2009年12月31日木曜日

2009年ありがとうございました!

2009年、ほんっとうにありがとうございました!
2月から初めてブログなるものを書き始め、途中挫折もあれば励ましもあり。
試合のあった晩はスコアブック片手に、使命感と責任感と高揚感で書きはじめ午前2:00には焦燥感。
俺、私、筆者、小生、テッシー、Tコーチ...を使い分け、気がつけば文体も支離滅裂、翌朝再読し穴があったら入れたい...じゃない、入りたい気分に陥ること数知れず。
今日を入れて133の駄文。ほぼ2.5日に一度のエントリー。そんなに書いてるかな?
フレンズ関係者や子どもたちに向けて書き始めたのが、いつのまに全国から来て下さる読者がちょっぴりずつ増えてとても嬉しい限りです。
こんな少年野球「晴耕雨読」Blogにおつきあい下さり、本当にありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
2010年みなさんにも良き年でありますように!

2009年12月30日水曜日

先入観と真っ黒な絵

少年野球をそこそこの年数やっていると、いろんな子らが入部してくる。
うちは来年もAチームしか作れない人数ではあるけれど、一時期に比べればちょっと増えたので「チーム存亡の危機」という心労からはちょっと解放されそうだ(^^)
練習を見たとたんに「コイツ出来るな」という子。
反対に上達するにはかなり時間がかかりそうだなという子。
体格に恵まれた子、そうでない子。足の速い子、そうでない子。
明るい性格とそうでない子。素直な性格とそうでない子。........。
いろんな子どものタイプがあって実に楽しい。他の少年野球ブログのコメントにも最近書かせてもらったのだが、筆者はうまい子よりもそうでない子の練習やプレーにどうしても目がいってしまう。うまい子は放っておいてもうまくなる。内野ノックなどしていると、この選手なら正面より2m17cmほど横へ鋭いゴロを打っても、きっと飛びついて2m16cmくらいの位置で捕球に成功するだろう、などと思いながら実践してみるとギリギリでキャッチ、見事に期待に応えてくれる。ノッカー冥利につきるというものである。(本当に2m17cmに打ってるかどうかはご想像にお任せ)


そうでない子はどうか。正面に打ったゆるいゴロでも捕れない。この道何十年のベテランが言葉と身振り手振りで教えても、なかなか思うようにはいかない。しっかり話を聞きスローペースながらも徐々に理解し身につけていければいい。大事なのはなかなかうまくなれなくとも、野球を好きなまま練習参加を継続させられるかどうかだ。野球に限らず好きになってくれればきっとうまくなれる。上達のスピードと達成度に個人差があるだけで、そうでない子はそうでないなりにも一生懸命なのだ。そんな子にも途中でサジを投げないで辛抱強く教えることの楽しさというものがある。捕れなかった球が捕れた時、打てなかった球を打てた時のその子の笑顔だ。そしてやがて6年生になった時、新入生当時との落差が大きければ大きいほど指導者としての感慨もひとしおというもの。


時にその中でも....「後ろに逸らしたボールは走って取りに行け」「グラブをしっかり構えて」「早く準備して整列」「あいさつは大きな声で」...野球技術以前が出来ない子も近年は多い。これも諦めたらオトナの負け。先入観で大人が子どもに見切りをつけてはダメ。「この子はダメだ」と思わずに「この子は時間がかかるだけ」と思えば良いではないか。ただし甘やかしてはいけない。わかってるはずなのに行動に移さないでダラダラしてるような場合は叱らないといけない。


40、50のオッサンがある日突然プロに入団しその年の三冠王を獲得することはたぶん、おそらく、ほとんど...あり得ない。けど、子どもは何をもっているかまだ分からない。うわべだけのキレイごとを言うのは嫌いだけど、どんな子も自分の色を持っているはずだ。その色が赤でも青でも、たとえ真っ黒でも先入観で判断してはいけないと思う


ちょっと強引ではあるけれど「真っ黒」で紹介したいCMがある。
このブログすでに2、3時間かかってるけど(ただし間に晩メシとグースカ居眠りも含む)これをたった60秒で見せてくれる。このCMの主旨と今日のブログとは少し意味合いが違うけど見方をちょっと変えて見れば同じであると思う。AC=旧公共広告機構=のCMはいつも素晴らしいのが多いけど、2002年に制作、TVで流れた時は一瞬で感動し鳥肌が立った記憶がある。おそらく知ってる方も多いのでは?「黒い絵と鯨」と聞けばピンときた方は通ですね。外国の数々の賞もとったようだ。
良かったら是非ご覧下さい。


2009年12月27日日曜日

井の中の蛙大海を知らず

※昨晩下記ブログをアップし、大事な部分がスコンと抜けていたので今、下段の赤文字部分を大幅加筆しました。(12月27日14:40記)


少年野球にまつわるブログ。この少年野球「晴耕雨読」Blogは今年初めになし崩し的かつ偶発的にはじめたものである。自分自身1年経ってまさかこんなんなるとは思いもよらなんだ。完全に生活の一部ですよね。ひたすら書くだけで他は何も気にしていなかったのだけど、ある時期フト他にはどんなブログがあるのだろう?と思い井の中の蛙が「にほんブログ村」という大海に泳ぎつき見てみたら、いるわいるわアジやサンマからマッコウクジラまで。カエルの分際で紛れ込んだ私は大魚の群れに唖然、呆然。
いくつか見て回り共通して感じたのは、みんな「熱い」ということ。熱さにもそれぞれ温度差はあるし、文章・文体・コトバの使い方も千差万別だけど、「熱い」を別の言葉に置き換えるならば、野球や少年野球や自分の息子娘に対する「愛情」と言ってもいい。文面の一枚下に目に見えないけれどそれらに対する愛情の色を感じ取ることが出来る。


さて当ブログ「東京ドームの間違い探し」の時に知り合えた九州熊本のhiratakuwaさん「1969/04/09に生まれて」のことは以前何度か書いた。最近(?)ブックマーク欄にこの「晴耕雨読」を載せて頂きまた感謝、感激。相互リンクとか広告とかにふだん無頓着なカエルもさすがにお礼がてらウチもやらねばと一念発起。そーして今日作ったのがこのページ右の「勝手にリンク集」なんである。


ここで登場するのが以前から紹介したかったカニさんが書いている「台風一過」
誰もが知っている写真週刊誌の記者をされているだけあって文章に無駄がない上に平易な文であるのにもかかわらず、少年野球・シニアへの熱き思いや家族に対する愛情が伝わってくる。プラス「仕事カテゴリ」は必見ですぞ(^^) 実はこのページ右に最近UNIQLO時計を貼り込んでいるけど、これも「台風一過」で知って速攻DLしたもの。(このウニクロ、じゃないユニクロ時計についてはまた後日書いてみたい) 少年野球ブログをみてまわるとかなりの確率で以下のロゴに出くわす。コレコレ↓↓↓

そもそもこれってなんなの?で始まり検索開始。ほどなくしてカニさんのブログに漂着したカエルはこれは奥さんが作ったものと氷解。私テッシーもMacでロゴを作る仕事もしてるので興味津々。あとは怒濤のごとくアーカイブを読み漁った次第。前出hiratakuwaさんもこのカニさんも凛とした姿勢が似てるし、ブロガー1年生の私がこんなことを言ったらおこがましいのだが、感性が自分と似てるのだ。だからこそ好きなブログのひとつになったのだろうね。
勝手すぎるのにも程があると思うので、いずれカニさんにはご挨拶がてらコメントしに行こう。


もうひとつ。その名もズバリ「少年野球BLOG」
どのブログを見てもこの方のリンクがあるほどだ。
少年野球のみならず野球の指導者ってこんなに凄いものなのかと感嘆、驚嘆の絶品ブログ。超専門的な野球解説は他を凌駕してると思うし、野球知識を披露するだけなら他にいくらでもあるだろうけど、このmetooさんはそれだけではなく野球に対する愛情の深さ、子どもに対する目線の柔らかさ....何をさておいても全てにおいて洞察が深いのである。これは是非ウチの指導者のみならず、全国の野球指導者に読んでもらいたいブログなのだ。特に大声で怒鳴ることだけで野球指導したようなつもりになってる監督・コーチ連中にはね。私もたまに我慢の限界を超えた時にはやっちゃいますが(^^)


ブログを始めて「井の中の蛙大海を知らず」であったのが、こうしていろんな世界に巡り会えただけでも自分は幸せだなと思う。


自分のチームの問題山積に東奔西走、運営などに汲々としていると、とかく視野が狭くなりがち。せいぜい直近の交流のある所属連盟内のことしか見えなくなる。また、指導者もしかり。自分の長年培って来た野球理論や指導方法、子どもとの接し方など確たる自信をもって臨むのは大切なことだが、「自信」が「過信」になってはいないだろうか?
広い大海を知ることで益々自信を深める人って何人いるだろう。
広い大海を知ることで己を見つめ直し、少しでも自省をもって軌道修正しようとする人が私は大好きだ。
年齢は関係ない。若い指導者も年配のベテランも同じ。私の好きな言葉のひとつにこんなのがある。「反省しないヤツに進歩なし」....どっかで聞いたような気もするけど私が勝手に作りました。


この「晴耕雨読」を訪れてきて頂いてる同じブロガーの方には、上の3つはお馴染みのブログなんだろうな、たぶん。
もし良かったら相互リンクしましょう!!!(^^)

2009年12月26日土曜日

陰降る縁座

「陰降る縁座」..陰で知らぬ間に菌が降りそそぎ、縁があった人には居座ってしまう...インフルエンザ。かなり無理のあるダジャレでした。m(_ _)m


いやはや参りましたね。インフルエンザ。他の全国の少年野球ブログをみても、今年秋口からあちこちでこの話題。うちのチームではこのところ鳴りをひそめていたが、ここ数日で激増し大人数人もかかっている様子。今週末の土日は練習納めであったけれど、やむなく中止の憂き目をみることに。
かく言う筆者も以前書いたブログ11/4「夜間の悪寒はいやな予感」の時と全く同じ症状で昨日午後から妙な具合になり、状態はどんどん悪化。ヤバイと思った時には例によって悪寒に襲われて....夜8:00には布団虫と化し、2,3時間おきに目が覚めヒーヒーハアハア。今日は熱は下がったけれど30分おきにもの凄いクシャミを発射。まるで悟空の「かめはめ波」を放った瞬間のような。そのあと身体がうしろへ3メートルくらい吹っ飛ばされて壁に人の形のまま穴があいて...んなワケない。
インフルではなく風邪だろうと思うのだが、今はだいぶ落ち着いてきた。
だからこーして書いている。
でもまだ眼はしょぼしょぼのトロントロン、身体のあちこちの関節はギシギシ悲鳴をあげ、脚の筋肉はガッチガチに痛い...おっとこれは先日のアメリカンノックで久々走ったための筋肉痛か(^^)
今日はこんくらいで寝ようっと...。


※フレンズ関係者のみなさん、12月20日の「卒業生を送る会」の後編写真投稿アップしました。公式ブログの掲示板からどうぞ。(一般の方はパスワードがないと入れません。ゴメンナサイ)



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2009年12月24日木曜日

アメリカンノック2


今朝グランドへ行く前にMacを立ち上げメールチェック。
最後のありがとう」に涙のコメントあり。FォルコンズのF本さんである。
いつも本当にありがとうございます!m(_ _)m


先日の「卒業生を送る会」の後編写真UPを御期待のフレンズ関係者のみなさま、もちっと待って下され。
というのは以前「アメリカンノック」というブログを書いたけど、本日の練習でまたまたアメリカンノックをやりました。筆者も大好きなので子どもに混じり参戦...いやはやなんとか打球に追いついても、肝心なところでハズしてしまうことたびたび。眼が悪いせいかな?走って打球に追いついても、球がブレて2,3個のボールが出現して見え、どれが本物なのかわからん。コイツか?と判断しグラブを差し出すと幻だったりする。10年前いや、5年前ならほぼ子どもらに見本を示せたのに...
「盛者必衰の理あり」か...なんてね(^^)ただ単にオッサンになっただけ。でもまた挑戦するぞっ!!! 男って自分が歳をとったことをシカと自覚しながらも、それを絶対認めたくないもう一人の自分がいるんだよね。


ほいっお待たせ。写真は有馬小スタジアム。後半筆者はブログ用にカメラマンと化しガッツリ撮りまくった。途中大声で、「うまくキャッチした子は今日のブログに載せちゃうぞ!」と言うやいなや、子らは俄然ハリキリモードにヒートアップ。
終了後わらわらとデジカメの液晶画面に群がる子どもたち。
「ねえねえTコーチ、俺撮った?」
「おまえは捕ったけど、俺は撮ってないかも」...「はあ....?」みたいなコトバ遊びをしてケムに巻いて帰宅。 子どもたちもブログにはかなり興味があるみたい。わざわざこの「晴耕雨読」の検索の仕方を訊いてきたOsumi。おじいちゃんの家で見たいらしい。メチャクチャ嬉しい限り。


というわけでカゼで欠席の子以外、やっぱり全員の写真をアップしちゃいます。
これをご覧の保護者のみなさん、たまには子どもたちにも見せてあげて下さい。
難しい漢字は親鳥がヒナにエサを与えるように咀嚼・翻訳してあげて。








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2009年12月23日水曜日

母軍団バッティング大会!

昨日深夜やっと「卒業生を送る会」のブログをUP。
写真撮影枚数230枚。この中からコレと思うものをチョイスして、組合せ、必要なら加工してコメントをつける。いい写真を選択するのが一番時間がかかる。しかも必ずしも顔出しOKとは限らないので、集合写真ならまあいいか、ドアップの顔はマズイからやめようとかとか...。要は例の個人情報保護法である。気心知れたオヤジ連中や一部お母さんなら勝手に載せちゃうのだけど、やはり気を遣って全部載せてはマズイやね。
そんなこんなで、先ほどフレンズ公式ブログの掲示板に写真をUP。こちらはパスワード入力して関係者しか見れません。あしからず...。


しかしその中で面白いことに気づいた。
午前中は毎年恒例の保護者と子どもに分かれての紅白試合。母や父が打席に立ち、子どもたちが守備につく。大人たちは結構盛り上がるわけです。笑い声の絶えない楽しい時間を過ごせます。母たち16人の個々のバッティングを撮影し加工、公式ブログに載せているうちに気づいた。
みんな前のめりになってバットを振っているんだね。いわゆるボールを迎えにいくというやつ。お母さんなのでピッチャーの子どもも手加減してスローボールを投げるから余計に待ちきれず前傾姿勢で打ちに行くわけだ。
その写真を一部加工し下にUP。
せっかくの最強美女軍団なのに無粋なことでゴメンナサイ(^^)
※フレンズ関係者は公式でご覧あれ。

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2009年12月22日火曜日

最後のありがとう




Kentaは2年生で入部してきた。
既に野球をやっていたお兄ちゃんにくっついてきて野球を始めた。
投球フォームなど兄貴にそっくりで周囲の笑いを誘ったものだ。


一緒にキャッチボールをした時、2年生にしては随分強いボールをど真ん中に投げ込んできたのを憶えている。しかも器用に私の投球フォームをそっくり真似て。
一時期フレンズを離れた時も、こっそり遠く電柱の陰から練習を眺めていたよな。


そんなおまえも大きくなるにつれ、今まで面倒をかけた立場から今度は下級生の世話をする上級生に成長。打席の立ち位置やバットの握り方まで小さい子によく教え込んでいた。周りの大人はみんな知っているよ。


主将に抜擢されてチームを引っぱり、投打に大活躍の今年。
言うことをきかないチームメイトに苛立つこともたくさんあっただろう。
それでもみんなをまとめてよく頑張ってくれた。
厳しく優しく育ててくれた父さん母さんに感謝するんだぞ。
ありがとうKenta。


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Koutaは4年生で入部してきた。
沖縄から引っ越してきて弟のHirotoと一緒に二人仲良く。
当時選手の人数が目減りしてきてチーム存亡の危機に瀕していた時だから、二人も同時に入部なんて夢のようだった。心で泣きたいくらい嬉しくて同時にわくわく期待したものだよ。


体格は小柄だけど内に秘めた天性のバネでめきめき頭角を現し、あっというまにチームメイトに追いついたよな。バットスピードとミートポイントをとらえる感性は素晴らしい。


天真爛漫で野球のうまい弟とよく比較され揶揄されることもあったけど、持ち前の明るさと優しさで副将としても本当によく頑張った。涙もろい性格は母親譲りだよな。明るい家族に囲まれて育ったおまえは、コーチたちよりも前に家族に感謝しろよ。
ありがとうKouta。


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Harukaは4年生で入部してきた。
お兄ちゃん二人がフレンズで過ごし、御多分にもれずグランドで一緒に遊んでるうちにいつのまにかユニフォームを着ることになったよね。
兄・妹が少年野球をやるのは私の息子娘もそうだったからとても嬉しく楽しい気分だったよ。


小さいころはグランドの隅で仲のいい女の子と遊んでいられたけど、背番号を背負うようになってからは厳しい練習や指導に野球が嫌になったこともたくさんあったよな。土曜日曜はのんびり起きて友達の女の子と遊びたいのを我慢して、朝早くからよくフレンズに来てくれたね。


そんなキミもフレンズ最後の6年生。試合出場機会は少なかったけれど、一生懸命がんばってくれた。秋のレディース連合チームでは素晴らしい大活躍。私もフレンズを抜け駆けして観戦しに行きたかったけどそれも叶わず残念。
でもレディースのユニフォーム姿のキミはめちゃくちゃ可愛いかったぞ。
陰になり日向になりフレンズのために力を尽くしてくれた父と母。時にはキミに目を向ける暇もないくらい忙しかったから、寂しい思いをしたかもしれないけど、両親を誇りに思い、感謝の気持ちを忘れるなよ。
ありがとうHaruka。


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今年も「卒業生を送る会」が終わった。
予想もしない涙あり、歓声に沸いたシーンあり、大成功の大盛り上がり。
豊島コーチは自慢じゃないが、15秒間の人命救出ニュース映像を見てもポロリとくる涙腺のチョー弱い男。昨日の会では周囲に悟られないように、何度涙をぬぐったことか。こいつを書きながらも...ゆるゆると...活字がにじんできて仕方がない。
いかんいかん、あとは写真を見てくれ。