2009年9月30日水曜日

ハゲ防止、ハゲにも帽子

小生にも青春真っ盛り、男子高校生時代というものがあったのである。
山形南高校、生粋の公立硬派・文武両道の男子校であった。
1年の頃サッカーに明け暮れていた部活は、その年県大会決勝まで行き惜しくも敗退、もし勝っていれば正月の高校サッカー選手権に出場、TVに出ていたかも、なのである。負けた瞬間仲間と肩を抱き合いながら号泣したことは一生の想い出。ライバル野球部は甲子園初(?)出場を果たし、初戦敗退、涙を呑んだのも確か同じ年だったかな。
そんな高校時代小生の髪は今で言う超ロンゲで、背中に廻した右手で髪の毛の先端を引っ張ることが出来た。ボールをドリブルしていると、風を孕んだ髪がまるでモンゴルの草原の海のようになびくのが心地よかったものである。またはアラン・ドロン「栗色のマッドレー」の駿馬のたてがみのように。
30歳前後、その兆候は音も無く不気味に忍び寄ってきたのである。最近ナンカ前線が後退してきたかなあと鏡を正面から眺めてのんびり思ったものである。
35歳前後、おお頂上も少し薄くなってきたぞ、俺もそんな歳になってきたのかなと、感慨にふけったものである。少々薄毛くらいのほうが貫禄があっていいわい、ガハハのハなんて。しかしこの時代育毛剤のTVCMがやたら気になって仕方なかった。
40歳前後。自分の危機管理能力のなさを恨みつつ、急激な頭上の環境の変化に戸惑い、焦り、落ち込んでいるうちに末期症状にて回復不可能となったことを自覚したものである。
そして現在は...今、高校時代のようにロンゲにしたら、きっとアルシンド状態になるだろうなアヒヒとか、もっとヒゲをうんと伸ばして頃合いを見はかって刈り取り、頭に植毛すれば顔面二毛作だぞ、特許でも申請すっかムフフとか、しょうもないことを考えてはニヤニヤ出来るほどハゲであることを楽しんでいる。野球や人生も時に開き直ることも大切なのだ。...(と無理矢理自分を納得させている)
ハゲにまつわる話は尽きないが、最後に娘が小学生の時の話。
娘がフレンズに入部したかしないかの頃。小生はフレンズにハマり親コーチの立場でどっぷりグランドの土に浸かりこんでいた。砂風呂で汗を流す姿みたいに。
ある朝、いつものようにフレンズ帽子をかぶり、玄関でシューズのひもを結んでいると...「キンコ〜ン♪」ドアを開けてみると遊びに来た娘の友達女子3人がポカンと口をあけて立っていた。小生「やあ、いらっしゃい、娘なら部屋にいるよ」と言い残しつつ階段を下りようとしたら、背中越しに聞こえてきた女の子の言葉。
「Kanaちゃんパパ、カッコイイ!」
急に背中に羽が生えたように颯爽と階段を駆け下りる小生が、ココロの中で小さくガッツポーズをしたのは言うまでもない。
夕方帰宅後、ちょっぴり自慢げにコトの顛末を家内に話したら、家内曰く...
「はは〜ん、帽子かぶってたからね」...ですと。
薄毛に悩む若い諸君、俺の轍を踏むな、ハゲ防止に全力を尽くしてくれ。健闘祈る。
人事を尽くして天命を待ったにもかかわらず、努力のかい虚しく心が折れかけている貴兄、
「馬子にも衣装」というではないか。「ハゲにも帽子」である。
※但し弊害もあり。帽子(キャップ)をとった時の落差(ギャップ)はハンパじゃないことを覚悟すべし。
※だんだんと帽子を脱ぐことに恐怖を感じるようになったら、いっそ、帽子を頭に縫い付けることをお薦めする。

2009年9月28日月曜日

月下美人ついに

今夜はしつこくあの月下美人です
昨晩ようやくひとつ咲き、今晩はあとの三人がそろい踏みです。以前のこのブログには「ひっそりと」や「儚い」や「白いドレスの美人」などと宣っておりましたが...実はちょっとエゲツナイくらいの濃いめの化粧をした美人ではあります。「サボテンの花」というとなにかしら可愛いイメージがあるのですが、これは夜、暗闇で見るとちょっとドキリとするくらいの艶姿なんです。
メキシコの原野で真夜中にコウモリたちの飛来を待ちわびながら、白い大きな花を咲かせている姿を想像すると、どうにも妙な気分に浸れます。
去年は月夜の晩に咲いたので余計に絶妙な絵になりましたが、今年は残念ながら空模様は曇天。いまからじゃあ、大ドンテン返しは望むべくもなし...。(^^)

2009年9月27日日曜日

南部リーグ 対フォルコンズ戦

今日は盛りだくさん!!
南部リーグ5年生以下の部トーナメント戦、この崖っぷちの状況を知ってか知らずか?とりあえず、西野川スタジアムにてプレイボール。
初回は両チームとも静かな滑り出し。変わって2回表フォルコンズ打線に下位打線ながら2塁打にて1点先取さる。更に3回に2点加点され3:0。その裏新人Otoからの打順で1アウト取られるも、Shouyaの四球で出塁、打席はMuroへ...。この日唯一の安打はMuroのバットから放たれた、ツーベースヒットにて1点返し、3:1。
結果は3:1で負け。Bチームだしまあ、しょうがないか。
今日のベストプレイヤー賞は...Muroの活躍と3盗塁でギャラリーを盛り上げたShouya。これは柳澤代表との密談で決定。ただ、ほかにもOsumiのサードの手堅い守備など頑張った選手はいっぱいいたぞ!この試合ひとつで来年の占いをするのは早計というものだがしかしながら、今日はたとえ負けても少年野球のシンプルなあるべき姿の例を観れた気がする。...それが次の合同練習のあとに最後にやったベーランリレー。写真の表情からもわかるように、子どもたちが「勝ちたい」という気持ちとチームの垣根を超えて「みんな友達」という相反するものがうまく融合して一体となった良い一日だったように思う。
フォルコンズさんはいつも好意的におつきあいして下さるので感謝感謝!!
また次回も4649!(古っ!)
写真を目一杯UPします。携帯でアクセスの方はパケ料要注意です(^^)
話転じて...うちのベランダにひとりめの月下美人が今晩ひっそりと舞い降りて来た。でも今日は子どもの野球の話が主題。次回美人の写真をUPするので是非ご覧あれ(^^)

2009年9月25日金曜日

映画の話「ワールド・オブ・ライズ」「ギルバート・グレイプ」

先日ディカプリオとラッセル・クロウの「ワールド・オブ・ライズ」を観た。
TSUTAYAでこれを手にした時借りようと思った動機は、単純に監督がリドリー・スコットだったから。もちろんディカプリオも好きな俳優だったことも手伝って。
久しぶりに硬派のいい映画だった。これを観て連想した映画はケヴィン・コスナーの「ダンス・ウィズ・ウルブス」白人が有色人種の世界で暮らすうちに、世界の頂点に立つ米国(白人)という存在価値に疑問を抱き、ついには現地人の女性と恋に落ちるという意味で共通するイメージがある。これにスパイものに付きもののスリル&サスペンス&バイオレンスが全編渦巻き、とても面白かった。
それともうひとつ。最後のシーンでCIA上司である鼻持ちならないラッセル・クロウが、辞職しようとする部下のディカプリオに言うセリフ。
「本当に辞めるのか?俺の元を去るということは、アメリカを捨てるということだぞ」...対してディカプリオがすかさず吐き捨てるセリフが、
「自分のことをアメリカなどと呼ぶのはよせ!」
これは筆者の曲解かもしれないが、かつてブッシュ政権下のアメリカが先の戦争における失敗を教訓として、「世界のリーダーであるアメリカ」という自負...というより勘違いにようやく気づき、「優等生なら何をやっても許される」という傲慢さを恥ずかしいことと考えるアメリカの人たちが増えてきたのではないか?
その現れが上のディカプリオのセリフに思えてならない。(考え過ぎかもだが)
ディカプリオつながりで最後にもう一発。
好きな映画のひとつに昔観た少年ディカプリオと青年ジョニー・デップの「ギルバート・グレイプ」がある。この二人がのちに指折りのハリウッドスターになるとはね。ディカプリオは知的障害者の役を演じたのだが、初めて彼を見た筆者はマジ、本当の知的障害のひとを抜擢して役を付けたのかと思ったほど素晴らしい演技。カッコイイ男は、とかくそのイケメンぶりに目が行きがちだが、実力を伴ってこそ本当にイイ男と称されるわけだ。
単に「イイ男」なら外見は必須条件であるが、「本当にイイ男」の条件には必ずしも「外見や容姿」は含まれない...というのが筆者の持論であるが、女子のみなさんはいかがでしょうか?

2009年9月23日水曜日

白いイクラたち?

シルバーウィーク最終日、今日もいろいろあったなあ。あんなことやこんなこと。それら全部ひっくるめて黙って写真だけのUPにしよう。今日はコメントなしで...。
1=見よ、打撃の瞬間、代表のノックの目線を。ちゃんと当たるまでその瞬間を見てるではないか。
2=ノックをしながらバッターランナーが走り出す瞬間。
3=白いイクラたち。この一個の白球を中心に野球は廻る。じっと見ているとひとつひとつの白いボールたちが、ひとりひとりの子どもたちとかぶって見えた。もう少し...あとほんのちょっとで脱皮する今の子と、イクラをかぶせて連想した筆者は思い込みが過ぎるだろうか?
4=おまえの笑顔には勝てないよHirot(^^)
5=フレンズ恒例練習後のリレー。ダイナミックな絵が撮れたのでUP。
今日は文章を書く気力ナシ。今回は写真でお茶を濁す筆者を許して下され。
みんな大人の思いはひとつ! なんだけどね...。

2009年9月22日火曜日

チビッコ選手三者三様

一昨日グランド撤収の際テントをたたむ時ちょいと腰をかがめたら...ピキッ!
久々来ましたねえ腰に。帰宅後はただひたすら保冷剤で患部を冷やし、パックがじゅるんじゅるんになるとまた冷蔵庫からカキンカキンの保冷剤。腰部だけが氷河期を迎えたようだった。
今日は今日で、上体を13度前に倒しいつもの3倍の時間をかけて、遠くの有馬小へてろんてろん歩いて行ってみれば、練習場所の間違いに気づきUターン。自宅からは目と鼻の先の西有馬小へついたのは約1時間後。携帯は忘れるし惨憺たる一日であった。
いつもなら子どもらに混じってグラブ片手に練習に参加するのだが、今日はそうもいかず、ならばブログ写真に徹しようと。おかげで普段と違う写真をUP出来そうだ。
6年連合組と一線をひいた練習のため(?)、5年以下やチビッコ選手を中心に編集。
久々個人Blogと公式と両方にUPしときます。
(いつものことながら写真はクリックすると拡大版を見れます)
(顔は小さいので掲載はオープンにしときましょう。不都合ある方はメール下さい)

2009年9月20日日曜日

コトバ...その8 目的と目標

コトバシリーズ第8弾。
この違いを即座に簡潔に言い表せるひとはエライ。大人でもうまく要領を得た回答が出来るひとは少ないのではないだろうか。
誰も覚えてないだろうけど、2,3年前のフレンズお別れ会にてコーチのひとことコーナーでワタクシはこの違いについて話したことがある(...ような気がする)

目的は...自分が最終的にどうしたいか?どうなりたいか?
目標は...その目的を達成するために自分が今なすべきこと。
と、テシマコーチは思う。
国語的に調べたわけではないけれど、表現の違いはあるだろうが大同小異、異口同音でほぼ合っていると思う。
「野球がもっとうまくなりたい」のが目的。
「そのためには一生懸命練習すること」が目標。
時に目標には数値を掲げると明確になりやすい。「自宅で一日300回の素振り」とか「ベーラン(ダイヤモンド一周)タイムを○○秒を切る」などなど。昔の薬のヒグチのCM「目標!1327店!」は目標であり、目的はその結果利潤を追求し黒字になり、経営と企業の成長または従業員の生活の安定を図ることであろう。
それら目標をひとつずつクリアして、新たに次の目標を立ててまたクリア。クリアするたびに「野球がもっとうまくなりたい」という目的に一歩ずつ近づいていくわけだ。
目標の延長線上に目的があると言ってもいいだろう。
興味があったので同じキーワードでGooooogleしてみたら、似たようなブログが多かった。中でもなるほどと思ったのは、
「試合に勝つことを目的にしてはいけない」ということ。試合とは勝ったり負けたりするもので、試合に勝つことだけを最終目的にしてしまうと、負けた時に自分の立ち位置を見失うことになりかねない。勝ち負けは目標として捉えるべき。(これには賛否両論あろうかと思うが)
日本シリーズで日本一になることや甲子園で優勝することは「目標」にして欲しい。目標達成後のビールかけや、仲間と喜びを分かち合うことを目的にしたっていいじゃないか。
(...ここからのカッコ内は良い子のみんなは読まぬように!...合コンで女の子の番号をゲットすることは目標であり、その後のことは野郎どもの考えてる目的はただひとつしかないのと同じ。...などと例えで言ったら非難囂々だろうね(^^)....)

試合に勝つ(目標)ことで、ますます野球が好きになり、もっとうまくなりたい(目的)という好循環を期待して。

※写真=本日練習終了後ボールカウントしたら2個紛失。1個につき全員で校庭5周。計10周である。大坪コーチに新ルール適用、宣告された子どもらは「エ〜っ!」ガックシ。すかさず同コーチ「走らされることを嘆く前に大事なボールを無くしてしまったことを悲しめよっ!」
...確かに!