2015年10月31日土曜日

Mの星が森へ帰るとき

試合後のブログを回を追って詳報を書くにはスコアブックがなければならぬ。これが新聞記者カメラマンならばポイントとなる回の記録と印象をメモして、その場でPCに打ち込み本社へ送信しちゃうのだろうか。筆者の場合は試合展開はもちろん一番気にかかるところではあるが、一度カメラを構えてファインダーを覗いた瞬間、点差よりも選手や親や指導者の「ヒト」を撮ることに集中しちゃうんである。シャッターを切った瞬間後、今度は肉眼で試合展開に夢中になる。ゆえにメモを取る余裕も無い。

しかしスコアブックがなくても書けるものがある。
それが祝勝会なんであった。Macに映し出された写真を見ながらニンマリコンとしつつ、記憶を辿りながらの言葉が浮かんで来て、その感性をエキスにして初めてキーボードに向かうんである。
連合宮前クラブ母マネージャーはOgawa母。場所はフレンズにはお馴染みの有馬の夢庵。
筆者はこの日マンションの理事会があって、輪番で今年の理事を務めている関係上これをクリアしてからの祝勝会出席。来年の大規模給排水設備工事の重要案件ゆえに、理事会は長引き夢庵に行ったのはすでに1時間半を過ぎていたんである。
その時の宴もたけなわ的会場の様子を一気呵成に、一進一退、一挙両得、一意専心、一朝一夕、一期一会的に掲載す。






筆者の血中アルコール濃度はまだまだ余裕を誇っていたのに、もう最後の親子挨拶タイムに突入なんであった。
久々に写真編集加工しコラージュで。
ここでひとつだけお断りしておきたい。こーゆー写真を掲載する場合、法的には問題にならないという見解を以前このブログで書いた。あれは「晴耕雨読」史上ちょっとした事件であったけれど、読者の皆様の激励をいただき乗り越えたんであった。弁護士の方には今でも感謝に堪えない。
それとは別個の話。子どもやオヤジたちの写真はともかく、普段交流のない連合チームの母たち、いや女性の写真を掲載するには非情な勇気を要するわけで。ヘンな顔や目をつぶっているショットやたまたま真顔に戻った時の写真を掲載しようものなら、非難GOGOの集中砲火を浴びるに違いないんである。明日プラットホームに立った時は、常に背後を気にしながら電車を待たねばならぬかも。その点フレンズの母たちはこの点実に寛容なんであるからして気楽に掲載出来るのだが、果たして連合は...。
しかし被写体の良し悪しで写真に魂がこもると、前回ブログに書いたが(そこまでは書いてないか)、連合母、皆さん実に美人さんぞろいなんであった。(別に今すり鉢にゴマを投入してすりこぎ棒を手にしているわけではない。いやホント)




ナニか違和感がないだろうか。全編に渡ってSohma会長が立っているんである。会長みずから親子の脇に立って筆者のカメラにピースサインを投げてよこす。これまた快挙である。会長自ら言っていたけれど、「俺、こんなんやったの史上初めてだよ〜」と。強面ではあるがお茶目なSohmaさんなんであった。

Ryohta親子。TシャツのCan't Stop Me!なんである。
断っておくが写真右下は、結婚式を終えて普段着に着替えた新郎新婦が、仲間の待つ二次会会場にやってきて挨拶をしている場面ではない。
Kokoro。言わずと知れたフォルコンズのWatanabe監督。連合の選手の親でもありながら、フォルコンズの監督でもある。
Shohdai。ちょいワルオヤジ系のFukahoriさん。スピーチの途中からShohdaiの弟くんが参列。筆者には付き合いが浅いので分からないが、彼が登場したら会場が湧いた。やんちゃ坊主的チームのアイドル的存在なのかなと見立てたんである。
いつの間におちゃらけ的ムードメーカー的存在になったみたいなHajime。
この時筆者のクリエイティブ魂に火が灯った。この3人横から撮ったらきっと素敵な画になるに違いないと。会長の「太っ腹」Hajimeの「タヌキ腹」Yukimatsuオヤジの「ビール腹」の三重奏。ポンポコポンポコ「太鼓腹」を鳴らす音が聴こえてくる。

Rui。こいつはフレンズの誇りである。因に断っておくが、母ののんちゃんはモノマネお笑い芸人の福田彩乃に似ているとの呼び声が高い。ヘン顔をやらせたら天下一品なんである。
オオトリはTakashi。大言壮語ではなく有言実行の10番主将を務めた。今でもYuiとのアベックホームランとなる、2打席連続本塁打の軌道は目に焼き付いている。因に断っておくが、Morishita奥様は吉永小百合ではないのでお間違えなく。
最後は名将Matsui監督の熱弁と、闘将としての「市長杯」に向けてのシビアな話。誰しも思うことだろうけれど、大会通じて全試合0封というのは、本当に凄いことだ。
更にこれまた名将の名称がこれほどまで似合うヒトはいないんじゃないかと思う、Ogasawara副会長の締めで散会となったんであった。
※余談なんである。
明日はいよいよ川崎市長杯。最強の連合チームがシノギを削るわけで。筆者は日曜の決勝に臨むつもりだ。明日はQueensの記念誌のラフデザインのため行くのを断念した。いよいよQueens関係でケツに火がついたわけで。
でもって今大会のパンフを精査しているうちに、ふと気がついたことがある。
川崎には7つの区がある。更にこの大会の参加チームは単独16チーム、連合も16。その大会歴戦ページに宮前が優勝、準優勝、3位にいくつ入っているのかをチェックしてみた。
3位までに入賞出来なかった年は、過去26年間でたったの5回のみ、連合に至っては3回しかない。ほとんど毎年優勝或いは上位に食い込んでいるんである。女子Queensも5年連合も大健闘している。下の写真青いマーカーが宮前である。
他区の関係者がこれを見たら切歯扼腕、砂を噛むような思いだろうけれど、ゴメンナサイ。
がしかし、「盛者必衰の理あり」切磋琢磨して勝って兜の緒を締めなきゃの気持ちを大切にしたい。



宮前のスター軍団は一旦ここで解散しそれぞれの森へ帰る。
悲喜こもごものドラマを胸に。
そして明日から各区最強連合を再び結成して頂点を目指すのである。
宮前の帽子のイニシャルは「M」
ブログタイトルの「Mの星が森へ帰るとき」はプリプリの「M」に引っ掛けたのであるが、果たして何人がこれに気づいてくれたであろうか...。
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2015年10月29日木曜日

秋の一葉

どーしたことだろう。連日のブログアップなんである。すでに頭の中はアルコールに浸潤されて血中アルコール濃度は...いや脳度はマックス値を指しており、さっくり行きたいと決心しつつの写真ブログなんである。
週末は市長杯があるのでそれまでにアップせねばお蔵入りリストに入ってしまうから、なんとか写真的ブログアップを目指したい。

第26回川崎市学童軟式野球大会、単独チームの部決勝なんである。
宮前からは向丘サンダース。対するは南河原リトルウィングス。南河原LWは近年上部大会の常連で滅法強い強豪なんである。筆者には骨太のチームを作っているとの印象がある。走攻守ともにバランスのとれた良いチームである。





手元にスコアブックはない。よって詳報は書けないのは自明の理。いい加減な記憶での記述はあとで己を責める要素になるから。なので多少の印象を以てざっくり行きたいんである。南河原LWの投手も素晴らしかったが、サンダース投手だって負けてはいない。気迫のピッチングを展開。Queens的にはAyanoが打席に立つ前にネット越しにそっと声をかけた「Ayano、頑張れよ!」
Ayanoは一瞬怪訝そうな顔をして一瞬「どっかで見たことあるおじさん」的に「あっ、ハイ!」とニッコリ笑顔。





試合は2回にサンダースが1点先制し、大いに盛り上がる。なんとかこのまま波に乗って欲しい。がしかし終盤5回に南河原LWが起死回生の反撃に出て3得点、3:1となる。



さすがの南河原LW。あの強豪栗木ジャイアンツを準決勝で特別延長9回にサヨナラ、死闘の末に撃破して勝ち上がってきた実力のチームであった。
試合はそのまま3:1。惜しくも向丘サンダース、彼ら彼女らの2015年は終わった。
それでも区を代表しての準優勝である。子どもたちはもちろん、ベンチスタッフ、父母たち全員に、宮前連盟のいちスタッフとして、また本当はここにいるはずだった有馬フレンズのコーチとしてもサンダースに敬意を表したい。
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さて気分を変えてこのあとの閉会式ブログなんである。
すでに子どもたちはラグビーで言うところの「ノーサイド」
行進の際のプラカードのデモンストレーションをトンボを模しておちゃらけるHajimeなんである。フレンズでは見せないキャラを垣間見せていた。
東京新聞川崎支局Teshigawaraさんが連合宮前クラブのナインを取材。おいおい、Hajimeの下にいた子が圧死しても、連盟から労災認定はおりないぞ。



閉会式。
準優勝宮前区向丘サンダース。宮前の上部大会常連といえば富士見台ウルフと並び代名詞になった感があってから久しい。宮前の勇者ども、この二つに追いつけ追い越せで切磋琢磨しようじゃないか。




続いて連合の部の表彰なんであった。
真紅の優勝旗を手にしたのは宮前クラブ。筆者は太陽の傾きを計算しベストアングルを求めて東奔西走したのであるが、正面からはどうにも不慣れで逆光になってしまい暗い画になった。しかし横からのアングルでふと足元に目を転じると、ツゲの高級櫛のような、選手の幾筋もの影が秋の哀愁とともにグランドに投影していたのだった。淡く長い影の濃淡がこの季節を雄弁に物語っていた。




女子の部ジュニアシスターの表彰。宮前Queensもまたこの場に足跡を残したい。


式後はお馴染みあちこちに散在して記念撮影。
ホームでの連合撮影、すぐに外野へ移動して父母も交えた撮影。tvkのテレビ取材もあった。



おっとホームでは単独サンダースの撮影をやっているではないか。また本塁へ戻りへサンダースの集合写真。歴戦のベテランスコアラーTsudaさんも嬉しそうに収まっていた。

.....あれま、外野では連合クラブが父母を交えた撮影をやっちゃってるじゃんか。
連盟Web担当Nishimuraさんとあたふたとまた外野へ駆け急ぎ移動。
息を切らし撮った、なんとか。
あれっ。おいおい、優勝したのになんだか表情が堅くないかい?

写真の良し悪しはほとんどの場合、カメラやカメラマンの技術ではなく、被写体の活き活きした表情に左右されることを筆者は学んでいる。
篠山紀信が堅い表情の平板な少年野球の集合写真を撮るよりも、
素人の撮った笑顔のある立体的な写真のほうが何倍も素敵なんである。
被写体の良し悪しでカメラマンは生かされているんである。...というのが筆者の持論。
ただし被写体をどう生かすのかもカメラマンの腕の見せ所ではある。

NikonD5500を構えながら「優勝おめでとう!せえ〜のっ、」のひと言で、やっと皆が笑顔を見せてガッツポーズをとってくれた。上の写真と見比べられたし、なんである。
2015年、秋の落葉とともに皆の記憶の中の、素敵な一葉になってくれたかな?
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