2013年6月11日火曜日

キャプテンシー

さて開会式のあとは西有馬ドームで練習試合、対宮崎台バーズ戦なんである。バーズと言えばバーズマンション。昔、子ども会大会での連盟会合の席上、宮崎台バーズを救済するために、鷺沼ヤングホークスの名物監督KurosuさんがJAで熱弁をふるっていたことを思い出す。また筆者の息子や娘の時代には、当時監督をやっていた現代表Kobayashiさんの、立ってゆらゆらダンスを踊るように、リズミカルにサインを出す姿も想い起こす。現監督のOgawaさんの形容詞は「老獪」な監督。この方も連盟ではかなり古い重鎮である。

このバカブログをたまたま見て、筆者には身に余る光栄すぎる賛辞を送っていただいた方がいる。バーズのマネージャーTakahashiさんであった。会社から何度も長文メールをいただき、ここ1,2ヶ月親交があるわけで(^-^)
そんな宮崎台バーズ戦なんである。

試合前、筆者のオリジナル野球マグネットボードを見た方が、「ちょっと借りて、チームに見せてきていいですか!」とバーズベンチへ。翌日Takahashiさんからメールがあったけれど、めっちゃ評判が良かったらしい。嬉しいことだ。Queensにも入部した女子Yumiちゃんのプレーも楽しみにしていたんであるが、体調を崩したそうで欠場、残念。
さて...プレイボール。

先発はFはMamoru、BはサウスポーのOhwakiくんだ。彼はなんともまあ、カープの往年の大投手、津田恒美にクリソツなんである。綺麗な軌道を描く速球派の投手である。

試合は3回表にBに1点先制されるやいなや、いつの間に最終回、6:0の惨敗間近。マジかっ!?
主将でキャッチャーのTakahashiくん。見事なキャプテンシーを発揮していた。一球一球ごとにナインへ声をかける。向かえる打者によっては外野の守備位置を前へ後ろへ指示を飛ばす。打ってはセンターオーバー特大の2塁打を含め4の2の1打点。うちの代表が彼の打席のバットの構えを絶賛していた。
最終回7回裏、Fの攻撃。敗戦ムード漂う中、筆者はひとりごちる...「おまえら、いい加減、点とってくれよ〜!」同じ負けるにも無得点の完封負けより、1点でもいいから点を挙げて終わりたい。
一死走者無し。
相手エラーと四球から一気に走者2人を返したのは4番のBen。滞空時間の長いレフトオーバーの2塁打だった。「ん、もしやホームランでは?」との期待がFベンチとギャラリーに漂う。物言いがついた。審判団の協議。向こう正面の神風さんも羽織袴で参集。体育倉庫の屋根よりもわずかに低く判定は覆らず2塁打であった。「あのマンションの向こうまで〜♪」には及ばず。しかし起死回生の一発である。
終わってみれば3点を返しての6:3。
ベストプレイヤーはBen、積極果敢、安定した守備の4年生Rui、自責点2ながら力投、1打点のMamoruの3人。いやいやついでと言っては失礼だが、バーズのTakahashiくんにもあげちゃおう。過去に他チーム選手に対してBPをあげたのは昔、上作延ノンキーズの女の子投手にあげて以来である。

今回もスコラーは3人体制。筆者とOhmori父、Sone母である。
Sone母は以前のブログに載せたノートメモを見て、相当恥ずかしかったとのことで、全部新しく書き換えてきちゃったんである。全然いいのに、恐れ入る。きっちり書き込まれたSoneメモ。素晴らしい(^-^)

この試合後、もう1試合やったんである。いわゆるダブルヘッダー。
1試合めはかろうじてダブルスコアの6:3であったが、2試合めは.....。
阿鼻叫喚の地獄絵図、スコアラー泣かせの選手交代の嵐....。

今週は公私ともに忙しいのでどーなるか予測不能だけれど、機会があればまた2試合めのブログに挑戦するとすっか(^-^)/
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2013年6月10日月曜日

縁の下のチカラ

公園デビューを果たした。ベビーカーの赤ちゃんとともに、公園のママ友の仲間になったわけではない。宮前少年野球連盟の広報マンとしてキャップを拝受したからには、年間通じ数少ない大会開会式の模様を全世界に発信すべく、初めてTeshimaのネーム入りの帽子を被って第一公園ドームを徘徊したんであった。今までは心に少し曇りを抱えつつフレンズ帽子を被っての写真撮影であったが、今日は正々堂々ごんごんグランドへ入り込み、きゃしきゃしシャッターを切ることが出来た。この帽子があれば水戸黄門的印籠の効果抜群である。すれ違う事務局のオヤジ連中に「おっ、Tさん帽子似合いますねえ」と声をかけられる。半分お世辞とは分っているけれど(^-^)

連盟主催ではなく川崎市宮前区主催の「子ども会」の大会である。「宮前区長杯争奪」でもある。我が連盟はそれをバックアップする立場だ。入場行進はない。そのかわり外野センターから選手たちが一斉にプラカードを抱えつつ、Pマウンドまで行進。

おお〜!徐々に砂塵が上がりつつ子どもたちが霞むほどに。
まるで西洋の近代鉄砲隊に、槍・鎌を手に怒濤の攻撃で立ち向かう大和魂の日本兵みたいじゃないか。
あるいは今TVで放映している日清カップヌードルのCMみたいに。「ぱーどぅん?」


子ども会大会では役員と父母たちが大会運営を担う。美魔女とイケメンオヤジ(?)の参列。母のウグイス嬢(?)も健在だ(^-^)
宮前区長ももちろん参列、大会委員長の挨拶も時代を反映したものだった。


連盟Sohma会長、縁の下のチカラ持ち連盟事務局の面々。Nishumura、Ohtake、Satoh、Nishiharaのオヤジたちの面々。皆自分の子どもはとっくの昔に卒業してるのに、自チームを離れても尚、宮前少年野球のために尽力しているわけで。QのYamaguchiさんもしかり、他にも大勢のオヤジたちが組織を支えている。

いつもの写真では面白くないから違ったアングルから撮ってみた。各チームの指導者を後ろから撮った。なかなかの壮観。30,29,28の頼もしきオヤジ、野球と子どもが大好きの男どもである。


今大会の選手宣誓は有馬子ども会の主将くん。フレンズとグランドを共有する仲でもある。面と向かった大会委員長も思わず拍手するくらいの、体は小さくとも堂々たる宣誓であった。

今年もまたひとつの大会の開幕なんであった。
今年もまたひとつ、自分が歳をとることを認識することでもあるわけで。

フレンズはこのあと西有馬ドームに移動し、宮崎台バーズと練習試合。
今日は130枚ほどの写真を撮ったのだけれど、自宅に帰りデジカメからMacへ転送中に....。
事故だ。何故かかなりの枚数が消失しているではないか。ちゃんと撮ったのに。
茫然自失、唖然呆然、背中に冷たい汗が流れる。

そのへんの件(クダリ)は次回のブログなのだ(^-^)/

※ここからは翌朝書いている。
よーく調べたら事故ではなかった。写真はちゃんとフォルダの仲に保存されていた。
どうやら事故が起きたのは、筆者の寝不足の頭の中だったようだ。
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2013年6月8日土曜日

DJポリス「12番目のイレブン」

このタイトルを読んでピンときた読者諸氏も多かろうと思う。サッカーW杯出場決定の火曜の晩、渋谷のスクランブルで警備に当たった機動隊員の20代の彼のことだ。

奇しくも4日火曜のブログで筆者は「12番目のイレブン」になったと書いた。そのあと、マジで渋谷まで行き交通規制厳しいあのスクランブルで、誰彼かまわずハイタッチしたいと本気で思ったものであった。あの晩筆者は大変危険な男になりつつあったんである。なぜなら男を見ればばしばしハイタッチ、女を見ればぎゅんぎゅんハグしたくてたまらないほど、テンション最高潮だったのだから。

翌朝のTVはサッカー報道もさることながら、渋谷の状況はどうだったのか、これも興味津々であった。その中で数秒間TVに写ったマイク片手に柔らかく群衆に呼びかける若い警官に目をみはった。(※写真はYahoo!ニュースから)

「こわい顔したお巡りさんも、みなさんと同じ日本代表のW杯出場を喜んでいます。気持ちはみなさんと同じなんです」
「こんな佳き日に、お巡りさんだって怒りたくないんです」

なんてイイ奴なんだと思った。同時に彼がもし本当のサッカー好きだったら、この日は任務でTV観戦出来なかったんだろうとの思いがよぎり、頭の下がる思いだった。
筆者だったら絶対仮病を使っていたに違いない。

「みなさんは12番目の選手です。サッカー日本代表は世界でもフェアプレーの国として賞賛されてます。どうぞみなさんもフェアプレーで交差点を渡って下さい」

なんて気転の利いたイイ奴なんだと思った。ますます気に入った。そして彼もやはりサッカーファンなのだろうという確信に至ったわけで。こりゃ〜SNSなんかで絶対話題になるんだろうなと予感。

案の定である。ツイッターで「DJポリス」と名付けられ、ネットでも新聞でもTVでもその後の彼に対する賞賛はみなさん、ご存知のとおり。今朝の朝日新聞には彼の記事が載っていた。それによると、雑踏警備のプロで広報係という役職なんだそうだ。群衆にマイクで呼びかける係。その機動隊内部の競技会では今年の優勝者だ。群衆を制圧する官憲の叫び声の印象は、上から目線で怒号を発し威圧的なものを誰もが想像するであろう。そのギャップもあって好印象になったと思う。今年の正月の明治神宮初詣ではこんなアナウンスを....

「みなさあ〜ん、急がなくても神様は逃げません。急いでもご利益は変わりません」

なんてウィットとユーモアに富んだイイ奴なんだろうと思った。
筆者のブログはこんな彼のような、言葉の「オモシロさ」を表現することに粉骨砕身する毎日でもある。息子と同じような年代の彼であるが、リスペクトしちゃうんである。ふと思った「コイツ、ブログ書かせたら面白いだろうな」と。

さきほどはますます過熱するこの続報がYahoo!ニュースに載っていた。
警視庁が彼の功績を認めてなんと「警視総監賞」を授ける検討に入ったんだと。
ちょっとちょっとお〜、キャリア官僚たちが警察機構の裏で彼の人気に便乗してるんとちゃうの?
と、一瞬思ったけれど...まっ、いっか(^-^)/

2013年6月6日木曜日

「20秒の勇気」

誰にも言ってほしくない秘密であるが、筆者は多くの読者を欺(あざむ)くかのごとく、ブログを書いてない晩は、秘密裏にTSUTAYA Discasで借りたDVD映画を観ているんである。
ブログアップ出来ない理由はほぼ99%次の7項目のいずれかに該当する。

1=深夜まで、ずるんずるん映画を観ている。
2=深夜まで、ごんごん仕事をしている。
3=深夜まで、でろんでろん酒を飲んでいる。
4=深夜まで、むひむひアメトークを観ている。
5=深夜になっても、ブログネタが思いつかないでいる。
6=深夜を過ぎても、いつのまにかMacの前で居眠りブッこいている。
7=深夜を過ぎてもなお、今までの己の人生の来(こ)し方に答を見いだせないで悶々としている。

昨晩はマット・デイモン主演、スカーレット・ヨハンソン共演のヒューマンドラマ「幸せへのキセキ」を観た。
愛妻を病気で失った男が、問題を抱えた二人の子どもと共に、仕事を捨てて新天地で家族の絆の再生を目指す....という、映画の世界ではいかにも使い古されたありふれたストーリー....と思いきやなんである。
その実、あろうことか郊外に購入を決めたボロ家は、2年前に閉園された動物園が動物と飼育員スタッフまるごとついてきたんであった....。すでにこの映画を観た読者もおられよう。このタイトル画像で不満なのは息子の姿が入ってないことだ。筆者がデザイナーならスカヨハを削除してでも絶対彼を入れていたに違いない。

この映画は昨年あたりだったか、日曜のバラエティー番組の映画紹介コーナーでたまたま垣間見た時から観たいと思っていたんである。すかさず手元のケイタイにメモした覚えがある。当時はスカヨハの存在すら知らなかった。興味を持った理由は実は...「実話」体験に基づいたベンジャミン・ミーの小説が原作だったからだ。事実は小説よりも奇なり、なんである。今でもこの動物園は現存し営業していると、ラストのテロップに書いてあった。
1年に数回しかヒューマンドラマは観ないほうであるが、久々観るとやはりいいものだ。

良い映画や小説には、観賞後または読了したのちに、印象に残るセリフなり文章なりが脳裏に去来するものだ。「幸せへのキセキ」でのそれは「20秒の勇気」であった。
マット・デイモンの父が引きこもりで反抗期の息子に言う。
「いいか。男が女に愛を告白する時は、20秒間我慢しろ。20秒の間に思いのたけをぶつけるんだ。恥ずかしくても苦しくてもたった20秒の勇気を持つんだ。その結果恋が実ろうがフラれようが知ったこっちゃない。男なら冒険してみろ!」
(※実際の映画でのセリフの詳細は忘れた。映画のセリフはこの1/3くらいである。かなり筆者の思いのたけを込めて文章を加筆水増ししている)

歳を重ねてもなお、少年のココロは失いたくないと思う今日この頃なんである。

さて、もうひとつコトバの話。
この「幸せへのキセキ」のカタカナの「キセキ」はいったいどうしたものだろう。
一般的常識的普通的ヒトは「キセキ」はおそらく「奇跡」を想起するに違いない。実際劇中でも「奇跡」というセリフがあった。
しかしそれをなぜ敢えてカタカナの「キセキ」としたのか?それは「奇跡」と同時に家族の再生の「軌跡」をも感じ取って欲しいと思ったからではないのだろうか。
更にコトバを解析するならばだ。「幸せへのキセキ」が「幸せのキセキ」だったらどうだったか?「幸せのキセキ」なら100%「奇跡」だったはずだ。しかし邦題は違う。「幸せへのキセキ」と「へ」が入っているではないか。だから「軌跡」説もあながち間違っているとは言い難いはずだ。
筆者の穿(うが)った見方だろうか。

この映画は親子である親と子、そして親に愛情をもって育ててもらっている全世界の子どもたちにも観てほしい映画だ。
このブログは現役の野球少年少女の小学生も読んでいるらしいと風の便りに聞く。(※ゴメンネ、難しい漢字や言い回しが多くて(^-^)/)

キミたちは、親や保護者の大人の愛情で今そこに存在していることを忘れないでほしい。
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2013年6月4日火曜日

W杯Japanの奇跡!

!!!!!!!!!祝!ニッポン代表・ザックJapan、W杯出場決定!!!!!!!!

こんな展開を誰が予想しただろうか。
「ジョホーバルの歓喜」以来の興奮。
1:0で瀕死のJapan、後半アディショナルタイムでのPK、本田の左足が一閃、ゴールネットど真ん中を突き刺す矢のようなゴール!!!!!!!!!!

こんな奇跡ってあるんだろうか!!!!!!

サッカーは結果が全て。いわゆる「勝負に勝ったが試合には負けた」という言葉はサッカーには通用しない。PKだろうが何だろうがゴールはゴール。

川島の超超超スーパーセーブ。
本田のFKが決まる瞬間を見たかった。
「Oのジンクス」を決める岡崎の泥臭いゴールが見たかった。
そして何より、振りむきざまのワントラップからの0.47秒からの香川の鋭いゴールが見たかった。

そんなこと全然見れなくてもOKさ。
だって結果を出してくれたんだから。

野球好きでサッカー嫌いな読者には申しわけないけれど、
筆者も野球大好きだが、その一兆倍くらいサッカーが好きなんである。

TVの前で声が枯れた。TVのボリュームを普段の3倍で観戦。
日本代表のユニフォームとタオルで12番目のイレブンになった。

勢い余って今から渋谷スクランブルへ行っちゃおうかと、一瞬思ったくらいだ。

おめでとうJapan!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(^-^)//////////

がんばれシャークス!

北部大会なんであった。
国道246を境にその南方に位置するチームを中心に開催される南部リーグに対し、これに触発された北に本拠を構えるチームで結成したのが「北部大会」.....と、筆者は昔聞き及んでいる。筆者が現役オヤジコーチ時代はなかった。今ではその境界線は曖昧で地域関係なく参加している。良いことだ。

2013年対する初戦は宮崎台シャークス。
経過はどうにも心苦しく詳報は書きたくない。相手チームにはとても失礼な話であるが、「勝って当たり前」の試合というものがある。うちだって、強豪にしてみれば「カモ」と思われることだってあるはずだ。その大方の予想を覆して格上チームに勝った時は、普通の一勝の100倍嬉しいものだ。中堅クラスのフレンズはそうありたい。

この試合は試合前からうちが有利と分りきったものである。
結果と記録の記述だけにしたい。
3回10:0のコールドゲーム。投げては9人の打者を一塁を踏ませず四死球もなしの完全試合達成。打っては8本の長短打で毎回得点。
ベストプレイヤーは投手Mamoru、3打数3安打1打点のRui。

シャークスはかなり歴史のあるチームなんである。しかし全体人数がいつも少なく、反してレギュラーメンバーには小さい子が多く、益してや内野手には3人の女子がいる。チーム事情というものがあるのだろうことは想像に難くない。フレンズは普段の負けのうっぷんを晴らすかのように伸び伸び野球を展開。対してシャークスは失策の連発で意気消沈。我がチームが自信をつけるのは良いことだが、これに甘んじてはいけない。上と対戦すればとたんに声を失うのはうちだということを忘れてはいけない。
毎度上から目線で恐縮であるが、フレンズの県大会常連だった黄金時代と、反転初戦敗退の暗黒時代の両面を経験している筆者の言うことだから、心して聞いて欲しい。
「勝って兜の緒を締めよ」とはよく言ったものだ。

大会後今度は点差も時間も関係なくして練習試合。
正直言って格下チーム相手にこれはあまり好きではない。相手が可哀想になってしまうのが火を見るよりも明らかだし、自軍にしてもバカな大振りをする子が増産されてしまうからだ。「勝負の世界に情けは禁物」という。すんごくワカル。勝ちにこだわる姿勢で試合に臨むのは当然だ。けれど少年野球では勝ち負けよりも大事なことってあると思う。
俺はキレイ事を言ってるバカに過ぎないのだろうか。

15分後に練習試合。そんな時こそこの自家製マグネットボードが真価を発揮しちゃうんである。サクサクとオーダーを変更し速攻でメンバー表もきっちり書き込める。今回はメンバー表からOhmori父に作成してもらった。スコアラーもスピード勝負だ。

前回ブログにも書いたように、スコアラー泣かせの内容。5回までやって相手安打1本のみ、失点1。フレンズは...父母の共同作業でつけてもらった手元のスコアブックを見てみたが、分析するのもイヤんなっちゃうくらいのてんこ盛りの内容。
筆者はセンターから写真撮影に勤しんでいたが、Ayutoが安打で出塁してあれよあれよと言う間にダイヤモンドを一周し、ホームイン。遠くでフレンズベンチとギャラリー父母は湧き上がる。おいおい待てよ。すかさずiPhoneを抜いてベンチのスコアラー母に電話する。
「今のはワンヒット、ツーエラーでの得点だからね。間違ってもランニングホームランなんかじゃないからね」
あとでスコアブックを見たら、案の定....。筆者も駆け出しの頃はやった覚えがある(^-^)

どんな相手でも礼を欠いた態度でプレーしてはいけない。強かろうが弱かろうが関係無し。もし試合中弱者相手にハメを外してニヤニヤしてプレーする子がいたら怒鳴りつけてやろうと思っていた。監督に交代を進言しようと。ギリギリでそんな子が何人かいる。子どもだからそれは致し方ない。それをさせないようにするのは指導者の責任だ。
指導者の器とは野球技術を選手に開陳することだけではなく、選手のメンタルな部分をいかに見据えているかどうかなのではないだろうか。
筆者の経験の浅い見聞では、そういう意味でフレンズYanagisawa代表以外で挙げるならば、富士見台ウルフのOgasawara監督である。名将と呼ばれるに相応しい人物である。

解析するのがマジ面倒なのでベストプレイヤーは、オヤジ飲み会でSuekiさんが言っていた先発登板の3年Yuuta。それに新人のKimura兄弟、弟Tomoki。小ちゃい子だがガッツがある。ランナーで出塁したら「キンタロー。」のようにフライイングゲット的両手をピラピラさせ離塁してリード。やんやんやんやの拍手喝采でフレンズ外野を湧かせる。入部当初のShougoを彷彿とさせる風貌。
20:1の大勝であった。

もう一度言う。「勝って兜の緒を締めよ」
そして、がんばれ宮崎台シャークス!
負けても負けても....一生懸命プレーするキミたちの姿は、宮前の宝だ。
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2013年6月3日月曜日

スコアラー、パニくる。

北部大会初戦は宮崎台シャークス。しかし、その話は次回へ持ち越しとしたい。
試合詳報を書き始めると、時間がかかりすぎてさすがに明日の仕事へ影響しちゃうからだ。とはいえこれを書き始めたのは...今0:30。しかもオヤジ飲み会から帰ってからのブログであるからして、サクッといきたい。

スコアラーなんである。
全国の少年野球スコアラーや指導者や草野球の方々からメールをいただき、スコアブック集計ソフトをメールで差し上げてきた。スコアはつけた人でないとその苦しさと楽しさはわからないであろう(てゆーか、それって何にでも言えることだが)伝統と名誉あるフレンズのスコアラー部取締役スコアラー部長に長年君臨してきた筆者。しかし、後進の育成のため今年から徐々にスコアラーの座を父母たちに譲ろうと去年から画策。いよいよ公式戦で本番のスコアをOhmori父につけてもらった。1イニングだけは筆者。2回からはOhmori父とSone母にバトンタッチ。だいたいパニクッて訳がわからなくなると、筆者やKanedaコーチに助けを求める。それはそれ。そろそろ巣立ちの頃。間違ってもいいから付け続けることが大事なのだ。間違いはあとで修正すればいい。人生の過ちは過去に遡って修正出来ないけれど、スコアブックの間違いなんて責任感さえあればいくらでも修正できるのだから。

でもって、あえて筆者はカメラ片手に放浪の旅にでることにした。可愛い子には旅させよ。ジャングル大帝父ライオンがレオを崖から突き落として立派なオトナに成長させるように。北部大会後、更にもう一試合練習試合をやり、これを100%二人にやってもらう。フルタイム勤務である。
外野から望遠でスコアラー席を覗いてみる。
「おお〜パニクッてるぞ。いいぞいいぞ、もっとパニくれ〜ムフフ」
見るに見かねたKaneda師匠が助け舟を出して指導していた。ファインダー越しなので会話は聞こえないけれど。ほっと安心。

写真を撮り終えてベンチに帰還す。添削する。複雑な展開でなければほぼ合格、「いいじゃん、いいじゃん、もう大丈夫!」Ohmori父は「いやあ、もうグチャグチャですよ。会社の仕事の10倍くらい頭使っちゃいました」満塁で選手交代などが重なると筆者だって慌てるものだ。
Sone母は兄貴の下に弟がいるのでまだ数年はフレンズに在籍。よってスコアの勉強に余念ががない。マメな性格ゆえに、ネットで調べた資料やスコアラーのハウツー本も持参。更に筆者などが言う言葉をマメにノートにメモするんである。女子高生みたいな文字で。
彼女に内緒でそれを写真に撮って帰宅後パソコンで見てみたら、3,4ヶ所間違った記述・解釈はあったものの、立派なものである。
間違った解釈のほんの一例。
「PB」=パスボール=キャッチャーのミス。とあった。
...ではないんである。ほとんど正解ではあるけれど、文脈的にはこうなる。
「PB」=パスボール=本来捕手が捕ってしかるべきボールを捕れなかった場合にPBになる。投手が悪球を投げて捕手がもんどりうっても捕れないような場合は、WP=ワイルドピッチ=暴投、になるわけで。
このPBとWPの違いや、エラーか内野安打か?などは、少年野球ではしょっちゅう出てくるプレーなので、自分なりの基準を心で決めておくと楽だ。

いくらパニクろうがこれを乗り越えて泰然自若として普通に付けれるようになれば、これが転じていつの間にか快感に変わるのだ。是非お試しあれ(^-^)
しかし、偉そうに書いてる筆者も実は結構いい加減なんである。自チームの子の成績に影響する数字だけはキチンと付けるようにしていれば、手の抜き方がわかってくる。
まあ、それでもシンドイけれどね。

ヤッベ、さっくり書こうと思ったのに1時間もかかってしまった。
毎度のことではあるけれど(^-^)
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