2012年9月11日火曜日

無題

北林さん....。

息子、娘がフレンズに在籍中にはたいへんお世話になりました。
我々夫婦ともども仲良くしていただいて感謝いたします。

かつて柳澤代表とともにフレンズ草創期の混沌とした時代から、黄金期に至るまでの長きに渡り監督を務め、当時の連盟をして「宮前の名物監督」と言わしめたひと。

実質監督の柳澤さんが選手を厳しく叱咤激励するのに対して、北さんは「俺はその子どもをフォローして、優しく諭す役目に徹するからな」と言って、ベンチ裏にうなだれる子を呼んで肩を抱きながら話をしていた光景は今でも目に焼き付いている。

黄金期にはほぼ毎週のように祝勝会。「俺はマグロの刺身さえあればいいから」と、多くを頼まず、目を細めていとおしそうに刺身を頬ばる北さん。

昔フレンズ内部で問題があった時に、「いいよ、俺がなんとかするから」と自ら憎まれ役を買ってくれた北さん。

昨年電話で話した時に「もう俺、フレンズコーチ名簿からはずしてもらっていいよ」と言っていたけれど、私は頑として今年のコーチ名簿に載せた。
だってフレンズにとってそれだけの人だったんだもの....。

どうしたものか。パソコン画面がゆるゆると滲んできて、これ以上書けない。

享年68歳。
ご冥福をお祈りいたします。

いつかそっちでまた酒を呑もうね、北さん。


子ども目線に立つこと

オレンジボール大会なんである。今年から宮前区少年野球連盟で正式開催されることになった、3年生以下の子らによる「野球のルールを覚えて、まずは野球に親しんでもらう」ことを主旨とした大会である。試合機会になかなか恵まれない小さい子にはとても良いことだ。(※連盟HPよりDL)

我がフレンズは下級生が多いこともあり、昨日今日入部した3年生の子もメンバーに加えなんとかエントリーに成功。子どもたちもワクワクドキドキ楽しみなんであるが、むしろその親のほうが熱くなっちゃって、若干ヒートアップしすぎかもと憂慮しているのは筆者だけではあるまい。
勝つことは「目標」ではあるが、「目的」ではない。目的は正に先に挙げた連盟の主旨が正解だと思うからだ。でもやるからにはやはり勝ちたいのは当たり前。勝つことの喜びは何にも増して最高の良薬である。しかしそのために怒号は必要ないし、難しい野球専門用語を連発してはいけない。平易な文章でちゃんと低学年でも理解出来る「ひらかな」で指導すべきだ。我々オトナは熱くなると、ついつい自分の持っているあらんかぎりの野球知識を総動員して、子にまくしたてちゃうことがままある。子どもにしてみれば、耳元で大人がハンディーマイクを使用してスワヒリ語でがなりたてられている気分だろう。自分が小学校3年生だった頃を思い出してみれば、筆者の言わんとすることは自ずと氷解出来るはずだ。このオレンジボール大会は少年野球の指導者や親にとって、少年野球指導の原点のひとつでもあるはずの=「子ども目線に立つこと」に立ち返る意味でも有意義な大会であると思う。
う〜む、いつものことだが前置きが長過ぎるぞ、俺。
筆者も大人げなくついつい熱くなって書いてしまった。自戒の念。

さて気分を変えて、それでもオレンジボールはめっちゃ楽しいことに違いないんである。
筆者の予想は、「うちはかなりいい線行ってるはずだ」なんである。連盟事務局のNishimuraさんも優勝候補の一角を占めているんじゃないかと予想。小さい子にしてはちゃんとそこそこ野球になっているんだもの。ただクールに俯瞰すれば低学年の人数が多く、広いグランドで年間通じて専門の練習が出来ているマンモスチームにはかなわないかもだ。「努力(練習)は嘘をつかない」からね。うちは極論すればオレンジ用の急造チームであるから。
しかし何が起こるかわからないのが少年野球の常でもあるわけで。宮前で勝てば来年東京での試合出場が確約される。ただしここでもAチームと重複している選手がいるフレンズにとってはエントリーに関して大きな問題を孕んでいるのだが...。

お隣チーム有馬子ども会、愛称「アリコ」と練習試合を組んだ。
オレンジだし練習試合だしでスコアは付けないことにした。数試合しかないから成績集計しても意味がないし。心置きなく筆者報道班のNikonP100が唸りをあげて起動するんであった。1回の表を終了し愕然とする。オレンジ特有のルールがあり、10得点した時点で攻守交代なのだった。つまり誰かが得点を正確にカウントしなきゃなんである。
ここで救世主が現れた。フレンズOBで中学部活野球をやっているHirotoとOtoが遊びに来た。
筆者独白「ヤッベ、やっぱスコア付けなきゃだな〜」
Hiroto「あ、俺やりましょうか?」
筆者思わずこのイガグリ坊主頭を食べてしまいたいと思うくらい、ヤツを可愛く思ったのは言うまでもない。1時間の労務報酬として今度ガリガリくんを買ってあげよう。


完勝である。
1回4得点、2回2、3回5の猛攻で3回裏終了時11:0の7点差以上でコールド。
Hirotoのスコアブックによると2回以降はシングルヒットのみながら5本の安打ノーエラー、投手Kohkiは2回以降の記録ではノーヒットノーラン・打者7人に対して三振5の快投である。ベストプレイヤーは投手のKohkiと2安打のRui。(※初回の記録は空白なので考慮しない)
筆者実は楽しみのひとつにしていたのは、三振振り逃げの時に「走れっ!」とコーチに言われて一目散に3塁へ駆け出す子とか、攻守交代の時にグラブを持ってヘルメをかぶったまま一目散に守備位置へ駆け出す子とかを見たかったんである。さすがにそれはなかったものの、ちょっと面白い場面があった。アリコピッチャーが投球の時。主審が試合を止めてアリコベンチへ行き何やら確認作業。それでも無我夢中のピッチャーは主審が立っていないのに投球しちゃったんである。しかもうちのバッターも空振りするしで、両軍とも大笑いであった。低学年のゲームはこうでなくっちゃ。
小さい子の打撃にありがちな代表的なダメパターンをふたつ列挙出来るだろうか?
ちっちっちっ、ち〜ん!
答えは「振り遅れ」と「高いボール球をつい振ってしまう」なんである。
全員の打撃を編集してみたのがコレ。

すんごく良い写真が撮れた。
小さいけれど入ったばかりの3年生の代打Wakamiyaが2塁ランナーの時、相手がショートフライを打ち上げたけれど一生懸命スコスコ3塁へ進塁。ショートからセカンドへ転送されてホースアウトの併殺。
これを三塁コーチャーの28番Suekiコーチが立て膝になり子どもと同じ目線で説明していた。この日一番のシャッターチャンスとビビビッときた筆者は、カメラを起動させるあいだ「Suekiさん、シャッター切るまでもっと長くその姿勢でいてくれよっ!」と念じて撮った。(註※オレンジではオトナ30,29,28番が子どもの代わりにコーチャーズBOXに入れる。これもなかなか素敵なルールである)
ピューリッツアー賞に応募したくなるほどの、いい写真である。前述の名実共に「子ども目線」の持論とリンクしていると感じた読者はエライ!

最後はNishikawaさんの発案でノーサイドのワンショット。
これもちょっと不思議な写真なんである。圧倒的に右のフレンズのほうが人数が多いように見えるけれど、フレンズ11人に対してアリコ10人の差はたった1人だけ。でもこのボリュームの違い。よく見て分析すれば簡単なカラクリなんだけれど、ちょっとオヤッと思ったんである。穿った見方をすれば仲間同士がギュッと集まったこれがアリコの良いところでもある。

次回ブログは南部リーグBチームの「快勝」編である。
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2012年9月10日月曜日

おやじのスネ毛ほど...

晩夏の9月9日の今日、久々に充実した一日。
午前はオレンジボールの練習試合で有馬子ども会と練習試合。...完勝!
午後は南部リーグBチームの試合でフォルコンズに逆転勝ちの....快勝!
幼い子らの試合とはいえ、勝つことの喜びは何にも替えがたいものがある。

当然午前の部と午後の部に分けてブログを書こうと思うのであったが、次勝つのはいつの時ぞ!?今のうちに祝勝会をやろうぜってんで、Suekiコーチの音頭でオヤジどもがわらわら参集。居酒屋その1の個室に集まったのは定員15名に対して、むさ苦しいオヤジが150人ほど。例によって真面目な野球話から、来年の展望から、行き着く所は猥談まで様々。

というわけでブログネタに尽きない今日。
とりあえずお茶を濁すわけではないが、ブログ用に居酒屋で携帯写真を撮ってみた。
どんな写真がいいだろうか?
みんなニコニコのオヤジの写真はもう撮り飽きたわけで。
ならばいっそ目を背けたくなるようなものを一発撮ってやろうと....。

こんなオゾマしい写真は世の中に存在するのだろうか。どの角度から見ても爽やかさのカケラもないこと必至。「オヤジのスネ毛」はバイオハザードのゾンビに匹敵するくらいのオゾマしい威力があるんである。
月曜朝の爽やかな通勤電車の中でのスマホで、
または会社朝礼後のメールチェックのパソコン画面で、
あるいは子どもを送り出したあとのほっとした時間のパソコンを起ち上げた時...。

心臓の弱い方、二日酔いの方にはお勧めしない。
試合詳報はこの次に持ち越しなんである。


2012年9月8日土曜日

あん時のオマエかっ!?

昔「F対F」というタイトルでブログを書いた記憶がある。隣町の西野川地区に本拠地を構えるフォルコンズである。今日はフォルコンズ対フレンズの練習試合....いや紅白戦となった。5年生以下が「あじさいリーグ」の遠征にかり出され、6年生のみとなったため急遽フォルコンズ6年5人とフレンズをシャッフルして、混成チームでの紅白戦である。

他のチームとも過去に何度かやったことがあるけれど、子どもらにはこれはいい経験になる。こういうところがプロや高校野球と違う、小学生の子どもの野球の良いところ。
ベンチではみな和気藹々であった。
フォルコンズベンチはKomatsu監督と29番Fukumotoコーチ。筆者Tはこのベンチにどっかと座り、談笑しながら時々カメラマン。Fukumotoさんはこのブログのユーザーでもあり、シュウヘイダビッドソンのバイクライダーでもある。お二人とも人間的に丸みを帯びたいいキャラクターなんである。

このところ全国に頻繁に爆弾を落としているゲリラ豪雨。先週に引き続き今日も突然にヤツはやってきた。嫌いじゃない、夏だからね。服を着たまま全身ずぶ濡れになれる経験なんてオトナになってから滅多に出来ることじゃない。これが冬場なら地獄だけれど。2度も試合を中断しなんとか続行する。小降りになったところで、フォルコンズコーチが野球のボールを使って「お手玉」の技術を披露。子どもらも輪を作り目を輝かせて挑戦。和やかなひととき。

いつもフレンズの子らを写真に載せているので、今日はフォルコンズ特集といこう。
6年生5人である。彼らは卒業すれば野川中学校へ行くだろう。うちの場合はヤング、アリコ、の子たちと有馬中学校へ進学する。(私学は別として)フォルコンズの彼らとは中学では一緒になることはたぶんないのだろうけれど、オトナになってからどこかの街で、またはどこかの会社で出会うかもしれない。名刺を出しながら...、
「え〜?小学校の野球の時のあんときのオマエかっ!」
「そうだよ、あんときのオレだよ!」なんてね。
守備と打撃を激撮なんである。


こういう、他チームとでもすぐに打ち解ける子どもらを見ていていつも思う。
俺たち特に男は、オトナになるとなんだか目に見えないバリアを身にまとい、変な距離感を保ちつつ相手に接することが多くなる。大なり小なり個人差はあれど。そこには妙な駆け引きや年齢差や考え方の相違を微妙に嗅ぎ取って、自分の立ち位置を自分で勝手に決め込んでしまうのだ。
30代までの自分はそうだった。自分で自分の世界を狭くしていた。
でもそのヘナチョコのバリアをぬぐい去り、自ら相手の懐に飛び込んで行くことがどれだけ己を成長させ、世界を広げることになるかを学んだのは、とりもなおさず、この少年野球の世界なんである。
少年野球という偉大なコミューンに感謝である。
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2012年9月7日金曜日

愛すべきバカ野郎ども

8月は結構ヒマだったんである。サラリーマンならば天国のような話だが、フリーとしてはなんとも嘆かわしく、悲しい状況なのであった。ところが9月に入りにわかに急変。港区海岸での小さな物販店の仕事と、ある場所でのブライダルの仕事、またある所での商業施設の共用環境の仕事...。同時進行である。忙しくなるのでブログ更新はややもすると...。

そのうちのひとつは、某会社で時折設計チームを組む「Tukioka組」と呼ばれるプロジェクト。夕方からキックオフミーティング。夜の帳(とばり)が降りた頃、代々木の店で体育会系で言えば「壮行会」の飲み会を敢行。

大正時代から建っているような小さな民家を改造し、ムリクリ中2階を造作して客席にしたような店。チョモランマの難所絶壁を登るような急勾配の階段を上がり、そこに広がる極小空間は、大人が腰をかがめないと前に進めないほど。天井高さは150cmくらいであろうか。恵比寿にもこんな店があったなあ。いよいよもって楽しくなってしまうんであった。
思い思いにビールや焼酎や「ホッピー黒のセット!」なんて叫んで夜も更けていく。

一番若い自称「原宿のペテン師」Tukiokaくんが組長で、
「ロッキングチェアでコロナビール」が似合うSaitohさん、
飲むとヒトが変わる「高円寺の図面職人」Ohnoさん、
そして筆者の4人の、愛すべき大バカ野郎の特攻チームAなんである。

求む!カノジョ。
組長T氏は実にいいヤツでまだバリバリの弱冠34歳。ん、すでに「弱冠」とは言えないか。10代の頃はJ事務所にいたこともあるイケメン。
仕事は旺盛にこなし、頭の回転速く、ユーモアに長けて、女性には優しく...。
男として筆者が保証するので、おつきあいしたいと思われる方は是非メールを。

あっ、いけね、このブログ読者は既婚者の女性が多いのかな(^^)
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2012年9月5日水曜日

模倣は確信犯

憧れの人がいるとする。スポーツ選手や芸能人などだ。人が人に憧れるとその人の真似をしたくなるのは、大昔からの人としての習性である。カッコイイ芸能人がかぶっているキャップと同じものを購入してみたり、安室奈美恵と同じスタイルを真似たアムラーが渋谷を徘徊したり、イチローに憧れる少年は打席に立った時のあのバットをくるくる廻す動作を真似したり....。
筆者中学のころサッカー選手で憧れたのはベッケンバウアーとジョージベスト。彼らのシュートやドリブルの瞬間のフォームを頭に描きながら練習したものだった。「赤き血のイレブン」のバイシクルシュートを積もった雪の上で何度も繰り返し練習したり。中学3年の時、後輩にも好きな選手の真似を大いにしろよ、と宣ったものである。
そうゆう意味での「模倣」は他愛もなく、罪のないことである。

これが同じ「模倣」でも企業の営利活動になると大問題となる。
著作権・肖像権・所有権・知的財産権。
過日Appleとサムスンの特許訴訟問題に米国での判決が下ったことは万人の知るところである。筆者はiPhoneやスマホはまだ持ってないのでよく分からなかった。ネットで画像検索してビツクリなんである。これがサムスンの特許侵害や盗作以外の何者であろうか。真似してないと言い張るサムスンの神経を疑ってしまうんである。
実際はサムスンはスケープゴートであって、本当の目的はOSを提供しているGoogleへの攻撃の序章であることは言うまでもない。故スティーブ・ジョブズは自伝の中で激しく言っている。「Appleの会社全資産数兆円を全部つぎ込んででもAppleの技術を盗んだGoogleをブッ潰す」と。まあスティーブ・ジョブズならではの過激な発言ではあるけれど。
サル真似した挙げ句に、オリジナルの本家のデザインや技術を超えられず亜流で安価な商品を市場に流通させることは、いっそのこと公害認定して欲しいものだ。
(※サムスンのこのモデルを所有している方には上記文章不愉快かもしれぬ。ゴメンナサイ)

            写真はガジェット速報より

昔サッポロ黒ラベルのビール缶のデザインをパクったとして、サントリーのモルツが訴えられたことがあった。その時の筆者の印象は「確かに似ているけれど、全くのコピーとは言えない」である。でも人気商品にあやかろうとしてデザインを模倣したと批難されても致し方ないかな、と思ったものである。
ビールファンの中には秋の夜長に鈴虫が合唱を始めるころ、「キリン秋味」が出るのを楽しみにしている方も多いと思う。筆者もその一人。数日前コンビニに立ち寄った....。

冷蔵ケースの向こうを見て我が目を疑った。
またしてもサントリーがやってくれちゃったんである。サントリーにはおよそプライドというものがないのだろうか?せっかくプレミアモルツという大変優秀なビールを確立したというのに。
この二つを比べてみてパッと見ではネガポジ反転し、商品名を縦書きを横書きにしただけのような印象を受けてしまうのは筆者だけではあるまいて。
いやはや参ったもんだのモンダミンである。

しかぁ〜し!....なんである。
キリン秋味はレッキとした生ビールに対して、サントリー秋楽は発泡酒。値段では圧倒的に庶民の味方なのだった。しかも、飲んでみたら「ムムム、ヤッベ、うまいじゃん!」が正直な感想。色の濃さもさることながら、泡までもが秋色のうっすらオレンジがかっているほど濃厚。少し前ならば発泡酒は独特の薬品臭さが鼻につき大嫌いだったけれど、昨今の発泡酒は結構イケてるんである。ましてや発泡酒に慣れ切ってしまったこの体、これを受け入れないはずはない。恋する乙女が「私をあなた色に染めて」みたいなものだ。気がついたら我が身はすでに発泡酒色に染められてしまっているわけで。もし両者が生ビールの同じ土俵にあったのならば、断然キリンを支持するのであるが。
参考にする程度の模倣はいいけれど、サル真似コピーはいけません。
しかし、背に腹は変えられないのも現実なんである。
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2012年9月4日火曜日

新旧共存

時々携帯電話の中の写真データを整理してみることがある。例えば電車に乗って文庫本を忘れてきてしまって手持ち無沙汰な時などに。思いのほか撮りっ放しで忘れている写真があったりして、保存するものと削除するものとに分けて作業開始。人を撮ったものは、これは本人に送ってやろうとか、これはしっかりMacに転送して保存しとこうかとか、なんじゃこりゃ、こんなのなんで撮ったんだっけか?とかとか....。

そのうちの数枚をアップ。
先日広島へ行ったときの数葉。マツダスタジアムでの7回裏の風船応援風景。別の一枚は先日のブログに載せたけれど。更に市内を走る広島名物「市電」。いわゆる路面電車。全国でも現存する路面電車は数都市しかないはず。ちなみにバンド♪「レミオロメン」の「ロメン」はこの路面電車が語源。いらぬ豆知識であった。原爆ドーム前で降りて停留所からパチリ。市内をごんごん走るこの電車は実にいろんなデザイン...というより新旧入り交じりの実に多様な電車の姿を見ることが出来るんである。新幹線の上下線レール上に、「のぞみ」と「機関車」が共存しているような、と言えば大袈裟か。

「新旧交代」という四字熟語は秦の始皇帝の時代からあるけれど(?)、「新旧共存」というのはもしかして筆者の造語だろうか?
今日、渋谷のいわゆる最新スポット、Hikarie(ヒカリエ)に行った。マレーシアに移住している兄貴夫婦が一時帰国し、メシ食おうとなったのであった。兄もブログをやっているので話に花が咲く。しかしランチと言えどもサラリーマンが気軽に毎日来れるような値段ではなかった。ここよりも安くてしかももっとうまい店はいくらでも知っている。周りを観察すれば、親のスネかじっていそうな夏休みのヒマそうな女子大生、セレブチックな若い奥様族、会社役員を夫に持つであろう上品そうな壮年の女性...ばかりなりけり。
ヒカリエの前身は東急文化会館で、上階には五島プラネタリウムがあった。筆者も小5だった息子と一緒に来たものだ。今まで何万人の子がここで天空への夢を見てきたのだろうか。筆者は居眠りしちゃったので本当の夢を見ていたが...。星々を投影する万華鏡のようなドームもなくなってしまった。その渋谷ヒカリエの8階からの風景。「新旧交代」の槌音(つちおと)も高らかにスクラップ&ビルドの都市景観。怒髪天を突かんばかりの東急セルリアンタワー、対してヒカリエの足元には地下鉄銀座線のギスギスに錆びたレール。筆者の世代ではないけれど、はて、宇田川町あたりの伝説の「恋文横町」ってまだあるんだろうか....。

野球選手もいつかは引退せねばならない時が来る。先日カープの石井琢朗が引退を表明。曰く「横浜ベイの十数年間に匹敵するほどの濃い4年間を広島で経験することが出来ました...。」例によって涙腺がうるうるしてしまう筆者である。広島に残って指導者になってくれたら嬉しいけれど、でも出来れば古巣横浜ベイにそっと背中を押して帰してあげたい、と思う。「ありがとう」の言葉と共に。

「新旧共存」であって欲しい。
新しいモノが好きである。職業柄新しいモノを造ってもいるわけで。
でも温故知新。故(ふる)きを温(たず)ね新しきを知るのも大好き。
「新旧共存」の都市計画を望む筆者である。
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