2013年11月16日土曜日

最高の仲間、最強のチーム


本日、病院に行った際にひまりから皆さんに伝言を預かりました。
携帯を持っていない子達もいるので、私のiPhoneから送信させて頂きますね。
ベットの上で泣きながら打っていたものです。その姿にさすがに私も涙しました
どうぞ子供達にお伝え下さい
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この文章で始まるQueens主将HimariのMochida母から、何十人ものメンバーへ一斉メールが届いた。昨晩のことである。
瞬時にブログへ転載したいと思った。しかし、純粋な気持ちで書き綴った少女の思いを、ネット上のブログに載せることで何かを汚してしまうのではないか。どこか薄い文章になってしまわないか。筆者しばらく逡巡したのちに了解が得られれば載せようと決意。Mochida母に返信する。そして今日母と本人からの了解をもらった。「豊島さんにお任せします」と。
普段は「晴耕雨読」では人名を英文で表記しているが、極力原文を尊重したいので数文字の校正を除き、ほとんどそのまま掲載する。文責筆者。
以下、前出母からの文面に続き、Himariから「みんな」へのメールである。
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心配かけてごめんね…。

私は、まだ入院してて応援しに行けないけど今のQueensなら私がいなくても絶対に勝てるよ!!皆からの私のお母さんあてに書いたメール全部見させてもらいました。皆がこんなに心配してくれていると思うと心苦しくてたまりません。
準決勝・決勝は、もしかしたら私も応援に行けると思います。私がいないQueensでもやっぱり優勝してほしいです!!明日は、ひなた投手といちか捕手の最強バッテリーで頑張って下さい!
今のQueensは、無敵ですっ!!ベイガーで戦ったときの茨城のピッチャーは、少しタイミングがとりずらいかもしれません。だけど皆なら打てると思います!!

6年の皆へ!!
本当にごめんね…。
明日は、あかり・ひなたをはじめ、6年全員で声を出してね!!
内野手は、外野にアウトカウントを伝えるように!!だけどまず声を出すのは、周りが一番見渡せるいちかのキャッチャーかな!!いちかが声を出して指示をしないと点がからむミスが出てくるかもしれないから。Queensの方が技術的に上だから、緊張しないで楽に!!

5年の皆へ!!
明日は、誰が出るか分からないけどとにかく自分が出るときのためにモチベーション上げて!!あと、出ない人もピッチャーを見てタイミングをとっとくようにね!!でる人は、5年の中から2人しかいないけどその人たちは、同じ学年でも出てない人がいるんだからその人たちのためにも全力プレーで代表っていう自覚を持とうね!!

4年以下の皆へ!!
4年以下の皆は、試合に出るのは、ちょっとむずかしいかもしれないからベンチで皆を盛り上げてね!!
皆のサポートが大事になってくるからねっ!!スタメンの皆がバッティングの準備をしてるときに少し声をかけるだけでもスタメンの皆がモチベーション上がると思うよ!!

監督・コーチへ!!
本当にこんな大切な試合の前に大ケガしてしまいすみません。今は、もうこんな言葉しか出てこないのですが、ただ優勝してほしい!!それだけです。
監督・コーチからのメールを拝見して、涙が出てきました。本当に申し訳ありません。監督のさいはいで勝てた試合も数えきれないほどあり、本当にここまでこれたことに感謝しています。
明日は、頑張って下さい!

お母さん・お父さんがたへ!!
こんな大切な試合の前に心配をかけてしまい申し訳ありません。
早くリハビリなどにはげんで1日でも早く皆に会えたらいいと思っています!!
明日は、私の事は、気にしないでQueensの応援にはげんで下さい!
それだけでも私は、キャプテンとして嬉しいです!!!!言いたいことは、それだけです!!明日は、頑張って下さい!
優勝して下さい!
ひまり より
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はからずも、読んでる途中から、瞼の裏が熱くなってしまい.....。
オトナのみなさん。胸に手を当てて思い出してほしい。自分が小学6年生だった子どもの頃を。こんな素晴らしい文章を書けただろうか。否(いな)である。
ずば抜けたその文章力もさることながら、内容がいい。キャプテンシーに満ちた仲間を鼓舞するものから、戦略的な的確な指示、小さい子を思いやる言葉...。そして監督コーチ始め大人たちへの感謝と謝罪の気持ち。不慮の事故でありHimariも誰も悪くないのにだ。むしろ彼女は下級生をかばおうとして転倒し骨折に至ったのである。
このメールを一読のあと、風呂上がりにもう一度熟読し、再度胸にこみ上げるものがあった。

これには後日談がある。
いや、後日談というには軽すぎるかつ、素敵すぎるエピソードだ。今日は女子野球にとっては最後の大舞台「三多摩大会」の初日である。Himariの思いを胸にQueensが大暴れして、初戦東京のオール目黒渋谷連合チームに23:1の圧勝。2戦目は横浜ベイスターズガールズで苦戦を強いられた茨城の代表チームにも10:5の快勝だった。

筆者は応援に行けずフレンズ仕事があり、有馬のグランドから元気玉を発射して気を送っていたんであった。Q関係者からの何度かのメールのやりとりの事実を統合して、かつほんの少しだけ筆者の思い入れを加味して書けばこうなるんである。

病院で独り心の応援をしているHimariの代わりに、彼女の10番をつけたユニフォームがベンチに飾ってある。しかも6年生はみなHimariのバチコンとバットを使って打席に臨んだのだ。
「アジアの大砲」という言葉がある。我がQueensには力はあるのになかなか結果が出せない、沈黙の大砲を持った子がいる。Misakiだ。Himariとは同じ学校で家も近所の親友なんである。彼女がHimariのバットを握り打席に立つ。

カキーン!

バットが火を噴いた。
まるでHimariが「大丈夫!!Misakiなら絶対打てるから!!」とバットを伝わって囁いてきたかのようだった。フルスィング。白球は大きな弧を描いてみるみる小さくなってゆく。
あれだけ打てなかったMisakiが奇跡のホームランを放った。
やっと打てたという安堵感、達成感、そして試合に出られなかったHimariの代わりに打てたんだという思い、本塁を踏む時には一気に涙がこみ上げベースが滲んで見えた。
大拍手で迎えるギャラリーの母たちも手を取り合い号泣してしまった。

Queensの快進撃のこの結果にはもうひとつの意義がある。
Himariは学校で友人と遊んでいて骨折してしまったのだが、きっとその友人は自責の念にかられて逆に心に悔恨の傷を負ったままで過ごしているのではないだろうか。Himariの抜けた今日のQの勝利は、その子の心の負担を少しでも軽くしてくれたに違いない、と思うのである。筆者の穿(うが)った見方だろうか。

「最高の仲間、最強のチーム」
このブログタイトルは、今日の日中Mochida父28番コーチからの返信メールを読んだ時に閃いたものだった。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Queens広報部長さま
いつもありがとうございます。
元Queens、Suzu母です。
Queensの情報の半分は、広報部長さまのブログで入手しています。助かります。ありがとうございます。
読んで号泣です。
Misakiは、特に応援していた子の一人です。ホームラン、本当に嬉しいです!
Hi-ちゃんも本当に辛いと思います。
みんな大好きです。応援しています!
また、読ませていただきます♪

テッシー さんのコメント...

Suzu母さん、コメントありがとうございます。

Suzu母さんのようなOB親が卒業してるQueensが、やっぱり素敵です。てゆーか、Suzu母さんのような多くのOB親たちが今のQを造りあげたんだなあと、今更ながら気づかされました(^-^)

今後もよろしくお願い致します。