2015年4月2日木曜日

桜は咲いたがVOL.4

「桜は咲いたか」シリーズもいよいよ佳境をむかえたんである。今回は「桜は咲いたか」ではなく「桜は咲いたが」なんであった。

宮前春季大会決勝戦は富士見台ウルフと有馬フレンズ。実は並々ならぬ気概を持って王者ウルフに挑んだのである。昨年の新人戦での決勝も同じカードで、結果サヨナラ負けの苦汁を飲まされたわけで。あの日以来、子どもらはともかく我々大人、コーチはリベンジを誓って臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の長い冬を過ごしてきたんである。ことに新人戦での采配を悔やむフレンズ監督Satohの意気込みはひとしおであったろう。

あの時もそうだった。試合開始の前に決勝戦ならではの選手個々の意気込み発声。
狼という名前は勇ましいけれど、ウルフの選手諸君はこんな時は晴れやかでにこやかな笑顔の、いち小学生男子になるんであった。ただ、このあとは羊の笑顔から一転、狼の牙をむくことになるのであるが。
ウグイス嬢(?)はフレンズからはOB母のNatsukiが参戦、嬉しいではないか。前日までフレンズLINEで母たちが誰がやるやらないのバトルが繰り広げていたんであったが、結果はOBのNatsukiになっちゃったんである。

対するはフレンズ。笑顔では負けないが、やはり緊張するのは否めない。何せ決勝戦慣れしてないのだから。監督Satoh、29番これが最後の試合Tomioka、28番縁の下のチカラ持ち、言葉数は少ないがハートは誰よりも熱いOhshiro、筆者の息子と同期のOBコーチItoh、スコアラーは筆者Teshima(=前半まで後半はOhmori)、更にYanagisawa代表も特別参加のベンチ布陣。

初回ウルフまさかのエラーがらみでフレンズ先制点。打つべき打者Yuiがタイムリー2塁打を放ったことで幸先よいスタートに沸き立つF軍ギャラリー。このままイケルか....。

Wの先発マウンドはSaitohくん。キレのある制球力は折り紙付きだ。
先頭打者のOgasawaraくんは、いきなりの初球を快打、センターオーバーのツーベースヒットにはちょいと度肝を抜かれた。初球と言えど好球必打を指導されているのだろう。かつてスーパー3年生と言われた彼は見事にスーパー5年生に成長し、今やWを牽引するまでになった感がある。走攻守ともにバランスのとれた選手であり、そのどれを取ってしても一級品である。脱帽。Wのキーマンであると筆者は思う。他チームはゆめゆめ警戒を怠ることなかれ、なんである。(W関係者にはこれは最大の賛辞と受け取っていただきたく候)

試合前に「Fさんはエラー四死球さえなければ勝てるはず」とのありがたいお言葉をいただいた。しかし、2回にはそのエラーから2失点、1:2と逆転されたんであった。正にその逆予言通りになったのだった。

Fだって負けてはいない....と言いたいところだったが、その後はAyutoの一安打のみ。
どうしたことだろう。こんなはずではなかった....。
筆者はスコアラーを交代し写真撮影に専念。偶然Tomiokaコーチと息子のAyutoとのツーショットを撮れる位置に気づいた。何枚か激写してみる。手前をボカしAyutoにピントを合わせる...。

主軸のYuiとRuiのバットが快音を放ったが、散発で打線が繋がらない。対してWは安打で出塁、送りバントか盗塁のあとまた適時打が出て打線が繋がる、少年野球の王道を行く展開で、小刻みに加点する。例年と違い諦めの気持ちはなかったと思うけれど、点が取れない膠着した空気が漂うF。
結果は....雪辱はならず。
試合巧者と言ってしまえばそれまでだが、王者Wは一枚も二枚も上であった。
終わってみれば6:1の惨敗だった。
これはナニか決定的な差があるような気がする。筆者の頭の中では理解しているつもりだが、それをつまびらかにしてはおしまいなんである。しかし、これを機に更に上を目指そうとフレンズナイン心に誓うのだった。

負けてこそ学ぶことは多い。勝って浮かれるよりも。出来れば勝って浮かれたかったけれど。
俺たちはこれで終わったわけではない。下を向いている暇はないのだ。気持ちを入れ替えて謙虚にひたむきに、目指すは「次」だ。

試合終了後。筆者は心に決めたことがあった。最後の感謝の気持ちを込めて。フレンズ野郎ども集まれー....。
「Tomiokaさん、お疲れさま〜」....せ〜えの!
トミーの胴上げを敢行。残念ながら高く宙に舞った瞬間は撮れなかったけれど。
このあと彼は人目もはばからず第一公園ドームで嗚咽し号泣したのだった。
トミー、ありがとう。
「桜は咲いたが」...満開の花を咲かせたのはウルフであり、フレンズの桜は8分咲きで春を終えたのだった。

※この日の晩は盛大な残念会=準優勝祝勝会を敢行。春季準優勝の喜びよりも優勝出来なかったことの悔しさが勝(まさ)ったのは久しぶりの感覚であった。
※このあと、「桜は咲いたか」シリーズはいよいよ最終章。
写真編集はまだ。ブログアップがいつになるかは筆者にも分らないんである。
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2015年4月1日水曜日

桜は咲いたぞVOL.3

「桜は咲いたか」シリーズのVOL.3なんである。「桜は咲いたか」を若干いじって「桜は咲いたぞ」なんである。今後もビミョーに変化するのだ。

土曜の第一試合は富士見台ウルフVS鷺沼ヤングホークスの名門かつ強豪同士の対決なんである。サッカーで言えばイングランドVSイタリアみたいなものだ。全国の方はご存知ないかもしれないが、因にこの2チーム、鷺沼と土橋というお隣どうしでもある。
Ogasawara監督とKurosu監督の名将対決でもあったが、結果はウルフに軍配が上がった。

有馬フレンズはいよいよ強豪向丘サンダースとの対戦。近年のチーム実力を鑑みればベスト4に残るだけでも素晴らしいのに、ましてや常勝サンダースと相まみえるとは....。なんていう思いがよぎるが、そんな感傷は捨てても良いところまで来ている。現実のチカラを信じれば絶対勝つぞという気概がチーム全体に溢れているんである。
サンダースはこれまた名将、連合でも采配を振るうMatsui監督。先発はYoshiiくん、のちに数人の投手リレーとなるのだが、その中には男子に負けない速球を持つQueensのAyanoもマウンドに上ることになる。セカンドYazawaくんは小さいながら良いプレーをしていた。うちのKyousukeみたいだった。頑張れー。

FはRuiの先発。初回1得点するも2,3回と1:0のまま。4回に先頭4番Hajimeのツーベースで加点を期待するものの本塁で憤死。しかし、エラーがらみでやっと1点追加。

ところでなんである。
以前ブログで書いたとおり、ベンチ内のカメラ持ち込みは野球規則(?)で禁止なんである。危険防止もあるが相手ベンチのサインを盗む行為と取られかねないという、高校野球的なモラルの問題も孕んでいるらしい。筆者は清廉潔白である。しかし、清廉潔白をゲーム中証明する手だてはないわけで、「疑わしきは罰せず」ならぬ「疑わしきは未然に防ぐ」のが規則というものなのだろう。初回から4回まではスコアラーに専念しOhmori部長にバトンタッチ、その後やっとカメラを持ち出撃したんである。よって前半戦の写真は存在しない。

試合の行方ももちろんだが、今日で最後となるTomiokaコーチ、Ayuto、Kurumiの動向も気になって仕方なかった。7番のAyutoはやっと内野安打で出塁し溜飲が下がる。Kurumiもボールガールで一生懸命だった。
これを見つめるのは母、Mayumi。モデル並みの長身スレンダーなスタイル。Ohmori母に言わせると「フレンズ母の中で一番の美人妻」なんである。大人しく控えめなので目立たないが、確かにパリコレに出してもおかしくはない。
じっと見つめる彼女の視線の中に映る子どもたちは、きっと輝いて見えたことだろう。
春の陽光に負けないくらいの...。
(※このブログ執筆時点ではすでにTomiokaファミリーは転居している。このブログを読むのは琵琶湖の近くの家、または大阪への出勤途中の車中であるはずだ)

サンダースは3番Sonobeくんが気を吐き3塁打を放つも点には結びつかずゼロ行進が続く。写真で見ると素晴らしいフォームでスィングしてる子が何人かいる。

今までのフレンズは後半弱かった。相手に先制されると...。あまり書けない。チーム事情をありのまま書くのは戦略的に妥当ではないだろうから。しかし、今年のこの野郎どもは少々のビハインドでは動じないと思う。実力にメンタルな自信が伴うことほど大きな財産はない。このあとのウルフはフレンズのそれを凌駕していたのだったが....。それは次回ね。
5回にRuiYuiの二人がこれまでの閉塞感を打破するような二塁打を連発し3得点、更にShohgoの打力と脚を生かした活躍とHajimeの二打席連続二塁打も爆裂し、その後も1,2点追加、結果は8:0の完封勝ちの勝利。これで決勝戦へ進出が決定した。と同時に最悪でも川崎市の上部大会への出場権を獲得したんである。ここ数年の新参者ではない10数年近くの積年の想いを持つ筆者にとっては格別の勝利であった。
この瞬間、間違いなく「桜は咲いたぞ」なんである。

このあと決勝戦なんである。
相手は昨年の新人戦でサヨナラの苦杯を舐めた、強豪・古豪・常勝・名門の冠を全て欲しいままにしている富士見台ウルフ。狼を野放しにしては危険なんである。しかし、終わってみればノーサイドが基本の少年野球。ウルフの方たちにはかなりの数の「晴耕雨読」読者がいるらしい。筆者もOgasawara監督始めQueensやブログ繋がりで笑い合える幾人かの知己がいる。しかし勝負は勝負。

「桜は...」シリーズ連載はまた次回なんである。
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2015年3月31日火曜日

桜は咲いたかVOL.2

春季大会関連ブログをご期待の読者の皆様には大変申し訳なく、平身低頭の今回のブログなんである。
少年野球には全く関係ないけれど、「桜は咲いたか」という文脈に於いては、あながち間違ってはいないので、ブログ執筆を強行しちゃうのであった。

過日娘夫の母の一周忌にて、津田山の霊園へ行ってきた。マーゴのMINAMIとMIUも一緒に。MINAMIは2歳の時に大病を患った反動か、とんでもないワガママお転婆娘になった。しかも野球が大好きである。
そこではソメイヨシノの開花を待たずに別種の桜が満開なんであった。ワンコ大好きの筆者は思わず誰とも知れないワンコを接写。自分のワンコではなくとも動物はみな可愛いものだ。筆者の「個人的至福の時」リストを作成するならば、前回の「桜の樹の下で読書」に続いて「カラの風呂に猫を100匹入れて裸で猫風呂に入る」が絶対入る。

以前のブログにも書いたけれど、梅や桜に似合う鳥と言えばウグイスなんであるが、まず滅多に人のお目にかかることはない。声だけが響くのである。現実的にはその鳥はウグイスではなく、メジロなんである。ここにも可愛いメジロが群れをなして遊んでいた。小鳥は虫を食すものだと思い込んでいたけれど、メジロたちは桜の花の蜜をチューチュートレイン....いや、チューチュー吸いまくっていたのにはプチ感動。まるでハチドリみたいじゃないか。

少年野球春季大会の「桜は咲いたか」連載シリーズもゆめゆめ忘れたわけではない。既にサンダース戦の写真編集は終わった。更に膨大な決勝のウルフ戦の写真の中から、ブログ候補の30数枚のセレクトも終わったところなんである。あとは編集合成の手強い作業が待っている。

しかし仕事のクライアントから火急的すみやかなパフォーマンスを求められている現実もあり、なかなかどーして仕事あとの夜中にブログ書くには途方もないエネルギーを要するんである。

なわけで、「桜は咲いたか」にかこつけてお茶を濁す今回のブログなんであった。
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2015年3月29日日曜日

桜は咲いたかVol.1

およそ2週間ほど前だろうか。うららかな日和にバイクを駆りホームセンターへの帰り、横浜の通称「貝殻公園」に寄ってみた。今はすでに貝殻の名称の語源となった貝殻を模した滑り台はない。子どもが小さかった頃よく一緒にここで遊んだものだった。

ソメイヨシノはまだまだ固い芽を閉ざした頃。しかし萌えるようなピンクの別種の樹種の桜は見事に咲いていた。この時の今がもったいなくて桜の木の下で30分ほど小説を読みふける。至福の時とはこのことだ。桜の樹の下で読書なんて、これ以上の幸せはあるまい。

転じて今は3月末の日曜日。
昨日は大事な試合で今日は朝から仕事、午後遅くからフレンズへ行った。桜はまだかいな。曇天の薄曇りのグレーの中で校庭の桜は8分咲きといったところだろうか。桜というのは下から咲くようになり最後は梢のてっぺんで満開になるのだということを初めて知った。有馬の桜は上2割はまだ半開なんであった。

今日は試合形式の練習というより、Ayuto、Kurumiのお別れ試合をやっていた。筆者は遅れて行ったので前後のいきさつは分らない。Kurumiがマウンドで小さな折り鶴が踊るように舞っていた。
Tomiokaファミリーとは今日で最後のお別れである。
グランド挨拶のあと、AyutoとKurumiを子どもたちで胴上げ。楽しそうだった。これだから少年野球は良い。筆者の号令でトミーも大人たちで胴上げしようと思ったのだが、それでは昨日の第一公園での胴上げの価値が霞んでしまうかと思い、あえて胸の奥にぐっとしまったのだった。

明日月曜には地元滋賀県に引っ越し、新幹線の車中の人となるTomiokaファミリーの4人。長いような短いような3年半。今夜彼から公式のフレンズ連絡網に載せて熱い言葉が届いた。掲載の了承は事後承諾としよう。彼なら笑って許諾してくれるに違いない。(以下、全文そのまま)

『フレンズの皆さま
Tomiokaです。
短い時間でしたが、皆様には大変なお世話になりました。ありがとうございました。フレンズで一緒に過ごせた時間、本当に幸せでした。
本当に良いチームに在籍出来た事、家族共々幸せに感じております。
皆さまの温かい言葉を沢山頂き、涙が止まりません。ありがとうございました。
今回、チームを離れ、皆様にご迷惑をお掛けし本当に申し訳ございません。
Satoh監督、Ohshiroコーチ、スタッフの皆さんが、まだまだ強いチームにしてくれます。私のフレンズへの情熱は、有馬に置いて行きます。

今後のフレンズの活躍を期待しております。また、良い結果報告を待っています。

本当にありがとうございました。』

※以降「桜は咲いたか」のブログタイトルで春季大会を連載の予定。
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2015年3月28日土曜日

最強で最高のコーチ

「Tさん、おはようございます!」
筆者が朝グランドへ顔を出すと歩み寄ってきて必ず挨拶をしてくれる男がいる。

「よーし、今日は終了。みんな片付け始めろよ」
練習最後はピッチャープレートを中心に円を描き黙々とブラシをかける男がいる。

「人の言うことを聞いてるかっ!野球がうまくなりたいならまずはちゃんと話を聞け」
子どもらと真剣に向き合い常に叱咤し鼓舞する男がいる。

「なんやねん、オモロイやっちゃなあ。ケイ頼むで〜」
フレンズLINEグループでは下戸のくせに、お茶目におどけてみせる男がいる。

男の名前はTomioka。
LINEでは通称トミーまたはトミケンなんである。
そのTomioka、Yamaguchi家族の送別会が過日盛大に執り行われた。両家とも人事異動の大阪転勤によるものであった。集まったフレンズメンバーは仕事の男どもを除き、驚きのほぼチーム全員に近い大人子どもなんである。公式イベントでないにもかかわらず、なんであった。その人徳の証明であることは間違いない。

彼にまつわる話は書きたいことでいっぱい。しかし明日は早起きのAM6:00。写真中心に簡潔を心がけてブログ執筆なんである。筆者今日は22時まで仕事だったのであるけれど、明日になる前にどうしても書かねばと筆を執った次第。
ファミレスの座敷席全部を借り切っての送別会。6年生を送る会に匹敵するボリュームである。色紙、写真立て、ぬいぐるみetc....。

実はこの日の前日、筆者はこの会を盛り上げるべく会のレジュメを作成。冷静と情熱のあいだで作成、これをLINEで母マネなどにPDFで送り了承を取り付け情報をシェアする。微調整しながらサプライズも盛り込み最終段階へ。
転校生になるのはAyuto、Kurumi、Fuugaの三人。現役主将副将から色紙と記念品を贈呈。

3人の子どもからもチームへの贈り物。
なんと鉛筆セットに「一球入魂 有馬フレンズ」の文字が....。さすがはトミーである。

後半はオトナの時間。まずは母たちのひと言コーナー。もういけないんである。何人もの母がウルウルしちゃっていた。当のTomioka母は乾杯の前から泣いていた。


最後は野郎どものコーナー。佳境なんである。
全体バランスを考慮しての野郎選抜チームを指名した。母らのウエットな空気感と違い男どもは笑いと受け狙いのパフォーマンスとトークで終始する。
最後は筆者の挨拶。短編小説並みの原稿用紙300枚相当の文言を頭に叩き込んできたつもりだったが、いざとなると感極まって言葉に詰まりたった2行で終わった。
「言いたいことはいっぱいあるけど、今の私の気持ちを表すにはハグしちゃいますっ!」
ぐわしっ!
思わずほろり....。

Yanagisawa代表から記念の品を贈呈。いやこれは記念ではなく「感謝」の品。
無垢のガラスで作ったトロフィーである。いつかこのガラストロフィーについては別ブログで紹介したい。

トミーファミリーからも記念品をいただいた。「一球入魂 有馬フレンズ」のディレクターズチェア。
更にこの男、真性野球バカなんである。
コーチとして子どもらへの熱いメッセージ、親として我が子へのメッセージ....。
大きな拍手、皆感涙で頬を濡らすことになった。

「Arageneさん、最後の餞(はなむけ)に両家に一発、締めを頼むよ」
果たしてアラガネーゼが敢行したのは、一本締めや万歳三唱ではなく「フレ〜、フレ〜」の応援団のエールなんであった。Aさんは大学時代応援団をやっていたのを思いだした。
ビミョーにコブシの利いた演歌調の声援ではあったが。子どもたちが苦笑していた。しかしこれもアラガネーゼのアラガネーゼたる所以である。
集合写真撮影。店の人に撮ってもらう。なかなか良い写真ではないか。

フレンズ御用達の居酒屋での二次会も盛大に。
誰のアイディアか、母Mayumiちゃんへの寄せ書きは硬球にマジックペンで。母全員で書いた。筆者は男であるが、ムリクリ私も書いた。内容は内緒なんである(^-^)

詳細は割愛するがこの二次会ではまたバケツ一杯の涙が頬を伝った。
更に野郎どもから自分の奥様に向けて、日頃の感謝の気持ちを言えと、筆者議長として強制発動。これがまた盛り上がっちゃうのであった。
結論は....。やはり女は強えぇ〜なあという厳然たる事実なんであった。
女房の頭に角が生えた時は、ダンナはフリーズしちゃうのであるという、古今東西を問わずのセオリーを改めて認識したものである。

やはり最後は写真を撮っちゃうわけで。

筆者こう見えてそれなりにフレンズ歴の長いコーチなんである。
その経験から鑑(かんが)みて、更に誤解を怖れずに言えば....。
決して他の歴代コーチをないがしろにするわけではない。

トミーはフレンズ史上、総合的にいろんな意味で、人間的にも、
最強で最高のコーチであり、男である。

春季大会は明日が剣が峰。
全て終わったら試合後、彼を胴上げしようと男たちで思いをひとつにしている。
勝つことが彼への最大の贈り物になるはずだ。
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2015年3月25日水曜日

ブロガーとスコアラー

日曜は春季大会なんであった。第三試合のサンダースVSイーグルスのカードは決着が付かず特別延長に突入、表裏でも1得点ずつの大接戦、更に再度の延長で雌雄を決したのは強豪サンダースなんであった。「胃が痛くなる」とはこのこと。さすがの百戦錬磨のMatsui監督やベテランスコアラーのTsudaさんも、パンシロンをぱんぱんぱんと鯨飲したに違いない。しかも2戦連続の特別延長戦...。昨年のQueensを思いだした。

さてさて、第四試合は我が有馬フレンズVS野川台フォルコンズ。これを決めればベスト4、準決勝への切符を手にすることが出来る。積年の思いが少しずつ現実味を帯びてきた。ここで負けるわけにはいかぬ。しかし相手は難敵でもありながら、フレンズとは大人同士も仲の良い知人も多いフォルコンズなんである。
先発FRはRuiYui、FOはSatohくんWatanabeくんのバッテリー。

1回表FOの先攻、先頭打者Noguchiくんは粘った末の6球目を三遊間を破る安打で出塁、3番ショートゴロ失策の間に三塁へ進塁、4番Ueshimaくんのタイムリー単打で先取点。FRは立ち上がり少し緊張ぎみであったことは否めない。しかし最小失点で終えたことは全然問題ないわけで。

ここでいきなり話は逸れる。
筆者スコアラーで同時にカメラを構えて写真を撮っているのはご周知のとおり。1回表終了時に投球数などをカウントしていると、いきなりグランド審判以外の審判団の方から注意を受けた。
「ベンチにカメラを持ち込んではいけませんので」と.........。

一瞬カーッと頭に血が上った。注意を受けたことに対してではない。瞬時に思ったことは「じゃあ、少年野球「晴耕雨読」BLOGはもうおしまいだ。もうブログを書くなと言われたに等しい」と。これからの人生を「晴耕雨読」を閉鎖して、いちスコアラーとして余生を過ごすことになるのだろうか。或いはブロガーとしての使命を全うするならば、スコアラーを捨てることになる。二者択一を迫られることになった。
これは決して大袈裟なことではない。筆者にとっては大問題なんである。
この「晴耕雨読」はベンチに入りスコアを付けながら写真を撮って、後日文章を書くことで他の少年野球ブログと一線を画していると自負する。更にスコアラーをやらずに写真だけ撮ってブログをあとで書くのは臨場感が違ってくるし、筆者の文章に入り込むテンションも変わるんである。
但しスコアラーをやらずにグランドを徘徊する利点もある。自由な発想でグランドのいろんな角度から撮影が出来るし、子どもの表情もバラエティーに富む写真が撮れる。打者の姿もベンチからでは同じパターンしか撮れずに限定される。例えば三塁側ベンチからは左打者の表情は撮れるが、右打者は背中しか撮れないというジレンマに陥るわけで。ベンチを離れれば自由自在のアングルで撮れることになる。
しかしあとから書く文章はベンチ入りしたほうが圧倒的に詳細が蘇るものなんである。

もうちょっと書かせて欲しい。
今季F1ではマクラーレンホンダが復活した。エンジンは日本が世界に誇るHONDA、シャーシ本体はイギリスマクラーレンなんである。「晴耕雨読」をこれになぞらえば、エンジンは文章、車体は写真なんである。スコアラーを優先するならば写真は撮れない。ブログでは文章のみの味けないものとなる。鈴鹿をエンジンだけが疾走するF1マシンなんて想像もつかないわけで。

もうちょっと書かせて欲しいPART2。
少年野球におけるルール適用の許容範囲。昨年試合前に連盟副会長のKasaharaさんから指摘を受けたことがある。「テッシー、サングラスダメよ〜」理由は分らないけれど、想像するには万一打球がベンチに飛び込んできたら、或いは守備の子どもが打球を追ってベンチに飛び込んできて衝突しサングラスが破損して子どもに危害が及ぶ可能性....。更に想像だがベンチにサングラスをかけた大人がいたら子どもにとっては威嚇行為に映るかもしれない。健全な少年野球としては真っ当な理由と納得した次第。筆者は強い日差しに目が極端に弱いのでサングラスをかけるのであるが、グランドから瞬時に目をスコアブックに転じると白い紙面がしばらくの間見えなくなるし、その間にも試合は展開していくし。更に真夏の炎天下は涙がとろとろ出てくるんである。出来ることならば、ベンチスタッフのサングラス着用についてはその正当な理由を大会申告して認めてもらいたいと思う。ミラー系のスポーツグラスは論外であるが、薄い色のものに限り良しとするとか。昨年それもあってAmazonで薄いサングラスを購入したんであるが。そうなると今度は薄いと濃いの境界線はどうするという話になっちゃうんだろうな。(※補足:医療上の理由での色付きの眼鏡なら、連盟本部と相手チームの了承があればOKである)
これも例の「競技者必携」に準じた措置になるのだろうか。何もかも少年野球といえども厳格な高校野球並みのルール適用が果たして良いことなのだろうかという微かな抵抗心はあるものの、規則は規則、ルールは守らねばならない。子どもに野球のルールを教えている立場なのに、指導者の大人がルールを遵守出来ないようでは指導者の資格はないであろう。
あれ?、近年高校野球選手のリストバンドやサングラス着用は解禁になったではないか。
カメラも例えばベンチの椅子に腰掛けての撮影は禁止として、そのベンチ内の椅子の後ろに立っての撮影に限り許可するとか出来ないのだろうか。そうなればなったで、またローカルルールの細則を規定しなければならず、面倒なのだろうけれど。このブログで連盟広報的な業務も兼務しているビミョーな立場もある。

なにはともあれ、今後の筆者のブロガーかスコアラーかの選択肢はみなさんが思う以上に深刻な事態なんである。二足のわらじのどちらを履くべきか、今後の身の振り方に大きく関わることなんである。熟慮黙考を要したい....。10数年前筆者がOBコーチとしてスコアラーをやろうと自ら志願したのには、それなりのポリシーがあってのことだったし、チーム事情もありスコアラーをそう簡単には降りるわけにもいかない。

おっといけない閑話休題。
2回裏この伏兵二人がやってくれた。5,6番のShohgo、Taichiが共にセンターオーバーの2塁打を連打してくれた。早春の青空に白い糸がしゅっと引かれたような快音であった。早い回に同点に追いついたことは試合の流れをこちらに引き寄せる大きな要因となる。
3回にはFRが逆転に成功、1:2とゲームをひっくり返した。
更に4回はビッグイニング(と言ってもささやかなものであるが)となった。四球、失策、内野安打、送りバントがらみの5得点。一気に1:7とする。



伝統の縦縞ユニフォームを着て29番を背負ってのベンチ入りするTomiokaコーチは、もうこのあと2試合しかない。Ayuto、Kurumi、Fuugaもそうだ。勢い筆者のレンズは彼らに向けることになる。ボールボーイ、ボールガールを健気に務めるFuugaとKurumi。真剣な眼差しのAyuto。そのへんの話は次回である。

さすがはWatanabe監督率いるフォルコンズである。最後まで諦めない気持ちが最終回の攻撃に現れた。3番Watanabeくんのタイムリー二塁打により1点を返され2:7。しかしここまでの、万事休すのフォルコンズなんであった。
試合後はラグビーで言うところの「ノーサイド」。互いに大人たちが悲喜こもごもの歓談に花が咲く。こういうところが高校野球やプロにはない少年野球ならではの良いところなんであると、筆者は思う。
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