2013年12月6日金曜日

地獄からの弁明

ブログが更新できないでいる。
なぜか? 筆者は今日本にいないからだ。
ぬな、豪勢に海外旅行か? 違う。正確に言うと日本にいないというより、地上にいないんである。以前にも書いたようにこの時季仕事とチームのスコア集計冊子制作が渾然一体、曖昧模糊の地獄に落ち入り、底なしの泥濘に足を取られて、ついにまた地獄の3丁目あたりを徘徊しちゃっているんである。つまり地獄で今、もがきつつ地上からの微かな光に向かって咆哮しているのだった。

Queens6年最後の涙の試合のことや、フレンズ試合ブログ、先日の神木マーキュリーズのことなど、書きたいこと或いは書かねばならぬこと満載ながらも、胸中にしまうこと久しい。そのうち胸の抽斗(ひきだし)が錆びついて開かなくなることが怖いくらいだ。
先日Qの連絡網が回ってきた。来季のスタッフ構成決定のメール。畏れ多くも筆者は広報部長留任とのこと。東京新聞の著作権をめぐりあわや起訴されるかもしれぬ暴挙に出て、Queensの社会的信用失墜のおそれがあり、懲戒解雇も覚悟の上の決断だったのにもかかわらず、CEOのKasahara氏からの直々の一斉メールであった。28番Mochidaコーチは総合コーチにスライド、代わりに経験豊富なYoshida氏に白羽の矢が立ち28番に就任、それに母の会最高顧問は.....。おっと、いけない、内部人事機密をリークしたら「特定秘密保護法案」怒号の中の可決でニッポン当局にタイホされちゃうかもしれぬ。あな、恐ろしや。そしたらまた、Q代表のポケットマネーで1,000万円の保釈金を払ってもらわねばならぬ(^-^)

仕事は都内某所の保育所の設計をしている。普段子どもと接する身であるし、まさに今、筆者のマーゴが3歳であり、0歳児から3歳児までの乳幼児を預かる保育所であるがゆえ、細部にわたり余計に気を遣う設計をしてしまうんである。だから思考時間がかかってしまうわけで。全国的にもそうだが、ここ川崎では先日川崎市長に福田さんが当選し、公約のひとつが「待機児童の解消」。これから公的資金が民間に投入され益々保育所事業は発展する展望がある。
そんなこんなで、本日も仕事のあとフレンズスコア集計冊子デザインをやりーの、風呂入りーの、AM1:30からのブログ執筆となった次第。冊子印刷はフレンズ史上初の印刷会社に発注することとなった。全16ページ36部フルカラー印刷。ちまちまと手作業でやるも良いが、原価と手間ひまを考慮すると、安価なネットで注文したほうが良いとの結論。一週間地獄に落ちて今日やっと原稿完成。明日、ネットで発注の段取りなんである。連盟の20周年記念誌制作当時を彷彿とさせる気分である。

地獄の主、閻魔大王と夜な夜な酒を酌み交わすうちに、三途の川地獄の3丁目も悪くないなと思うことしばしば。酒を呑んで腹を割って話せばヤツも以外にもいい野郎なんである。
しかし、筆者にはやらねばならぬ使命があるのだった。だが、もう少し憎めないヤツとつき合ってやるかと思う今日この頃の筆者なんである。

今、AM2:50。
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2013年12月2日月曜日

話は違うけれど。

今日もいろいろあった。年末12月第一週の日曜。

午後の試合までギリギリ仕事をし、その間南部リーグBが優勝したとの知らせ。

午後神木マーキュリーズ戦の有馬ドームへ急行すれば、6年送る会の母たちとの諸打合。

本日のスタッフ会議についてのオヤジたちとの下打合、根回し、コンセンサス....。

落ち着いたところでマーキュリーズ戦の写真撮影。ほとんどフレンズは撮らず、気がつくと神木の子らばかりをレンズで追っていた。これはフレンズ今週の連絡網をもらった数日前から決めていたことだった。

煙草休憩でのマーキュリーズ指導陣との談笑。
Aoki、Nagamata、Yamaguchi、Ishioka各氏の話を訊いていると、必然的に数年前のフレンズの記憶が蘇ってくるのであった。
「灯(ひ)を消してはならぬ」という熱き思い。子どもたちのことを考えた時に、俺たち大人は何を選択すべきか?
これはまたいずれ....。

試合中にはバーズTakahashiさんへメールをしゅらしゅら、iPhoneで送信。
(※話は違うが、ガラケーの時のメールを打つ擬音が「パチパチ」または「プチプチ」だったのに対して、スマホ(iPhone)は「しゅらしゅら」または「しゅんしゅん」または「すらすら」か?)

更に数通メール発信とその返信。友人知人愛人恋人へ。...すいません、見栄張りました。

18時からのスタッフ会議には時間があるので一旦帰宅。ほどなく筆者の娘と来月3歳になるマーゴのMinami、今年生まれたMiuがご来店。
(※話は違うが、筆者、「じいじ」と呼ばれるのが大嫌いなんである。男として男の権利を剥奪されたような気分になるからである。だからマーゴには、生まれた時から筆者のことは「じいじ」ではなく「J=ジェイ」と呼ぶように洗脳教育してきたんであった。同じ理由で自分が「孫」と発言したとたんに、男として男の権利を剥奪されたような気分になるから、記載上は「マーゴ」としている。「孫」と言うより「マーゴ」と言ったほうが、幾分ジジ臭さが緩和されるし、ちょっぴりオシャレなんである。そのかいあってか、最近やっと日本語を話せるようになったMinamiは筆者のことをちゃんと「J=じぇい」と言うようになった。洗脳教育の成果が現れたと言ってもよいだろう、ムフフ)

夕刻スタッフ会議に出かけようとし、「Minamiごめんな、いまからお出かけするんだよ」と言うと、Minamiが言った。
「やだ。じぇいといっしょにいたいよ〜」とGパンの裾をつかむ。
....。心を鬼にして後ろ髪を引かれる思いでドアを締めたのは言うまでもない。
....。引っ張るほどの後ろ髪はすでに消失してるのは、もっと言うまでもない。
(※話は違うが、みなさんにご心配いただいた白血病のMinamiのその後は、いつかご報告せねばと思い、それも叶わず日々流されている筆者なんである。元気です。いずれまた)

スタッフ会議。主に来季のコーチングスタッフについてだ。
事後承諾的な側面もありの真面目に忌憚のないところを話し合い、懇親会的飲み会へ突入。

途中、Takahashiさんや、QのKoshimizuさんからのメール。
帰宅後返信。本当に今日の神木マーキュリーズやQueens監督スタッフ始め、宮前の男たちはみな素晴らしいと改めて実感す。

Macに火を灯し、メールチェック。今日は飲み会といえど早めに切り上がったので、まだ元気がある。ロックグラスにサントリー角をどぼどぼ注いで、昼間やりかけだった仕事を仕上げて図面をクライアントへ送付。
メール受信BOXにはQueensのYamamotoさんから写真数枚が送られてきていた。
先日の準決勝、試合後の少女たちの写真だった。
写真や絵よりも言葉が多くを語る場合もあるが、時として言葉よりも数葉の写真が、言葉を凌駕することもあるわけで。
すかさずYamamotoさんへ返信。
「こんばんは、Yamamotoさん。
ヤバイです。歳をとることと元来の涙腺の緩さが正比例して、この写真を見てるだけで、思わずボロリきてしまいました...。
写真ありがとうございます。
いずれブログには今回のこと書くつもりでした。
これらの写真が言葉よりも多くを物語っていると思います」

というわけで、フレンズBチーム優勝、Queensのこと、そして神木マーキュリーズのこと...。
年末の仕事とフレンズ仕事の間隙を縫って書かねばならぬことがテンコ盛りなんである。
いつアップ出来るかは筆者とてわからないんである。
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2013年11月29日金曜日

大快挙!Vol5(号外版)

前回「深夜の咆哮」でブログに書きたいことは山ほどあるのだと書いた。今日、もうひとつ山が増えてしまったんである。「大快挙シリーズ」のQueens続編とでも言うべきか。

明日のQueensの三多摩大会準決勝には仕事で行けなくなり、忸怩たる思いを胸に孕んで仕事に埋没していた。今日は先日行われた川崎市少年野球秋季大会の宮前スマイリーズ(Queens)の記事が、東京新聞Todayかわさきスポーツ特別版に掲載される日でもあった。

さきほどの夕刻、Kasahara代表から新聞に関しての一斉メールがきた。200部(?)くらいあるらしい。明日は応援に行けないことと新聞一部確保お願いね、の旨を返信したところ、かの東京新聞一面の写真が送られてきたんである。速攻iPhoneからMacへ転送し、添付写真を拡大して記事を読んだ。なんともドデカく載っているではないか。Himari、Hinataバッテリー間で相手を互いに称賛する言葉、4番主砲Akariの活躍、準決勝戦でのMisakiの涙...など6年生中心のインタビューの数々。Noeri、Ichika、Yumi、Ayanoの6年美女軍団のコメントも満載だ。そして監督就任7年目のKoshimizuさんのコメントもとても良かった。読み進めるうちにあのときの感動や興奮がじゅんじゅわっと、蘇ってきた。

こりゃ、少年野球「晴耕雨読」誌上でも号外を発行せねばいかんという思いにフツフツと至ったわけで。仕事の手をいったん止めて「晴耕雨読」にアクセスしちゃってるんである。仕事中はポール・マッカートニー来日記念を祝してずっとビートルズのナンバーをiTunesでごんごん大音量で聴きながらであったが、このブログ号外を書きはじめて流れてきたのは、筆者の「邦楽Best」集に入っている曲たち。奇しくもゆずの「栄光の架け橋」やスーパーフライの「STARS」、そしていきものがかりの「ありがとう」...。あたかもQueensの感動の場面にかぶさるように出来過ぎた選曲であった。

ずいぶん前に朝日新聞本社へメールの問い合わせをしたことがある。この件は昔のブログにも書いた。新聞写真を個人ブログといえども勝手に掲載してはいけないのだ。著作権法に抵触する怖れ有り。しかしここは我がQueensをここまで大きく世に知らしめてくれた東京新聞に敬意を込めリスペクトする意味で、畏れ多くも掲載しちゃうんであった。こちとらだって宮前Queensの広報部長という名誉ある地位を剥奪、懲戒解雇されかねない危険を冒して書いているのだ。

最低限のマナーとして出典を明記しておこう。庶民の味方東京新聞さんなら看過黙認してくれるだろう。
東京新聞TODAYかわさきスポーツ特別版(2013年11月29日付)から。
(写真クリックすれば拡大して読めるはず)
これではまだ安心出来ない筆者は、すぐにQ代表Kasaharaさんへその旨をメール。
「もし自分が訴えられて網走刑務所に投獄されたら、Kさん保釈金を積んで出してね」と。
速攻返事がきた。「了解しました!(絵文字かちゃかちゃ)」
...実は「おお、1,000万くらいなら出してやるよ〜(絵文字ほにょろろ)」なんてゆー返信を胸中期待していた筆者なんである(^-^)

今サザンの「希望の轍」が流れてきた。
明日の試合は、Queens少女たちの奮起、健闘を希望したい。
さて仕事に戻ろっと(^-^)/
※ブログアップ後追記。
Kさんにブログアップのメールを送り、仕事に戻った筆者。
「保釈金は1,000万で!」と。
ほどなくしてKasaharaさんから返信あり。
「読んだよ。最高! 1,000万?ずいぶん安いねえ。俺のポケットマネーじゃん!」って(^-^)
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深夜の咆哮

ブログで書きたいことは山ほどあるんである。蟻塚のアリンコの数ほど。しかし、いよいよ、にっちもさっちも、どうにもこうにも、ブルドッグ〜♪状態に突入しちゃったんであった。

年末を控えて仕事が立て込んできた。今週末はQueensの大事な試合もフレンズ試合にも行けなくなった。
年末恒例のスコアブックの集計業務、成績表冊子の制作、6年生へ贈る写真立ての制作、送る会のイベント計画、色紙に貼り込む写真編集、成績表のA1サイズ出力....etc。
来年はもう誰か父母に任せてリタイヤしちゃいたいな、とさえ思う今日このごろなんである。

おまけに以前の仕事上のトラブル(クライアントからの設計報酬未払い問題)は、いまだに尾を引いたまま未解決。
プライベートでは不動産の抵当権抹消登記で法務局にも行かねばならぬ。ずっと放置したまんまでヤバイんである。いっそ、「仕事上のトラブル」と「抵当権抹消登記」ひっくるめてSuekiコーチに頼んじゃおうか。Suekiさんの職業は司法書士なんである。

晩秋の深夜の咆哮(ほうこう)なんである。
まるでティム・ロビンス主演映画「ショーシャンクの空に」のDVDケース表紙の写真のように、降りしきる雨に向かって両手を広げ、空を仰ぎ見て咆哮したい気分なんであった。


2013年11月25日月曜日

2013年シスタージャビット大会

2013シスタージャビット交流戦なんである。
昨年は雨で苦渋の選択のうえやむなく中止となったのだったが、今年は小春日和を通り越して暑いくらいのピーカンの好天のもと、川崎はよみうりランド隣接の「ジャイアンツ球場」での開催。去年と同じ野川レッドパワーズのSatohさんの愛車ポルシェ号で一路北上、疾駆する。同じレッパのYoshikawaさん、Kanesakaさんも同乗。奇しくも同じ日にフレンズとレッパは南部リーグで対戦する予定なのでまさに「呉越同舟」状態であった。途中連盟審判部のHayashiさんも乗り込む。
Kanesakaさんとは初対面であったが、横浜青葉区のシニアの審判もしており、またフレンズコーチInoueさんと職場が同じという奇遇も手伝って、話がはずんだものだ。

なんとも素敵な球場である。
足跡がひとつもない人跡未踏のビロードのような土の上に白線がゆっくり引かれてゆく。巨人軍の練習や試合も開催される立派なプロのスタジアムだ。プロのグランドキーパーが黙々とグランドを造ってゆく様は見ていて実に気持ちのいいものだ。

バックネット裏の本部席は幹事運営団体の宮前区少年野球連盟はじめ、参加代表区からも運営メンバーが続々と到着し、打合を終えてそれぞれの持ち場へ散る。隣りの部屋はウグイス嬢軍団のいる放送室である。
第一試合は麻生VS調布の女子チームである。女性指導者も多い女の子の野球、この麻生もその例に漏れない。女性指導者もどんどん頑張ってほしいものである。

この試合の面をかぶったのは前述Kanesakaさん。セカンドはヤングのKatsuさん、レッパのYoshikawaさんは1塁側ベンチ横でグランド全体を監視。しかし公式戦ではなく交流戦、イベント的要素が強いこの大会は終始和やかで、かつ緩い空気感の中楽しく野球をやっているんである。子どもたちも真剣な表情と笑顔が交差する。
その裏でこの大会を巨人軍からグランドを借り受けて、全体を取り仕切る連盟副会長Kasaharaさんが暗躍というより、ガンガン指令を飛ばし、あちこち飛び回り、ヘロヘロになっていたんであった。

プロローグはここまで。ここから一気呵成、旭化成の怒濤のQueensブログにやっと突入なんである。
試合中の外野グランドでは本番前、Queensの姫たちが相変わらずの笑顔で伸びやかにアップしていた。
と、そこへ昨日夕方退院したばかりの主将Himariが松葉杖をついて両親とともに満を持して登場なんであった。遠くから「あっ!ひーちゃんだ」とひとりがつぶやくと、練習そっちのけでわらわら集まるチームメイトの女子たち。Koshimizu監督の言うことなど聞いちゃあいない。どんどんHimariの周りに人だかりが出来た(^-^)/

現代医療では、骨折したあと足を固めるのは布テープみたいな薄い生地で、それがカッチカチになっちゃうんだそうだ。これまでは石膏で固めるのが通例であったけれど。そのHimariの左足に6年生が皆で寄せ書きしちゃうんであった。


第二試合は多摩VS江戸川。そしていよいよ第三試合は宮前VS狛江メイツなんである。宮前代表は泣く子も笑う「最高の仲間、最強のチーム」の言わずと知れた我らがQueens。しかし今日は勝ち負けよりも野球を楽しむことだ。
それを知ってか知らずか、試合前のベンチ前集合でもレンズを向ければピースサインで返してくれる楽しそうな姫たちだ。(A)
主将Himariが松葉杖も痛々しく健気に「グランド整備ありがとうございましたっ!礼!」(B)
更に球審の集合のコールではHimariがいつもどおり元気よく「行くぞっー!」「おー!」
....しかし、元気よく飛び出していく仲間に置き去りにされて、苦笑いしながらベンチに戻るQの大黒柱なんである(C)

趣味と言えるほどマニアックな趣味ではないけれど、写真・カメラは大好きな筆者なんである。今日の一番のアングルで最高の写真が撮れたと思ったのは、ボールガールを務めたふたりのちっちゃい姫。KuuとAyakaだ。主審にボールを手渡し、まるで緊張の任務を終えて無事帰還した兵士の笑顔のように、可愛い笑顔を振りまきながら跳ねるように帰って
くるふたりなんである。Yamamotoコーチがうまく二人をコーチング、操縦していた。
来年を見据えた先発オーダーか、初回のみ普段試合に出られないレギュラー以外のメンバーで出場。巨人軍のプロが使うフッカフカの球場に小学生の女の子が躍動するのもまた良いものだ。
ピッチャーはSunao、捕手はNozomiのバッテリー。

この試合の球審はHatanoさん、セカンド塁審はYamaderaさん。ともにQのOB・現役の父でもある。ベンチ内と3塁側からの近景、遠景の2枚のショット。

ベンチ付近で撮っていると一番困るのが、皆の横顔しか撮れないことなんである。でもって表情を正面から撮るべく、3塁側に回ってカメラを向けるのがプロの常套手段なのは言うまでもない。
赤い鳥軍団が思い思いの体(てい)で止まり木に止まっていた。

試合はというと....1回2点、2回7点、3回5点、4回6点、計20得点。20:0の完封圧勝であった。中でも特筆は、スタンドインのホームランはプロの球場ではもちろん望むべくもないが、6年Noeriがなんと3打席連続の外野を抜けるランニングホームランを樹立。更に前回の涙の再現かと思われるほどベンチが興奮したのは、Misakiの長打が飛び出した時だった。もう沈黙の大砲とは言わせない。(ちょっと待て。そもそもこれは筆者が言い出したフレーズか)伸び伸び大暴れのQ軍団なんであった。

試合終了後はHimariの音頭で円陣を組みエールの交換をし、皆帰る準備のためそそくさとベンチに引き上げる。するとやはり、Himariだけ取り残されて、またもや苦笑しちゃう主将なんであった(^-^)

数々の大きな球場で記念撮影をしてきたQueens。ここでも一発、カメラの放列に満面の笑顔の姫たち。筆者の左後ろではNoeri父が松葉杖を使って笑わせようとナニカのパフォーマンスをしている模様。
Himariの退院おめでとうの、チームにもたらした空気感と、伸びやかな野球が出来ること、良い球場と天高く馬肥ゆる秋の突き抜ける蒼い空と、....。
みんな笑いながら素敵な一葉に納まった瞬間である。
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2013年11月21日木曜日

One for All,All for One

筆者のささやかな至福の時間の過ごし方といえば、煙草の吸えるカフェに入り熱いエスプレッソとともに、夕暮れの1時間、好きな小説を渾身のチカラを込めて読書することなんである。カフェはドトールよりはエクセシオールが良い。エクセシオールよりはプロントがベターだ。更にプロントよりはサンマルクか上島珈琲店がベストなんである。横浜のセンター北にある上島珈琲店はお気に入りのひとつだ。

今日、所用があり北ではなくセンター南に行ってきた。南にもお気に入りのカフェがあるのだが、仕事の関係でそこでゆっくり出来ないのがわかっていたから、往復のバスの中で渾身のチカラを込めて読書したのは言うまでもない。

先日のブログで言葉が足りなかったことを後悔しているんである。
スーツという鎧をまとったサラリーマンの休日のファッションを揶揄した。スネ毛丸出し短パンでヨレヨレTシャツだと....。自省の念。まさに筆者の夏はこれなんであった。言いたかったことは決して「スネ毛丸出し短パンでヨレヨレTシャツ」が悪いのではなく、それでも似合う自分でなければならないという、アイデンティティーのことを言いたかったんであった。

こんな話を思い出したのはセンター南にあるスポーツオーソリティーに入った時。筆者はニッポン人の「もったいない主義」の具現者なので、ジャージなどは膝やケツがテカンテカンになるまで着倒すほうだ。セレブなQ代表Kさんとは正反対である。それでもいい加減もうひとつの野球用ジャージが欲しくなりスポーツ用品店に行ったのだった。数日前から思っていた本当の目的は別なんであったけれど。
サッカー小憎の筆者はadidasしか目に入らない。adidasコーナーで半額セールをやっていたので嬉々として一も二もなく購入したのは言うまでもない。

さてここからが本題なんである(^-^)
帰りしな駅前のローマのコロシアムを模したすり鉢状の広場で、5,6人の少年たちが楽しそうに簡単な野球遊びをやっていた。思わず麻袋を頭からズッポリかぶせて拉致し、フレンズに連行しようかという欲求をかろうじて抑えつつ、しばらく眺めていたんである。
この時ふと、なぜか3年前に作った記念誌の1ページが脳裏をよぎった。

「宮前区少年野球連盟20周年記念誌」
筆者の自分少年野球史上大きな転換期となった仕事であった。このプロジェクトチームで連盟や他チームの多くの人たちと巡り会い、自分やチームの小ささを自認するに至ったんであった。とりわけKasahara副会長やNishimura事務局との邂逅は特筆である。Kasaharaさんとはその後のQueensとの出会いに繋がるわけで、本当に人と人との繋がりは面白いことこのうえない。

その記念誌で鬼編集長Nishimuraさんからの命を受け、恥ずかしながら書きしたためた「詩」がある。
夕暮れの広場で野球少年たちを見ているうちに湧いて来た思いは、先日からブログに書いているけれど、Queensの大黒柱の主将が大けがをして6年最後の大会を前に涙を呑んだこと、しかしそれを機に逆にチームがますます結束し奇跡のプレーや、感動的な試合で子どものみならず大人たちも「ひとつ」の輪になったこと。そんな思いの延長線上にあの「詩」が浮かんできたのであった。キーワードは「言葉の力」「絆」「仲間」「ひと」「誇り」....更に言えば「One for All,All for One」

2012年2月の小ブログに掲載したものを僭越ながら、身の程知らずの臆面もなく再掲載したい。最後の数行は多少難解かもしれないけれど、未来の子どもたちへエールを贈ったものである。

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  未来の記憶ノート      T.Teshima

あの日のことをぼくは忘れない
大事な試合 最後の守備 緊張の場面
うなりをあげて迫る白球 ボールはグローブを弾いた
ぼくのエラーでチームは敗けた
涙をこらえ自分の影を踏みつけながら駆け戻るベンチ
みんなの顔が見られない そんな時誰かがぼくの肩をたたいて言った
「ドンマイッ!つぎ、がんばろう!」
あのときの仲間をぼくは忘れない

あの日のことをおまえは憶えているか
初めて買ったグローブ 父さんとの初めてのキャッチボール
ワンバウンドが顔に当たり おおげさに泣き出した
「やきゅうなんて、やだっ」グローブを投げ出し家へかけもどる
その晩おまえの寝顔の横には 
大事そうに置かれたぴかぴかのちいさなグローブ
翌朝目を輝かせて言った「お父さん、キャッチボールやろう!」
あの時の瞳を父さんは忘れない

あの日のことをあなたは憶えているかしら
早起きして作ったお弁当は今日はちょっと特別
だってこの日は六年最後の試合と私の誕生日が重なって
玄関を出て行くあなたの背中は何か言いたそうだったね
青の空 樹々は緑 白球が伸びやかな弧を描く
私にとっても今日が最後の応援
チームは勝ったのに 打てなかったあなたはどこか淋しそう
「誕生日のお祝いにヒット1本プレゼントしたかったけど...ごめん」
母さんはホームラン100本分くらい嬉しかったよ 涙がでるほど
あのときの言葉を母さんは忘れない

やがて少年少女(キミ)は二十歳(オトナ)になるだろう

あの頃の太陽(ひ)の光と渡る風の匂い

星が語る言葉は 記憶の海の想い出ノート

仲間(ともだち)、家族、人とひと 人の光はキミの影を強くする

絆なんて言葉は似合わなくてもいい でも

ただ キミが人を信じられるひとになろう

ただ キミは人に信じられるひとになろう

ちょっとずつ記憶を重ねていこう

目の前に広がる 白紙の海の 未来ノート

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2013年11月18日月曜日

立ち姿凛として

このブログのアクセス数が一番高いのは毎週月曜日と相場が決まっているんである。おそらく土日は少年野球で自宅のパソコンを開く機会もなく、家族団らんに現を抜かしているから....おっと、失敬。
だからその勢い余ってかどうかは知らず、月曜朝の通勤電車のスマホで、朝礼後のメールチェックのあとに、昼休みメシを食って帰った会社でネットを起動し......、或いは、ダンナと子どもを送り出したあとパソコンを起動した主婦、或いはパートに行く前の中途半端な空き時間にアクセスしてみる....。そんな感じで月曜はアクセスが多いのだろうと想像す。
週末に書いたQueensの「最高の仲間、最強のチーム」。この記事のあとも読んで欲しいナリ、なのだ。

それはともかく。
土曜は南部リーグA、松風スラッガーズ戦であった。
身長差も試合前の姿勢の良さも圧倒的に松風に軍配。筆者競馬はやらないが、松風が大本命ならフレンズは大穴というところか。しかしてその結果は....。

写真右上は試合直前の普通の円陣。そして試合後にもエールを送るための円陣を組む。その試合後の円陣が組まれた時に、以前もやったけれど筆者子どもたちの中へ割って入り、地面すれすれから上へ向かってシャッターを切った。「オラオラ〜、写真撮るぞ〜」と言ったら、わらわら、ずんずんあっと言うまに円陣がせばまりオシクラマンジュウ状態なんであった。それが下の写真である。

試合中の点景。珍しくフレンズ所属Nishi審判員がやってきて真ん中のマスクをかぶった。

松風さんとは連盟記念誌関係つながりでHigoさんや超ベテランUrabeさん、更にハイパー超ベテランKuriharaさんなどと知己である。因にHigoさんの奥方さまは美人さんなんである(^-^)昨年筆者の娘の娘が重病に陥った時、心温まるメールをいただいたりして。ポークビッツHigoちゃんはシニアに進み1年生ですでに背番号をもらっているそうだ。
そして最近のブログにも登場しているAbeさんがいる。5年連合の名将監督である。この日は審判員としてやってきた。
この商売柄、審判は星の数ほど見てきたが、Abeさんほど背筋のピンと張った、凛とした立ち姿をしている人は少ないはずだ。コールのタイミングとその動作、どれをとっても一級品の風格なんである。こんな審判にジャッジされたらベンチは何も言えないであろう。
筆者の持論であるが、球審はマスクとプロテクターなどで身を固めるがゆえに、極論すれば誰でもカッコ良く見えるもの。しかし、塁審は球審に比べて裸同然みたいなものだ。そういう時にこそ本当にカッコいいかどうかが問われるものだ。
あたかも平日はスーツにネクタイで身を飾っていても、休日になるとスネ毛むき出し短パンにヨレヨレTシャツでがっかりしちゃうサラリーマンが実に多いのと似ている。
ネクタイが似合っても休日の私服もセンスが良いとは限らない。逆に休日の私服のセンスが良い男は、スーツを着たらもっとカッコイイ、というのが筆者の持論なんである。

写真上の一枚を見て思った。
まるで邦画の戦争映画に出て来る戦艦の艦長役のようだ。沈没寸前のシーンである。
「俺の言うことを心して聞けっ!貴様らは家族のもとへ生きて還るんだぞ。即刻ボートへ乗り退散せよ。これは命令だっ」
「か、か、か、艦長はどうなさるおつもりですかっ!」
「黙れっ。貴様ら死ぬんじゃないぞ!約束を果たせなかったならあの世から化けて出てやるから覚悟しろっ。俺はここに最後まで残る。なぜならここが俺の家だからだ」
「自分も残りますっ! か、か、艦長〜!ううううっ........」(若い士官たちは膝から崩れ落ちてみな号泣しちゃうのだった...)
....みたいな。
そんな風貌である。さしずめ主演は三船一郎か中井貴一、またはAbeちゃんといったところか(^-^)/

さてもう一枚。バランスの絶妙な一枚が撮れた。

これを見て少年野球に関わる人なら何のシーンかすぐに分るはず。スクイズ失敗の瞬間なんであった。5人の人が写っている。まず左から投球と同時にスタートを切った3塁走者。スクイズバントを失敗し打ち上げてしまった打者。瞬時にマスクを取り打球を見上げる捕手。同じく球審(ちょっと違う方向を見ているが(^-^))。右は3塁コーチャーである。
結果はファウルフライに終わり難を逃れたフレンズである。いや、難を逃れたのは松風か?

試合は以外にも1:5でフレンズの勝利であった。近年のこの時季のデータを顧みれば、内容も悪くないと思う。まだまだどーなるかは分らないが。
来年に大いに期待したくなる内容でもあった。
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