2016年2月18日木曜日

舞い上がれ、青空に

脱稿であって脱肛ではないのだからして、決して下ネタの話ではない。

下ネタではないが連盟新年会の時にヤングIshikuraさんとサンダースTsudaさんと一服してる時に、大盛り上がりで爆笑した話があったんであった。Iさん曰く「Teshimaさんさあ、去年フレンズが全国大会まで行っちゃったせいか、なんかブログの内容が守りに入っちゃって、全然いつもの下ネタがないじゃないですか」と。耳に痛い言葉ではある。筆者とて下ネタを封印しているわけではないのだが、昨年はそのココロの余裕がなかったのが真意なんであった。その後3人で、いやIさんのサゼッションで「晴耕雨読」にこんなブログを書いてみたらと、盛り上がったんである。その全貌はつまびらかには出来ないのだけれど、サワリはこんな感じ。Iさんの素晴らしい企画力に脱帽である....。「○○のお○○さんたちの○○を掲載して、野郎どもで○○は誰か?というランキングをやってみるなんてのはいいんじゃない」いわゆる「ミスキャンパス投票」みたいに....。またこんなことを書くとセクハラとかパワハラとか言われそうである。筆者とて少年野球という冠がなければ下ネタ全開で暴走しちゃうではないか。
もちろんこの話はジョークの域を脱しない他愛もないオヤジの戯れ事と理解していただきたい。他のオヤジたちの中にもそういった野球以外のユルい話もブログに書いてくれと切望する向きもあるのは承知なんである。女性たちも筆者を含めこのおバカな野郎どもを寛容にご笑納いただければ幸甚なんである。むしろ逆に母たちで「○○の少年野球関係者の中でのイケメンランキング」を密かに集計しちゃったりすれば尚楽しいではないか(^-^)
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そう、「脱稿であって脱肛ではない」のであった。つい脱線しちゃった。
脱稿とは作家が作品を書きあげ終わった時を言う。原稿から脱するわけだ。そのあと本が実際に出版されて世に出回ることを「上梓(じょうし)」と言う。

筆者も先日脱稿したんである。小説をしたためたわけではない。宮前Queens10周年記念誌の全てのページの制作を終えて、京都のネット印刷会社プリントパックに入稿を果たしたんであった。まだ10周年なので表紙含めて全36ページの薄い冊子であるけれど、内容は厚くQueens関係者の或いは子どもたちの熱い思いを込められたと思う。もちろん筆者の熱い思いも含めてである。脱稿したとはいえまだ上梓したわけではないので、ここでは内容は公開しない。しかし、ちょっと表紙制作の経緯のサワリだけ。(記念誌委員会にはLINEで告知済み)

表紙のデザインは本文ページデザインの数倍、数十倍ものエネルギーを消費するわけで。監督Koshimizuさんが、この10年を振り返ってみれば、あの写真が一番象徴的で代表する写真だとの、熱い思いを受けて表紙に使うことにした。それは3月5日の「上梓」をお楽しみに。しかしその写真だけではいかにもありがちなものになってしまう。その写真とリンクするようなイメージはないものか...。

青空、なんであった。
フリーの写真サイトから引っ張ってきた写真をチョイスした。これ。(さんぽふぉと)

これを表紙用にトリミングして、下部分に白のグラデーションを加えて決定。これ。(実際には左右反転させて配置した)

なんか後ろ髪引かれる感覚を覚えながらも、これで表紙の上部に配置決定し発注したんであった。

発注後の翌朝、ぞっとする出来事が筆者を襲うことになった。
フリー写真のサイトという認識で採用したんであるが、気になって再確認のためにそのサイトの利用規約を確認。えっ!?デスクトップ壁紙やHPへの利用はOKだけれど印刷物などにはNG、無断転用禁止なんであった。もう発注は終わっている。真っ青なんである。一瞬サイト管理者にメールして承諾をもらおうかと思ったが、逡巡したのち断念。やりとりしていたら納期が間に合わない可能性が大になる。オリンピックエンブレムデザインパクリ問題の話は以前ここでも触れたわけで、同じような轍(てつ)は踏みたくない。宮前で公になる記念誌で著作権を無視したものを作るわけにはいかないのだ。自分個人ならば謝ってすむことかもしれないが、Queensや連盟にも汚名を着せることになりかねない。襟を正そう。意を決して別バージョンのリデザインを決意。プリントパックに連絡して表紙だけの差し替えを通知、納期は変更ないことを確認しひと安心....さてどうするか。

仕事どころではない。朝からまずは本当のフリー写真サイトを検索し印刷物や商用利用可能のところを探すことに。良いところが見つかった。クオリティーも問題ない。何枚もの雲の写真をDLし中から1枚を選択。これ。

全世界で最高峰の写真加工専用ソフトAdobePhotoshopで早速トリミングし、上部の青色が若干グリーンがかっており物足りないのでブルーを少し濃いめに加工。たぶんほとんど分からない程度だけれど。この色を濃くするブラシをやり過ぎると雲の白もどんより濃くなってしまうからほどほどに。

これだけで終わってはつまらない。オリジナリティーがない。ならばこれにQueensの帽子を合成しよう。表紙下の写真とイメージをリンクさせる意図からである。
Qの帽子を撮影するにはまだ早い。南側のベランダに日が射すのはもう少し時間がいる。仕事をしながらその時を待つ。11時ころにベランダに良い感じの日が射して来たんである。ベースになるこの写真の雲に射す日光の角度を計算し、帽子をベランダの空調室外機の上に置いて撮影。30枚くらい角度を変えて撮ってみる。

太陽の位置と帽子のアングルや出来を天秤にかけてこの1枚に決定。ファブリーズに被せて撮ったのは苦肉の策である。

Macに取込みフォトショで背景を切り抜き加工。ソフトは古いバージョンなので手作業の良し悪しがあとでモノを言うから慎重に。雲の写真の太陽の位置を想定しながら、帽子にもハイライトを加工する。

これをコピーしてベースとなる先の青空の写真へペースト。
バックの雲があまりにもクッキリ鮮明なので中心から少し周りをぼかす。更に帽子が下から舞い上がって来た感を出すために、帽子の下部分をスピード感をつけてかなりボカす加工を3段階。シュッと下から舞い上がった感じがお分かりいただけるだろうか。更に動きを表現するため帽子の角度を回転ツールで回す。

少し作為的な空気感がないではないが、この場合はリアル感よりもイメージ重視である。
これの下にくるQの写真や記念誌本文中の「高く舞い上がれ...」的な文言を念頭に、イメージがリンクするようひたすらデザイン作業に没頭したんであった。

記念式典3月5日はこの記念誌の「上梓」の日でもある。先日Qの打合の席上で出欠リストを見せてもらった。
驚くほど多くの宮前の他チーム関係者やQueensOGの子らも参加すると聞いている。特に周年式典にこれだけ多くのOGが来てくれるのは、おそらく女子チームならではだろうと思う。賑やかな同窓会にもなりそうだ。そこが宮前QueensのQueensたる所以である。

当日、この写真を表紙にした記念誌を目にしたならば、野球関係者は是非母体チームでも回し読みしてもらい、OGは家庭に持ち帰り、周りの子やOG親にも見せて欲しい...。
そんな思いを以てデザインしたんであった。

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