2016年2月24日水曜日

100・環境が人を育てる

2010年ころ、このブログで「スコアブックExcel集計」というタイトルのブログを書いた。これはフレンズに古来より伝来のもので、スコアブックの年間成績を集計するのに使うExcelを紹介したものである。筆者がこれを前任者から受け継ぎ、試行錯誤の末改良に改良を重ねて作り直したものだった。長年の品種改良が実ったササニシキみたいに。これ、代表のリクエストなども加えてあり、成美堂のスコアブックの成績はほとんど網羅してあるんである。(...これがのちに自分の首を締めることになるのだが)

「スコアブックExcel集計」

今更ながら昨年のExcelを開いてみた。
昔は11月は毎晩のようにずっと一人でこの紙の集計からExcelへの入力、冊子デザイン、印刷製本までやって、年末の送る会に配っていたんである。時期がぎりぎりになってから、仕事の合間の夜にやるので毎年最後の1,2晩は徹夜になったものであった。今だから言えるが、孤独でちょっと辛く苦い思いもある。集計作業は人知れず夜中にやる地道な作業なので、グランドでスコアをつける労力の数倍はキツい思いをする。但しこまめに毎回集計していれば楽ではある。一気にやろうとするからしんどいのだ。でもシーズン中の夜は仲間と酒を呑んで楽しくやりたいではないか。
そんな危惧もありここ数年はスコアラー部を立ち上げて、OBオトナや数人の父母も巻込んでやるようにしたので、苦労もだいぶ軽減されている。Excel入力は昨年は初めてやらずに済んだ。もっともQueens記念誌制作などとかぶって、やりたくても出来なかったのが事実である。
「出来る人がいるならその人がやれば良い」「私はそんなこと出来ないから出来ない」では、一部の人に苦労が集中しちゃう。車出し・設営・審判なども同じことが言える。筆者とて最初はスコアラーなんて逆立ちしても自分には出来ないと思っていたし、Excelもほとんど触った事がない状態で前任者から受け継いだんである。赤ん坊だって最初は日本語を話せないけど、環境が言葉を学習させてくれるわけで。

そんなことも思い出しながら成績を見ていると、やはり昨年は特別で良い意味で異常な成績だった。年間チーム勝率は公式戦では9割越え、かつて20年ほど前のフレンズ黄金期に2度あったけれど、昨年のは内容も図抜けて凄かった。
例えば主砲Yuiの年間ホームラン数はフレンズで24本、連合成績も入れれば30本は行っている。これに加えて「長打率」。長打率とは(塁打数-単打数)÷打数の数字。(※単打数をマイナスにするのは筆者の独断。本来は塁打数を打数で割る)簡単に言えば安打数のうち二塁打以上を打つ率(期待値)である。Yuiのそれはと言えば通算で6割7分5厘。一概には断定出来ないけれど、誤解を恐れずに言えばヒットのうち2塁打以上、3塁打、ホームランを打った率なんである。米国では「強打率」というそうだ。いかに遠くまでかつ強い打球が打てる打者なのかを表す指標なんである。Yuiのその内訳がすんげえ。練習試合での長打率は4割5分6厘だが、公式戦になるとなんと、8割9分5厘!。そういえばヤツが1塁塁上にいる姿よりも、圧倒的に2塁ベース上で土を払いながら監督のサインを見ているという印象が強いのだった。フレンズ関係者なら今頃これを読んでうんうん頷いているに違いない。


でもって話は戻るけれど、このExcelをご苦労なさっているに違いない全国の少年野球関係者に、無償であげちゃおうと思い立ち、ブログにその旨を書いたら、ぽつぽつとメールをいただくようになったんである。「ブログを見ました。是非いただきたいです」という匿名さんのそっけないたった1行のものから、「私は○○で役場の職員をやるかたわら、学校の子どもたちに野球を教えている者です。こちらは過疎化が進み子どもの数も少ないのですが...云々」と言った長文にわたる心温まるお便りだったり、千差万別ではある。
でも大抵は「ドコソコで少年野球のスコアラーをやっている○○と申します」というのがほとんどである。中でも以外に多いのは「今年からスコアラーをやることになって、成績をつけるソフトをネットで探していたらここにたどり着いた」という、お母さんスコアラーが実に多いのだった。2011年からメモするようになったのがこれ。

ある年は数件だったり、またはどどんと依頼が来たりその年によってまちまちだ。少年野球スコアラーや監督のみならず、社会人野球の人や中学野球の先生、ソフトボールの人、微笑ましいのは「パパが日曜の草野球をやっていて、私がスコアをつけています」という、文面から想像するにおそらく若い奥さんからのものだったりしたこともある。
都道府県は全部の人が書いてくれるわけではないので判然としないが、ほぼほぼ全国から来ている。北は北海道から南は沖縄まで。中でも多いのがどういう訳か愛知県がダントツなんである。「愛知県の○○という少年野球チームでスコアラーをやってます、○○です」という具合に。少年野球が盛んな証拠だろうか。また、北海道網走からの少年野球母からのお便りには「チームが本格始動するのは4月過ぎてからなんです」というのもあった。まだ雪があってグランドが使えないんであった。ちょっとカルチャーショックで関東にいる自分や子どもらがいかに幸せなことかを思い知らされた。筆者、毎年甲子園の季節になると公立校と北国雪国の学校を応援したくなるのはそんな理由もあってである。

さて2010年以来5年足らずで、とうとうExcelを差し上げた件数が100件に達したんである。先週19日にもらったのは偶然にもすぐ近くの横浜青葉区の少年野球監督さんからだった。メールとのやりとりでせっかくお近くなので機会があれば練習試合でも、ということになった。
もうすでに一昨日には千葉県から101件目のメールがあった。

少しでも野球の手助けになり、子どもが笑顔になり、そしてせっかくスコアをつけた人の努力をカタチにし無駄にしないためにも、これからも進呈したいと思うのであった。
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