2015年9月25日金曜日

野球のトビラ

やっとオレンジボール大会2回戦目なんである。といってもこれはブログ上の話で、現実的には先のシルバーウィークですでに4戦終わっているわけで、いかにブログが追いついていないかの証である。連合系のネタもあったりするけれど、この分では日の目を見ずに倉庫の奥深くに収納されちゃう懸念もあったりして、なんである。
そんな言い訳を書いてる暇があればとっととブログを書け、と激高される貴兄、今日は短いブログになっちゃうのだ。だから、少し前フリで水増しの策を弄する筆者なんである。1ページいくらの契約フリーライターなら、編集者に速攻ぶっ飛ばされるに違いない。

さて、2回戦は宮前平小学校ドーム。対するは強豪向丘サンダース。兄貴たちのチームはこの秋の川崎市大会へ単独チームとして参戦が決まっている、宮前でも屈指の強豪なんである。3年以下のオレンジを率いるはSatoh監督。
筆者はスコアラーなのでこの僅かな時間にしか写真が撮れないわけで、写真がない分ブログも短くなっちゃうんである。試合前のシートノック。監督Itohがシートノックの最後の華とも言えるキャッチャーフライを上げる。高々と上がったボールを追って天を仰ぎながらヨロヨロと歩みだすのは、Aチーム眠れるアジアの大砲Hajimeの弟Hideakiだった。しかし、写真をご覧あれ。ボールは全然ちゃうところに落下したんであった。苦笑するItohくん。のっけから笑いが渦巻く幕開けとなった。

ここですぐに試合には突入しない。もっと素敵な写真が撮れちゃったんであるからして。またしても本文に入らないこの文章。筆者が契約フリーライターなら、編集者に速攻絞め殺されるに違いない。サンダースのシートノックが始まった。ベンチでカメラをしまいかけた筆者の琴線に触れる子が目に留まったのだった。
なんちゅう可愛らしさ!しゃがんだ姿はヘルメットの3倍くらいしかなく、ヘルメットぎりぎりの視界を確保して、ちょっと顎を上にして遠くを見ている姿はなんとも可愛いではないか。フレンズの2年生女子のAnjuがしきりに「ちっちゃ!可愛い〜」を連発していた。世界で最も権威のある報道写真に贈られるピューリッツアー賞も夢ではないと思うほどの瞬間を捉えた一枚なんでる。自画自賛...というか素材の良さに感謝。

サンダース+写真と言えば、もちろんTakahashiさん。少年野球写真を撮り続けて20数年の超ベテランなんである。ベンチから筆者のコンデジNikonP100でそのカメラを撮ってみた。左上がノーマル標準での遠景。左下がすこしズームアップ。右がCanonの望遠レンズをNikonの望遠ズームで撮ったものだ。デジタルズームの領域なので画質が粗い。

さて試合開始....、と思ったらまたこんなシーンが。
おいおい、また文章水増しかよってか。編集者にドラム缶に詰められて海に落され、一週間後東京湾に浮かんでいたら、それは筆者である。
「集合〜!」の審判の声に反応して「行くぞ〜!」と主将Shohの声で一斉に駆け出すフレンズナイン。ただ茫然と取り残される子がいた。これまたオレンジではお馴染みの微笑ましい光景なんである。

試合である。
初回Sの先攻。マウンドは主将Shoh。この子に頼るしかないフレンズのオレンジ。ルールも知らない子もたくさんいる。しかしそれでも良い。うちにはうちのチーム事情というものがあるから。参加出来ただけでもありがたいのだ。子らには野球の楽しさや悔しさを味わってもらい、このまま野球を続けてくれたらそれで良いと思うんである。過日連盟会長Sohmaさんともそんな話をしたのだった。

Sの1,2,3番打者を三者とも空振り三振にした幕開けは圧巻であった。
その裏Fはいきなり先頭Shohのセンターオーバーツーベースを足がかりになんとか1点先制す。
3回まで打者9人に対し奪三振7個のパーフェクトピッチだったShohだが、終盤4回Sの反撃は、2番Tくん、4番Kくんに安打が飛び出し2失点。とうとう逆転され1:2。

その裏Fは一死後四球と盗塁で走者を3塁に置き、打者はKenzoh。普段はバットにかすりもしないのだが、この大一番でなんと二遊間を見事に破る同点タイムリー。その後押し出しDBでフレンズがサヨナラ勝ちしちゃったんであった。

サヨナラ勝ちしたんではない、サヨナラ勝ちしちゃったんであった。
子どもらも親たちも我々指導者もみな、日に焼けた頬をオレンジ色に輝かせていたことは、勝ったことの喜びよりももっと嬉しい光景なんであった。

球を芯で捉えた時のバットのグリップから手のひらに伝わる心地よい痺れ。
三振した時の悔しさと恥ずかしさ。
見事にタッチの差でスライディングし盗塁を決めたときの爽快感。
エラーした時の仲間への申し訳ない気持ちと、そのあと肩を叩かれ「ドンマイ!」と言ってくれたチームメイトとの一体感。

そんなふうに野球を好きになる入口の扉を開けて、次第にその奥まで足を踏み入れることになる。行けば行くほど面白くなり、それでもゴールは遠く虹の彼方。
キミたちは今その扉をノックして一歩足を踏み入れたばかりだ。

ようこそ、ここへ。

※最後は少しはまともに書いたので、これで編集者から命を狙われることは免れただろうか(^-^)/
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2015年9月24日木曜日

ヴィトンとシャネル

ああ〜、なんてこったい、ついにやっちまったんである。
数年前から「一眼レフカメラ」を虎視眈々と狙っていたのであったが、今のコンデジでもブログには十分だったことと、何しろその日暮らしの風来坊にとっては一眼レフ(デジイチ)は高嶺の花なんであったわけで、素人には手が届かないと逡巡していたんである。
しかし、お笑い芸人の陣内○○が藤原紀香を射止めたように、世の中高嶺の花と思っていても念ずれば叶うこともあるわけだ。

価格ドットコムで価格の推移を見極めて、Amazonで「欲しいものリスト」に登録し、一昨日の晩清水の舞台から飛び降りる気持ちでAmazonでクリック。昨日午後来ちゃったんである。
今まで使ってきたのはNikonP100というコンパクトデジタルカメラのハイエンドタイプ。このブログへの貢献度は計り知れないわけで。購入したのはやはりNikonのD5500。CMではファミリーNikonという触れ込みで小栗旬が出演しているアレなんである。パパママの初心者が手にするデジイチ入門機なんだそうだ。しかし筆者にとっては「パパママの初心者の一眼レフ」が10万以上(ダブルズームキット)することに驚きを禁じ得ない。CMのように気軽に買える金額ではないではないか?対抗するCanonのイオスKissX8iも垂涎ものだったけれど、比較対称すればNikonに落ち着きココロが決まった。性能は圧倒的にNikonなんであった。Canonの神髄には今でも憧れがあるし、国際スポーツ中継で見るあの白い望遠レンズにはうっとりしちゃうんであったが、やっぱりNikonなんである。これはヴィトンを選ぶかシャネルを買うか、みたいなところがある。ヴィトンはCanon、シャネルはNikon。(註:筆者のオリジナル解釈)

あるネット情報によれば「記憶のCanon、記録のNikon」という格言があるんだそうだ。Canonは事実に若干色付けして鮮やかな絵を撮るのに対して、Nikonは実直に事実をありのままに切り取るスピリッツがあるんだそうだ。なので商業写真のCanon、芸術写真のNikonという言い方もあるらしい。
このへんのCanon対Nikonの比較を話せばきりがない。迷ったら手に取って好きなほうを選ぶ、というのが最もシンプルで良い選択方法なのかもしれない。きりがないのでやめる。
写真左はP100...お疲れさま。
真ん中D5500本体+18-55mmレンズ。
右が望遠ズーム55-300mmレンズ。これでもP100のズームには敵わないかもしれない。

今日コンデジとデジイチでベランダの遅咲きのハイビスカスを撮ってみた。
この花は相当昔にある人へのお礼の品として買ったついでに、うちにももう一個買ったものなんである。毎年健気に花をつけるしぶとさには驚き桃の木山椒の木、いやハイビスカスの木なんである。
左が今まで使ってきたP100。これでもブログ的には十分な解像度とピント精度ではあるけれど。
右がD5500。花の赤の鮮明度もさることながら、葉脈の密度や花のひだひだ感、遠景のボケ感はやはり違う。単純に解像度の違いだけだろうか。

鷺沼小ドームでのオレンジボール3回戦のあと、有馬小スタジアムに戻りいよいよデジイチのデビューを果たした。来年フレンズに入ってくれたら妖怪ウォッチのグッズを買ってあげると去年から筆者と約束しているHiroの弟、まだ幼稚園児のHaru。テッシー画伯のジバニャンのイラストも贈る約束だ。これに母のセクシーダイナマイトNatsukiとのショットを撮ってみた。やはりコンデジには出来ない、デジイチならではの人物造形に深みがある。Natsukiの凹凸感も....。いやそりゃ違うか(^-^)
NatsukiにはLINEでブログアップには細身に加工してくれと頼まれたが、それは出来ない相談だ。毅然と断ろうではないか。現実をありのままに活写するのがNikonだからね。

同じクラスのCanonにもあるエフェクト効果。中でもこれが楽しみだった。「ジオラマ効果」または「ミニチュア効果」。このブログの左に貼ってあるUNIQLOのリンク動画と同じエフェクトなんである。左がノーマル画像、右がミニチュア効果で撮ったもの。

同じくバイクやグランド風景を撮ってみた。バイクや自転車がオモチャのようになっちゃう。これは今後このブログでも活躍しそうな予感。

ついつい面白くてわしわし、しゃばしゃば撮ってしまう。一眼レフならではのシャッター音も小気味良いわけで。これでまた写真枚数が増えてブログアップの障壁となる懸念に夜も眠れなくなっちゃう筆者なんであった。他にもWi-Fiでの操作も可能なことやいっぱいあるけれど、また順次触れていこうじゃないのよ的に、今日は寝るんである。
シルバーウィークはもう今日で終わり、疲れた〜。
週末はQueensのBBQ大会が待ち受けているんである。
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2015年9月22日火曜日

シスタージャビットQueens戦士

久々の宮前Queensブログなんである。御陰さまで今年はご周知のように、春から怒濤の濃密な時間をフレンズで過ごすことになり、ここまで他の事に手も足も出なかったんであった。Queens広報にもかかわらず、Qに足が向かなかったのではなく、Qに足を向けることが出来なくて、これではQに足を向けて寝れないわけで。
ここからは足を洗って出直しなんであった。
しかし、ここで新たな刺客がやってきた。フレンズは現チームでの試合は準公式戦となる南部リーグなどを残すのみで公認試合はすでに終わった。だけど川崎市大会への宮前連合があり宮前広報ブロガーとしては新たな壁が目の前にある。更にオレンジボール大会や11月からは新チームによる新人戦もあったりして、一向に気が抜けないんである。
秋の夜長にはブルーチーズと赤ワインでゆっくり昔の映画なんて観たいと思うのだったけれど、あにはからんや、何をか言わんや、てんやわんや、なんである。

もとい、久々のKoshimizu監督率いる宮前Queensブログなんであった。
この時季恒例の女子野球シスタージャビット大会である。19日土曜は初戦、Katsukawa監督の麻生区シスターフレンズ戦である。

ご無沙汰だったQueensにお詫びとして、スタメン Q姫たちのアップを構成しちゃった。
マウンドはエースのAyano。強豪サンダースと対戦したことのあるチームならば、すでにご存知であろう。主将はキャッチャーMisuzu。Q28番コーチ、飲み会では名物オヤジのTanakaさんはこの秋京都へ転勤となる。フレンズでもコーチ一人、転勤の哀しい報が駆け巡る初秋の候なんである。

先攻麻生SFの攻撃は、Qの四球失策がらみで無安打ながら2点を先制。
マウンドは小さいながらもなかなか良い球を投げ込むHashimoto選手。主将は4番のSasaki選手。(下の名前の読みが分からないので名字にて)

その裏のQueens、先頭Mikuが安打で出塁Honamiも内野安打で続き、Ayanoは内野フライに倒れるも、主砲Natsukiの一振りなどですぐに2:2の同点に追いつく。

しかし麻生SFも2回にはまた1点を加点し3:2。更に3回にも2点追加で5:2と引き離しにかかる。
ところがなんであった。その裏Qは1死後走者なしから1,2,3番のMiku、Honami、Ayanoの3連打が爆発、盗塁相手失策などで2得点し、5:4と肉薄しちゃう展開に。

4回さすがの麻生SF、1安打ながらもしぶとく1点を加える。またしても離され6:4。
ところが裏のQもMisuzu+I.Ayanoの痛烈連続ツーベースで打線が繋がり1点奪取して6:5。1点取られれば1点取って、2点ならば2点返すという展開だった。しかしなかなか逆転までこぎつけることが出来ないQueens、ああ無情。

6:5のまま最終回裏、ついにその時はやって来た。
失策スチールWPなどで走者を3塁に置き、打順が巡って来たのはAyano。バットが一閃火を吹きセンター前タイムリーで同点、更に1点をもぎ取りついに逆転に成功するQueens。
終わってみれば6:7の大逆転勝利なんであった。


追う展開を最終回に見事に逆転し初戦を制したQueens戦士。父母ギャラリーも指導陣もOBの子も観に来ていた3塁側スタンドは、拍手と笑顔で大いに湧いたのは言うまでもない。
ただし内容的には反省点も多いのであった。
ところがどっこい、すっとこどっこい、なんである。
次の日の多摩川での2回戦は筆者は行けてないんであるが、これも勝利したのである。しかも守備がしっかりした勝ちだったらしく、1回戦以上に内容のあるものだったそうだ。守りが堅いことは全てのスポーツの基本だと筆者は思っている。野球なら初心者にはバットを振るよりもまず、キャッチボールから教えるではないか。サッカーでもいきなりシュートではなく、サイドキックとトラップのパス練習から入るのが基本なわけで。
女子野球は少し寒くなってからが佳境に入る。頑張れQueensなんである。

余談ではあるがQueensを支える男どもも活写してみた。今日は29番ヘッドMutrataさんは会社の旅行で○○○へ、美人社員をゴッソリ連れて行っているので不在であった。

さて、もう一丁。
この日はQueens夜の部室、宮前平藍屋で一杯やることに。筆者はずっとこれに来たかったが、今日久々に思いが叶ったわけで。
更に上の3階大宴会場では立錐の余地もないくらいに大勢の人たちが...。
そーなんである。宮前5年連合ヤンキースJrの壮行会というか懇親会なんであった。昨年も連合とバッティングしたことを思い出す。故Kasaharaさんが飲み過ぎで頭からひっくり返っていたこともある。(※氏についてはもうこんな話を書いても良い頃だと思う)
若き宮前戦士を束ねるのは、お馴染みHirata監督である。筆者が上に覗きに行ったときはちょうど、選手紹介の場面だった。

このあとお開きになった連合オヤジ連中は、3階から2階のQueens部室へあたかもナイアガラの滝が頭から降ってきたごとくドドドッとなだれ込んで来て、一気に部室の人口密度が跳ね上がったのは言うまでもない。去年もそーだったね(^_^)/
筆者はすでにネットで国勢調査を終えたけれど、2015年の特定の宮前平某所では「瞬間最大人口密度」がピンポイントで高い数値になったことだろう。
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2015年9月21日月曜日

負けても笑顔

SW?...拳銃のスミス&ウェッソンか。または図面記号のスィッチの略か。
「黄金週間」=ゴールデンウィーク=GWに引っ掛けての、
「敬老の日」=シルバーウィーク=SWなんであった。
これだけの大型連休は確かに5月のGWに匹敵、或いは追随するものに違いないわけで。筆者は恥ずかしながらその日暮らしの風来坊みたいなところがあるので、9月に入ってもこんな大型連休なぞあることはつゆ知らず、このシルバーウィークなるコトバもつい最近知ったばかりなんであった。次にやって来るSWは2020何年の頃らしいと聞く。筆者はその頃はたぶんブロンズウィークになっていることだろうか。
なんちゃって。気分は30代、カラダは40代.....を標榜している筆者ではある。

このSWの大型連休は筆者にとってはちょっとした脅威であった。5連休全てが野球で埋め尽くされれば、その分の写真とネタが積もり積もって膨大な量が双肩にのしかかり、「ブログアップしなきゃ」的なプレッシャーでココロが押しつぶされてしまう危険性があるからである。
それでなくとも先週、最後の県大会優勝で軽い「燃え尽き症候群」に苛まれて、ついぞオレンジボール大会初戦のブログはまだ書いてないのだった。

前フリはこのくらいで、オレンジボール初戦なんである。
小さい戦士全員の守備ポーズと全員の打席ポーズをそれぞれ2,3枚ずつ撮ってあったけれど、前述の理由によりこれらを選別加工編集は到底無理なんである。なので、いきなりではあるけれど、ざっくり見て絵的に良かったものを加工トリミングなしで生のまま載せちゃう。トリミングすると時間が拘束されちゃうんである。これを俗に「フレミングの法則」...じゃない、「トリミングの拘束」という。Wikiには載ってないので注意を要する。

初戦は宮崎台バーズ。オレンジには並々ならぬ思いを込めて臨んでいるチームのひとつだ。試合前Kawata代表と談笑する。バーズ1回と3回に2点ずつ先制、4:0となる。
以下、一気呵成に写真にて。






更に4回にもBは1点加点し5:0。
主将Shohはこの日なんと風邪で38.5度の高熱だった。朝本人がどうしても試合に出たい、との思いを汲み解熱剤を含ませのマウンドだったんである。いかにもRuiの弟らしいスピリッツ。フラフラながらも気迫のツーベースヒット+盗塁を足がかりになんとか2点を返すフレンズ。
5:2。






しかし最終回Fは糸が切れて更に2失点で7:2の敗戦。
....なんて書くと味気ないが、実際の現場は両チームとも和気藹々、えっ?この子が打った!えっ?あの子がフライを捕った?というだけでやんややんやの大喝采。相手チームのファインプレーにも互いに惜しみない拍手。やっぱ小さい子の野球はこうでなくっちゃだわ。
普通オレンジなどは16-15とか10:1とかのスコアが多い中、7:2のこの点数は喜ばしいものである。負けても笑顔になれるのが小さい子の試合だ。

打者17人でFは13三振を喫す。三振しても次は打ってやろうと思ってくれたらそれでいい。Fの投手Shohも負けはしたがやはり13奪三振を記録なんである。
ひとつ面白いシーンがあった。バーズの子がデッドボールを受けてしばらく無言で(大袈裟に?)打席に茫然とする。違う子が駆け寄り話しかける。更に主将Higuchiくんも...。微笑ましくも楽しい場面であった。こんなシーンはAチームでは滅多にお目にかかれない。

勝っても負けても周りのオトナが笑っている。
子どもらの顔も真剣でいながらもどこかノンビリ笑っている。
ニッポンの未来もなかなか捨てたもんじゃないぜ、と思うのは筆者だけだろうか。
それだけに、安保法案可決には様々な意味で憤りを禁じ得ないのも筆者だけだろうか。






このあとのブログ倉庫にはまだ、
1.昨日のQueensのシスタージャビット1回戦。
2.今日のオレンジボール2回戦。
3.連合チームヤンキース練習点景。
などが山積。更にこのジジイウィークにはまだ予定がいっぱいなんである。
SWのど真ん中の明日月曜は、仕事と私用にて筆者は野球には行けない。
但し、夜飲み会があればホイホイ行っちゃうけれどね(^-^)
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2015年9月17日木曜日

陽は東から西へ

いよいよ決勝である。その前に僅かな時間で軽くノックタイム。今年の侍フレンズを牽引してきたのは監督Satoh、29Inoue、28Ohshiro両コーチ。ことに監督Satohくんは筆者の息子の2年先輩である若さにもかかわらず、数年前監督をやっていた頃とは打って変わって、その采配は緻密にして時に大胆、Yanagisawa代表も認めるほどのオトナな指導が出来るようになった。...なんて書くと本人は良い気分はしないだろうが、野球の専門家ではない筆者でもそのあたりの機微には敏感だ。以前と変わってないのは、子どもたちからの信頼の厚さである。昔は「おっかないけれど楽しいお兄ちゃん的監督」から、今年は立派な大人の監督として子どもたちの人望を集めている。この分析は筆者は別に子らに訊いたわけではない。子らが監督を見るその瞳の輝きを観察すればおのずと分かろうというものだ。筆者とて伊達に十数年ベンチでスコアラーをやっているわけではない。

Satoh監督はこの翌日から宮前6年連合ヤンキース監督に就任する。Inoueコーチも然り。しばらくフレンズを離れることになるわけだ。ヤンキース選手、父母のみなさん、どうぞよろしくお願い致しまするm(_ _)m
このあとのフレンズについてはまた日を改めて記述することになろうかと思う。

おっといけない決勝戦なんであった。
対するは横浜市のニューヴィクトリー。電光掲示板の表記はNV。そもそもこの大会が「真の神奈川王者を決める」と言われる所以は、各地区で県や市で優勝・準優勝などの激戦を勝ち抜いて来たチームが参集する大会だからなんである。まさに雌雄を決する大一番なんであった。ついでに言えば有馬フレンズは区の秋季初戦敗退であるからして、6年生にとってはこの仲間で一緒に野球が出来る最後の公認試合となる。
Fの先発マウンドは今やRuiと並んでダブルエースの称号を授与しても良いくらいに成長したKyoh。Ruiに負けないくらいの細い腕でいくつもの窮地を凌いできたんである。

2回表NVの攻撃は先頭打者ツーベースヒットで出た走者を、手堅くスクイズバントで先制点。大柄な選手が多いNV重量打線は打席に立つとその圧はハンパないが、NVは確実な得点セオリーを選んだのだった(かも)。


その裏Fも「黄金のリレー」で1点をもぎ取る。8番四球出塁、9番送りバントで1番Ruiが驚異のタイムリー3塁打なんであった。勝利の方程式なんである。一気呵成に盛り上がるFスタンド。
更に3回のF。四死球などで塁を埋めた走者を7番伏兵Kyouhが逆転のタイムリー中前安打で2得点。このヒットがのちに監督SatohをしてKyohを最優秀殊勲選手たらしめることになる。(ちょっとずれた主客転倒の慣用句ではある。試験ではたぶん×なので真似しちゃいかんよ)
この回はこの僅か1安打のみで四死球などが重なり7得点のビッグイニングとなった。打者一巡したものの、1安打で7得点というのは少年野球ではありがちな展開である。少年野球に携わるコーチならばおのずと理解出来るであろうか。相手チームを慮(おもんぱか)って詳細は省く。



その後NVもFも無得点のまま、6回からはFは締めに満を持してRuiを投入。決して完璧とは言えないけれど苦しみながらも無失点に抑える渾身の力投だった。

とうとう神奈川の圧倒的頂点に立った。
筆者は石橋を叩いてもまだ疑心暗鬼で熟慮黙考し、結局渡らないで終わることも少なくないくらいの良く言えば、危険管理能力を備えた思慮深いタイプ(そりゃ良く言い過ぎだ)、悪く言えば優柔不断なんである。好きな女の子を前にして告白出来ずに悶々とし、ましてや壁ドンなんてもってのほかなんである。但し一旦やると決めた時は清水舞台飛び降り的に、壁ドンを通り越していきなり床ドンに持ち込んじゃう...(?)
しかし、この大会はハードルが今までの何倍もの高さがあったにもかかわらず、なぜか理由もなく大会前から勝つ自信があったのだった。こんなことを言えば結果論的コロンブスの卵だし、負ければ笑い者であるが、ココロの底辺に熱く漲(みなぎ)るマグマがうねっていたのだった。もちろんあっけなく初戦敗退の憂慮が無かったわけではないけれど、絶対優勝出来るという小さな確信があったのだった。
春の高円宮賜杯県大会・夏の東京新聞旗・秋の横浜銀行カップと、出場した神奈川県大会全てに優勝したのである。これを快挙、いや偉業達成と呼ばずしてなんと呼ぼうか、なんである。
小さな確信は大きな結果となった。子どもたちに感謝したい。
全身からほとばしるエネルギーを放出するように、恒例の帽子投げ。いつ見ても見飽きない最高の瞬間であった。

+++++++++++++++++
閉会式。主催者からズシリと重い優勝旗・優勝カップなどを受け取るフレンズナイン。
前述したようにMVPは投打に八面六臂の活躍だったKyoh。

最後は行進なんである。神奈川の頂点を極めたチームにしては、相変わらず行進はちょっぴりヘタッピだ。これでもまだ、先人のコーチらによって良くなったほうだが。しかし、先日の某国の軍事パレードのような奇妙な整然さと異なり、いかにも有馬フレンズらしい「ふぞろいなリンゴ」たち。よほど好感が持てると思うのは筆者だけだろうか。但し彼らの名誉のために言えば、神宮での全国大会の開会式の行進は驚くほど素晴らしかったことを伝えておきたい。
宮前連盟事務局HP担当の筆者の盟友、文学の友、Nishimuraさんが(2480オヤジではない、2460である)HPにアップした文言は「おめでとう!」そして「ありがとう!」。宮前の誇りであると。宮前連盟前人未到の快挙であると。実に嬉しい言葉である。また過日、川崎市内のある他チームのMさんからもお祝いのお言葉をメールで頂いた。「同じ川崎として誇りに思います」と。2460さんやMさんやチーム以外のこんな方たちにも支えられているのだと思うと、文面を読んでいるうちに思わず知らず目頭が熱くなった。

tvkテレビ神奈川の女性カメラマンのリクエストに嬉々として応える子どもら。周囲の大人も思わず笑みがこぼれるわけで。こんな場面を一昨年Queensで経験してる筆者の見立てに狂いがなければ、このカメラに向かってわーーーーあっと、歩み寄るシーンは番組最後のカットに使われるはずだ。

球場を出れば陽は東から西に傾いていた。
2015年初頭、宮前で朝陽が昇り、全国大会で正中を迎え、秋の今大会で沈み行く太陽を目の当たりにしたようだった。西に沈むその光のチカラは決して衰えず、いつまでも僕らを照らしていてくれた。

ありがとう。
少年野球を愛するすべての人に感謝...。

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