ戦を経て決勝トーナメントへ進む宮前でも大きな大会なんである。じわっと暑い日曜の朝であった。

第一公園スタジアムへ着き階段を上ったら、3塁側ベンチにやたら存在感のある大きな背中が見えた。鷺沼ヤングホークスの名将Kurosu監督であった。
「Kurosuさん、おはようございますっ」
「おう、どーも」子どもたちよりも真っ黒に日焼けしていた。骨折入院からかなり立ち直って元気そうだった。
「ずいぶん黒いですねえ」
「ん〜、だって練習してるもん」
「またまたぁ〜。ゴルフの練習じゃないんですかぁ」
なんて口をききながらニンマリ。

ネット裏の連盟本部に行き、フレンズキャップから連盟帽子へスイッチ。
KasaharaさんとQの待ち受けの話をしていたら、Fの引率コーチNishinakaさんが呼びにきた。「ちょっとTさんも写真に入って下さい」プロカメラマンによるチームごとの記念撮影に筆者も首を並べるハメに。その後自分のカメラでも一枚パシャリ。ファインダーを覗くとどうも様子がおかしい。うちのアンポンタンどもは何やらやたらニコニコしているではないか。ワカッタ。筆者の後ろでこっそり花の台フラワーズ(キターッ!織田裕二の出身チーム)の監督Tadaiさんが、子らを笑わせてくれていたのだった(^-^)/
Tadaiさんも入場行進の指導に余念がない。

更にQueensである。近年女子野球が盛り上がってきた。女子プロ野球もある。Qのメンバーもただ今増殖中のようだ。ほとんどの子が宮前の出身母体チームと選手登録を兼ねているため、ユニフォームの上はQで、ソックスなどは出身チームのものを着用している。売れっ子モデルたちだけにあっちで撮影、すぐに着替えてこっちで撮影、忙しいんである。

ここで宣言しちゃうんである。
少年野球「晴耕雨読」史上、最大最多の写真掲載になっちゃうことを。
連盟の帽子を被っている以上、フレンズのみならず宮前の少年野球全体を盛り上げる使命を帯びているんである。
がっつり、ばしばし、1チームごとの行進を激写。普通なら写真編集で1,2枚にまとめてしまうんであるが....。これをやるには実は気が遠くなるほど面倒なんであった。よって全20チームをそのまんま一気に掲載しちゃうんである。これを見るには今のうちにトイレに行き、部屋を暗くしてポップコーン片手にパソコンを見る必要があるかもしれない。
無謀で怒濤の20連発なんである。




















20チームというのは正確ではない。もう1チームあるんである。連盟肝いりのスペシャルチーム。やはり特別バージョンでエコヒイキしちゃう我がQueensの姫たち。
主将Himari始め、みんな何が可笑しいのかニッコリしながらの行進。昔の人は「箸が転んでも可笑しい年頃」とはよく言ったものだ。女子の特権であり、女の子はこうでなくっちゃなんである(^-^)

Souma会長挨拶。更にレフト線から恒例、左から右へパンしてシャッターを切ってみる。


日頃から「晴耕雨読」をやっていて何か新しい写真アングルはないものかと沈思黙考する今日この頃。そうだ、連盟広報の特権を生かして(職権乱用して)、グランド挨拶の時にセンターど真ん中からこちらへ礼をする絵を撮ってみるか。これは普段監督コーチ、連盟、父母たちの誰も見たこともない絵になるはずだ。しかし想像した。全員が筆者に向かって一礼する姿を。なんか恥ずかしくなって結局斜めから撮ってみることに(^-^)

最後にMatsui副会長が閉会の挨拶。
「え〜、これで閉会式を終わりま.....じゃない、開会式を終わります。みんながんばりましょう」
きっと昨晩の酒がまだ残っていたに違いない。会場から失笑が漏れた。すかさずQueensの面々がいる場所へズームイン。やっぱりみんな笑っていた。

会場を去り際のグランドでは、初戦のヤングが試合前のウォーミングアップをしていた。ヤングベンチの参謀重鎮がノックバットを片手にしていた。
「Ishikuraさん、Takahashiさん、頑張って下さいね〜」と声をかけてみる筆者。Ishikuraさんがすかさず「ありがとうございま〜す。また一緒に酒呑みたいですね〜」
ふと子どもらを見るとQのHimariがあのとろけるような笑顔を封印し、ヤングホークスの一員として真剣な眼差しでキャッチボールをしていた。今日は一塁手で先発かと手にしたミットを見て判断する。思わずまたカメラを取り出し1,2枚カシャリ。

いよいよ6年生最後の夏である。
筆者の知っている宮前少年野球出身の今年高校3年のOBたちも、「最後の夏」となる。他にもきっと全国に何十人もいるはずだ。高校野球地方予選も開幕しすでに数日たっている。まだ夢が途切れてないか。すでに夢破れたか。親たちもその夢の途中で夢中になっているに違いない。
小学6年にしろ、高校3年にしろ、子どもも大人も夢に無我夢中になって欲しい。
勝っても負けても一生の想い出になるに違いないのだから。

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