2010年11月12日金曜日

エクセルにアクセル

最近やっとスコアブックの年間成績集計をExcelに入力出来るようになった。
でもまだ7月くらいの打撃成績まで進んだに過ぎないし。
10月以降のスコアは手書きの集計すらまだだし。
それにこのあとは投手成績から6年生通算成績、対戦成績、etcを入力し、更にこれのパターンをBチーム用にイチからまたやらなきゃだ。
ましてや、今日みたいにTVの「アメトーク」なんか観ながらやった日には、TVが面白すぎて全く手がつけられない。もっとも、何かに気を取られながらやると確実に絶対入力ミスを犯すので、CMの時だけ集中してやるのだけれど...。
今年は分業制にしてExcel使える人と共有でやろうと思ったけれど、そのためには肝心のスコアシートの原本がひとつしかないので、目論みは頓挫してしまった。シートをコピーして、同時進行でやろうかな。Aチームは小生、Bは誰かに、投手成績はまた別の人にとかとかとか...。東京とっかとかきょく。
宮部みゆきの小説に「火車」(かしゃ)というのがあるけど、まさに台所は火の車。
今はこれが尻に火が燃え移り、アッチチの状態。
全身火だるまになる前に手を打たねばヤバイ。高須はドバイ。

「だったら、こんなブログ書いてる場合じゃないだろーが」と思った貴兄、

ご明察です。
エクセルにアクセル入れてあくせくやるっきゃない。



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2010年11月10日水曜日

スコアラー目線

スコアラーとは何なのか?
グランドの現場で黙々とスコアブックをつけ、年末の成績集計地獄に息も絶え絶え、小冊子を発行するために毎年徹夜を覚悟し....。
これだけではスコアラーとは言えない。
子どもたちにスコアラーから見たアドバイスをしなきゃ意味がない。
....前回の打席で相手打者がレフトオーバーの2ベースを打っている場合。
=レフトとセンターの守備位置を確認後、少しレフト寄りにバックなどの指示。
(但し投手の力量と打者のスイングスピードによって都度調整、臨機応変)
....2アウトを取ってから四死球が多い投手の場合。
=2死後、3アウト欲しさに投げ急ぐ場合は、一度深呼吸ないし、ランナーへの牽制球、またはロジンバッグで気分を転換させる、モーションをゆっくり目にさせる。
....失点は多いけれど、自責点はほとんどない投手の場合。
=投手には自信を持てと言い、他のナインには守備面でのハッパをかける。
etc....。
時に出しゃばりかなと思うこともあり、反省することもたましば。
でもやはりスコアラーは単に記録者に徹しなきゃいけない場合と、チームアドバイザーとして意見を具申しなきゃいけない時と、両面あっていいと思う。高校野球やプロ野球の場合はわからないけれど。

さて、以前のこのブログで「スコアブック年間成績集計」をExcelでオリジナルで作ったので、どうぞ持って行って下さい、的な文章を書いた。
スコアブックExcel集計


先日嬉しいことにご所望なさる方が現れたので、メールでデータを送ってさしあげた。全国のどこのどんなチームのスコアラーなのかは定かではないけれど、こんな小さなことで少年野球の世界が繋がっていくことが何より楽しい。
その際に私がメールした文面を以下に写真に撮ってご紹介。
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2010年11月9日火曜日

禍い転じて福となっちゃった

さてさて、あさって、しあさって。
日曜の南部リーグ4戦目、対松風スラッガーズ戦だ。
強いチームだしたぶん今まで負け越してる相手だけに、試合前の若干の緊張感は否めない。(子どもじゃなく、小生だけかも)
6年生1人を欠いてのスタメンオーダーでプレーのコール。
1回表フレンズの攻撃。1得点。3回裏に1:1の同点とされて、次の4回表。
Ohtakeの2ベースヒットを足がかりにOtoの四球とOnoの絶妙なスクイズバントが決まり、先日に引き続きまたしてもツーランスクイズ成功。Otoの果敢な走塁が実を結んだ結果に。これで3:1の勝ち越し。
松風スラッガーズはこんなものでは引き下がらない。絶対反撃のノロシをいずれ上げてくるはずと思いつつも、いつの間に最終回。ウッソ〜。嬉しいぞ(^^)
6回裏、松風スラッガーズの攻撃。中邪飛の1アウト後、内野安打でランナー1塁。スチールを決められて走者2塁へ進塁。
ここからが「禍い転じて福と為す」
4番打者が5球目を叩くとレフトへ一直線のライナー。...やられたか!?
これをOtoが猛ダッシュして捕球2アウト、2塁ランナーが飛び出していたのをベンチは見逃さず、「2塁を刺せ!」すかさずOtoは2塁へ送球!
ライナーゲッツー完成でチェンジか?
....暴投を投げちゃった。頭ポリポリ。
結果、2アウトでランナーは2塁に生きたまま。
ところがである。この時、小生時計を見たら1時間28分。
もしゲッツー完成でチェンジになっていたら、次の回表裏をやらねばならない。
逆転される可能性は十分ある。
こうなれば、もうゆっくりゲームを運ぶしかない。
5番打者の1-2からの打球はまたしても痛烈なレフトライナー。
これをOtoが無難にキャッチ、3アウトである。時計はちょうど1時間30分。
もう新しい回へは進まない。ほどなく主審の「集合!」のコール。
あそこで2塁へ暴投したのが逆に命運を分けたような試合だった。

それよりもやっと(準)公式戦で一勝を挙げたのが何よりもとてつもなく嬉しかった。
BPベストプレイヤー賞は、Onoのスクイズバントと、Otoの守備&走塁に決定。
それからKawahara。強豪相手に6回90球四死球2で失点1は立派だ。
奇しくも6年生ではなく5年生の活躍で僅差をものにした試合だったけど、写真は6年生の特集で(^^)
南部リーグが終わり、新人戦が始まるといよいよ卒業生と親たちには寂しい季節がやってくる.....。

2010年11月7日日曜日

少年野球の原点

6日の土曜は上作延ノンキーズとの練習試合。名物監督Ishiguroさん率いる付き合いの長〜いチームである。今回も2試合やろうということになった。
1試合目は6年生が日光へ修学旅行のため、5年以下の新チームにて。10:1で久々に勝ったものの、ノンキーズ投手の制球難でスコアブックにはB,B,DB,B,B,の羅列によっての得点。更にWPも重なり一気に9点をもらった形。対するうちのチームは伏兵の活躍による打点を挙げた。
BP賞はOtoのライトオーバー、植え込みに突き刺さる見事なツーベースヒット。ボールが地面にめり込み、そのまま地球の裏側まで到達し、チリの炭坑事故の現場まで達するかという勢いの打球だった。
まだいるよ。Shouyaの2の2、1打点も立派。
また、最近やっと引っ張る打撃が出来るようになったOno。この日もレフトへのライナー性の痛烈な飛球のヒット。この3人に決定。

2試合目は先のブログにもUPしたように、チビスケ軍団中心のオーダー。たまたま写真に撮れなかった下級生にはご勘弁を。この試合爆笑の連続だった。リードの仕方がわからず試合中に塁審から教わる子、グラブをはじいたボールの行方を見失いあたりをキョロキョロして途方に暮れる子、自分の身長の倍はあろうかという暴投を背伸びしてまで打とうとする子...いやはや楽しかった。何か心が洗われるような気分で、少年野球の原点を思い知らされたような気がする。しかも新チームの上級生よりも活き活きして声も出て頼もしい限りだ。
この試合BP賞は...全員にあげよう。ただし公式ではなく特別賞としてね(^^)
ギャラリーは寒そうだが、試合は熱いぞ。
試合前の整列もサマになってきた!
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1年生はチビッコ

自画自賛の写真です!
このアングルを発見した瞬間、小生欣喜雀躍、すかさずカメラを構え、思わず笑顔に。
昨日も2つ練習試合があり、そのうちの1試合は新チーム・チビスケ軍団の試合。
たくさん写真を撮ったので昨晩載せようと思ったら、Macを起動する間もなく瞼と頭が撃沈。
3塁塁審はフレンズ卒業OBの現川崎北高野球部、Shohta。彼の股ぐらに注目。
1年生のレフトYuutoがスッポリ納まっている。
どんだけ小さいの〜!?大仏の下で野球やってるみたい。
今からまた練習試合だ。出がけのその前にUPしとこ。
では行ってきます。

2010年11月5日金曜日

目の前の一勝より来春の一勝

3日の練習試合もFF対決となった。対二子フェニックス戦である。
1試合目は新チームで、2試合目は6年生も入れた構成で開催。最近はめっきり日が短くなり寒くもなってきたから、おちおち遅くまでテレンコテレンコやってられない。もっとも夏だからといって、ダラダラやっていいということにはならないが。

久々にYanagisakiコーチが顔を見せたので主審を頼み、プレーのコール。
スコアは初回だけ師匠Kanedaコーチに頼み、小生は卒業生の写真を撮るために、「戦場のカメラマン」渡辺陽一ならぬ「球場のカメラマン」となる。試合は先発投手が四球の連続で一死もとれぬままRyuunosukeへマウンドを譲る。これは前回も、いやこのところずっと似たような展開だ。私は野球経験者ではないから専門的・理論的な指導は出来ないけれど、他のスポーツ経験者ではある。また、野球技術からは一歩引いた眼で子どもたちを見るのが自分の仕事だとも思っている。ストライクがなかなか入らないと分ってる投手をずっと先発で使い、四球連発したら交代させるというのはいかがなものだろう。彼も一生懸命やろうとしているはずだ。でもストライクがとれない。一番悩んでいるのは本人なはず。なのにこういうパターンが続くとかえってその子が可哀相だと思う。性格が明るい前向きな子だから、今はなんとか頑張っているけれどね。試合慣れしていくうちに制球力も自然に備わるという考え方もあるが、もう少しコントロール・制球力を身につけるまでじっくり育てるべきじゃないのかな。彼には来季のエースになる素養があると思うからこそ、今を大事にすべきだと思う。
目の前の一勝より来春の一勝だ。
前者の一勝がピンポン球ならば、後者のそれは砲丸投げの球ほどの重みを持つ。
さて、試合結果は6:5で負け。BP賞は4回裏1アウトから二遊間をきれいに抜けるヒットで2打点を挙げたTaguchi。彼の「試合に出たい!」という強い思いが実ったような安打だった。

次は6年を含めた今年のメンバーでのゲーム。
結果は6:3でまた負け。4試合連続の6失点。勝ち負けより大事なものがあるべき、今の時期だと思うけれど、しかしそれにしてもずっと勝ってないぞ。
BP賞はOhtakeが連続受賞。このところナニカ吹っ切れたのか打球に伸びがある。同じヒットでも途中で失速するのと違い、しっかり芯をとらえた打球が最後まで勢いを失うことなくグランドを弾んでいく。チーム初得点を叩き出したセンター前へのクリーンヒットもさることながら、出塁後の2盗から7番打者のスクイズで3塁を蹴り一気に本塁も落した、結果ツーランスクイズ成功の果敢なランニングも良かったからね。
もう一人はそのスクイズを決めたShouya。非力なバッターでも出来ることはたくさんあるぞ。

その日は前述コーチ仲間と地元の居酒屋その1で冷や酒をシコタマのんで帰宅。
シコタマといっても4個の玉を呑んだわけでは決してない。これが効いたのかどうか、玄関を開けて仕事部屋に直行して....気がついたら帽子をかぶりバッグを肩にしたまま床に寝ていた。目が覚めた時、「ここはどこ?私は誰?」状態だったのは言うまでもない。こんな酔い方も久しぶりだった(^^)

写真は秋の本格的到来を感じさせる、日差しの柔らかさ、長く淡い影、秋色に変わりつつある樹々の葉...。
もう一枚はベンチ横でエラそうにふんぞり返る主将Hiroto。本人の名誉のために言っておくが、これはあくまでわざとオトナコーチの真似をして遊んでいたもの。それにしても妙な貫禄があるなあ(^^)
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2010年11月3日水曜日

長打率と守備率の陰に

11月に入りこの一ヶ月くらいで、スコアブックの記録集計をやっつけなきゃいけない。野球ほど多彩でかつ多岐にわたる記録をつけるスポーツは他に類を見ないだろう。規則が複雑なのもおそらく世界一に違いない。現場で手書きでつけたスコアシートを持ち帰り、自宅で深夜更に細かい計算を書き足す。やっかいなのは選手交代があった時の対処。例えば失策は誰が何回やったかなどの検証作業。5回にショートエラーの記号...(6E-3)...などがある場合、選手交代で5回にショートを守っていたのはどの選手だったかの確認をしなきゃいけない。子どもの年間最終成績に記録されるので手を抜けない。

一口に記録集計といってもみなさんはナニを想像するでしょうか?
単純にスコアブックに書き入れる集計の升目の数を数えてみた。打席数・打数・得点・単打・二塁打......三振・残塁・失策、更に投手成績の勝ち負け・投球回数・打者数・打数・被安打.....失点・自責点など、現場でつける試合経過の欄は別として全222項目。これが1試合2チーム分あるから倍の444項目。代打や投手交代があればその分も更に増える。実際はゼロの空欄も多いのだけど、これをほぼ自宅に持ち帰り集計している。
「一週間頑張った自分へのご褒美に、金曜の夜はワインを奮発して買って帰りま〜す」なんて言うOLがいるけど、小生がそれをやったらワイン中毒になっちゃいそうだ。もっとも買って帰るのはワイン1本だけじゃ済まないけどね。

この手書き集計のあとに、いよいよこの全データをExcelに入力していく。また春先の1枚目のシートからコツコツ。このExcelで打率などが自動計算されるのだけど、昨年の集計で気になったことがあり、スコアラーのバイブルと崇めているサイトへ飛び研究。以前も何度も書いたけれど、すごいサイトがあるんである。
氏曰く「草野球や少年野球がスコアをつけるのが一番難しく、また面白い」
たぶん試合やプレーがセオリーどおりにいかないからという意味だろう。
草野球のためのスコアブックのつけ方
184万アクセス、一日700アクセスなんてザラ。ここでたくさん学習させてもらった。昨年の集計で調べたのはブログタイトルの「長打率と守備率」。
「長打率」一般には長距離ヒッターとか、スラッガー(強打者)の証とか思われがちだけど、ここでクイズ。
イチローが打った安打は全て内野安打で100打数で100本打ちました。
松井が打った安打は全て3塁打で100打数で30本打ちました。
さて公式記録ではどちらが長打力のある選手でしょう?
答えはイチロー。この矛盾を無くす為に昨年はこの長打率を計算するのに、シングルヒットは除外するようにExcelを設定した。
草野球のためのスコアブックのつけ方(記録集計項目より)

もう一つは守備率。下の写真にもあるように、「守備率の高い選手は守備がうまい」のではないんですね。「守備率の高い選手はエラーの少ない選手」というのが正解。もっとも、「エラーの少ない選手は守備がうまい選手」という変形三段論法が成り立たないわけではないけれど。
草野球のためのスコアブックのつけ方(記録集計項目より)

ナニを言いたいか。ショートやサードの子どもがエラーの絶対数が多いのは、決して守備が下手なのではなく、他の選手に比べて守備機会が圧倒的に多いからで、ポロリの数も必然的に多くなり、また、守備範囲が広く球際にどん欲な選手ほど、エラーにしてしまう機会も増えるということだ。
穿った見方をすれば、場合によってはエラー数の多い子どもをむしろ褒めてやることも出来る。
我々少年野球の指導者は記録の数字やイメージだけで子どもを評価してはいけないと思う。時にはこういう逆評価をしてやり、それを他の選手にも解らしめた時に、エラーをした際、他の野手から心から本当の「気にすんなよ!ドンマイ!」の声がかかるのではないだろうか。
それにしても....
高校野球やプロ野球では「今のはどう考えてもエラーだろっ」というプレーが、TVの公式記録では結構ヒットに記録されることが多いと感じているのは私だけだろうか?守りの選手に泥を塗るより、打った選手に花束を送ったほうがいいのは少年野球なら解るけどね。
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