2016年11月22日火曜日

少年野球5題点描


新人戦を駆け足で振り返りたい。
まずはサンダースVS松風。...なんである。

両者点を取ったり取られたりの展開。

松風にはQueens姫のAkaneがいる。都民ファーストじゃない、アスリートファーストじゃない、レディーファースト?いやいや一塁ファーストを元気よく声をかけて守っていた。
来期はQの主力選手となるんである。

試合は終盤松風が一挙5得点を挙げて9:2とする。

またしても、はたはた、ぱたぱた、なんである。
そんな所にいると心優しきバッターランナーなら、鳩たちの手前で走るスピードを緩めてしまうか、あるいは大きく迂回しようとして「スリーフィートライン」を越境しちゃうかだろう。かと言って鳩たちの憩いのひとときを、ニンゲンの都合で無下に追い払うのも心が痛むのである。困ったもんだなんであった。

連勝を果たした松風Abe監督。破顔一笑のドヤ顔で舌も滑らかに笑顔であった。

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次はフレンズVSブルアロ。...なんである。
筆者はスコアラー、写真はない。しかも10:2の惨敗であった。安打数はどっこいどっこいだったが、フレンズは四死球と失策の合計がなんと15個。これでは勝てっこないわけで。この冬の課題はおのずと見えたはずだ。少年野球の基本である。それでも一人気を吐いたのは3年生のAki。上級生に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいものだ。ただし、たぶん、おそらく、決して美味しくないと思うが。

...............
更にヤングVSワイルダース。...なんである。


なんと前回の試合同様、終盤でヤングのスクイズバントが明暗を分けることになった。まるでビデオのリバースボタンを押しちゃったみたいだった。KurosuさんやIshikuraさんは会心の笑みというよりは苦笑しながらの勝利を味わっていたようだった。

...............
最後にウルフVSレッパ。...なんである。
観戦途中で筆者たちは鷺沼ドームへ転戦すべく第一公園ドームをあとにした。

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最後の最後に北部大会フレンズVSウルフ。...なんである。
前回ブログにも書いたように、高円宮賜杯全国出場の昨年と今年のチームの激突...とはいえ、フレンズは全く別もののチームであるからして勘弁してちょ、なのだった。
ローカル大会であるし、時期的にもすでにどこか気が抜けた空気感は否めないし、ウルフにはジャイアンツJrに行っているTaiyohくんは欠場だし。とはいえ、やはり勝負は勝負、王者ウルフに昨年の覇者として一矢報いたい気もあるわけで。

筆者がバイクを降りてグランドへひとり向かう途中、偶然大きな用具を抱えた一人のウルフの子と肩を並べて歩むことになった。(名前は失念す)
「今日はよろしくお願いします」と、向こうから声をかけてきてくれた。これだけでもさすがはウルフなんである。
「は〜い、よろしくね」
二人で黙々と校舎の裏を歩く。ここはオトナとして彼にナニか声をかけねばと思い、言葉を探していると、彼のほうから話しかけてきたんである。
「すみません、今日の試合はウチの主将がいなくて」
「ああ、Taiyohくんか。仕方ないね。侍ジャパンのほう?」
「いえ、ジャイアンツJrです」
「おお、そっちか。うん、今日はよろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
グランドに着いて彼と別れたあと、筆者は、今会話をしていたのは果たして小学生だったのだろうかと己の脳みそを疑ってしまった。まるで初対面で名刺をかわしたあと、好感度100%の好青年と談笑したような気になったものだった。素敵なことには違いない。

さて試合内容は散々だった。やはり勝負になると不甲斐なさと忸怩たる思いで、歯ぎしりするような気分であった。試合中は冷静でいなければいけないスコアラーなのに。
とはいえ終わってみれば、やはり気分は半分気楽なもので。神奈川県大会決勝ではないのだ。南部リーグの主旨と同じ思いで、監督Itohくんは投手と捕手を6年最後のはなむけに、KaitoとTomokiの二人に任せた。粋な計らいというものである。
今季の6年二人にはもう、準公式戦での試合はこれが最後となるはずだ。

お疲れさん。ありがとう。

これは第一公園でのワンショット。
晩秋の弱い日射しが、止まり木の子雀たちの影を長く伸ばしていた。

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2016年11月21日月曜日

宮前の誇り

本日日曜はブログネタ的にいろいろありすぎたんである。全てを微に入り細にわたり書くのは無理ってもんだなんである。だってほれ、一日で撮った写真のフォルダだけでこれなのだ。5試合分もあるではないか。iMacのバックにあるデスクトップ画像の妙なカエルくんは、プリインストールのものなので気にしないでいただきたい。
更にこれ以外に、我が宮前区の中学野球に朗報がある。それは最後に。
1松風VSサンダース
2フレンズVSブルアロ
3ヤングVSワイルダース
4レッパVSウルフ
5北部大会フレンズVSウルフ

ヤングの試合ではやはりQueens広報部長としてQ姫を撮るわけで。はっきり言ってえこひいきである。宮前にとってQは特別なのでお許しあれ。
そのあとフレンズの試合、筆者はスコアラーでベンチ入り。新人戦2回戦でVSブルアロだった。散々な内容だった。プレー内容に内心カリカリしながら記録していると、うしろからヤングKurosu監督が笑いながら声を掛けてきた。(因にベンチに入らずカメラだけやっているときはあまりカリカリしない。不思議なものである)
「Teshimaさん、うちのAyakaばっかり撮ってないで俺も撮ってよ」と。
確かにQのAyakaを撮っているんである。
ネクストBCでバットを構える彼女にレンズを向けると、目と目が合ってしまう。しまった、気づかれてしまった。Ayakaは気恥ずかしそうににっこりして笑顔を向けてくれた。

Ayakaばかりではない、ちゃんとYurikoも撮ってるぞ。でもKurosuさんには、
「ちゃんと監督も撮ってますよ〜」と返しておいた。Yurikoは新垣結衣を彷彿とさせる風貌になってきたではないか。

試合中ボールボーイの役割について選手にKatsuさんがアドバイスする。Katsuさんは20年前筆者がこの世界に入った時にはすでに審判をバリバリやっていた大ベテランだ。「温厚な紳士」という形容詞がこれほど似合う人もいまい。先日筆者と同じ帯状疱疹を患ったことで、声をかけて話し込んだ。同じ病気をやった者同士の妙な連帯感ってやつで、「それ、ワカル〜」の連発なんであった。Katsuさんもこの少年野球「晴耕雨読」の読者さんでここで帯状疱疹のことを読んで、あれ、俺ももしかして、と思って間もなく発症、病院へ行ったのだそうだ。小さい子には接触感染の恐れがあるため筆者もフレンズに行かない時期があったけれど、Katsuさんもお孫さんと数ヶ月会えずにいたらしい。今はすでに完治し復帰したのだった。

審判繋がりである。
我がフレンズにも大ベテランの審判がいる。今は連盟審判部には所属していないけれど、これまた筆者がフレンズに入る前から審判をやっていたKumadaさん。この人もたいへん物静かな人なのだが、珍しく筆者に写真を撮ってくれと声をかけてきた。横にいるのはブルアロ帽子のイケメン男子。訊けばKumadaさんの息子の時代に同期でフレンズにいたフレンズOBなんであった。筆者は全く知らない時代である。彼は野川方面在住でブルアロに息子を入れたのだった。Kumadaさんがすごく懐かしがり喜んでいた。
うちのKakenoオヤジとその息子Kaitoもそうだが、宮前OBが結婚し所帯を持ちその子どもたちがまた宮前で活躍する、そんな時代になってきたことを改めて思う今日この頃なんであった。

フレンズのあとはレッパVSウルフ。さて来期の強豪ウルフは?下馬評はともかくひと冬過ぎればきっちり仕上げてくるウルフなんである。来期の展望などそんな話を花フラTadaiさんと丘の上のタバコ休憩所で談義する。会社でもそうだけれど、喫煙室でかわす話って時に重要なアイデアがころがっていることがあるものだ。筆者もサラリーマンだった頃、案外喫煙室で会話することが、本音で言いあえることってあるんである。

最後は富士見台小ドームへ移動して北部大会VSウルフ戦。こちらもスコアラーやったので写真は無し。昔ここの一塁線側の校舎はなくて、もっとファウルグランドが広かったんである。近年の近隣マンション建設ラッシュで小学生の人口増加に伴い、どでんと校舎が一個増えたのだった。今の若いウルフ父母さんたちには寝耳に水、知る由もないことであろうか。

そこで昔ここで掲載した写真を思い出した。この白亜の殿堂の屋上にドデンと座って試合を睥睨するOgasawara監督の「イタズラ合成写真」。ブログを検索するとあれはもう2012年のブログであった。ヘビロテユーザーならご記憶にあるかも。あのときは恐いもの知らずだったのかもしれない。

2012年「踊る白球」
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さてどえらく長くなってしまった。最後がメインイベントなんである。
フレンズ試合後に中学野球に行っているNatsuki母からフレンズLINEに吉報が入った。
有馬中学校野球部が本日実質上の関東大会「文部科学大臣杯関東予選」に勝利し、来年三月に開催される」全国大会出場が決まったのである。埼玉代表と11:3の勝利。
昨年は有馬フレンズが高円宮賜杯で全国ベスト16、今年は富士見台ウルフが同大会全国ベスト4、そして同じ宮前区の有馬中学が来年全国へ行く。この文字群を見ているだけでワクワクしちゃうではないか。宮前の誇りと思いたい。以下メンバーを列記。
有馬中には鷺沼ヤングホークスから2年Kurashige、Yamana、Saotome、1年Sashiki、Shimizu、Ishii、Kimuraの7名。
有馬フレンズからは、2年Sakayori、Toyoda、Ohmori、1年Kamiya、Sone、Ihara、Wakamiya、Nakamuraの8名が在籍。
他にも有馬子ども会など宮前少年野球出身は数多く。
フレンズ監督Itohが来年のスケジュールの都合をつけて、是非有馬中の応援にフレンズ軍団で乗り込もうかと話していた。(横浜スタジアムにて)

全国の風景って、...凄いぞ。
中学野球ならばそれもひとしおだろう。
頑張れ宮前、頑張れ有馬中学校。宮前少年野球の誇りを胸に。

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2016年11月18日金曜日

はたはたぱたぱた

お蔵入りネタを免れたもうひとつの試合があった。(フレンズでもないのにおこがましい言い方で申し訳なし)フレンズVSバーズ戦のあとの、新人戦花の台フラワーズVS向ヶ丘サンダースなんであった。
試合前になるとどーゆーわけか、鳩たちがぱたぱた、はたはた、ワンサカやってきて群舞するんである。マウンドに降り立つと一所懸命ナニかをついばみ始める。ロジンバッグから漏れた粉がそんなに旨いのか?ロジンの成分を調べてみたら、炭酸マグネシウムが大勢を占めて、松脂の粉末が15%。「滑り止め」の成分はこれだった。来年受験生の諸君とお笑い芸人に提言したい。お守りにはこの「滑り止め」ロジンバッグを携行されたし。

両先発投手の勇姿。


試合前もことあるごとに鳩が、はたはたぱたぱた...。

花フラベンチ。連合でお馴染みのSatohさんはじめOgawa、Aoki両氏。

サンダースベンチ。Takeshima監督とAoki、Kosaka両氏。スコアラーはこれまた連合クラブの歴戦を経てきたTsudaさん。

熾烈な戦いが展開。

試合中なにかにつけ鳩が、はたはたぱたぱた...。

宮前少年野球連盟の誇る連盟審判団の面々。試合後は丘の上で試合を振り返り、審判同士でジャッジメントについての反省会を開くんであった。非常にアカデミックである。

報道陣のビデオカメラも林立している。西新宿の高層ビル群のように。

試合後もどうしたものか鳩が、はたはたぱたぱた...。

感動的な風景や生き物に遭遇した時、写真好きは本能的にレンズを向けるものだ。筆者も昔からそうだった。ゴジラが襲ってきたなら恐怖で逃げるよりも、感動が勝りまずカメラを向けるに違いない。小学生の時にこっそりオヤジのカメラを持ち出して、初めて撮った写真の感動はいまだに忘れない。初心に還ることは大事なんである。
昔から言うではないか。
「写真忘るるべからず」
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