2018年5月29日火曜日

猛攻打線に屈す

防犯大会はすでに閉幕したけれど、後追いでよろしければの「晴耕雨読」なんである。しかしながら、3試合ぶんと閉会式を微に入り細に渡って記述することはほぼ不可能に近いわけで、まるで考古学者が恐竜の骨を発見したのちに、研究論文を3年がかりで著すようなものである。ゆえに極力端的にかつフラットな文章で臨みたい。

準決勝フレンズの相手は長年宮前の常勝軍団の名を欲しいままにしてきた、王者ウルフなんであった。この一週間熟慮黙考した筆者の見立てでは、フレンズがこのところの勢いを堅持してミスを減らして一枚岩となって臨み、なおかつ相手守備陣に僅かなほころびがもしあれば、そこを怒涛のごとく攻めて行けば、決して撃破することは夢ではないと思っていたんであった。W軍にしてみれば「我が軍も舐められたものよのう。何をちょこざいな、片腹痛いわ、ワッハッハ」と言われそうだが、可能性はゼロではないはずだ。
...はず、だった。

先発マウンドはFはAki、Wはどうするのだろうと注目していたが、エースHinokiharaくんだった。

鉄壁の守備が伝統のWに初回から二つの敵失が出て、Fが2点先制に成功。この時までは「ほらね、言った通りじゃん」と自分につぶやいてみる。いきなりの初回からWはタイムまで取る展開になったのだった。


しかしなんである。ぬか喜びはここまで。取られたら取り返すのがWの真骨頂。猛打爆発7得点しあっさり逆転し2:7。


2回表FはAkiのタイムリーで1点を返すのがやっと。とは言えこれでまだ望みを繋いだ形になった。諦めるにはまだ早すぎる。

しかしその後もWの猛攻が続いた。全安打中、ほぼ半分が二塁打以上の長打攻勢。F軍だって決して四死球がべらぼうに多かったわけではなく、失策も3個のみだった。(※上部大会に行けばエラーしないのが当たり前で、失策数3個はほぼ致命的な数ではあるが)結果地力に優ったWが決勝へと進んだ。


ダークホースが表舞台に躍り出た気分。厳しい見方をすればいくらでも反省点はあるも、Fは準決で涙を飲んだとは言え、Fナインはよく頑張ったと思うのだった。低迷時代のFを想起すれば、たとえベストフォーと言えど十分評価するに値する今大会だったと思う。8月の県大会の東京新聞杯が決定し嬉しいのは間違いないが、是非とも宮前代表として大舞台で恥をかかぬような、勝っても負けても骨太な試合をして欲しい。

さて、ここまではフレンズのブロガーとしての立場にて。
ここからは連盟広報としてのブログなんである。フレンズから幽体離脱して、なるべく公平な立ち位置での「晴耕雨読」なんである。広報と言えば連日報道されている某N大の某おじさん広報のような人にはなりたくないものである。フレンズやQや連盟のブランドが「地に落ちぬよう」配慮せねばなんである。反面教師。

準決もう1試合はイーグルスVSモンタ戦。両チーム共に打撃のチームという印象が強い、重量打線を誇るチームである。特にイーグルスは相手投手がどんなに優秀でも「打つ」わけで、ひとたび打線に火がつけば消防庁の猛者が消火に奔走しても、手がつけられないほどなのだった。
スコアブックがないので写真中心に。

遠くを見遥かすとレフト後方にフレンズオヤジどもと長老組が観戦していた。筆者はこの日、連盟で酒を飲む予定があったためバイク通勤ではなくアシがなく、昼飯に同行することは出来なかった。フレンズの第四公園へも断念した。

やはりE打線の前にMベンチもなす術なしか。嵐の中にあって策を講じる間も無くあっと言う間に終わってしまう試合ってあるものだ。過去に苦渋を飲みいくらでも経験してきたわけで。



終わってみればE軍団が圧勝。
このあと第四公園で3位決定戦がフレンズVSモンタで開催。ほぼ同時刻で第一公園ではいよいよ決勝戦なんであった。
やはり写真中心と言っておきながら、結局終わってみれば文章長くなったし、いつもの「晴耕雨読」的駄文の垂れ流しなんであった。
決勝、閉会式の模様はまた次回。
今度こそ時間かけずにサックリ行くぞと、肝に銘じながら筆を置くのだった。

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2018年5月27日日曜日

夏はすぐそこへ

歴史ある2018年宮前防犯大会が閉幕した。上位4チームは上部大会へ。フレンズもその御多分に洩れず8月の東京新聞杯に参加が決定したのだった。準決で敗れ、3位決定戦での激闘に涙を飲んだとはいえ、その大健闘に我がチームながらエールを送りたい。ギリギリの少人数で挑んだ、数年ぶりの県大会進出のフレンズナイン選手と指導陣、サポートの父母たちに心から拍手。

本来ならばこの日曜夜にブログアップすべきところ、筆者とてニンゲンだもの的、あいだみつを的心境にて今日はとても無理なんである。膨大な写真を取捨選択し、記憶の海を徘徊し回顧しつつ文章化するのは、かなりの粉骨砕身せねばならず、粉骨砕身しちゃった暁には骨を蘇生することも期待出来ない老体ゆえ、今日はこの写真だけでご勘弁願いたいのだった。特別な理由があって今晩は非公式広報として連盟打ち上げに初参加し、帰宅後の今も心地よい酔いで頭が回らない状態なんである。

優勝は「白旗台イーグルス」
決勝は常勝軍団ウルフとの逆転また逆転の超猛打戦、空中戦を制しての勝利だった。その痕跡を残すのがこのスコアボード。

今日は試合後の優勝チームの「華」、エールを送った後の「愛と青春の旅立ち」的帽子投げの写真をアップ。8枚ほど連写したうちの一番高く帽子が舞い上がったベストの1枚。Wada監督自らも参加してのものだった。

.......
今週も仕事が詰まっているゆえ夜に余力が残っている時に準決、決勝の様子はまたいつかなんである。

第一公園球場にも、もうすぐ本格的な夏がやってくる。

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2018年5月22日火曜日

上を目指せ、自信を持って

防犯大会2回戦なんである。筆者が戦場へ赴いた時は折しもウルフVSワイルダース戦であった。1回、2回と両者共に譲らず0:0、しかし3回ウルフ打線が本領発揮し、大量11得点を挙げて試合を決めた。


いよいよブルアロVSフレンズなんである。試合前の本部裏では「結構、拮抗したゲームになるのでは」との見方があった。フレンズは前試合で良い勝ち方をしているので、この調子を堅持し臨めば...とは言え、堅い守備力と強力打線のあのブルアロである。果たして。


Fは初回裏敵失や二死満塁から、Manatoの選球眼で押し出しなどで2点を先制。更に3回裏にはここまで無安打だったF打線、Akiに安打が飛び出し、Ichiyaにも綺麗なレフト方向への得点打などが出て4点追加、6:0と点差を広げる思わぬ展開となった。


更に圧巻は4回だった。先頭打者Shohの渾身の一撃による白球は、センター上空をギュンギュン唸りをあげて飛翔。あわや「行く」かと思うほど迫力のある打球はセンターオーバーの見事な二塁打。2番Tsukasaが手堅く送り、その後生還し7点目を追加。

続く3番は一死走者なしでAkiが満を持しての打席。ワンボールナッシングからの2投目を豪快に振り抜くと、打球は高々と五月晴れの宮前上空を舞い上がる。左翼手が懸命にネット際まで背走するも白球はその遥か後方へ見事着弾したのだった。前回も書いたけれどやっと5年になったAki(本当はHideaki)は、宮前少年野球のメッカ第一公園で今季きっと本塁打を打つと思っていた。それを目の当たりにしてやっと思いが叶ったのだった。野球にはどん欲だが、性格が控え目ゆえ皆の手荒な祝福にもハニカミながら応える野球小僧なんであった。



その後もM.Harutoの渋い執念の内野安打や、Ichiyaのスタイリッシュなタイムリーツーベース、最後はK.Kaitoのレフト前得点打で10点差となり結果この時点でコールドゲームとなった。
Akiのド派手なホームランに隠れがちだが、それよりも嬉しかったのが主将Shohの投打に渡る大活躍だった。素晴らしいセンターオーバーも良かったがそれを凌駕する投手成績が素晴らしい。初回被安打1はあるものの、その後は強豪打線に対し無安打無失点無四死球。味方守備も1失策のみ。最初は好投、次第に力投、最後は快投、いや大快投と言えよう。打線が奮起して得点できたのはこの投手の快投でゼロ封にしてくれた安心感あってこそではないだろうか。このShohの投球に呼応するかのように飛び出したのが、Akiの本塁打のような気がしてならない。チームに活力と勇気を与えたのが彼のピッチングだったと思うのは穿った見方だろうか。

来週はいよいよ準決、決勝。フレンズにとっては数年ぶりの快挙である。来週は巨大な王者の壁が立ちはだかっているが、ベスト4に甘んじる気はない。今の俺たちにはもっと上を目指すチカラがあると信じよう、自信を持って...。
.......
3試合目はリトルグリーンズVSイーグルス戦。シートノックと主審のプレー宣告を聞いてのち連盟広報としては後ろ髪引かれる思いで筆者は戦場を後にした。

かつて監督Itohくんと同級生でフレンズOBの息子の家に行く約束があったのだった。宮崎台から田園都市線に乗り南町田へ。息子の高層マンションから見遥かす関東の5月の青空には一点の曇りもなく、息子の仕事の悩みや嫁さんの日常やマーゴたちと拙い会話をしながら、清々しい気分でビールをあおったのだった。

夕方フレンズLINEに祝勝会のお知らせがあったけれど、自分は行かない方が良いと思いながら息子のマンションを辞する。最近妙に寝不足気味な筆者、帰りの電車ではいつの間にこんこんと居眠りしちゃって鷺沼と違う駅で降りてしまい、久々に酔ってしまったのだった。
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