2017年1月8日日曜日

2017Queens始動

土曜日はおそらく全国どこの民間スポーツ団体でも、おしなべて○○始め、あるいはグランド開きなどをやったのではあるまいか。フレンズは日曜なんであるけれど、Queensでは第一公園にてそれが開催されたんである。
因に7日土曜=Q練習初め、8日日曜=Fグランド開きでもって翌週土曜=Q新年会(鮨パーティー)日曜=F2017壮行会、更に翌々週土曜=Q卒部式、月末の28日土曜は宮前区少年野球連盟総会、新年会なんであった。

恒例親子野球の開催。写真は皆をくまなく撮ったつもりだが、全員を掲載するとあまりの容量オーバーでサーバーがクラッシュし、ややもすると全世界が停電しかねないので、断腸の思いでざっくりチョイスの34枚なんである。


母たちの中で左バッターが意外に多かったのにはちょっと驚き。どんどん行っちゃう。


「脚ながっ!顔ちっちゃ!」のモデルのようになったQ姫OBのSunaも参戦。さぞかし学校ではモテるのだろうな。きっとKitamatsuオヤジは気が気ではないに違いない。筆者もついこの間のように記憶するが、中学高校の娘を持つ男親というものは、その時期は何かと心配しちゃうんである。男親は息子には厳しく、娘には甘いというのが常。悪い虫がつかないようにと願うしかないんである。因に筆者の息子は有馬中学の同窓生と結婚し、娘は川崎北高2年の時に一個上の先輩とつき合って結婚している。

さてこれもQ姫OBのIchikaの弟くん、いつの間にか打席に立たされてバットを持つことに。「ちっちゃ!」キャッチャーのAyanoがひざまずいてもまだ「ちっちゃ!」

コレだけを見たらおっすげえ打った!と思えるが、実は球がホームに届く前、まだこの位置でフルスィング、あっぱれな空振りであった。

お次は父やコーチたちも打席に。どこのチームでもそうだがやはり遊びと言えど本気モードで打っちゃうのがオヤジなんである。


Kitamatsuオヤジはこれぞバッティングのお手本と言えるようなスィング。

続いて今年も6年親として背番号を背負う長島茂雄コーチ。

おっと違ったKurashigeオヤジ。(^-^)

筆者も打つことに。もう全く自信がない。10年ほど前は有馬ドームのプールにホームランを打ったこともあったけれど、今はボールに目が追いつかないんである。投手板と本塁の真ん中あたりからボールがふいに消えていなくなり、気がつくとキャッチャーミットに納まっている始末。ましてやここ数年あまりグランドでも体を動かさなくなっているわけで。と、言い訳しておこう。空振りツーストライク後、Honamiの落差のある超高速スライダーに翻弄されて身を乗り出し大空振りであった。なんて、ただのボール球をムキになって合わせようとして失態を演じてしまったんである。ああ、恥ずかしい。宝くじが当たったらバッティングセンターを買い取って、BMWのRV車をキャッシュで購入し毎日通いたいくらいだった。Kurashigeさん撮影、Kitamatsuさん経由でLINEで送られて来た写真。何やってんだろこのオッサン。「恋ダンス」の練習をしているのではない。

監督Koshimizuさんや今季から背番号を背負うSatohオヤジ。

Queens名物「とん汁」の準備をして戻ってきた今季母会長のKurashige母。バーズでもノッカーを務めるほどのソフト経験者であるYoshikawa母。ライナー性の素晴らしいヒットをかっ飛ばす。

最後はMurata代表やSohma会長も参戦。会長の手にしているバットが爪楊枝のように見えた。

お昼からはとん汁大会。どこのチームでも母たちはこういう時頑張っちゃうのだ。頭が下がる。とてもうまかった。ありがとう、ごちそうさま。


上のオトナ3人の笑顔も良いが次のこれが本日のベストショット。
冬の木漏れ日を浴びながら、白い湯気の立つ豚汁をうまそうに食べるちいさい姫たちの一葉。

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2017年1月5日木曜日

ポケモンGOと想像力

新年早々カミングアウトしなきゃなんである。これを告白することは筆者にとっては辛い苦渋の選択なのだ。あれほど忌み嫌っていた事だったのに、私は足元をすくわれて穴にはまり込み片足が抜けなくなって毎日を過ごすことになったのだった。まだ片足で良かった。両足あるいは首までどっぷり浸かっていたら一人のオトナとして、或いはいち社会人としての立場を失っているに違いない。もっと極論すれば人間としての自己の尊厳すら自ら放棄しなくてはいけないかもしれない。

ここまで読んだ読者は「えっ!まさかおまえ、アレに手を出したのか」と、昨年雑誌TVを賑わせた元プロ野球選手Kや人気俳優Nをとっさに思い浮かべたであろうか。
そーなんである。

おっといやいや、そーではない。
いい年ぶっこいてアレにはまってしまったのだった。

ポケモンGOなんである。きゃあ恥ずかしい。バレてしもた。

ブログでも以前書いたけれど、スマホゲームなんて全く興味がないのだけれど、もし手を出したらもしかするとハマってしまう危険な匂いを感じているので、一切やらないんである。ゲームなんてやるくらいなら本を読む。しかし昨年このポケモンGOが世界的現象になり話題沸騰だったので、無料であることを良いことについDLしちゃったわけで。漫画原作も見たこともないし、「ピカチュウ」くらいは知っているという程度だった。飽くまでも手の空いた時に、または仕事の合間の気分転換にやっている程度ではあるが、恥ずかしながらハマってしまったのであった。たぶんもっと面白いゲームはこの世にゴマンとあるのだろう。
ネットニュースで読んだのだが、当時あれだけ熱狂した若者のポケモン離れが激しく、今やポケモンやっているのは中高年が多いとあった。その一人になっちゃったんである。確かにバスに乗っていても街を歩いていても、やってるとおぼしき人は中高年が多いのが実感。ポケストップのエリアに行くと、だいたいそういう中高年が立ち止まってスマホを手にしているわけで。ご同輩というわけだ。

ポケGOの内容を書くブログではない。ポケGOになぞらえた「想像力」の話なんである。
何かを見た時に「あっコレ何かと似ているぞ」と思ったことはないだろうか。例えばもこもこに着膨れしたダウンジャケットを着た人を見ると、ミシュランタイヤのキャラクターを連想したり。もっと分かりやすい例で言えばお笑い芸人のアンガールズ田中を見ると、タカアシガニ(高足蟹)みたいだなとか。筆者初めてTVで彼を見た瞬間タカアシガニを連想したんである。のちに実際彼はそれを持ちネタにした。
冬の小学校にもポケGOのキャラクター(ポケットモンスター)がいっぱい潜んでいたんである。一個見つけると次々と想像力をかき立てられる造形が出現。飽くまでも筆者的な連想の域を脱しないので、読者の方には「これのどこが似てるっつーのよ?」と反論もあるかもしれないが、一気呵成、グランドの廻りを一周しただけでこれらを発見したので掲載したい。
まずは、これがドードーの進化系ドードリオ。

こいつから連想して撮影したのがコレ。(昨年末のフレンズ、有馬小にて)

ねっ?でしょ!このセンス分かる人にはワカルけれど分からない人には、お手上げなんだろうな。
次はこれ。タマタマの進化系ナッシー。

ちょっと無理があるが、似てるのがあった。ここでパイナップルの樹を持ってきてはいけない。そのまんまになってしまうからだ。飽くまでもグランドで発見したものに限る。

じゃあコレはどーよ。カイロス。

クワガタ虫の写真ではいけない。直感で感じるとこうなる。

これは妙なポケモン、スリープ。ブタかアリクイがモチーフだろうか。

これから連想したのがコレ。但し相当想像力を働かせないといけない。じっと見比べるとやがてそう見えて来るに違いない。かなりマニアックではある。
筆者のオンボロバイクだった。

じゃあこれはどーよ。タマタマ。

これは一番似てるはず。まさに球球に銀杏の落ち葉。

最後はヒトデマン。

一番似てるのは警視庁のエンブレムなのだが、写真はここにはない。信号機の柱のボックスにくっついてるアレだ。替わりに先日センター北の阪急にある観覧車を見て発見したんであった。

ポケGOに限らずそんな「想像力」「連想力」目線で街を歩くと、ちょっぴり楽しくなるかもしれない。毎日漫然と歩いている通勤路でもきっと新しい発見があるかもね(^-^)
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2017年1月3日火曜日

小説「月に雨降る」31

兼六園を出るとさすがに疲れた。香林坊方面へ戻る途中で見かけた、赤いトタン屋根の民家を改造したようなオープンカフェに入ろうと思った。希伊を見ると彼女は一瞬立ち止まり、じっとその店を凝視していたような気がした。何かこの店に感じ入るものがあったかのように。その時の希伊はどこか遠くの記憶を辿るような表情だった。声を掛けようと思った龍一だったが、彼女の横顔の硬さがそれを無言で拒否していた。
明日は犀川大橋を渡って忍者寺で有名な妙立寺まで足を伸ばす予定だった。昨日まで熱いドリップコーヒーを飲んでいたが、二人とも今年初のアイスコーヒーを注文した。
「これはさ、俺のこだわりなんだけど知ってた?」
「ん、何が?」
龍一はグラスにまずシロップを入れてそれをストローで上下にかき混ぜた。そののちミルクをゆっくり蚊取り線香状に回しながら静かに落とす。それからおもむろにストローで底の部分をひと口飲んでみる。次のひと口はグラスの上面に渦巻くミルクとコーヒー本体の融合する部分を吸い上げる。
「この手順をひとつでも間違ったらアウトなんだ。最後の上面を啜った時にそのコーヒーの真価が判明するんだよ」
「何それ?」
「ミルクの甘みとコーヒーの苦みが融合するその絶妙な領域を味わうのが俺の流儀なんだ。その場所は河口付近で海水と淡水が混じり合うみたいな所なんだよ」
「何それ?」
「まあ、女には分からないかな。いわゆる男のこだわりってやつか」
「何それ?面倒くさっ。胃袋に入っちゃえば一緒じゃん」
希伊はニコニコしながら続けた。
「男のこだわりって言うか、それはリュウ個人の思い入れじゃないの」
「うん。そうか、そうかもな、確かに」
毎日同じ屋根の下に暮らす男女でも、時にこういった相手の細かいことや微妙な性格の違いなどには、思いのほか気がつかないものだということに気がついた。『気がつかないことに気がついた』というフレーズに思わず龍一はニンマリした。
「何をニヤニヤしてるの。変な人」
希伊にこのフレーズの可笑しさを伝えると希伊も相好(そうごう)を崩して、ころころと笑った。
龍一は思った。希伊にはどこか不思議な領域を持っていて、それは龍一と希伊の交わる最大公約数を越えた部分に、何人(なんぴと)も立ち入ることの出来ないエリアがある。何か自分には推し量ることの出来ない秘密めいた穴蔵のような場所だ。何でも言いあえる仲だったが、希伊は俺に言えない秘密を隠し持っているような気がした。それは悪意のある嘘とかではなく、言いたくとも言えない種類のように思えた。
こののち数年後それが判明するのは、雨が次第に強くなってきたあの土曜の晩の希伊の独白だったが、この時の龍一には知るすべもなかった。
「ねえリュウ、なに物思いにふけってるの」
「いや、なんでもない。宇宙の起源にまつわる混沌としたカオスの中にいる自分に思いを馳せていただけだよ」
「あら、宇宙に行っちゃってたの。そりゃ大変だ。酸素ボンベの残量は大丈夫?でもそんなことよりさ」
カフェの外はいつの間に夕まぐれの微妙な薄い闇が足元に忍び寄って来ていた。いたずらっぽい目をして希伊は続けた。
「もうホテルへ行こうよお。疲れたし、お風呂に入ってごはん食べて、それから」
「それから?」
希伊の瞳に浮かんだ熱を帯びた色を見て、龍一の体の芯も熱く重くなるのを感じた。

恵比寿のバーで龍一はそんな昔の想い出にひたりながら、希伊はいったい今どうしているのだろうと思った。そんなことは今まで何度も想像してきたが、四十を過ぎてその頻度と深度は増すばかりだった。今でも髪の毛はショートカットなのだろうか。どんな化粧をしているのだろうか。なんの仕事をしているのか、或いはしていないのか。暮らしぶりはどうなのだろうか。そして最後に思うのはいつも決まっていた。
「結婚しているのだろうか」
常識的にはすでに結婚して子どもがいて当然だった。頭では分かっているつもりだった。どうか幸せな家庭を築いていて元気に暮らしていて欲しいと願う、心から。しかし、もし、まだひとり身だったとしたら。そう考えるといつもその先の思考にまで及ばず、深くほの暗い沼のほとりで立ち往生してしまう龍一だった。

「おい、神島。どうした、しっかりしろ、傷は浅いぞ」
真壁の言葉でふと我に返った。ここは金沢ではなく恵比寿だ。どうやら希伊との過去の時間にタイムスリップしていたらしい。なぜか最近希伊への執着心がいっそう強くなってきたようだ。自分では如何ともしがたい心のうねり、気持ちの転変だった。最近の俺はどうしたのだろう。このままで良いのかと自問自答してみる。
「すまん真壁。俺の怪我は致命傷のようだ。俺を見捨てておまえは先に後方部隊へ戻れ」
真壁も負けずに返して来た。
「何を言う貴様。俺はおまえを背中に背負ってでも日本へ帰るぞ」
「貴様こそ何を言う、敵はすぐそこだ、共倒れになるぞ。故郷(くに)に帰ったら女房によろしく伝えてくれ。俺はもう逝く、ううっ」

龍一が喉に左手を当てて、右手を天に向かって突き出すと、やっとこの茶番のオチに笑いが起きた。気がつくと店には二組の客もいて一緒に笑ってくれた。隣の恭子に目線を転じると、顔はからからと笑いながらも、瞳の奥には不安と淋しさの入り混じったものが滲んでいた。龍一の最近頻繁になった、独り殻に閉じこもったようなもの思いに、言い知れぬ淋しさと微かな猜疑心を感じる恭子だった。
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2017年1月1日日曜日

2017 年賀像


あけましておめでとうございます。
今年も少年野球「晴耕雨読」BLOGをよろしくお願い致します。

元旦の朝...いやこれは頭痛が痛いと同じで日本語の用法の間違いであった。元日の朝の神明社方面を撮った画像で、年賀状ならぬ「年賀像」。これも毎年の恒例なんである。
思えば一昨年の今日、2015年1月1日のブログを見ると午前中そこそこ晴れていたのに、午後天候が急変しどえらい吹雪になったのは記憶に新しい。あれには仰天した。今年は雲ひとつない晴天であった。

昨晩、というより大晦日の0時を回って結構酒を飲んでいたんであるが、一念発起しこの有名な有馬神明社に出かけてみることに。夜中にここへ来るのはたぶん十数年ぶりだろうか。ん、数年ぶりか。まあどっちでも良いと、己の記憶力の低下を気づかぬふりをしてみる。静かなざわめきに包まれて境内は賑わっていた。


焚き火の廻りでは高校生や帰省してきた同級生どうしなどの会話が聞こえてくる。「すみません、写真撮ってもらえませんか?」見知らぬ家族どうしで写真を撮ったり、撮ってあげたり。筆者人ごみで足を踏まれそうになった。「あっすみません」「いえ、こちらこそ」
日本人の特質なんだろうか。おごそかな空気の流れる大晦日や新年の夜は、人は少しだけ他人に優しくなれる。世界中の紛争地にこの空気を少しでも分けてあげられればいいのに。

関東でも有数の有馬神明社の立派な神輿。やはり鳳凰の目には青色LEDが仕込まれていた。う〜む、なんだかなあ〜。


......さて今年も年が明けてしまった。
2017年、読者のみなさまには、幸多き年でありますように。
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