2013年9月26日木曜日

悔し涙のむこう側

あんなにデカい巨体をしているのに、ミニバンのことをどうしてミニバンというのだろうか。アルファードやベルファイヤーやエルグランドなどミニとは決して言えないではないか。もっとも、じゃあってんで、ビッグバンと言ってしまってはなんだか韓流アイドルか、宇宙の起源みたいで紛らわしいのも事実ではあるけれども。
そんなことはどーでも良いのだった。QueensNoeri父のビッグなミニバンで一路西武ドームを目指したのはむさ苦しい野郎ども総計7名。ミニバンの倍くらいはありそうなビッグなSohma会長始め、Kasahara代表、Murataヘッドコーチ、Sasaki事務局長、元グリーンズのOhsawaさん、そして広報担当の筆者であった。確か書いても良いとの言質(げんち)をとった記憶があるので書いちゃうのだけれど、Ohsawaさんはあの「大沢親分」の直系の方なんである。溝口で有名ないつも行列の出来るうまい鮨店を経営している。そのへんの話を書いてるとブログ記事一個が書けてしまうので、今日は控えておきたい。
操縦桿を握るNoeri父の運転で、三億円事件の府中刑務所を過ぎ、間もなく所沢の西部ドームが見えてきた。男どもの腹は泡の出る清涼飲料水の飲み過ぎですでにお腹いっぱいである(^-^)

外は暑いのにドームの中は一瞬ひんやりするほどだった。独特のドーム設計で皆「いい球場だねえ」と賞賛。外野からグランドを睥睨(へいげい)すると、いるいる横浜DeNAベイスターズガールズのピンクの姫たちが。外野の1/3ほどに少年野球用のフェンスが立てられて、そこでアップをしていた。男子の準決勝が終わり、いよいよ横浜ベイガーのシートノック開始。愛用のノックバットを振るうのは我らがQueens監督Koshimizuさんである。水を得た魚とはこのこと。筆者はカメラマンの時は野球は断片的にしか見られないので、判断は曖昧だけれど、互いのシートノックを見るに群馬代表も相当手強そうだとの印象を持った。

「集合!」
審判のコールで神奈川と群馬の決勝の火ぶたは切って落された。
西武ドームの観客席には5万の大観衆、ドーム独特の応援声援鳴りものの反響音がどわんどわん響き渡る。プロのTV中継ならバックネット裏に陣取ってカメラを構えようものなら、即刻係員に排除されるのが常であるけれど、今日は大丈夫。筆者のNikonP100のコンデジを鼻でせせら笑うように、素人カメラマンとは言え、親たちの一眼レフのごついカメラの放列が所狭しと並んでいた。(そう言えば余談。この結果はベースボールマガジンに掲載されるはずである)

関係者を装ってベンチ裏から、またはカメラマン席から撮ろうと思いつつ、「関係者以外立ち入り禁止」区域に踏み込んだものの、関所で係員から待ったのお声。あえなく撃沈、踵を返し、主にバックネット裏からの広報活動に切り替え。前回大宮球場編でも書いたけれど、ネット裏ではHimariやQのメンバーに熱い視線を送るQの28番Mochida父も健在だった。

途中望遠にして気がついた。この大会はおそらく埼玉県連盟審判の協力であろうと思うけれど、主審が男性なのを除いて1,2,3塁、塁審は全て女性であった。女子野球ならではの光景である。おそらく学童レベルではなくもっと上の審判であろう。皆すごくセオリー通りの真面目な所作で一生懸命審判をしていた。特筆したい。

試合は筆者の懸念どおり息詰る投手戦となった。横浜ベイガーのエースはQのHinata。今日は調子はいいようだ。対して群馬代表の投手は短く折り畳んだ右腕からクイックで繰り出される速球のキレが良い。リリースポイントが見えずらくモーションに入ったとたんに球がもう打席へ来ている、みたいな感じだった。横浜の姫たちもかなり打ちあぐねている。Hinataの忍耐の力投が続く。


そのHinataが走者を置いてチャンスで安打、満塁とした。中盤4回表になんとか1点を先制した。白熱の投手戦だけにこれは大きいぞ。

決勝もQのNoeriは一生懸命ボールガールやバット引きを健気に務めていた。
彼女の身体能力は皆の認めるところであり、少女体操の二足のわらじを履いていて、体操でも有望株なのだそうだ。7年後には東京オリンピックで満員の会場を沸かせるに違いないともっぱらの噂なんである(^-^)

ゲームは4回に先制したものの、その裏すかさず群馬も1点を返し同点。まさに死闘である。貧打戦ではない、投手戦である。Qの主将セカンド2番Himariは凡打を積み重ねる。確か3打席目だったか内野フライに倒れた時はさすがに表情が曇っていたのを記憶している。
その後5回についに逆転された。2:1、もうあとがない。
最終回表の走者を置いてのチャンスにここまで無安打のHimariに打席が回ってきた。前回の大宮では大車輪の大活躍だっただけに期待が高まる。ツーアウトである。ここで打てなければ敗戦が決定する。
「カキーーーン!」
内野フライだったかゴロだったかは筆者は覚えていない。筆者が覚えているのはカメラのファインダー越しに、一塁を駆け抜けた瞬間Himariが大粒の涙をこぼして、顔を上げられないほど泣き崩れていたことだけだった。一塁コーチャーのチームメイトの女の子に肩を抱かれてベンチに戻るHimari。これを見た瞬間、どうしたものか筆者のファインダーには上からゆるゆると透明の幕が降りてきた。ふたりの姿が滲んで見えた。ピントが合わなくなったのはカメラのせいではない。
悔し涙の向こうにはその何倍もの笑顔が待っている。

甲子園の夢破れたものの、晴れて自由の身となった法政二高のHimariのお兄ちゃんも応援に駆けつけた。オヤジに似て超イケメン、大学受験よりもジャニーズ事務所に就職したほうが確実ではないかと思う。他にも川崎少年野球連盟のお歴々も数名がわざわざ応援に来てくださった。泡の出る飲料水片手にわしゃわしゃ、賑やかな応援であった。

男子の決勝戦前に女子の表彰式をやった。NPB事務局次長などからそれぞれに銀メダルを首にかけられる横浜ベイの姫たち。Qのみならず神奈川代表で集まった彼女たちは、おそらく一生記憶に残る夏を終えたに違いない。
お疲れさま....そして感動をありがとう。

こんな野球をしたいと思わないかい?これを読んだ小学校女子諸君と保護者のみなさん。
うかつにも筆者も勉強不足なんであるが、いまや女子野球は学童から大人の女子プロ野球まで思った以上に大盛り上がり、急成長しているんである。
今週の9月28日土曜には、川崎の宮前第四公園ドームにて、恒例宮前Queens(くぃーんず)
の野球体験会が開催される。開催なんていうと大袈裟だけれど、まずは白球と楽しく遊んでみよう。Queensの仲間たちが待ってるよ。午後はこれまた恒例のBBQ大会もあるよ〜(^-^)/
(※下の写真はMochida名カメラマン提供による、先日行われた2013年西東京大会優勝のQueensたちの写真)
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2013年9月24日火曜日

未だ、バッテリー充電24%

タイトルの通りなんである。
「第七回NPB CUP関東女子学童軟式野球大会」の「横浜DeNAベイスターズガールズ」の「宮前Queens」の少年野球「晴耕雨読」のブログを書く前に、今日は写真編集だけでいっぱいいっぱいなんである。(ここまで書くのに頭のバッテリーが5%くらい減った)
若い頃ならいざしらず、手塚治虫のような超人的な執筆仕事はもはや無理なんであって。

ヘビロテの読者諸氏のご期待を裏切るのは筆者とて本意ではない。でも写真編集だけで脳みその電力はすでに71%を消費しちゃったんである。もはや残るバッテリーはわずか24%。これではブログ本文を書く途中で志半ば、息絶えてしまうのは火を見るよりも明らかだ。川上に向かって遡上する鮭が途中で熊に捕まえられてしまうようなものだ。しかも横浜ベイガーのあとは先日のフレンズの試合ブログも控えているんであった。

というわけで今回もお茶を濁して、急場を凌ごうと老獪かつ姑息な手段を選択。
ブログ用のフォルダにぶち込んだ編集した写真の数々を、デスクトップ写真に撮ったものを公開。163枚から厳選した写真をもとに編集。全11枚。
本文はまたいずれ。ゴメンナサイ、なんである(^-^)
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笑顔のむこう側

NPB関東女子野球交流大会。西武ドームで行われた決勝戦は、群馬VS神奈川。神奈川代表の横浜DeNAベイスターズガールズのメンバーには我が宮前Queensから、Himari、Hinata、Noeriの3選手が参戦。
結果は....息詰る投手戦、死闘の末の1:2で惜敗。惜しくも準優勝であった。

今日は日頃の疲れもあってかブログアップするにはいささか持続力に自信がない。現に夜の大残念会ではのん兵衛のくせにうっかり八兵衛、Queens夜の部室「藍屋」で不覚にも居眠りこいてしまったほど。
なので今回はとりあえず、その会でのSohma会長と姫たちのショットだけでご勘弁。会長は勝っても負けても姫たちに囲まれているだけでご満悦なのであった。表情はいかついが、ココロは桜満開の春のように嬉しくてたまらんのであった(^-^)/

続編は頭の中のバッテリーが100%充電完了したのちにまたいずれなんである。

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2013年9月22日日曜日

「藁の楯」評

忙しさが拍車をかけて無間(むげん)地獄のような負のスパイラルを滑り落ちる、半ばマゾヒスティックに自虐的な快感を味わいながら過ごしたここ2,3ヶ月。しかし会社勤めの人でも、この程度の拘束は普通なこととして普通に暮らしている人もいることは知っている。筆者も組織の中で働く期間が長かったからだ。昨日今日でやっと数ヶ月ぶりに仕事が一段落、ほっと一息つけた。忙しいのは結構だけれど、平日はどんだけ忙しくても良いが、土日の少年野球に顔を出せないのが一番辛いことだ。

おっといけない、仕事の話は御法度。
今勢いでブログを書いている途中であった。ブログ更新が滞っているわけだけれど、今日はこともあろうに、野球ではなくまたしても映画の話である。読んだ小説の映画化されたものや、TVの「王様のブランチ」やネット情報、TSUTAYADISCUS、新聞の映画評、友人知人からのお奨め話などから、映画DVDをTSUTAYADISCUSから取り寄せて観てみる筆者ではある。先日は久々に松風スラッガーズHigoさんからメールをもらい、ある野球映画を推奨してもらった。速攻TSUTAYAに予約を入れる。がしかし、手元には未だ手つかずの映画DVD2本があったのだった。1本は奥田英朗原作の「真夜中のマーチ」。もう一本はどうしても観たかった「藁の楯」レンタル開始とほぼ同時に手に入った1本。さきほど観終わったばかりである。

主演の大沢たかおは好きな役者の一人。松嶋菜々子も綺麗な女優さんだが役者としてはさほど興味はない。リアリティーを出すためか映像はきめが粗く、綺麗な女優の表情も粗が目立ってそこがいい。松嶋菜々子ですら決して綺麗な肌とはいえない映像にしてある。毛穴が目立つような、光と影のコントラストを際立たせた画像だった。これでいい。警視庁のSPにあんな可愛い女性や真木よう子のようなセクシー美人SPがいたんではリアリティーに欠けるからね。うむうむ良しよし。

ストーリーを読んで観たいと思ったのだった。以下、TSUTAYADISCUSの要約。
木内一裕の同名小説を「十三人の刺客」「悪の教典」の三池崇史監督、「ストロベリーナイト」の大沢たかお主演で映画化したサスペンス・アクション大作。その首に10億円の懸賞金がかけられた凶悪犯を福岡から東京へと護送することになった5人のSPと刑事たちが、全国民を敵に回して繰り広げる孤独な戦いと葛藤の行方をスリリングに描き出す。孫娘が惨殺された財界の大物・蜷川隆興が、容疑者である清丸国秀の命に10億円の懸賞金をかける。清丸の首を狙って日本中が色めき立つ中、観念した清丸が福岡県警に自首し、SPの銘苅一基をリーダーとする5人の精鋭によって警視庁への護送が行われることに。だがその行く手には、10億円の首に殺気立つ日本全国民が待ち構えていた。」

これを読んで多分面白くないわけがない、と思った。
予想以上に筆者には面白かった。サスペンスやアクションなんかよりも、「身内を殺された人間が犯人を許せるか」という古今東西小説世界ではさんざん描かれてきた大きなテーマが主題にある。もし自分がこの人の立場だったら...と感情移入するとどのケースにも首肯せざるを得ない自分がいることを発見。自分の孫娘が殺されていたら、自分が零細企業の経営者だったら、自分が主演のSPの立場だったら....。
反して難を言えば、10億円目当てに日本人はそんなに気が違ってしまうものかなあ、と首をひねることもあったが。

つまらない映画は途中で切ってTVのお笑い番組でも観ようかとか、そこまでいかなくとも時計が気になったりするものだ。これは一瞬たりとも気が抜けない映画だった。ウィスキーロックの氷を取りに3回ほど一時停止にしただけで、あとは一気に観れた映画であった。淡々と冷静に警視庁SPの命令に従って任務を遂行していた大沢たかおが終盤、ついに犯人の藤原竜也に向かって本音を吐露するシーンが一番良い。「5人の中で俺が一番おまえを.....」

さて徒然なるままに映画駄文を書いてしまった。しかし辛口素人評論として最後に。先のようになかなか良い映画だと思い、途中若干瞼が熱くなったりもしたけれど、最後のラストシーンを観終わったそのあとがいかんのよ。
いわゆるエンディングロール。洋の東西を問わずほぼ確実に最後はエンディングテーマとして主題歌なるものが流れるわけで。例えばブルース・ウィリスの「アルマゲドン」のエアロスミスの曲のようにぴったしハマるエンディングもある。反してこれは...。山崎努と大沢たかお、藤原竜也のラストシーンは良かったのにそこへ被せるように大音量で主題歌が流れてきた。

最初は外国のロックバンドボーカルを起用したのかと思いきや、次第に、
「なんじゃこりゃ!」
一気にテンションが下がる自分がいる。はっきり言って気持ち悪い。全国の熱狂的なH室K介女性ファンを敵にまわしてもかまわない。顔がイケメンなのは知っているし人気があるのは周知だったけれど、奇妙なコブシの廻し方やらネチョネチョ聴き取れない言葉で歌うのには驚いた。せっかくのこの映画を最後に台無しにしちゃっていると思うのは筆者だけであろうか。一気に気分が冷めてしまった。最後にこの落差を実感するだけでも観る価値はあるかもと思ってしまうくらいだ。ゆっくりと富士山頂にたどりついた達成感を味わっていたらいきなり足元をすくわれ奈落の底へ転がり墜ちたような気分である。
ただし飽くまで主観的なのであしからず(^-^)


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2013年9月17日火曜日

荒天と好天の交点は

幼い頃初めて聞いたコトバに、大きくなるまでずっと誤った解釈をしていた、という経験をお持ちの読者諸氏は多いのではないだろうか。例えば、童謡の
「うさぎ、追いし、かの山〜♪」を「うさぎ、美味しい」と、ウサギとは食べたらそんなにうまいものなのかと思ってみたり。
「思い込んだら試練の道を〜♪」は名曲アニメ巨人の星の歌い出し。これを「重いコンダラ」と、飛雄馬が腰にくくり付けたあの重そうなタイヤのことを「コンダラ」と考えてみたり。
「汚職事件」を「お食事券」と思っていて中学生になってやっと真実に気づいたり。
「台風一過」を「台風一家」と、もの凄いパワフルな家族だと思ってみたり。

今日の台風は久々に自然の驚異を感じた。全国で深刻な被害が出たり、死傷者もでているので軽はずみなことは書けないけれど、宇宙の中の地球という生きた惑星に、自分は今いるのだということを如実に感じさせてくれるわけで、筆者は悪天候を見るのが大好きだ。戦争という名の人殺しは大嫌いだけれど、ジェット戦闘機の飛行を見るのは大好きみたいなものか。

朝、iPhoneにメールが届く。予想どうりフレンズからだった。
「本日は荒天につき練習試合および練習は中止とします」

漢字を目で追っていると「荒天」は「こうてん」であって何ら問題はないのだけれど、頭の中でつい、音(おん)で「こうてん」と言えば普通は「好天」を連想しちゃうんであった。
同じ「こうてん」でも「荒天」と「好天」で全く相反する意味になっちゃうのだから、日本語は面白い。外国人にとっては「ニホンゴ、ムズカシイ、デスネ」となるのも頷ける。

夕方仕事の見切りが付き始めた頃、ふと窓の外の東に目を向けるとこんな妙な色合いの空が目に入った。

いかにも台風一過の妙な雲模様と暗いピンクの滲んだ色味。これはNikonP100で撮ったものだけれど、ほぼ同時刻に今度は反対側のベランダから西の空を撮ってみた。こちらはiPhoneで撮ったのだけれど、濃い碧(あお)から夕日を反射してピンク色に照り返る雲、更に金色に輝く日没直後の地平線。このコントラストは絶妙であった。

「荒天」がいつのまに「好転」して「好天」に変わった瞬間を見た気がした(^-^)
明日は台風一過、晴天なのだそうだ。
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2013年9月16日月曜日

女王の座

「仕事忙し話」はもう封印しちゃおうと思う今日この頃。毎回きりがないし、読者諸氏もいい加減辟易としているに違いない。このブログ更新が遅々として進まない時は、奴さん忙しいのだろうと勝手に想像していただきたい。この3連休も全滅。昨日はQueensの大事な大会結果が気になり、またフレンズのレク+BBQにも行けず、今日は台風の雨風に打たれる樹々を窓外に眺めながら仕事。明日も台風でたぶん試合は中止だろうか、どちらに転んでもやっぱり仕事である。

去り行く夏を惜しみながら、山下達郎の「さよなら夏の日」や「スプリンクラー」「ターナーの汽かん車」なんぞを大音量でぐわんぐわん聴きながらMacと奮闘。気がつくとiPhoneに一通のメールが来ていた。

以下、QueensのKoshimizu監督からのメール(引用了承済み)

お疲れさまです。
Koshimizuです。
昨日、シスターリーグ西東京大会が無事に終了し、我がQueens は見事優勝しましたので、報告します。
そして、28日(土)は、毎年恒例の体験会&BBQ となります。
是非とも時間をつくっていただきたいと思います。

9月28日(土)
8時第4公園集合Queens 体験会、12時終了。
体験会終了後、グリーンハイツ中央公園に移動しBBQ となります。

速攻、応援に行けなかったことを詫び、是非28日は参加したい旨を返信した。
そーなんである。毎年恒例の体験会とBBQ大会。大人たちも様々なメンバーが集まるので楽しいことこのうえない。どこのチームでもそうだけれど、準備する父母たちは大変だろうなあ。感謝。
それ以前に姫たちが西東京大会で優勝したことは、何にも増して嬉しいことではないか。Queensはもう追いかける立場ではなく、追われる存在となった。女子野球常勝チームとして文字通り女王の座に君臨しちゃうのだ。
学童女子野球では東京の江戸川区が圧倒的に強いらしい、という話は数年前聞いたことがある。でも神奈川には宮前Queensありきと、近年その名を関東中に轟かせているのではと勝手に想像しちゃってる広報担当Tなんであった。

女の子諸君。もはや野球は男子だけのスポーツではないよ。
楽しくてしかも強い、宮前Queensと一緒に野球をやろう! (^-^)/

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2013年9月14日土曜日

カエルくん、宇宙へ

3連休はせめて土曜のレク+BBQだけ行って、あとの日曜月曜は仕事すっかと思っていたんであるけれど、今日(金曜)夕方、やはり断念。連休明けの火曜朝までに図面を10数枚描かねばならないんである。どう転んでも土曜サボっていたんでは間に合わない。不本意ではあるけれどレク担当母に不参加の意向を伝えた。トホホな毎日である。そのうちたまにグランドへ行ってもフレンズの連中に「あのヒト誰だっけ?」なんて言われかねないのでは。そうやってチームから離れていったOBコーチを何人も知っている。筆者は昔と今を知る数少ないスタッフとして、古いOBコーチが顔を出した時は、今のメンバーに極力紹介するようにしているのだが。...筆者が「ミイラ盗りがミイラになっちゃう」かもだ。
例えがビミョーに違うか(^-^)

昨日今日と宇宙的話題が連続している。
今日の朝日のトップはボイジャー1号。とうとう太陽系を飛び出して、太陽系外の宇宙に突入したのだそうだ。本当の無限の大海原に舵を切ったボイジャー。太陽系という小さな井戸から這い出たカエルが、見たこともない広大な世界の冒険に出かけるようだ。「井の中の蛙(かわず)、大海を知らず」は大海を知る旅に出た。
また明日は、8/27に打ち上げを失敗したJAXA日本製のイプシロンロケットの再度の挑戦となるカウントダウンが始まる。宇宙を想う時、恍惚となる中学時代を過ごした筆者には気になるトピックスである。

さて図面を描くコンピュータソフト=CADソフト=VectorWorksを終了し、いつものようにYahoo!ニュースを起ち上げてみる。Yahoo!には面白い話題満載でついブログネタにしちゃうかと思う時があるけれど、これをやっていたんではキリがないし、他力本願的自堕落的怠惰なブログになってしまいかねないので、本意ではないからココでは極力やんないわけで。
しかし今晩は宇宙大好き筆者の目に留まったニュースがあった。目をみはったのち、大笑いののち、ちょっと可哀想のあと、やっぱりニンマリしちゃった。

米国のNASAが月探査機打ち上げの際の写真に、偶然カエルが飛び上がる写真が写っていたというもの。CNNのニュースURLはこれ。
月探査機と一緒にカエルを打ち上げ? NASA

ロケット発射の瞬間、発射台付近のカエルが爆発的なエネルギーで一緒に飛び上がったものらしい。NASAの公式発表でもこれはカエルに間違いないと。カエルくんのその後の安否が気づかれるわけだが、ニンゲンの文明進歩のために尊い命を犠牲にしたであろう彼(彼女)に哀悼の意を表したい。ほとんど絶命したのは間違いないであろうとCNNも報じている。


それにしても見事な跳躍ぶりである。2020年東京オリンピックに出場していれば、間違いなく金メダルである。さすがはアメリカ陸上アスリート勢恐るべしである。
筆者は天の邪鬼なので、NASAの発表は本当なのかと疑惑の目を向けてみる。アポロ13号の月面着陸も、まことしやかにあれは真っ赤な嘘で米国の陰謀だったと大昔から囁かれているではないか。宇宙には風がないのに月面に刺した米国国旗が揺れていたとかって。映画にもなったし。
筆者独自に写真を解析してみた。実際カエルには間違いないようだが、本当にCNNが言うようにニンゲンの犠牲になって命を断ってしまったのか。ひょっとして自分も一緒に宇宙へ飛び出そうとしたのではないのだろうか? だって、そう思わせるに足るだけの見事に強力な意志を感じるシルエットだからだ。

Macにダウンロードしてぎゅんぎゅん拡大してみた。.....ほら、やっぱりね。
彼(彼女)は笑顔であった。こともあろうに両手で余裕のピースサインまでしてるではないか。ヤツは自分の意志で小さな井戸=地球を飛び出し、広大な大海=宇宙へと飛び出したに違いない。
ボイジャー1号とともにこのカエルくんの今後の活躍に期待したい(^-^)/
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2013年9月13日金曜日

エールと円陣

息子、娘が有馬フレンズを卒業したあとの一年間はほとんどフレンズに行かなかった。当時のオヤジたちのジョーク半分、本気半分で言われていたことは「卒業の親は最低2年間はフレンズにご奉公するべし」というOBコーチの不文律があったんである。ノッカーでも球拾いでも設営でも審判でも良い。フレンズへの恩返しという名目でフリーのコーチとして週末グランドへ行こうじゃないかと....。しかし、なかなかそうもいくまい。子どもが中学になってシニアに行ったり中学野球をやったりすれば、親心としてはどうしても息子のオッカケになってしまうものだ。それでも何人かのOBコーチは残ってくれた。筆者もその一人だが、私は息子の中学野球にはほとんど行かずじまいだった。当時は中学校の野球を親が観に行くという慣習がなかったせいもある。

筆者はある理由があって1年間はあまりフレンズに足を向けなかったとは冒頭の言。たまに行ってもBチームに帯同することが多かった。
一年後から約束を果たすべくフレンズに通うようになる。どんどんハマっていく自分。親コーチの立場とは違う感覚の楽しさがある。でも自分独自の貢献の仕方はないものだろうか、と考えた末にたどりついたのがスコアラーなんであった。もともと興味はあったものの、「俺には絶対ムリ!」「こんな一瞬にして記号で記録するなんて天才じゃねえの」とまで思っていた。しかしなんでもやってみるもんである。およそ勉強が出来たとは言い難い筆者の娘だって、高校1年のころは野球部マネージャーとして完全無欠のスコアを付けていた。5色のボールペンを駆使してストレート、カーブなどの球種まで色分けで付けていたんである。この驚愕の事実を知った時は娘に負けたと思った。ノルマンディーの崖っぷちから厳冬の海へ突き落とされた気分であった。半面娘の成長にもの凄く嬉しかったのも事実。やってみれば誰でも出来るものだ。ただし向き不向きの個人差はあるけれど。

そうこうしているうちに少年野球にはまり込み、フレンズにどっぷり浸ってしまうこと20年近く。会社員と違い不安定なフリーランサーなので、毎週末とまではいかないけれど、仕事を調整しながらなるべく週末は空けるようにして足繁く通った。ノッカーをやったりバッティングピッチャーもやったりした時期もある。4,5年前の子どもの人数が減ってフレンズ解散、分裂の危機の時は夜も眠れない時もあった。

「経験したことのないような未曾有の豪雨」みたいに、筆者のフレンズ史上、経験したことのないような「グランドへ行けてない状態」の今年である。こんなにフレンズに行けてないのは久々のことだ。以前東京大丸の仕事をやっていた時も3ヶ月ほど全く行けなかったことがあるけれど。あの時は精神的に弱っていてフレンズからのメールに返信することすら出来なかった。
それでこのブログも更新が滞りがち。今まで2,3日のローテーションで書いていたけれど、今は一週間に1度くらいか。今筆者が「ブラック企業」に就職したならば、すでにこのブログは崩壊しているに違いない。

そうやってせっかく試合の写真を撮ったのにもかかわらず、ブログ没になったものは数知れず。もっとも今年は試合そのものに行けてないから、写真も撮れてないんであるけれど。先日9/1に鷺沼ヤングホークスと南部リーグがあった。仕事をほっぽり出し試合だけ観に行った。サブスコラーの監修も兼ねて。「うんうん、いいよいいよ、そうそう」「あっそこ、ちょと違うなあ。満塁で押し出し四球を選んだ打者には打点が付いてね、ココに赤丸を付けて....」
没にしたくなかったので、なんとか今日ブログアップ。シンプルに行こう(^-^)

巨大なチームにはA1,A2からB1,B2チームまである。世田谷区の知り合いにはCチームまであるらしい。対戦したヤング戦はA2であった。少人数フレンズにとっては羨ましいと思う半面、人数の多いチームにはそれなりの苦労があるはずだ。両チームとも子どもらはみんな顔が日焼けして逞しい表情が印象的だった。夏の終わり、こんがり真っ黒に日焼けした少年たち。ロティサリーチキンかシシカバブーのように。夏の子どもはこうでなくっちゃなんである。

筆者は目が悪い。遠くのものが見えないし、近くのものも見えない(これはローガン)。じゃあ、いったい何が見えるのかというと、遠くと近くの中間のものしか見えないのだ(^-^)もちろん大袈裟ではあるけれど。
写真を撮って初めて誰かと分ることもある。ヤングベンチにはA2といえど豪華メンバーが軒を連ねていた。監督Kurosuさん、Ishikuraさん、Yamamotoさん....。
更にあちこちの野球チームに助っ人で出没しているという、Kitamatsu父、将来Queensを背負ってたつであろう、その愛娘Kurenaもいたんであった。滑り台で遊んでいる姿がなんとも愛くるしいではないか。

結果はA2戦ということもあって圧勝であった。記憶が確かならば15:5。これがA1相手なら「やられたらやり返す。10倍返しだっ」と結果は全く逆転していたに違いないが、何はともあれ、A2とはいえヤング相手に勝ったのは嬉しいことだ。勝ち負けよりも違う視点でやるのが南部リーグだが、単純に喜んでいいと思う。今年のチームは勝つ喜びに飢えていたのだから。指導陣は手放しでは喜べないけれど。
それにしても試合後の相手への「エール」
円陣を組んで「フレッフレッ、ヤング....」は良いが、このだらけたような円陣はいかがなものか。
円というより楕円にもなっていない、幾何学的図形の円陣。子どもたちもかなり疲れていたようにも思うが。先日の横浜DeNAベイスターズガールズの猛暑の中のWヘッダー2試合目最後の円陣と比べてみた。こちらは千葉マリンスタジアムを上空から空撮したような綺麗な円陣であった。或いはナスカの地上絵みたいな整然さ。
まあ、しかし、このフレンズのぐにょぐにょの円陣もフレンズらしいと言えばらしいのではあるけれどね(^-^)/

さて、週末はフレンズ恒例レクリエーション。アスレチックフィールドで遊び、昼はBBQ大会である。
仕事的に予断を許さない状況ではある。たぶん80%無理だなと思っていたが、レク担当Nishinaka母から確認のメールが来た。
「....。お忙しいとは思いますが、ちょっと息抜きに子どもたちの笑顔を見にきませんか?」
この文言にグッときてしまった筆者は、後先考えず参加の意向を返信したのはいうまでもない(^-^)/
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2013年9月8日日曜日

プレゼンテーション

今日の日本人は終日いったいどうしたら良いと言うのだろう。
早朝の東京オリンピック招致プレゼンと最終決定。
男子バレー、宿敵韓国との試合。
そして高校野球世界大会18Underの米国との決勝戦。松井がマウンドに登る。
更に21:00からの「半沢直樹」は絶対はずせないわけだし。

転じて極私的に言えば仕事で今日も野球に行けない筆者。悶々とするも気分転換を兼ねて西有馬ドームへ1時間だけ顔を出した。子らの元気な声を聞くとなんだか自分も元気になったような気がする。

それにしても東京オリンピック招致プレゼンである。
印象に残ったのはシルビア・クリステルの....おっと違った(^-^)滝川クリステルの「お・も・て・な・し」ココロに響く完璧なプレゼン内容であった。
ミズノ元会長水野さんの素晴らしい表情のプレゼン。練習に頼らず、持って生まれたモノを持つ人だけが出来る表情ではないか。
震災にあった気仙沼出身のパラリンピック佐藤選手。画像を交えての感動的なスピーチだった。

反して水を差すようで申し訳ないが、身振り手振りを交えてトークすることが苦手なニッポン人。いかにも急造でいかにも練習を重ねました的な匂いがふんぷんとするのが、東京都知事のジェスチャー。自然な動きではなくクサイ匂いがしちゃっている。練習してやっとここまで出来ましたよ的な。昭和のオヤジなら致し方ないか。こういう人はたぶんダンスなぞやらしたら手足バラバラな踊りをするに違いないんである。偉そうにかく言う筆者も、20代ディスコ全盛期に最も得意とするダンスは.....チークダンスであった(^-^)
首相の流暢さは今に始まったことではない。国際舞台で場数を踏んでいるのだから、流暢で当たり前だ。それより、全世界に向かって公約した日本の安全を全うしてもらいたい。口先だけの言葉にならぬよう。

筆者はこういう国民的イベントの陰では必ず大手広告代理店が暗躍することを知っている。今回も電通、博報堂、東急エージェンシーのどれかが全てを仕切って、裏でシナリオを書いているに違いない。以外だったのはオリンピック招致請負人と言われる英国人がプレゼンの指導コーチングをしたということだった。彼が言っていた。
「最後に勝つためには練習、練習、また練習」
まるで日本野球の神髄みたい。そのお陰か見事に誰も言葉をかむことなくプレゼンを終えた。筆者なら壇上に立ったとたんに頭が真っ白になり、せっかく覚えた英語もどこへやら、きっと開口一番「This is a Pen!」「ジャックとベティーは話しました....」なんて言っちゃうであろう。東京招致は木っ端みじんになったに違いない。

興味の中心は果たしてこのプレゼンの文言を作ったのは誰なのかということ。
筆者はちっぽけなブロガーではあるし、同じ土俵でもの申す立場にはないけれど、毎回駄文を書いている者として、それぞれのプレゼンターの立ち位置に応じてこんな素晴らしい文章を書いた人をリスペクトしたいと思う。

さて7年後。
サッカーの聖地「国立」は超近代的な競技場に生まれ変わる。おそらく建築解体時にはサッカーファンによる盛大なイベントがあるだろうことは容易に想像できちゃうわけで。
開会式入場料は数万円から15万円までするんだそうだ。他の競技会場は平均7,700円らしい。EXILEの全国ドームツアー料金とほぼ同じ。

ああ、絶対観に行きたいぞ!今からわくわくしちゃう(^-^)
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2013年9月7日土曜日

NPB CUP女子学童野球対山梨戦

前置きが長いのがこの小ブログの特徴でもあり欠点でもある。では本題の前に....。

ジブリの宮崎駿監督の引退会見が楽しみでもあり淋しくもあった。ニュースで断片的に観ただけであったけれど、印象に残ったのがこの言葉。
「僕らは子どもたちに、この世は生きて行くに値するものなんだ、ということを伝えるのが根幹にある」....この言葉の奥底を咀嚼して行間を一瞬で読み解けば、何かしらジンとくるものがあった。もうひとつ。
「ジブリ美術館の展示物を修復せねば...そのうち自分が展示物になっちゃうかも...」
うまいこと言うなあ、この人は。改めて見るとどこかイチローの顔立ちに似てるなと思ったのは筆者だけではあるま..........。いや、筆者だけか(^-^)

もうひとつ、前置きPART2。
とにかく今年は異常である。仕事のタイミングが絶妙で、金曜で終わるから久々フレンズに行けると思うのも束の間、すぐに別件が舞い込み自転車操業ながらの大車輪。土日が休めないその繰り返しが延々続くわけで。本来なら忙しいピークを過ぎるとガックシ暇になるのだけれど、ここ数ヶ月はそれがない。
今日も別件依頼でアキバで打合。その往きと帰りにショップを5軒廻った。今奈良県の社会人軟式野球チームから依頼を受けている、BBB野球スタメンボードの基材購入のためだった。A4サイズのホワイトボードだけれど、どこも売り切れ。売り切れというよりメーカーサイドで出荷停止しているんだそうだ。アレがないと製品は完成しない。足を棒にして東京横浜川崎のショップを廻ったけれど徒労に終わる。マズイ、どうしようもないんである。Amazonやネットで調べてみて類似の別製品に切り替えるか....。

アキバでの打合の帰りにヨドバシカメラに寄った。iPhone5のストラップが欲しかったんである。いつもケツのポケットから取り出す時に、もしかしたら手が滑って落すんではないかと、一抹の不安を抱えながら日々過ごしてきたのであった。精神衛生上良くないことこのうえない。それでiPhoneカバーに穴をあけて無理矢理ストラップを付けることにした。イヤホンジャックに装着するタイプのものは簡単に抜け落ちるのでヤバイのだ。このアイデアは良かった。明日からひとつ人生の不安が解消された気分である。実際はデザインで衝動買いしたようなものだが。
DoCoMoさんよ、iPhone供給のタイミング1年遅いぞ。去年実現していればauに浮気はしていなかったのに。

やっと本題である。
先週開催されたNPB CUP女子学童野球交流大会なんである。
昼ご飯をはさんで午後はいざ山梨代表との対戦。結果は前回に書いたとおり圧勝であった。
であるからして試合内容よりも写真的コメントでいきたい。
(てゆーか、正直に言うと内容はあまり覚えてないんである。カメラを中心に構えていると試合経過はほとんど忘却の彼方なんである。嘘だと言うならみなさんも試してみるがいい。ホントだってば。嘘じゃないってば!)

横浜DeNAベースターズガールズのピンク少女軍団。それを指揮するのは横浜青葉の少年野球チームの監督、29番は我が宮前から送り込んだ精鋭Queensの名将Koshimizuさん、更に28番コーチ。この3人は偶然皆、ちょい悪オヤジ系の風貌で髭をたくわえているのであった。監督、29、28が全員髭オヤジというのはなかなかないと思う。筆者も髭歴は19歳あたりからずっと伸ばしている。学生バイト時代と会社員になって2,3年だけつるりと剃った記憶があるが、それ以外はあご髭も含めてウン十年の長きに渡る。同じヒゲオヤジを見ると親近感が湧くのは筆者だけではあるま..........。いや、筆者だけか(^-^)

1回戦では先発のマウンドに上がったものの、2回戦目はまったりとボールガールを務めたHinata。肩は大丈夫か?他のメンバーに比してボールガールはずっとヘルメをかぶらねばならぬ。前試合のNoeriもそうだ。熱中症は大丈夫か?筆者がボール(オールド)ボーイをやったならば、3回裏あたりでヘルメを投げ捨ててシャワーを浴びに敵前逃亡するに違いない。
この2試合目もHimariが大活躍だった。2試合通じて出塁率は凄い数字だ。ところでこの大会、女子野球だけのルールなのかどうか?いわゆる「走者のリード」が許されないのだ。投手がボールを投げるまでは離塁が許されない。だから皆、ベースに片足を着き投球と同時に第一リードに入る。よっていわゆる第二リードはない。その理由を聞いたら驚いた。真偽のほどは確証がないのでここではつまびらかに出来ないけれど、まるで都市伝説を聞いたようなものだった。

Queens5年生Noeri。体操選手としても有望視されてる彼女は、少女野球との二足のわらじ。神奈川の精鋭女子が集合したチームでは2試合ともさすがにベンチウォーマーだった。それでも皆と一緒に一生懸命グランドに声援を送っていた姿は、きっとナインの姫たちにも届いていたはずだ。期待以上の結果をもたらしたのは、実力以外に彼女たちのベンチの陰の応援があったからに他ならない。

筆者は1塁側と3塁側の記者席を行ったり来たり。負けが濃厚だった相手ベンチの暗い裏通路を通る時に、少女野球ではあまり耳にしたくないような指導者の怒声が聞こえてきたことも....。
3塁側からファインダーを覗いてみるとバックネットごしにQueensの28番Mochidaコーチがいた。炎天下ずっとこの姿勢で球場を凝視していた。普段はQueensのベンチスタッフであるが、今日だけはHimariのいちオヤジとしての目線で、肩の荷を降ろし、じっと見つめていた。....いや違う。Himari他、Hinata、Noeriの父母はむしろQの時とはまた違った感覚で、手に汗を握っていたのではないか。選手としてよりも純粋に愛娘を見守る親の眼差しであったと思う。
筆者も含めてOBコーチとなった読者諸兄。自分が親コーチだった時を想い起こして欲しい。
我が子が打席に立った時の緊張と不安と期待は、OB指導陣になった今とは比べようもないほどだったはずだ。OBコーチにはチームに対してそれなりの責任感と楽しみと思い入れがあるが、現役親だった頃の高揚感と感情の起伏は今とは比べようもないくらい最高だったはずだ。連盟の重鎮や全国のOBコーチ読者諸兄もそれぞれの胸に去来する映像があるに違いない。
泣いて笑って存分に今を楽しんで欲しいと思う。子どもも親も。
筆者は100回笑ったことに匹敵する1回の涙を経験した。それは悔しさの涙と同時に感涙の熱い経験である。親でしか経験しうることの出来ない熱い思いってあるものである。

圧勝に終わった2回戦。
まだまだ元気な姫たちは円陣を組んでエンジン全開であった。

このあと、帰りの車中で祝勝会やるかという当然の帰結的な話になり、地元に帰りKasaharaさんの号令のもと酒を酌み交わしたのは言うまでもない。連盟会長Sohmaさんが「せっかくだからTさんとも呑みたいじゃん」と言っていただき嬉しくなり、Murataさんとも3人で昔話に華が咲いた。
しかし、「力道山の街頭テレビ中継」や「片岡千恵蔵が全盛の頃」の話にはさすがについていけなかったが(^-^)、宮前少年野球連盟に旧態依然ではない新しい風を吹き込みたいと常に考えている会長の熱い姿勢には感服した。

決勝戦は今月末である。
Queensの女子野球シーズンも到来。こちらも行きたいのだが、仕事で思うに任せない状況だ。ぼちぼちフレンズのスコアブック集計の季節到来でもあり、頭が痛いことこの上無し。
フレンズ用、Queens用、仕事用、それぞれのパーマンコピーロボットを3体用意して働かせ、生身の筆者本人はワイキキビーチで美女のビキニ姿に鼻の下を伸ばし、冷たく結露したブルーハワイのグラスを片手に、オレンジ色に輝く夕日に乾杯するのを夢想する筆者なんであった(^-^)/

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2013年9月4日水曜日

NPB CUP女子学童野球対茨城戦

女子チームの行進というのは、どうしてこうも楽しげなのだろうか。こぼれる白い歯の輝きが、厳しい残暑の澱んだ空気に爽やかな風を送り込んでくれる。
NPBCUP男子学童野球と女子の交流大会の開会式には、現役女子プロ野球で活躍する2人の選手も挨拶に駆けつけ、注目の的であった。会場は大宮公園野球場。かつては長嶋選手もプレーしたのだそうだ。横浜DeNAベイスターズガールズ(以下横浜ベイガー)軍団は各々の自チームのヘルメを持参。しかしこのピンクのユニフォームは賛否両論あれど、ベイスターズからの支給品で、しかも背中には個人のネーム入りなんである。一生の記念になるに違いない。

先に書いたように「川崎の広報」として筆者は潜入取材に成功し、カメラ片手にベンチの内外をうろちょろ、銀座の地下を徘徊するドブネズミのようにどん欲にシャッターを切った。
先発メンバー表を覗き込んでいたら、妙齢のスコアラー女史が親切に筆者に見せてくれた。ありがたい。Queensの面々は先発のマウンドをHinata、セカンドで2番打者がHimari、ベンチでボールガールを務めるのは、すでにプロの大舞台で経験済みのNoeri。

1回表、1番2番とさい先良くクリーンヒットで走者1,2塁、相手投手の動揺を誘い、連続四球を選んで満塁からの安打...一気に2得点。2回にも先頭打者のHinataは痛烈な中前安打を放った。とりあえず宮前Queensはヒットを打ったかんねと、筆者胸をなでおろす。

試合後Koshimizu監督(横浜ベイガー29番)が言っていたが、QのHimariがこの試合のラッキーガールであった。5打数4安打4打点の大活躍。圧巻は1点負けている場面での6回、走者を置いて起死回生のレフトオーバーのタイムリーツーベースの同点打。これでのちに特別延長に持ち込むことになる。2塁に達した時に「Himari、ガッツポーズしてくれよ!」と念じてカメラを構えていたら、見事、片手を挙げて笑顔を見せてくれた。(次の次の次の写真)

ところでカメラマン席というのがある。一般客はなかなか入れないであろう。筆者は「川崎の.........広報」なので、自由に出入りした。プロカメラマンが熱心にファインダーを覗いて仕事をしていた。白い望遠レンズだから一発でCanonと分る。ノートパソコンにつないで画像を熱心にチェックしていたので、声を掛けそびれた。打席のワンシーンをかしゃかしゃ約10連写して撮るごとに、次はレンズを電光掲示板の打順やアウトカウントをワンカットだけ撮り、また打席へレンズを向けてシャッターを切る。これのひたすら繰り返し。こうやって時系列の整理をしているのだろうと分った。この選手の名前は何で、何回の打席でボールカウントがいくつからこんな打撃をした...というのがあとから一発で分る仕組みだった。
なるほどプロは凄い。声をかけてお友達になりたかったが、真剣な表情に気圧されて二の足を踏んだ。もっとも向こうもサングラスをかけた変なシロウトのオッサンとは話はしたくなかっただろうが。

無失点で押さえていたHinataを見て、ちょっと休憩、Q応援団のいるスタンドへ帰還した。
「良い展開ですね」と途中Hinata父に声をかけたら、浮かない表情、顔面蒼白で「いやあ〜」....。ん?
スコアボードを見ると筆者がベンチからスタンドへの移動中にいつの間に失点していたんである。球にスピードは乗っているものの制球が定まらないのであった。途中交代となってしまった。
スタンドに戻ると冷たいビールをMochidaコーチに手渡され、灼熱のゴビ砂漠で奇跡のオアシスを発見したような気分であった。
Kasaharaさん曰くあんなに調子の悪いHinataは初めて見たとのこと。10万人の大観衆の空気に呑まれたのだろうか。(しかし試合後の彼女はケロッとしていたが)

3塁側の横浜ベイガーベンチに寄り添いカメラをグランドに向けていたが、これだと右打者の表情が撮れないし、ベンチスタッフの表情も撮れないんであった。グランドに出れないので斜め後ろからのショットばかりになる。益してやファウルグランドにいるQのNoeriの写真が撮れない。仕方なく後ろからのショット数枚。(2戦目は1塁3塁両方のカメラマン席から撮ったので、それは次回)

結果は特別延長戦に我が軍が持ち込み、Himariの安打も含めて2得点、8回裏にはリリーフピッチャーが無死満塁を無失点に抑えて7:5の辛勝、逆転勝ちであった。
ベンチでその瞬間を見届けた筆者は真っ先に監督、29Koshimizuさん、28コーチに握手を求めた。みんな笑顔で応えてくれた。名も知らぬオッサン同士が笑顔で固い握手をする。いい気分であった。
明日以降、時間があればまた2回戦の山梨戦を振り返りたい(^-^)
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