2011年5月1日日曜日

新単位について

私の敬愛する少年野球ブロガー、熊本のhiratakuwaさんがこんな「新単位」を提唱した。...といっても時系列に話を並べないと理解困難と思われるので、ほとんどコピペになっちゃいますがお許し下されまし。

まずは小生ブログ恵比寿にてVol.?(一部抜粋)から...


そんな恵比寿で信号待ちの今日。ここ数日東京を席巻している変な強風と突風が吹いていた。ミニのフレアースカートを気にしながら手で押さえている女性がいる。オトコとして女性に対するフツーの感性を持っているオヤジは期待に胸を膨らませるわけで(^^)
しかし、オヤジの胸は膨らんでもスカートの裾は膨らまなかった。
反面、心のどこかで、その子に対して「恥ずかしい思いをしなくて良かったね」とつぶやいていた。


これを受けてhiratakuwaさんのブログ新単位から...


なんだか、最近、風が強いですね!。
風速はどのくらいなんだろうと思う今日この頃、みなさん、いかがお過ごしですか。
話しはかわりますが、原発事故が発生して以来、「シーベルト」とか「ベクレル」って単位を耳にしない日はありませんね。こういう単位名っていうのは、発見者の名前に因んでいることが多いのですが、単位名ってぇのを自分勝手に作って、いろんな事象や物事を図ることがボクは好きです。
たとえば、「風」について・・・。
風は、風速何メートル(m/sec)なんて言いますけど、これはハッキリ言ってツマンナイですね。

新単位は「メクレル(mec)」でどうでしょうか。

鋭いおバカ読者の皆さんなら、その使用例に気づくと思います!。
ここで勝手にテッシーさんの4月28日のブログの一文を拝借。
「そんな恵比寿で信号待ちの今日。ここ数日東京を席巻している変な強風と突風が吹いていた。ミニのフレアースカートを気にしながら手で押さえている女性がいる。オトコとして女性に対するフツーの感性を持っているオヤジは期待に胸を膨らませるわけで(^^)
しかし、オヤジの胸は膨らんでもスカートの裾は膨らまなかった。
反面、心のどこかで、その子に対して「恥ずかしい思いをしなくて良かったね」とつぶやいていた。」

この場合の風は、0メクレルかな?。



このブログに小生がコメントしたら更にhiratakuwaさんがDr.Tessyからで...


大学時代から研究は好きだったし、今も、いろんな分野に興味を持って考えたり、研究したりしているけど、そういう活動において、重要なのが研究パートナーや共同研究者。あるときは良きライバル、あるときは良き助言者、彼、彼らの存在により研究が飛躍的に発展することがある。

今回がその一例?。

前回の「新単位」で提案したのはメクレル(mec)。

そして、その発展系の「最新単位」を示してくれたのが、みなさんよくご存知のDr. Tessy.

以下、Dr. Tessyからのコメントを紹介する。

鋭いおバカな読者のテッシーです。昨日は突然の電話を差し上げ失礼しました。小生も新単位の制定にあたり、瞬時に研究しましたのでご報告申し上げます。
1秒間に何メートル進むかを(m/sec)=メートル・パー・セックと言いますが、これに準じて(mec)=メクレルを少し進化させて新単位とするならば、10回めくれた中で1回見えたことを示す単位として、(m/10mec)=ミエテル・パー・メクレルというのはいかがでしょうか?
10回のうちたった1回の1m/mecでも、これを信号待ちの男が3人目撃した場合は3ニンマリとなります。更にTVなどで放映されて、3000人の男がニヤケた場合は、3メガニンマリ、3万人の場合は3ギガニンマリといたします。
小生ブログでも更に研究する所存であります。
まずはご報告まで(^^)/


・・・・今年のノーベル恥学賞にノミネートとしときます。


良かったら一度hiratakuwaさんのブログ「1969/04/09に生まれて」 をのぞいてみて下さい(^^)
小生も次の研究課題、気象用語の「ヘクトパスカル」や面積を表す「ヘクタール」重さの「グラム」などの珍単位に挑戦してみようと思います。(^^)/kg

2011年4月30日土曜日

知っていること・知らないこと

昨晩は帰りの電車の中で偶然チームのNishiharaさんに出会い、駅を降りて勢いでまた飲んでしまった。今朝は開会式への出発のクルマに乗り遅れるとこだったが、出発時刻に遅刻したわけじゃないので、ちょっと悲しくてムッときた。

さて宮前区公式戦の防犯少年野球大会。
第一公園はいわば宮前野球少年少女の甲子園であることは言うまでもない。
ヒマラヤの雪男だって知っている。そのグランドに降りてみて驚いた。雪男を発見したからではない。宮前の上部組織、川崎市少年野球連盟からの「がんばろう日本」の横断幕が掲げられていたのである。市内の各区連盟に配られたようだ。
また開会式前にはちいさな呼びかけから始まり、大きなウェーブとなった震災支援募金が各チームから寄せられた。有馬子ども会さんもちゃんと小生作のカバーデザインで手作りの募金箱を制作してくれた模様。ありがたいことだ。更に開会式では連盟事務局Ohtakeさんから今後も引き続き募金活動してほしい旨のコメント。継続はチカラなり。

開会式での連盟役員と審判部。ツーショットの右は泣く子も黙る、じゃない、泣く子も笑う言わずと知れたKasahara氏。20周年記念誌プロジェクトの通称「社長」でもある。中国密林の野生のパンダでも知っている有名人。「昨日の飲み会、俺も呼んでよ〜。Tさんと飲みたいからさ」とのありがたいお言葉をいただいた。左の柔和な笑顔の持ち主はOgasawara氏。名門富士見台ウルフを率いる名将であり、また岩手県大船渡高校出身で今回の震災で心を砕いているサッカー小笠原満男選手の伯父でもある人物。23歳になる筆者の娘でも知っている。昔、連合チームではお世話になりました。ちなみにに「小笠原」から「小」を取ると「笠原」になるという事実は、NASAのジェット推進工学の研究者も知らないはずである。

全選手がグランドへ集合整列。この写真を美しく撮って記念誌の見開きA3にドカンと載せる予定。それにはまず被写体である先頭の主将たちがキチンとプラカードを持っていなけらばならないわけで。デレっと寄りかかったりムスっと下を向いたりしていれば、いくらカメラマンの腕が良くても良い写真にはならない。
ここで選手たちを真剣な眼差しで見つめグランドの片隅に佇む一人の男がいた。
某広告代理店勤務、左手にアメ右手に餅じゃないムチを握り、「ほめ殺しのN」の異名を持つ、記念誌プロジェクト内通称「編集局長」のNishimura氏。子どもたちは知らなくとも、広島の山奥に棲息するツチノコなら知っているかもしれない人物である。
1=獲物を物色するN村さん。瞳の奥がきら〜んと光る。ターゲットを発見した模様。
2=中腰で走る競歩選手のようにターゲットの元へ走り寄り、「正しい野球少年のありかたと今後の人生訓」を教え説き、任務を遂行するN村さん。
3=不可能を可能にするミッションを成功させ、MI2のトム・クルーズのように颯爽と基地へ帰還するN村さん。...なんである。

さてこのブログ。前置きがいつも長過ぎて本題に入る頃には筆者がヘロヘロになってしまうことは意外にも知られていない。滝に打たれる比叡山延暦寺の修行僧だって知らないくらいだ。
開会式後、すぐに移動、宮崎台小ドームでの我が有馬フレンズ初戦。試合についてもうあまり書く気がしなくなったのは、決して前記のような理由からではない。打線が爆発、連打の嵐はすでに過去のものとなった。今日はリトルグリーンズ戦。お世辞抜きで可愛い女子選手が3人もいるチームだ。後半サウスポーの女子投手に翻弄されて散発2安打のみ、大差でのコールド負け。よって、今回はベストプレーヤー賞は該当者なし。
先日、強豪ブルアロを打破したことはたぶん都市伝説だったのだろうと、そろそろ宮前区内では囁かれはじめているに違いない。
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2011年4月28日木曜日

恵比寿にてVol.?


このブログで東京の恵比寿について書いたことはたくさんある。
試しに右の「このブログ内を検索」欄に「恵比寿」を入力してみると、14個くらいヒットした。例えば...
歯医者復活戦
とか、
恵比寿にて
である。
今日、恵比寿の歯医者に行って来た。抜歯の日だ。自慢ではないけど筆者、歯がボロボロなんである。朝晩ガッツリ歯磨きを欠かした事はないのに、これまで親知らずも含めて11本の歯と、1億本の髪の毛が抜け落ちた。今回で12本目である。電車で居眠りする人が左右に揺れるように、すでにぐらんぐらんだったので、抜いた瞬間が全く分らなかったほどあっさり抜けた。死者の魂が天に昇るように、音もなくスーっと。麻酔が効いていたこともあり気が抜けるほどサックリ歯も抜けたわけで。配偶者の論によると、歯が強い弱いは遺伝なんだそうである。いくら歯磨きに勤しんでいても効果はないのだそうだ。因に筆者のオフクロは死ぬまで自前の歯で固い煎餅もバリンバリンかじっていたが、オヤジは総入れ歯でガフンガフン言っていた。

歯医者を出ると妙に喉が渇き、近くのサンマルクへ。恵比寿の懐かしい街を歩くと「この店まだやってんのか」とか「えーっ、あの店なくなってるじゃん」とかの感慨に耽ってしまう。
また筆者の持論であるけど、例えば六本木を闊歩する女性を「上級」とするならば、恵比寿を歩く女性は「上質」なんである。(このコトバに含まれるトゲがあるとしても、筆者には女性を差別する意図は全くありませんのであしからず)
モデル級の一般女性や、どう見てもモデルにしか見えない子などがぞろんぞろん歩いているんである。芸能人御用達の隠れ家的店も数多いし、恵比寿にいたころは実際よく有名人を見かけたものだ。

そんな恵比寿で信号待ちの今日。ここ数日東京を席巻している変な強風と突風が吹いていた。ミニのフレアースカートを気にしながら手で押さえている女性がいる。オトコとして女性に対するフツーの感性を持っているオヤジは期待に胸を膨らませるわけで(^^)
しかし、オヤジの胸は膨らんでもスカートの裾は膨らまなかった。
反面、心のどこかで、その子に対して「恥ずかしい思いをしなくて良かったね」とつぶやいていた。
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2011年4月26日火曜日

拝啓、野球少年少女の母たちへ

...と、こんなタイトルすらおこがましいのだけれど。
このブログで小生が作ったスコアブックの集計ソフトのお裾分けの話を書いたら、全国の、自チームから集計を任された方から(全国と言っても10人前後ですが)このExcelが欲しいとメールを頂いた。作った本人にしてみればこんなに嬉しいことはない。つい先週も佐賀県のスコア集計を任されたという少年野球のお母さんからメールいただき、早速、拙いExcelデータを送って差し上げたばかり。

野球少年のお母さん繋がりでふと思い出した人がいる。
だいぶ前に仙台の少年野球のお母さんから連絡いただいて、同じようにデータを送って差し上げた方だ。会ったこともなければ話したこともないけれど、震災後とても心に掛かっていた。
今日、その方へそろそろ連絡差し上げてもいい頃かなと思いメール送信。
こんなメールを公開してもいいものかどうか迷ったけれど、日本のみんなが応援してるよ、と伝えたくて...。

以下、個人情報部分を多少編集するも、ほぼ原文のまま掲載します。


拝啓 SSさま

こんばんは。ひさしぶりにメールを差し上げます、有馬フレンズのテッシーことTです。
以前スコアブックの集計ソフトExcelの件でメールをやりとりさせて頂きました者ですが、ご記憶でしょうか?

今日またメールしましたのは、震災以来ずっと心配で気になっていたのですが、Sさんのほうはいかがですか?
震災後しばらくはこんな人ごとのようなメールを差し上げるのはかえって失礼かと思い、逡巡しておりました。
今は少年野球どころではない状況かとお察しし、被災地の方々の気持ちを思うと、少なからず心を痛めております。

私も東北人の一人としてまた日本人のひとりとして何か出来ることはないかと考え、私のチームが所属する川崎市宮前区少年野球連盟に震災の募金を呼びかけ、お金を送るよりも、大好きな野球をすることが出来なくなった東北の子どもたちに、野球道具を送りたいと提案したところ、ある役員が小生ブログも見て意気に感じ速攻動いてくれて会長への直訴、瞬時にOKが出て、その日のうちに震災復興支援プロジェクトが発足しました。
もちろん今送るのは時期尚早というもので、実現させるのはインフラが整いグランドなどの使用が可能になった復興の時期をみはからうことになってます。
果たしてどれだけ募金が集まり野球道具がどれだけ購入出来るかは全くの未知数なので、大きなことは言えないのですが、うちの連盟が岩手・宮城・福島のしかるべき各野球連盟組織に連絡を取り、実現させる予定です。

微力ながら、子どもたちの笑顔と野球の快音が被災地に戻ることを願っております。
                                 敬具

追伸。
うちのチームOBの子が宮城の高校へ進学することは以前のメールに書きました。
今はまだ避難所になっており、インフラが整い次第入学となっているようです。
中学卒業してもまだ高校生になれずにこちらで待機状態です。

Sさんの被災状況もわからずに一方的にメールしてますことをお赦し下さい。
比較的被害の少ない仙台市とはいえ、もし、深刻な状況でしたらこのメールは無視して下さり、ご返事なくても構いませんのでお気になさらずに。
ブログにも載せましたが、「がんばれ東北」のマークを添付させていただきます。
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2011年4月24日日曜日

惜敗と完敗

西有馬小の毎年恒例の花壇の花。桜もソメイヨシノとは樹種の違うものが咲いて今が満開。なんだかとっても春なんである。

二つの大会の試合が重なり、今日は久しぶりのダブルヘッダーである。
関団連の2回戦は地元宮前の「大蔵省」ならぬ「犬蔵小」へ。対戦は藤沢の富士見台ブルーベアーズ。エースは中学生級の長身の子だ。
初回表、ランナーを溜めたところでタイムリーを打たれ4点を失う。
その裏フレンズの攻撃。相手投手の制球難...というより四死球の連続で内野安打1本のみで6点を返した。6:4の逆転だ。
2,3,4回で相手に四球や連打でコキザミに点を入れられ、6:9と逆転される。しかし、このところの我がチーム、打撃は悪くない。4回裏の攻撃でTaguchi&Nabeの得意の初球ヒッティング、二人ともセンターオーバーの二塁打を放ち、投球たった2球で1点を取り、死球とエラーがらみで合計4点、10:9と再逆転に成功!
今年のチームは打つ方はいい感じだ....と思ったのも束の間、最終回の5回表に更に逆転を喫してしまい、結果10:14で惜敗。
ベストプレイヤー賞は、あわやホームランかという大飛球のタイムリー2ベースヒットを放ち、また、Otoが帽子のままネクストバッターサークルに入っていた時、「Oto、ヘルメ忘れてんぞ」と冷静にその天然ぶりを指摘した主将Nabeにあげよう。

さてさて忙しい。今度は村山杯3回戦、対長沢ドングリーズ戦のため第一公園へ急行する。
初回裏相手の攻撃で4失点、すぐ2回表でうちも4得点。更に1失点するもまた1得点の追いつ追われつのゲーム展開。がしかし、後半は息切れ。エースOtoを投入し前半は二つの四球だったのが後半5回には4つを与えてしまった。チーム全体にも覇気がない。小学生にダブルヘッダーはきついのは承知の上だが、強いチームはそれでも芯が太く負けないのだけれど、うちはまだまだだ。最もダブルヘッダーで試合が出来ること自体幸せということか。
それにしてもドングリーズは「打って走って」の野球を体現していた。初球から必ず走って来るし2盗3盗が当たり前。走るのがわかっていても阻止出来ないうちも悪いが、スコアブックに「S」マークを所狭しと記入されているドングリーズもあっぱれであった。12:5で完敗である。先週のブルアロ戦勝利が夢のようだ。
こちらのベストプレイヤーは負けても2名選出。
身体が小さく非力なのでどうしても球威に負けて前へボールを飛ばせないShouya。しかしこの試合では気力でフルスイングした打球はレフト前へ落ちる安打が二本。2打数2安打、同点タイムリー2ベースも放ったShouyaに決まり。
また、センター返しの2本のヒットを打ち3の2のKatsuにもあげよう。

次は防犯大会だ。
打撃はそこそこ打てるようになっているぞ。自信を持って前に進もう。
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学生諸君、頑張れよ!

「今晩一杯やろうか」
「今日あたり一杯どうよ」
筆者は自分から周りに声をかけて飲みに行くタイプではない。ほとんど誘われるタイプなんである。でも昨日ばかりは違った。仕事で蒲田から珍しく直帰コース。帰りの電車路線には友人のUmeちゃんの会社や自宅がある。メールした。
「何してる?忙しい?」 すぐに返信がきた。
「別に」 
彼のメール文章はいつも極端に短い。口が達者で指が太い人はメールを打つのが苦手なのだろうか。でも股間と腹のあいだにベルトを廻してるくらい身体はでっぷりでも、女性にはコマメなのですこぶるモテるんである。昔、クラブなどに行った時、思わずヤツの爪の垢を煎じて水割りに入れて飲もうかと思ったほどだ。気持ち悪いのでやめた。
「これから鵜の木で一杯やろっか?」 すぐに返信がきた。
「鵜の木じゃなく、緑が丘に来て〜。近くに居酒屋だけど可愛い子がいるうまい店があるからさ。蒲田からなら緑が丘は自由が丘乗り換えで、云々.........」
飲みの話になるととたんに文章量が激増するのも彼らしい。飲みに行くのが大好きな彼の赤ら顔が想像出来た。きっと、死にかけた魚が一粒のフリスクを飲んで生き返ったみたいになったに違いない。

緑が丘と言えば自由が丘のとなり、閑静な高級住宅地である。すぐ近くには大岡山の東京工業大学がある。マサチューセッツ工科大学に匹敵するかどうかはともかく、何しろ勉強の出来る理系学生の巣窟なんである。
Umeちゃんに連れられて入った居酒屋には確かに可愛い子がいた。厨房で料理を作るオーナーの娘さんとのこと。Umeちゃんは住宅リフォーム会社の社長で、規模は小さいながら堅実に稼いでいるので、このへんに一軒家を持っているのも頷けるわけだ。彼とは30年近い付き合いになる。
二人で5,6人が座れるテーブルでだいぶ飲んでかなりいい気分になった頃、大学生8人の団体が来た。我々は隣のテーブルに移動し席を空けてあげた。
これがT工大生の面々であった。しかもかなり優秀な。
筆者は根っからの文系で酒と煙草と活字を食べて生きているようなもの。セブン、イレブン、いい気分。微分、積分、どんな気分。サイン・コサイン・タンジェント...ってどんだけ韻を踏めば気が済むのってくらいに、理数系が苦手なんである。隣で飲み始めた8人は学生の飲み会にありがちな、バカ騒ぎするでもなく静かに楽しそうに盛り上がっていた。
ここからが急展開。我々オヤジ二人のテーブルにUmeの奥方さまがやって来たんである。元モデルでスタイル抜群の美人女性と再婚したというのは知っていたが、その奥さんと会うのは今日が初めて。
「初めましてTと申します。今日はあまり僕を酔わせないほうがいいですよ。奥さんの知らないUmeちゃんの過去の遍歴を、酔った勢いでしゃべっちゃうかもしれないですから」 奥さんが言った。
「男はビョーキよね。いくつになってもこればかりは治らないから、しょうがないよね」
この奥さん、デキルやつだなと思った。同時に超教育熱心ママでもあった。
彼女には中3の娘さんがいるらしい。東大生の家庭教師をつけているのだが、娘さんは英語はペラペラでも理数系がとんと苦手なんだそうだ。そこでT工業大生のカテキョを探していたらしい。ほどなく奥さんが隣の8人への猛攻撃が開始された。そのやり取りを聞いていてわかったのは、彼ら8人はほとんど大学院生で、一番年下が現役4年生、最年長は31歳、工学博士で助教をやり結婚もしているF君。どおりで一番落ち着いていると思った。中の一人は今日会社就職の内定をもらったばかりだという。一人だけネクタイをしていたのでなるほど得心した。
院生どうしのネットワークがあるので、家庭教師をやりたいヤツはすぐに見つかりますよという、彼らの言葉を無視した奥さんの絨毯爆撃で生き残り、一人白旗を振ったのがネクタイの彼だった。すぐに携帯のデータを交換し契約成立。娘はメチャ可愛いし、時給はいいし、晩飯付きの「家庭教師バイト豪華3点セット」でまんざらでもないニコニコ顔のネクタイ君であった。

大袈裟に言えばこれからの日本を支えていく最前線で、活躍を期待されている彼らだ。筆者の息子と変わらない年齢でもある。うちの会社にも26歳で子どもがいて、毎日安月給で徹夜の現場をこなし、オトナの社会人として頑張っているヤツもいる。反して院生の彼らは年齢のわりに、薩摩の白波は知っていても、世間の荒波というものをまだ知らないで、一種のバリヤに囲まれて生活しているのかなとフト思った。親に感謝しなきゃだね。
本当に頭が良いかどうかは学業で決まるのではない、というのが筆者の持論。
「学業が優秀」なのと「頭が良い」のは紙一重で違うからだ。
彼らが社会に出た時に初めてその真価を問われると思う。
好感の持てる若い学生との会話でセブンイレブンいい気分になった筆者は、最後に彼らと盛大に乾杯をして「頑張れよ」とエールを送り、やっと電車で帰路についたのであった。
写真はブログ掲載を了承してもらって携帯で撮ったもの。
「立派じゃなくていいから良いオトナになって欲しい...頑張れよ」
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2011年4月20日水曜日

No.17

TVでライオンのCM。ふっと思い出したので、忘れないうちに書き留めておこう。
これはいわゆる都市伝説なのか、本当の話なのかは筆者には知る術もないけれど、おそらく後者であろうと思う。歯磨きで有名な「ライオン」というメーカー。このロゴを新しく作ったのはもう何年前になるんだろうか。「LION」

大手企業は社名ロゴを作ると商標登録する。悪徳企業に類似ロゴを作ってまがい物を売られたんでは大きなダメージを被るからだ。このLIONもロゴを一新した際に商標登録した。ここまでは普通の話...。ところがである。ライオンは同時にもうひとつ登録した。「LION」のほかに、「No17」なんである。
知ってる人もいるかもしれない。「LION」を逆さまに見るとNO17なのだった。
見方や考え方、目線の高さ・角度を変えてみると意外な発見があるものだ。
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