2013年7月9日火曜日

夏の一葉

土日は仕事をかまけて少年野球にずぶりと浸かる。本来なら月曜の今日、試合のブログ写真を整理して執筆と至るわけであるが、世の中そう甘くはない。仕事で電池を使い果たし、3試合分の文章を書くにはいささかチカラが足りない。

脳内エネルギー残量がわずかゆえ、今回は写真でお茶を濁そうと画策。
梅雨が明け、夏本番である。
点景を切り取った。

「おお〜〜!」円陣を組んだその下から活写。青空をバックに子どもの笑顔と汗が光る。

西有馬小学校の先生のセンスに思わず喝采。ラインカーの絶好調と不調と、そうでもない普通のヤツと...。不調のヤツは倉庫の片隅に追いやられていたが、ちゃんと治療を受けているのだろうか。

こんなアングルで写真を撮ったのはブログ史上初めてか。面白い絵になった。NikonP100ならではのワザ。主将同士の握手。「おっしゃ〜す」

夏の日差しにセカンドベースも溶けてなくなりそう。彼の体内温度は沸点を優に越えているに違いない。熱中症にはくれぐれも気をつけてほしい。それでなくとも、子どもらに何度も土足で踏んづけられ、蹴飛ばされているのに。

プールの光の青の揺らめきは、夏の到来を雄弁に語りかけてくる。

今年は突然梅雨が明けた。
カトリーヌ・ドヌーブの「シェルブールの雨傘」を観てる途中で、いきなりアルバート・ハモンドの「カリフォルニアの青い空」の歌が流れてきたように。

夏を迎える心の準備をする間もないまま、入道雲がずんずん、ごんごん、何本も拳を突き上げるように湧き上がってきた。
「入道雲さん、今年もコンニチハ」
にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村

2013年7月8日月曜日

おいっ!若造!

今日もオヤジ飲み会で酔っちまったなあ、さすがに今晩はブログは勘弁してもらおう。

優勝候補最有力と目されていたのに低学年大会で惜敗し、でも午後のフォルコンズAチームとの練習試合では2戦とも勝って、じゃあてんで残念会と祝勝会ごちゃまぜで、冷たいビールで乾杯するかとなり、いつものようにオヤジ飲み会に突入する午後6:30。10:30にお開きとなり帰路につく道すがら、冒頭の思いに至ったわけである。

しかし。てくてく交番の前を通り過ぎた時ふと3年ほど前の記憶が脳裏をかすめた。あの時の忸怩(じくじ)たる思いがあっと言うまに全身を駆け巡った。結果、勢いでこうして深夜キーボードを叩くハメになっちゃったんである。

※当時の記憶が多少曖昧な上に、大さじ一杯分くらいの筆者の脚色もある文章になっていることをご承知いただきたい。更に、昔の当時のブログにも同じことが書いているかもしれない。

昼間か夜かは覚えてない。私は何か用事があって、配偶者のママチャリに乗りある場所へ向かっていた。例の交番の交差点を渡ろうとした時、右目の端に虎視眈々と目を光らせてバイクに乗って停車している警官を確認した。妙な胸騒ぎを覚えた。
私はちゃりちゃり、きこきこ自転車をこぎながら通過。
案の定である。ほどなくして後ろからバイクの排気音。
「すいませ〜ん、そこの自転車止まってもらっていいスか〜」と背後からチャラい彼の声。
バックミラーを覗くとなにやらニヤニヤしながら20代前半と思しき若者が猛スピードで追ってくるのが見えた。
「やっぱりね。おいでなすったか」想定内ではある。職務質問、いわゆる「職質」だ。
私は心の片隅に一点の曇りもない自信がある。毅然と振る舞える自信もあった。
「いやあ〜スイマセンねえ。ちょっといいっすかああ〜」
それからはお定(き)まりの手続き。名前住所を訊かれ、マンションの駐輪ステッカーを確認、最後は自転車固有の識別番号を警察本部かどこかに無線で照会し....。

私はその間、これは配偶者が購入した自転車だからと主張。番号を照会しても配偶者の名前で法的には私の所有物ではない。彼は、じゃあ今奥様に確認の電話が出来ますか?とヘラヘラしながら反論。そんなやり取りの間も近所の主婦が通りすがりに横目でちらと私を見て「あららこのオッサン、自転車泥棒なのねえ、いい歳して」的な目線を送ってくるんであった。

ココまでは恥ずかしい思いをしながらも、彼は職務を全うしているわけだから怒りをぶちまけるわけにはいかない。何が私の逆鱗に触れたのか?
私の言う言葉に対しことごとくこういう反応をするんである。
「うんうん、あっそうなんだ。」
「へえ、そうなの、うんうん」
「うん、それでどうしたの」
............。
この年上に向かってのタメ口。タメで話すことが親近感を持たせる方法だと勘違いしてるのだろうか。更に国家権力をかさに着ての横柄な態度。親の顔が見てみたいぞバカタレ。
そう思うこと自体がすでにジジイになった証拠、と思いつつも我慢の限界。
彼の「うんうん、あっそう」を散々聞かされているうちについに爆発しちゃった。
怒髪天を突く。或いは悟空がスーパーサイヤ人に変身する直前のように。

「おい!若造!貴様、さっきからおとなしく聞いてりゃいい気になりやがって。罪を憎んで人を憎まず、というがおまえは自分の仕事を忠実に全うしてるわけだからそれについては俺は何も言わん。がしかし、今から俺の言うことをよおく聞け馬鹿野郎! いいか、人に対しておまえのその物言いはいったいなんなんだ。親にそういう教育されてきたのか?それとも日本の警察は新人教育のカリキュラムに人を見たら泥棒と思え、年上でも上から目線で接しろと習ったのか、いいか若造、...........」と、激高した私は、あげくの果てに腰に蹴りを入れ、ヤツの首ねっこを掴んで、こともあろうにすぐそばの有馬川に渾身の力を込めて投げ捨てたんである。
.........................................。

と、言いたかった。やりたかった。実際には言ってないしやってない(^-^)

よほど私の少ない髪の毛が金髪に変化してとんがっていたのだろうか。或いは鋭い眼光に何かを察知し身の危険を感じたのか、後半はほんの少しだけまともな敬語を使うようになった。

晴れて冤罪を免れ、お役御免。
ヤツと別れ際、こう言ってやった。
「仕事とはいえ、あなたも大変だね。こうして犯罪を未然に防ぐ警察官の努力があるから、我々市民が安心して暮らせるんだもんね。お仕事ご苦労さま。」
ニコニコしながら聞いていた彼。「ありがとうございます」とまで言った。

最後に私は言った。
「だけど、警官である前に、君。人としてもっと言葉の勉強をしたほうがいいぜ」

悲しいかな、彼は何を意味してるのか分らないという怪訝そうな表情で去っていった。

しかし、こういう若造、いやバカ造を産んで育てた世代は筆者と同じ世代のオヤジオフクロどもなのだ。責任の一端は自分たちの世代にもある。
人を非難する前に、我が襟を正せ。
そんな数年前の記憶が蘇り、今日もこんな時間まで書いてしまう筆者であった。

※これを書いた翌日朝の今、念のため過去のブログを検索したら、やっぱり書いていた。
2010年10月のことだった。
職質「聞く」と「訊く」

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村

2013年7月7日日曜日

もうすぐアルデンテ

昨晩ブログを書いて、今日は若干寝坊しつつAMは仕事に突入。A社関係のPDFをプリントアウトして仔細に検証し、クライアントへの質疑をまとめる。気がつけばお昼近くじゃんか。ヤッベ、1時から試合だ。速攻でスパゲッティーを茹でて、お昼を食べてから行くとすっか。

丹念にネギを切り刻み(ラーメンに入れるネギの切り方とパスタのそれとは、微妙に違うのだ。パスタの場合は繊細でなければいけない。筆者のささやかなこだわりである)、準備万端、あと1分27秒で理想的なアルデンテになるわけだ。
腰に左手、右手に菜箸を持ち鍋をじいっと見つめていたら、iPhoneが鳴る。
「Tさん、今日スコアラー来ますよね?」
「うん、メシ食ってあとで行くよ」
「12時半から試合開始ですって!」と、Sone母から悲鳴に近い電話。
「はあ〜!マジかっ?」
時計を見ればもう猶予はないじゃないかっつーの!
アルデンテ間近の麺をざるにあけてそのまんま放置し、同時に素っ裸になって一気に着替えを済まし、りん(ワンコ)におやつをあげて家を飛び出し、バイクのエンジンに火を入れるまで、電話があってからその間10秒。悟空の瞬間移動並みの電光石火の早業で有馬ドームへ急行したんである。筆者の原チャリの後ろにはハリウッド映画並みに、スピード違反を取り締まる神奈川県警パトカー86台が追跡していたのは言うまでもない。

今日は今年から始まった、4年生以下の低学年チームによる宮前の公式戦である。
その大会のグランド提供チームにうちはなったのだった。第一試合はフレンズVSヤングホークス。Aチームでは全く歯が立たない相手ではあるけれど、うちの4年以下チームは昨年のオレンジボールの覇者という誇りがある。負けるわけにはいかない。

オレンジボールとほぼ同じルール適用で、コーチャーズBOXには大人コーチが入る。
1塁と3塁とでアイコンタクトを取っていた(かどうかは定かではないが)オトナフレンズコーチ。これも低学年大会ならではの光景だろう。

結果は13:0の圧勝である。たとえ4年以下とはいえヤング相手にコールド勝ちなんて、マンモスが地球をかろうじて闊歩していた氷河期以来の快挙である。ただ相手投手くんがなかなかストライクが入らず、棚ぼた的得点が多かったのは否めない。打ち勝ったという気にはなれないのだが、逆にうちのエースRuiの存在は光っていた。打者10人に4奪三振、被安打1である。


このあと怒濤の2試合があった。
まずは今年共にオレンジボール東京大会へ歩を進めた富士見台ウルフ。対するは宮前の数々の歴史を作ってきた向丘サンダース。サンダーススコアラーのTsudaさんと試合前ににっこり挨拶。ウルフには名将Ogasawaraさんが観戦にやってきていた。ウルフ先発はお孫さんのOgasawaraくん。0歳の頃から野球英才教育を受けてきたに違いないような「野球の申し子」。白熱の好ゲームであった。.....かどうかは、実のところ覚えてない。申し訳なし。宮前広報に変身したとたん、なかなかゲーム内容は見ていられないんである。


連盟から派遣されてきたウルフ出身Nishimuraさん、フレンズ出身のNishiharaさん。副事務局として宮前を支えるふたりである。Nishimuraさんと談笑していたら先日の拙ブログを読んで映画「最高の人生の見つけ方」をどうしても買ってでも観たくなった、でもTSUTAYA購入は高いとの話を聞いて、早速昼メシを買いに行くついでに近所のBOOKOFFへバイクを駆る。相変わらず神奈川県警が137台うしろにピタリとマークしてきた。BOOKOFFにあった!DVD950円である。セブンで冷やし中華+炙りたらこおにぎりと共に速攻買って帰り、Nishimuraさんへ届けた。

びっくりこいた。
デジカメをバックネット後ろのポールの上に設置している父がいた。これから手元のiPhoneへWi-FiかBluetoothでデータを飛ばして、そのiPhoneでカメラ画像を確認しながらシャッターを切ることが出来るのだそうだ。そんなアプリがあるとはビックリ。

3試合目はフォルコンズVSメイツ戦。AチームのFukumoto監督は今日は肩の力を抜いて5万の観衆の中でのんびり観戦と決め込んだようだ。
フォルコンズは打つわ打つわ、良い当たりをパカパカと。恐れ入った。侮れないものだ。というかどのチームも低学年チームとは思えないレベルにいつのまに到達しているようだ。宮前のレベルの底上げを目指してKasaharaさんが提唱したプランは間違っていないようだ。事務局は大変だが、ここは頑張ってほしい。
結果は8:1でフォルコンズの勝ち。別れ際F本さんが、「Tさん、上で会いましょうね」と不敵な笑いを浮かべていたのが気にかかる(^-^)/


最後に話は前後しちゃう。
1試合目のヤング戦。スコアをサブのOhmori父に任せて広報として後方にいた時。
グラサンをかけたヤングのお母さんが通り過ぎた。
ん?若い頃はパリコレか東京ガールズコレクションに出ていたのか?と思ってしまうほどの、香里奈も真っ青のスタイルを持つKitamatsu母であった。間違いなく8頭身はあるに違いない。ダンナもバリバリ野球をやっていたイケメンの夫妻で、1年生のKurenaがQueensにいるのである。Q繋がりである。
Kitamatsu母さんへあいさつ。例のQのケータイ待ち受けの件で。
「とんでもないです。私たちこそ本当にありがとうございました」
と、いつの間に用意していたのか、お礼の印だと言ってQのタオルをいただいた。またまた青天の霹靂サプライズであった。筆者こそ日頃Qにはスタジャンなどもらっていたりするので、その感謝の気持ちもあって待ち受け画面を作ったのであったのだが。
嬉しいオドロキであった。しかもさすがのQueens、厚手のスポーツタオルで素晴らしい品質と一見して分る代物。
「待ち受け」を作った筆者を「待ち受け」ていたのは、嬉しいサプライズであった。
Qのみんな、ありがとう(^-^)/
にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村







2013年7月6日土曜日

世界一小さな金の富士

富士山の世界文化遺産登録が確実になった。TV新聞を見てると空前の富士山ブーム到来みたいである。若干天の邪鬼の筆者、ちょっとした富士山狂想曲にちょっとなんだかなあ〜、みたいな感に陥る。富士山は太古の昔から富士山であって、世界遺産に登録されたからといって、富士山は太古の昔から富士山なんであり、やおら急に格が上がったわけではなく、富士山は太古の昔から富士山なんである。
昔から富士山は大好きだった。見ているだけで心の奥底が落ち着いてくるのはなぜだろうか。自分が日本人であることを再確認させてくれる、どうにも不思議な、かの富士山。昔週イチで鹿児島へ出張していた時、どういう航路の加減か知らぬけれど、富士山のほぼ真上を飛んで眼下に迫る富士山に感動したことがある。それ以来JALに予約を入れる時は往路は右側の席、復路は左側でリザーブ。真上を飛んだのはその一回きりであったけれど。しかし、今でも新幹線自由席に乗る時は同じく往路・復路で右側と左側を選んで座席を確保するんである。いつも窓際から富士を眺められるようにね。
はてここまでどんだけ「富士山」という単語を使ったんだろうか?

今日は米国A社の仕事の合間に、ウィスキーが切れたのでフレンズOBYanagisakiオヤジのいる酒専館ヤマダに行ってきた。年に数回しか行かないけれど、行く度にYオヤジがでっかい笑顔で迎えてくれる。このブログを書いている時のほとんどはナニガシカのウィスキーを傾けながらの執筆なんである。いわば筆者にとってブログのガソリンとも言えるもの。ウィスキーは水割りで飲んではいけない。日本酒を水割りで飲むバカはいないのと同じだ。ストレートかロックに限る。20代後半のころから「ウィスキーを水で割るなんて、ウィスキーに対して失礼だ」と同僚に豪語していた自分がちょっぴり恥ずかしいけれど。

購入したのはバランタインと、....。キリンの「富士山麓」
これが好きな理由は今どき50度の強いアルコール度数だ。それにヤマダではめちゃ格安で売っているわけで。更に今日手に取ったこいつには、特製グラスがついていたんである。ヤマダで買えば特典でもらえるのだ...(なんて、ここだけの話、実は今なら全国どこでも手に入る)
実はこのグラス、数年前にすでに手に入れている。キリンが昔に企画したオマケを引っ張り出して、このところの富士山ブームに乗っかった便乗商法であることは火を見るよりも明らかだ。それでも思わず手を伸ばしてしまうわけで。

このグラスはオマケだから安価な量産品であろうけれどデザインが秀逸である。
グラスの底が富士山の形に成形製造されているのだ。当時はプチ感動してしまったわけで。
今あらためてプリンターの上に置いてiPhoneで撮影してみる。

うぬぬ?ウィスキーを注いで光が当たると、赤富士ならぬ金の富士にその姿を変えていた。
これを眺めながらグラスを傾ける風情は決して悪くない。
にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村




2013年7月5日金曜日

言葉だけで伝えられること

仕事で少年野球に顔を出せない週末が続く。必然的結果として野球を離れて何やらくだらない話や映画の話や言葉尻を捉えた話をネタに、このブログは展開していくのであった。
今日もソレなんである。

先ほどTV番組に脚本家のジェームス・三木が出ていた。ご覧のかたもいらしたろうか。
言葉をよく知っているし、さすが希代のプレイボーイでもあり、話が面白いんである。
「憧れの女優からネクタイをもらった。これをネクタイ関係って言うんですよ」
オヤジギャグはこれだけにとどまらない。
「ちなみにYシャツをもらった場合は、Yシャツ行為をしたくなっちゃうんですよ」
オトコなら分りますね?

言葉の話ではある。
恵比寿で事務所をやっていたころ、終日ラジオをつけていた。J-WAVE創立の時期でもある。なんてオシャレなラジオ局が出来たんだろうと、高校時代文化放送の深夜番組セイヤングを聴いていた筆者には驚きだった。清木場がいた頃のデビューしたてのEXILEなんかも番組に来たりして。当時はまさか今のようなモンスターグループになるとは想像もできなかった。でもあの頃の草創期のEXILEの曲が筆者は一番好きだ。J-WAVEではやたら透明感のあるBGMが終日流れていた。DJではなくナビゲーターという位置づけで、日本語ペラペラの外国人ばかりが次々と語りかけてくる。クリス・ペプラー、ジョン・カビラなどはその代表格であった。彼らもここから有名になっていく。

ラジオには映像がない。「音」や「言葉」だけで全てを表現しなきゃなんである。
「おくりびと」の脚本家の小山薫堂がまだ、さほど一般的には有名ではなかったころ、週末J-WAVEで番組を持っていた。これを聴くのが好きだった。CM提供は「味の素」である。このCMを聴くのがまた楽しみだった。
何かを料理している音だけを流して「これは何を料理してる音か?」という問いかけに、ピンポンとかブッブーとかクイズ形式で楽しむCMである。
例えば「ジュワ〜、パチパチパチ....」という何かを油で揚げて実際料理している音。
「う〜ん、これは、鶏の、か、唐揚げっ!」と、解答者が言うと、
「ブッブー残念!」これは唐揚ではなく天ぷらを揚げている音でした〜...みたいに。
確かに唐揚と天ぷらでは微妙に音が違うんである。その理由もちゃんと解説していた。勉強になった。他にも鍋をふるって炒める音でも料理によってそれぞれ微妙に違うのである。
このCMはその年のラジオCM大賞を取った。

ラジオCMと言えば今日こんなCMを耳にした。
TVでは誰しも観たことがあるに違いない、「ダイワハウス」のコマーシャル。
「Dルーム」といったか、女優の上野樹里が出演しているやつ。
「すいませ〜ん...今度私一人暮らしすることになって...」
と、言って喫茶店に歴代の仮面ライダーたちを呼んで自宅の各部屋の警備を頼むアレである。
「アマゾンさんにはベランダを〜...」
「しかし我々は世界平和も守らねば」と仮面ライダー1号が途中毅然と言う。
「1号さんには....お風呂場を...」とハニカミながら上野樹里。
ライダー1号はそれを聞いて、まんざらでもない様子....なかなかの傑作だと思う、コレ。
好きなCMのひとつである。反して同じダイワハウスでも役所広司のバージョンはいただけない。全くソフトバンクのホワイト家族のパクリで、オリジナリティーがないからだ。

今日仕事中耳に入ってきたJ-WAVEのラジオCMは、このダイワハウスのラジオバージョンである。以下、記憶をたどって再現。(多少は筆者の補足あり)

電話のやりとりのCMのようだ。
トゥルトゥル〜♪
「はい、こちらダイワハウスDルーム、お客様窓口担当でございます」
おそらく20代後半かと思われる女性のお客さんが言う。
「あっ、あの〜ちょっと訊きたいんですけどぉ」
「はい、なんでございましょうか」
「おたくのダイワハウスのTVコマーシャルで、お風呂場を仮面ライダー1号が警備するって言ってますけど、あれ本当なんですかあ?」
「いえ、あれは飽くまでCMですので、実際にはそういう機能はございません。大変申し訳ございません」
「あ〜良かった。だって、なんか恥ずかしくって、おちおちゆっくりお風呂なんか入ってられないじゃん」
「はい、申し訳ございません。....他に何かお訊ききになりたいことはございませんか」
「あ、いや別に」
「ダイワハウスDルーム、お客様窓口担当工藤でございました。お電話ありがとうございました」

大笑いするほどではないけれど、なんだか心の隅がぷるぷるするように笑えるラジオCMであった。

TVやネットのように映像や画像を駆使して心を震わせるのではなく、「音」だけで人のココロに届くものを造れる人は本当にセンスのある人だと思う。音楽はその最たるものだ。
転じて小説やブログもそうだ。
画像や動画に頼らず、「言葉」だけで心に届く文章を書いてみたいと思う今日この頃の筆者なんであった。
100万年かかっても無理だろうなあ〜(^-^)/
にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村


2013年7月3日水曜日

Close Your Eyes

「Close Your Eyes...」と言ってもビートルズではない。and I kiss You〜♪
ある映画のセリフである。そこそこ忙しいのだけれど、仕事の合間を縫って、あたかも高校生が学校のトイレで煙草を隠れて吸うみたいに、罪の意識がありつつも夜な夜なやっぱり映画を観てしまうのであった。

ジャック・ニコルスンとモーガン・フリーマン。これでピンときた方は通かな。この二人が共演して面白くないわけがない。結構数年前の映画だけれど、ずっと気になっていて先日TSUTAYAでネットオーダー。今日やっと観ることができた。シャイニングでの鬼気迫る演技とはまた違った、圧倒的な存在感のJニコルスンがいい。Mフリーマンの全編に流れるナレーションの抑制の利いた「普通のシブさ」は得難い。「Close Your Eyes....」

「最高の人生の見つけ方」

原題名は「The BUCKET LIST」=棺桶リスト。
自分が死ぬまでにやりたいことを、全て箇条書きにしてリストに書く。現実的でなくても良い。荒唐無稽でもかまわない。一種の自己暗示的なぐさめであって。
余命半年と宣言された超大富豪のJニコルスンと、普通の生涯を送ってきた自動車修理工のMフリーマンが偶然同じ病室で相部屋となった。余命いくばくもない短い時間の中で例の「リスト」を全て実践してやろうと、二人は富豪の自家用ジェットで世界中を旅していく....というお話。

豪快に遊ぶJニコルスンと、ささやかな望みを叶えるMフリーマンの対比がいい。互いに軽口を叩きながらも、啓蒙しあい真の友情に発展。
数々の希望を叶えた中で、筆者が感動したのはラスト近くで「世界一の美女とキスをする」というJニコルスンの希望が叶ったシーンだった。これを書いてはネタバラシになるゆえ書いていいものかどうか。どんな美女とキスしちゃったのか?やっぱり書かないでおこう。筆者の最近の個人的事情とオーバーラップしたせいもあり感涙、落しどころの妙を心得ている脚本家に脱帽であった。

さて先日「幸せへのキセキ」の映画評、というか拙い中学生的鑑賞文を書いたけれど、その中で印象に残ったセリフについてブログに書いたのであった。後日ブログを読んだフレンズのToyodaオヤジとグランドで映画話で意気投合。映画の中の何気ない劇中のセリフはオモシロイものである。有名なところでは...
「男はタフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている価値がない」
とか、
「昨日は何をしていたの?」
「昨日?そんな昔のことは覚えていない」
「明日はどうしているの?」
「明日?そんな遠い将来のことはわからない」...カサブランカのイングリッド・バーグマンとハンフリー・ボガード。映画通には有名すぎるセリフ。

「最高の人生の見つけ方」
ストーリーや映画の出来としてはともかく、ここにも面白いセリフがあった。
おそらく40代以上のオトコなら誰しもニンマリ共感するはず。
Jニコルスンが若くて優秀な男の秘書にドスの効いた声でこう言う。
「おい、ジジイの三箇条というのを知ってるか?」
「いえ」と秘書。
「じゃあ、教えてやろう」
1.トイレは頻繁。
2.勃(た)つうちは使え。
3.屁は止められん。

チョモランマでのラストシーンも良かった。
無理には奨めないけれど、良かったらどーぞ(^-^)/
にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村

2013年7月1日月曜日

Queensケータイ待ち受け2013

土日仕事は珍しくないわけで、今日も藤沢遠征帯同ならず、いい天気の中屋内で相棒iMacとねんごろになり、午後は藤沢で心臓ばくばくスコアラーソロデビューしているOhmori父へ冷やかしのメールをし、図面データを無事クライアントへ送信、福岡の担当者へ電話一報を入れて、今日もどうにか仕事を終えたのであった。

さて今からフレンズへ行くには遅かりし内蔵助、しかし筆者の体内電池はかろうじてまだ余力がありそうだ。Tシャツをめくり腹を開けて体内電池残量を検知したらまだ43%もあるではないか。こんな時はアレをやるに限る。Qの広報と「2013Queens可愛い姫たちの携帯待ち受け画面制作実行委員会」の委員長を兼任する筆者、これをやらない手はないわけで。

やっと完成!
筆者のiPhone5の画面サイズを検証しこれに合わせて制作。アイデアソースは画面に浮かぶアプリのアイコン。姫(正確にには姫ではない。Queensだから女王である)たちの写真を、Apple風ボタンに埋め込み、名前を英文で載せる。更に下部にはこれまたApple風に鏡面逆さ画像に加工したQueensロゴを配置しちゃったんである。ちなみにその背景のグランドのホームベースの写真は、宮前野球の聖地第一公園ドームのそれだ。
このデザインでひとつ懸念される恐怖は、今年メンバーが21人に増えたらどうしようもなくなることであった。袋小路に追いつめられた鼠のように、にっちもさっちも、どうにもこうにもブルドッグなんである。

早速試験的に自分のiPhoneへ送信。写真フォルダに保存しロック画面に設定。iPhoneは画像の大きさを指先ひとつで自由に可変できるのだが、他のスマホはどうなんだろうか。
実はこれ、それぞれの子どものアイコンをタップすると、その子独自のアプリが起ち上がり、飛んだりはねたり、ファインプレーをしたりホームランを打ったりするゲームが出来るのだ...............わけないよね。そうなったらオモシロイのにね(^-^)
思わずトントンたたきたくなっちゃう。
「思わずボタンをたたいてしまいたくなるのは私だけでしょうか?」
と、あとからKitamatsu母やMochidaコーチなどからメールあり。

ガラケー(=ガラパゴスケータイ。うまいネーミングだ)の方には申し訳ない。スマホとは縦横の比率が違うので窮屈な待ち受けになるかもしれない。
iPhoneやスマホにはロック画面とホーム画面とがある。ちなみにフツーにアイコンが浮かんでるホーム画面に設定してみたら、アイコンだらけで訳がわからん画面になっちゃったぞ。アイコンを2,3個だけに集約して画面をスッキリさせる方法があるらしいので、待ち受け画像を優先にしたい父母たちには、是非試して欲しい(^-^)

ちなみに、以下はKasahara代表とQ関係者3名へ送ったメール文。
文中赤字の部分が、筆者の本来の制作意図である。

Kasaharaさん
Queens各位様

広報Tです。
お待たせしました。待ち受けを待ちくたびれたことと思いますが、やっと2013年版完成です(^-^)/

これはiPhone5に合わせて制作しました。他のスマホでもOKだと思います。図柄上、ロック画面には適してますが、ホーム画面には厳しいかなと思われます。(理由はブログ参照)>_<
また、ガラケーでも画面の縦横比サイズが違うのでスッキリ収まらないとは思いますが、おそらく大丈夫ではないかと思います。
一度本体に保存してから画面設定してみて下さい。
少し写真が小さくなりすぎたのは、私の不徳の致すところ、ご容赦あれm(_ _)m

また、無理に待ち受けにせずとも、子どもの将来の記念に持っていても良いでしょうね
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

これを誰に送れば良いのか分からないので、とりあえず、Yマネージャー、Kさん、Sさんに送ります。携帯連絡網とかで全員に配信してあげて下さいまし^_-☆
よろしくお願いします。
にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村