2012年1月10日火曜日

「愛と青春の旅立ち」

「畳と女房は新しいほうがいい」
という先人の名言は、古今東西を問わず世の中年オトコどもの中には頷ける方もあろう。ニンマリ度76%の言葉なんである。加藤茶がうらやましい。
この言葉はあくまでも尊大なオトコからの目線で生まれたものだろう。
女性が見事に逆襲する笑い話を思い出した。
「おめえも中年になったなあ。賞味期限が過ぎちまったよ」
「何よアンタこそ。とっくに使用期限が過ぎてるじゃない」
ニンマリ度93%の言葉なんである。

古くても良いものはたくさんありますよね。
たとえば映画や本。あるいは「女房」も(?)
ハリウッドのアクション超大作も面白いけれど、かつての映画には宝石のようにきらめくものが多くある。
昨年末にBOOK・OFFで偶然見かけたDVD。ずっと前から「もう一度観たい映画ベスト10」に入っていたもの。TSUTAYAのレンタルじゃなく、出来れば「手元に置いておきたい映画ベスト10」にも入っていたもの。
1982年リチャード・ギアの「愛と青春の旅立ち」なんである。
買ってしまった。好きな映画がこんなに安く手に入っていいの?っていうくらいだったので迷わずレジへ踵(きびす)を返す。

詳しい映画の解説はしない。
想い出に残っているのはリチャード・ギアのカッコよさと、デブラ・ウィンガーの色っぽさと。主演のリチャード・ギアを差し置いてアカデミー賞を獲ったルイス・ゴセット・ジュニアのシブさと。
そしてラスト近くで士官学校卒業式での帽子を天へ投げ上げるシーン。連盟記念誌の裏表紙のデザインソースにもなったのがこれ。


鬼教官のルイス・ゴセット・ジュニアは、今まで罵詈雑言を吐き厳しく生徒に接していたが、生徒が卒業式を終え士官になったとたんに、立場は鮮明に逆転し、生徒らは自分の上官になる。リチャード・ギアに最敬礼をし「サー」を言うシーンが、昔最初に観た時には一番印象的だった。今回もそれは変わらない。

その後リチャード・ギアがバイクに乗るシーンがある。
なにしろカッコイイ。ネットで検索したら英国製のトライアンフであった。

映画や本のラストシーンを書いてネタばらしするのは、古今東西、紳士協定違反であるし、北大西洋条約機構協定違反、または京都議定書にも抵触するかもしれないので、あえて書かないけれど、画像はコレなんである。
やっぱり、ほとんどネタばらしだったかな(^^)
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2012年1月7日土曜日

鮭は階段を遡上する

グランド開き。練習初め。1月7日。
全国の野球少年・少女、指導陣が待ちに待ったこの日....。
か、どうかはわからないけれど、何しろ晴天に恵まれてホッとした。
ホットしたけれど外はコールド。「本日晴天なれど外寒し」...司馬遼太郎か?

まずは西有馬小集合。今日は「あそびの広場」で学区の親子たちが楽しそうに凧揚げ大会。雲ひとつない青空に泳ぐのは凧というかゲイラカイト。空では相当な強風の模様。ひとたび舞い上がるやいなや、ぎゅんぎゅん上昇し壮観な眺めである。凧揚げはこうでなくちゃね。昔、子どもと一緒に無風の曇り空の極寒の正月に凧揚げを敢行した記憶が蘇る。自然の摂理には勝てずに惨敗、さっぱりだった。オヤジの面目丸つぶれであった。

可愛い母子がほのぼのと一生懸命糸をあやつっていた。

グランドの隅であいさつ、お清め、お汁粉をもらいみんなホッと笑顔に。
お隣チーム有馬子ども会のKawakoshiさんとも新年の挨拶。

歩いて5分のところにその神社はあるんであるんであったんである。
有馬神明社。
このブログで何度か登場する名前ではある。
本殿の両脇には「阿吽(あうん)の呼吸」でお馴染み、狛犬が鎮座ましましている。
右に「あ」左は「ん」。禅的な思想では五十音の「あ」から始まり「ん」で終わることがこの宇宙の全てを表現しているそうな。しかしよく見ると右の「あ」は、どっちかっつーと、「あ」というより口の開け方が「い」のように見えなくもない(^^)

フレンズHPにも載せるための集合写真を撮影。

そして毎年恒例の階段ダッシュ。
階段往復数ノルマはそれぞれの学年の2倍。2年生なら4往復、6年なら12往復と昔から決まっている。水は高いところから低いところへ流れるように、鮭は河口から川上へ遡上するように昔から決まっているのだ。
鮭は川上をめざす。「青年は荒野をめざす」...五木寛之か?

お昼に有馬小へ移動、こちらでもグランド開き。

母たち手作りのお雑煮に舌鼓を打ち、午後は練習...ではなく、遠投・ロングティー・ベーランタイムの記録で時間を使った。これは夏、秋にも実施したい。子どもの成長記録にもなるし、自信にもつながるはずだ。それにしても...予想以上にヤバイくらいに記録はひどいものだった。ちょっと暗澹たる気分。

夕方の終わり頃、フト校舎を見るとすでに月が。
月と時計のバランスが絶妙。いわゆる天文学用語で「天中」

筆者の遊び心、フザケ心が久々に...ムラムラ湧き起こる。
出来心でちょっと月と時計を入れ替えてみた。
なんだかサルバドール・ダリのようなシュールな絵になっちゃった(^^)/
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「迷惑メール」賢明なあなたに

困ったもんだなんである。
みなさんの携帯ではどんな状況なんだろう?
いわゆる「迷惑メール」....。

携帯所持暦14年で過去にいくつかこの「迷惑メール」を受信したことはあるけれど、今回はかなりウザイったらありゃしない。昨年10月くらいに約2週間ほど毎日送られてきたことがある。インターバルは一日10〜20通。メール文の主は「小西真由美」なる女性名。
「小西真奈美」なら知ってるが、小西真由美は知らんぞい。
真由美という女性ならチームの母にいるが、小西じゃないぞい。
一通ずつ相手のアドレスが違うから着拒設定もままならぬ。自身の名誉のために言っておくと、携帯のネットでは一切ヤバそうなサイトは見ていないんである。コンピュータの順列組合せで割り出した架空のアドレスに一斉送信してるのだから、こちらの身元が分ってるわけではない...ということくらいは知っているけれど、何しろ気分が悪い。Docomoのパケホであるからして、受信に伴うムダな通信料はかからないから、放っておいたらある日突然、来なくなった。
こちらの忍耐力の勝利であった。

ところが今年、年明けにいきなりまた来たんである。あの小西ちゃんから。
内容は....
宝くじ当たりました!「2組○○○○○○○○○」当選金5百万円!
確認のため今すぐここをクリックして受け取って下さい。
.....みたいな。
敵もさるもの、なかなかタイムリーな技を仕掛けてきたもんだ。でも筆者は宝くじはネット購入者なので、年末ジャンボの当選などは既に当たっていないのはみずほのネットで確認済みなんである。「フフフ、騙されんぞい。バカどもが」宝くじが当たっていなくて、こんなに勝ち誇った気分の自分も情けないけれど。

今回厄介なのは、夜中にもビンビンメールが来ることだ。
電源を入れっ放しで寝るので、時折小西ちゃんに安眠妨害されちゃうわけで。
内容も変化を見せてきた。当初は宝くじおめでとう!の文脈が、次第に宝くじ5百万円欲しくないんかい!?、みたいな危機感を煽るものに変化し、今は常套手段のエロ系勧誘の文面に変わってきた。
こういう時のやってはいけない大前提は「返信」や「クリック」
とにかく無視すること。怒りに任せて相手に抗議しようと返信などしたら、それこそヤツらの思うツボなのだ。筆者はネットで調べて学習済みなんである。一度返信やクリックしちゃうと、コンピュータで不特定多数の架空のアドレスに送ったはずのところから返信があったことで、実際に存在するアドレスだということが相手に分ってしまうのだそうだ。そうなると今度は、小西ちゃんは上から目線で架空請求やら、脅しの文句満載のメールを怒濤のごとく送ってくるんだそうだ。「弊社の別部署のコワイお兄さんがお宅まで集金に行っちゃうぜ」みたいな。更にはアドレスを悪いお仲間に転売したりもするそうな。(あくまでネット調べ)仮にそうなってもヒタスラ無視しなきゃいけない。サイバーポリスのような公的機関に駆け込むのも良し。クリックする人が1,000人に1人おバカな人がいるだけでもヤツらには美味しい商売になっちゃうのだ。

年明けからの今回の相手のアドレスは統一している。
@マーク以降のアドレスは「@moamixi」
あのミクシーなんである。ミクシーなんて全く見た事もないのにだ。
賢明な読者であろうと想像するみなさんは、絶対クリックしないでね。嵐が過ぎ去ることを待つか、小西ちゃんもしつこいアホだねえと、速攻削除してつき合っていくのが賢明なんである。電池が減るのが悔しい程度で済んでアリガタイと思うようにする。
ダジャレを思いついた。
「件名を見ただけで懸命に削除する賢明なあなた」

ブログの筆を置こうと思っていたら、半ば想定内ではあったけれど、これを書いてる最中にやっぱり来た、来た、小西ちゃんから.....。
携帯を開いてみる。アレ?違うぞ。
「葉子鈴木」という女性名からだった。内容はありきたりなエロ系のアホな勧誘。アドレスはやっぱり同じ@ミクシー。

なんか、小西真由美ちゃんからフラれたような気分になってしまった。
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2012年1月6日金曜日

野球チームの名刺

年末のブログでも触れたけれど、今年の指導陣(ベンチスタッフ)は数年ぶりに交代となった。
少年野球チームにありがちな変な問題があったわけではない。
監督辞任に伴い、ベンチスタッフの大幅な変動があったんである。ベンチで変わらないメンバーはスコアラーの筆者くらいなもの。建設的かつ前向きな人事異動ととらえたい。更にそれに準じて各コーチの名刺を更新、制作したんである。
監督,29,28の背番号を背負ってるのはユニフォームをモチーフにしたデザイン。

その他のコーチと母マネージャーの名刺はこんな感じ。
紺の帯とピンクのそれとの色違いバージョン。

名刺専用インクジェット用紙に最高画質で印刷、一人20枚×9名分の180枚。
1シート10枚の用紙を手でカットするタイプ。カキコキ、パリパリ分断していき、腱鞘炎一歩手前で完成なんである。

「へっへっへっ、旦那。安くしとくんでコレどーすか!?」
3Kgのヘロインに小麦粉を水増ししてそれを小さな袋に小分けにする、ハンチングをかぶった19歳のチンピラヤクザよろしく、せっせとビニール袋に収納して完了。(昔の欧米ギャング映画の観過ぎか)
今度の土日に配付しちゃうのだ。
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2012年1月3日火曜日

大宴会

大宴会であった。
昨年同様、正月2日の昨日は昼から、娘Kanaと夫Kazと1歳になったばかりのMinami、それにKazの兄と両親の計6名が大集合。
更にちょっぴり瑛太似のうちの息子Junとかなり優香似のつきあっている彼女Mちゃんも招待し、我々夫婦も入れて合計10名で、「2012年、今年もよろしくお願いしま〜す!」グラスを掲げてカチ〜ン!
家族が増えるということは、その分の重みを背負うことになるのだけれど、それを凌駕して余りある幸せを手にすることにもなるわけで。

Kazの母手作りの豪華お節料理をつつきながら、2時間ほど経過したところで、家のチャイムが鳴る。キンコ〜ン!
同じマンションに住むSugiyamaさんとその息子Tatsuであった。
これで総勢12名。Tatsuは娘のKanaとフレンズで1999年卒第19期生の同期。娘がセンターを守り、Tatsuはサードとピッチャーでクリンナップを打っていた。彼も若くしてすでに学生結婚をし今はスポーツ衣料メーカー勤務の一児のパパなんである。

オヤジのSugiyamaさんとは同じマンションの仲良しであり、フレンズコーチ同士でもあった。筆者同様、子どもが卒業したあとコーチ兼公認審判となり宮前の少年野球にどっぷり浸かっていた。数万円もする審判道具一式を自腹で購入し、さあこれからという矢先に、四国へ単身赴任が決定、土佐の地で営業マンとなってしまったんである。かなりの年数を経たのちここ宮前へ帰り、一念発起で脱サラ、現在ではコンビニチェーン2店舗を経営するオーナーになった。

店の15,000円もする豪華お節セットを3つも持参し、場は更に賑やかにヒートアップ。
こんな偶然は世の中には珍しくないけれど。
Sugiyamaさんと娘夫のKazはもちろんこの日が初対面である。
2年前Kazは神奈川のあるでかいマンションの現場をやっていた。現場近くのコンビニによく行っていたらしいのだが、そのコンビニオーナーがSugiyamaさんであった。「当時絶対会ってますよねえ〜」
ますます盛り上がっちゃうのであった(^^)

ビール、日本酒、焼酎、ソルティードッグ、コーラ...のグラスとボトルが並び、居間では数人がTVの箱根駅伝と高校サッカーで、喫煙所となっている筆者の仕事部屋では別の数人が違う話題で盛り上がり、隣りの部屋では娘がMinamiのおしめを替えてなんとか寝かしつけようと奮闘し、興奮ぎみの愛犬Rinは家中駆け回り吠えまくる.....の、正月1月2日であった。

「可愛い子には旅をさせよ」というけれど、
可愛い子にタッパーのフタを与えると、こんなにブチャイクになるのであった。
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2012年1月2日月曜日

みんな幸せに

2012年元旦の一日はみなさんどのようにお過ごしでしたでしょうか。

終日正月TV番組を観て、おせち料理を食べて...。
年賀状の返信をしたためて、いそいそとポスト〒へ投函...。
大晦日の晩は寒くて初詣を断念し、元旦に近くの神社へ行った...。
反して。
元旦から初売りの量販店のパートなので、いつもと同じく普通に出勤...。
正月が稼ぎ時の飲食店舗勤務なので、いつもと同じく普通に出勤...。
電車は元旦でも運行しなきゃの公的機関なので、いつもと同じく普通に出勤...。
人それぞれ、本当にお疲れさまです。

筆者はちょっと近くの神社へ散歩しに行った。
散歩と言っても三歩で行ける距離ではないけれど、
30分かかるほどでもないところにある、有馬神明社。
およそ190年前(文政六年)の建立。
案の定すごい行列であった。階段の下から車道まで人の列が続いていた。
AppleStoreのiPhone4s発売日ほどの熱気はないけれど。

ここの急な石段は、毎年フレンズ恒例で練習初めに「階段ダッシュ」をやる所。
たぶん一週間後にブログ記事になるはず。

境内では多くの人々が静かに、しずかに参拝していた。


白髪の70代と思しき老夫婦が愛犬を抱きながら、楽しそうにお互いを写真に撮りあいっこしていた。
「もし良かったらお二人とワンちゃんを一緒に撮ってさしあげましょうか?」
...........と、言ってあげれば良かった。言う気の勇気がなかった。
今になって後悔。

赤と白のコントラストは「ニッポン」を否が応でも彷彿とさせる。

大震災で今でも辛い思いをして暮らしている方に、少しでも早く安心して毎日を送れる日が来ますように。
地球とそこに住む人々みんなが互いに幸せに暮らせますように.....。
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2012年1月1日日曜日

年賀像2012


 2012年 今年もどうぞよろしくお願い致します。

毎年元旦には窓から見える景色を切り取り「年賀像」として掲載。
このアイディアはラクチン、毎年使えるぞっ、ということで今年もコレで。
晴れてて良かった。雨降りじゃあ使えないからね(^^)

大晦日には2011年ブログ掲載写真の、自分的ベストフォトを選んで締めくくろうと画策していたのだけれど、うまい酒を呑み、ダウンタウンの「ガキ使」を観て死ぬかと思うほど笑い、紅白はレディー・ガガとExileだけ観て気がつけば年越しそばと除夜の鐘...。腹の皮がよじれるほど笑ったのは何年ぶりだろうか。
ベストフォトの候補はどんなのがあるだろう。
「額の汗を光らせ力投する投手の姿」...
「ジャストミートで白球を打ち返す素晴らしいバッティングフォーム」...
「もうもうと舞い上がる土煙の中で捕手と激突する果敢なスライディング」...
それとも..............

全く迷わずにこの写真をベスト1に選んじゃうのだ。
年の初めにもう一度ココロをホックリしていただきたい。
今年も少年野球「晴耕雨読」Blogをどうぞよろしくお願いします(^^)/
「七人の子ブタ」2011/10/22
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