2018年7月6日金曜日

W杯徒然草2

FIFAワールドカップは日本が決勝T敗退を機に、日本では一応の区切りをみたように思う。しかしまだこれからがベスト8の戦いが 待っているわけで。筆者も日本が敗退したことで、W杯熱が半減したことは正直に認めたいが、それでもやはり今後のW杯は楽しみなんである。小さい範囲で例えるなら、フレンズが大会トーナメント途中で敗退すれば、肩をがっくり落としてしまうけれど、勝ち抜いている他のチームが、まだ決勝に向けて頑張っている姿も見てみたいという感覚に近いかもしれない。「近い」というだけで、サッカーW杯の場合は圧倒的にそれを凌駕しちゃう魅力がある。
区切りがついたところで、ここまでのTV観戦を中心にいろんなW杯情報を見聞し、かつ検分した筆者の感覚的極私的感想を、箇条書き的に徒然草的、吉田兼好的に書いてしまうんである。4年後の備忘録の為にも。文中データに間違いがあるかもだけど、裏を取るのが面倒なのであらかじめ了承されたし。あっちのゲームとこっちのゲームのシーンが混在してるかも。また飽くまで個人的見解なので、そこんとこ4649なんである。

驚愕の初戦コロンビア戦。世界を驚かせた。沈滞ムードだった今大会が一気にヒートアップ。

驚異のセネガル戦。ここまでの二つの戦いで注目されたのは、大迫、乾、柴崎。特に大迫も「大迫半端ねえ」の高校サッカー時代のビデオは何回観ても楽しい。これをパロッた様々な動画も面白い。長友と吉田も相当に評価されているのも嬉しい。2戦ともいろんな意味で世界から注目を浴びる存在に。

喧々囂々、賛否両論の物議を醸したポーランド戦。細かいことは今更言うまいて。試合後ブログに書いたけれど、国内外から酷評された最後の締め方。筆者は書いた。この後の決勝Tでの結果次第では、マスコミは手のひら返すはずだと。結果論と言えばそれまでだが、その通りになったではないか。忸怩たる思いを抱えつつも、監督西野さんを擁護する選手たちのコメントが、その後の日本のマスコミの論調をも変えたように思う。チームがますます結束したに違いない。あの強気の本田でさえも「俺がもし監督だったとしてもこの勇気ある決断は出来なかったと思う」とコメントしている。この辺の筆者の思いは世界が発信する前に以前ブログに書いた。

HONDAジェットでロシアへ行く予定だったけれど、燃料代が捻出出来ずに結局TV観戦であった。
ここまで日本戦含めて他国の試合をリアルタイムでTV観戦したのは、えーっと...17試合。NHKBSで観た録画試合は2、リアルタイムの前半戦だけで寝てしまったのが2試合。
おかげで日中仕事中に睡魔に何度も襲われた。今でもそれは継続中。今年は仕事の依頼が途切れた頃に新しい物件が舞い込む嬉しいパターンが続き、日中も集中しないといけない。フレンズに行ける機会も複合的な理由でここ数ヶ月激減。マジで眠い時はきっかり30分だけと決め込んで、デスクに足を乗せて居眠りに没入しリフレッシュ。専門家に言わすと仕事を効率的にやるには「眠い時は思い切って睡眠を取る」本当はこれが一番いいらしい。ただ、仕事が暇な時もこれをやっちゃうのが自営業の良いところでもあり、悪いとところでもある。

いけねえ、箇条書きであった。長い文章は禁物。明日から新宿の屋外モニュメントの詳細図面を描かねばなんである。今週土日も仕事と所用でグランドには行けそうにない。フレンズと連合の練習試合もあるのだが。

閑話休題。もとい。
決勝Tに進んだ相手は優勝候補の一角ベルギーであった。世界的には悲観的観測が90%以上だったけれど、筆者は残りの10%の可能性、もしかしたらイケるんじゃないかと希望的観測を支持していたんである。とは言うものの、さすがに原口に続き乾のスーパーゴールで2点目を取った時は鳥肌が立った。「ウソだろ、マジかっ」
本気モードになって目の色変えて立て続けに反撃したベルギーはさすがだけれど、だから日本はやはり格下だったとは思わない。W杯では(特に今年は)下克上があるんである。どんな格下でも結果勝った方が一気に格上になる世界。日本は身体能力的にも個々の技術的にも海外トップクラスには劣るのは否めないが、それでも昔のJAPANに比べたら本当に上手くなったんである。昔はパスミス連発やパスやシュートの精度が低く、「これじゃあ世界には勝てんわい」と何度も思ったけれど、近年その差は本当に小さくなったと思う。これに加えて日本ならではのシステム構築とスカウティング分析、それを愚直にひたむきに実践する能力、いわゆる組織力が武器。今大会では見事にこれが功を奏したのだと思う。

それにしても惜しかったなあ。悔しいしあの時あの選手があーしてれば、こーしてればと「タラレバ」を思うのは筆者も含めて素人の証拠。いちファンならば誰しも思うことだ。
GK川島をこき下ろす国内外の誹謗中傷があったりもした。真正面のシュートをパンチングして失点した時は「ウソだろ、今のはキャッチングじゃんか」と我が目を疑った。一転別の試合ではスーパーセーブ連発で絶賛され名誉回復し、また次は猫の目が変わるように弾劾裁判。長年日本のサッカー界を牽引してきた年長の選手にも、一つの試合ワンプレーの失敗で非難轟々。それまでの功績は雲散霧消。それがいち観客の見方なのだろう。
でもこれまでのGLと先日のベルギー戦を機に一気に世界の見方が変わった。敗戦チームに対してこれだけリスペクトした例は数少ないに違いない。試合直後はボチボチだったが、時間が経つにつれてJAPANを称賛するニュースが世界を駆け巡った。これは数日、今でも続々ネット上に流れている。

それにしてもファウルなんである。ベルギー戦では互いにフェアな展開で素晴らしかった。イエローが日本に一枚のみ。対してGLでの韓国は如何なものか。1試合目からファウルの連続で、非難を浴びたにも関わらず、最後までその悪質なファウルはとどまることを知らない。笑っちゃうほどあからさまなファウルを連発。優勝最有力とまで謳われたドイツに勝って歴史的勝利するも、故意的なファウルは相当な数を記録。GLではファウル数イエローカード数も異常なほどで参加国ダントツの一位(パナマが一位だったかな?)。ドイツに勝ったことだけを称賛する韓国マスコミだったが、帰国後の空港での会見では選手たちは不甲斐ないGL敗退にめっちゃ緊張し、集まった客から選手へ何か生卵?かキャンディーを投げられた映像があるのを知ってるだろうか。思わずN大アメフト悪質タックル問題を想起したのは筆者だけではあるまい。強豪国には仕方なくファウルしてでも相手選手を止めると言う正常なセオリーをはるかに逸脱していた。これにも世界の配信は「大国ドイツには勝ったけれど、韓国はファウル大国のレッテルを貼られた」との論調が強い。他国の監督や選手などからもかなり問題視されたようだ。同じアジアとして情けないものである。だけどこれと正対照的に日本のフェアプレーが際立ったわけで。それがあのポーランド戦にいみじくも凝縮されている。サッカー好きのお笑い芸人が言っていた「フェアプレーで勝敗決定するなら日本は即、W杯優勝ですよ」と。一方でそんな甘いこと言ってるから、だから世界に勝てないのだと言うのも分かるけれど、時代はファウルで勝とうとする風潮ではないのは明らか。

また日本人サポーターが毎試合ゴミを集めて帰っていく姿がまた報道されて称賛されている。確かセネガルサポーターも真似していたはず。さらに昨日のニュースでは日本のロッカールームは毎回スタッフが綺麗に清掃していたのだが、決勝T敗退後のロッカールームも清掃したのち、ロシア語で「スパシーボ(ありがとう)」の走り書きのメモが残されていたとのこと。これに感銘を受けた球場のFIFAスタッフがSNSに投稿し拡散。また世界から称賛の嵐。ここ数年、日本では自国を褒め称えるTV番組が人気で、単純に嬉しいと思う反面、若干「日本人自惚れるなよ、こう言う時こそ自戒、自省することも忘れることなかれ」と自分に言い聞かせるように思っていたけれど、今大会W杯では試合内容も含めて、フェアで献身的な日本人と言う報道には素直に嬉しいのだった。

それにしても...。
うわあ、いけねえ、もうこんな時間、AM1:30。俳優ネイマールの演技力について書くつもりだってけれど、ヤバイ時間になった。ネイマールがファウルを受けて大げさに転んで痛がるシーンが、4試合で14分間もあったんだと。あれは恥ずかしい。1mm触れただけで傾斜角度45度の坂を転がり落ちるように大げさに転倒し、今にも外科手術を必要としているかのごとく痛がるのは、見ているこちらが恥ずかしいくらいだ。「インフルエンザの注射に外科手術の演技」と言ったのは母国ブラジルのOB大御所。彼でさえ批判しているんである。実にもったいない姿勢である。異常にファウルを受けた数が多いけれど、実際本当に痛いファウル数はかなり違ったものだろうと思う。あれだけの才能のあるスーパースターには本当に勿体ない態度である。何か信念があってのことなのか、単に若気の至りなのか。

それにしても...。
もうやめようっと。筆の勢い止まらずイケメン軍団と美女サポーターについて書こうと思ったけれど、流石にもう寝なきゃなんである。明日も仕事、深夜は準々決勝が始まるわけで。
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2018年7月3日火曜日

ありがとう!

ただいま5時。
夜は明けた。
ベスト8まであと一歩だったけれど、感動の素晴らしい試合をありがとう!
彼らを誇りに思う。


2018年7月2日月曜日

「89」

急がねばならない。23時からブラジルVSメキシコ、そしてAM3時からいよいよベルギー戦なんであった。今日はさほど忙しくなかったので、たっぷり仮眠をとってから深夜徹夜を目指すつもりだったのに、30分ほどしか眠れなかった。この状況で朝5時まで持つんだろうか...持つんですこれが。だってワールドカップだもの。ただし明日、いや明日どころか数日間は頭がボーッとしちゃってたまらんことになるのは覚悟の上だわいな。しかし金曜までには体調を正常値に戻しておきたい。何故って?金曜深夜3時には日本とブラジルの準々決勝が待っているからだ。あるいはもしかしたら...。私に電話がかかってきて、代表メンバーに緊急招集のオファーがあった時のために、私は寝不足を解消しておかねばならないんである。

という妄想はさておき、土曜のQueensブログ。ブログというより写真集的な。
話はそれるけれど、とても感銘を受けた話がある。長年ブログを書いてて良かったと思えるような。久々有馬小へ行ってNatsu母に聞かされた話。Natsu母とは前回ブログ登場のOhmoriオヤジの愛妻なんである。世の中にこれほど「似た者夫婦」があろうかというほど、がっつりキャラかぶりの夫婦。しかもイケメンとイイ女のカップル。(なっちゃんに言わせれば「イケメン」には異論があるだろうが)。いつも明るく周りの人たちを元気にしてくれる夫妻なんである。そのなっちゃんが言っていたのだった。昔の小生の「晴耕雨読」を読み返すと今は高校生になった息子Hiroの小さい頃の話が書いてあって、その頃の写真も載っていてとても懐かしく思い起こせるのだと。そんな話を聞いて思ったのだった。各家庭で写真は撮る。ビデオ動画も撮る。我が子の思い出の記録になる。でもブログには写真だけではなくその時代その時の文章も添えてあるから、当時の記憶がもっと鮮明に蘇るのではないかと。文章が添えてあることで平板な写真に少しでも奥行きが与えられたら本望である。反面、だからこそ、思慮深く自分の意識せぬうちに人を傷つける文章を書いてはいけないと、己に言い聞かせるのだった。しかしそれがために「晴耕雨読らしさ」が失われてはつまらないし。そのバランスはある意味綱渡り的な部分があって、若干神経が疲弊しちゃう時もある。

さて我がQueensブログなんであった。サッカーW杯が間近に迫っているので簡潔に写真中心に。バーズBとの練習試合なんである。


この日はどえらく晴天でくっきりスッキリの写真が撮れた。撮れ高バッチリなんであった。主将ユリッチが三塁線ギリの鋭い打球が僅差でファウルの判定。主審Rinaオヤジは毅然とした大声で叫んだ「ファウル!ファウル!」しかしその後、小さな声で呟いたのだった「...惜しいなあ」両軍ベンチがドッと湧いたのは言うまでもない。VARを要求しても良いくらいの惜しい当たりであった。


バーズ、Queens全員の写真は無理なので許されたし。他意はなく写真的に良いと思ったカットを粛々とアップしちゃうわけで。



宮前公式戦でのフレンズの試合ではFの帽子をかぶり撮影。なるべく本部席には近づかないように心掛けている。いちフレンズのコーチとして徘徊しているわけだから。反して、フレンズ以外の試合では連盟広報の立場から連盟帽子に被り直し、堂々と本部席にも出入りする。既得権益。しかしだからと言ってバックネット裏からの撮影は己に禁じている。なぜか?投手にはネット裏の風景はほとんど見えないと思うけれど、天候や日光の加減では透けて見えることもあるはず。そんな時レンズがこっちを向いているのを発見したらどうだろうか。全く気にしない選手もいれば、集中力を欠く子もいるだろう。なので第四あたりではネットからだいぶ離れて撮ることはたまにあっても、第一公園でネット裏からはカメラを構えないようにしている。(偉そうに書いたけれどプロ野球じゃないから、少年野球では当たり前のことですね)
しかーし、なんである。投手を正面から撮ってみたいと思うのは少年野球写真好きのあるあるなんではないだろうか。それが出来るのは気心の知れた相手チームとの練習試合だけである。初めて対戦するようなチームの場合は、マナーとして断りが必要だろう。
Q対Bなんである。目立たぬように投手を正面から撮った。うーむ、良いではないか。

バーズ背番号を見て驚いた。Kaiなんぞは89番である。以前オレンジ大会で東京ドーム横の球場でやった相手チームは40から50番台くらいまであって、さすが東京、人口密度が違うわいと驚いたことがあった。T記者はKawataさんに取材しバーズの秘密に迫った。これはセカンドユニフォームで練習試合や宮前以外の試合限定で作ったのだそうだ。子どもに好きな背番号を第三候補まで書かせて決定したんだそうである。ちなみにKaiの89番は「野球」に由来しているそうな。遊び心溢れるアイディアなんであった。

良い写真の続きを。

「もぐもぐタイム」は今年の流行語大賞候補になったけれど、予想通り今は昔、今昔物語。しかしQueensでは未だ健在なんである。アイスだったりお菓子だったり。この日はDaiちゃんの奥さんからの差し入れで山形のさくらんぼや、OBYamaguchi母からの果物だった。実に美味かったのだった。

丘の上の峠の茶屋ではYoshikawa夫妻とUeshima父、Satokoちゃんたちがオトナの談笑タイム。みんな実に、実に、本当に良い笑顔だった。

※ああ、今回も簡単にブログ書くぞと宣言しておきながら、やはりこの長文の「ていたらく」なんであった。書いてるうちにフツフツと文章が湧いてきてつい留まることを知らない状況に陥るのだった。ほとんどビョーキなんであった。
さてブラジル戦が始まるぞ。その次はサムライブルーの魂の躍動が待っている。

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2018年7月1日日曜日

虹のスプリンクラー

久々に週末は仕事を休めたわけで。土曜の午前フレンズはあざみ野へ遠征の練習試合だったけれど、パスしちゃって第一公園のQueensへ。午後になって久しぶりに有馬小スタジアムへ行ったのだった。体育館の長期工事が入っており、グランドの1/3に近い面積がつぶれていたのだった。昔阪神淡路や東北の大震災後、全国の公立校の耐震工事が義務付けられ、校舎の耐震工事が入った時も不自由な思いをしたものだったけれど、今回も我慢の時である。工期は来年3月まで。それまではここでの試合は諦めなくちゃなんであった。かろうじて普段とは逆方向へ本塁を設置し狭いながらもフリーバッティングは出来るものの、例えばAkiなどが長打を放てば校舎の窓ガラス直撃弾も十分あり得るわけで。この日の練習では女子のRikoが鋭い打球を何発もフェンス近くへ運んでいた。そー言えば大昔、打球で校舎のガラスを割った子がいた。学校には申し訳ないが子供の長打力にちょっと「爽快感」を感じてしまったものだった。更にそー言えばとっても大昔、信じられないくらいの大昔、筆者が中学生の時だった。サッカーの部活でシュート練習をしていた時に校舎の階段の窓を割ってしまって、たまたま通りかかった女子生徒に軽い怪我をさせてしまったことがある。あの日に帰って、もう一度謝罪したいとこの年になって思うのだった。

オトナ子ども問わずチームのムードメーカーであり、毎週マネージャーとして様々な手配を担当し、またスコアラー部長としてもスコアラーの担当を決めているOhmoriオヤジ。瞬時に返すギャグは天下一品のキレがあり、周囲を笑いに包む高度なスキル保持者なのだ。フレンズにとっては何にも代えがたい希少価値の貴重な人材なんである。レアメタルのようなもので、中国に売り飛ばせば高値で取引出来るだろうか(^-^)
その彼がグランドにスプリンクラーを作動させた。最初は気づかなかったのだが、何度目かに見事な虹が出現したのだった。スプリンクラーで散水すれば必ず見れるわけではないのに、この時は実に綺麗に現れたんである。

シュンシュンシュンシュン....。
スプリンクラーの放水の移動に伴って虹のカーテンが降りてくる。時系列に従って左から右へ徐々に大きくそして広く。二本の放物線が交差した時、虹のカーテンは完璧なものになった。かつてなんどもスプリンクラーの虹は見たけれど、こんな素敵な光景は初めてだった。
放水を止めた時、一瞬で虹も消え去る。
儚(はかな)い夏の日の光景だった。
明日は仕事中のBGMにiTunesで山下達郎の「スプリンクラー」を聴きながら仕事しようか。「さよなら夏の日」は8月の終わりに聴きたい曲だ。今はまだ夏が始まったばかり。
※今日曜23時。ロシアVSスペイン戦が始まったので筆を置く。Qのブログはまた後日。


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こんな試合が観たかった

少年野球ブログでサッカーの話を書くのはいかがなものか?
いいんですか?...
...いいんです!
だって4年に一度の血湧き肉躍るW杯なんですもの。

日本のGL(グループリーグ)第3戦、ポーランド戦については国内外から酷評の嵐を受けている。その気持ちすんごくよく分かる。筆者もリアルタイムで観ていて忸怩たる思いでTVを観ていた。でもそれはイチ観戦者の目線である。あそこでなんでFWではなく長谷部を投入したのかと我が目を疑ったのだった。しかし代表や西野監督に思いを寄せてみよう。あそこで前線に前がかりで仕掛けて、ポーランドにカウンターから追加点を奪われたら万事休す。この試合に勝つことよりも真の目的を鑑みれば、GL突破し決勝Tに行くことだ。確率的に最良のリスクマネジメントを選択したのだと思う。セネガルが一点入れればこれは最悪の選択となって、もっと酷評されたに違いない。その全てを背負っての西野監督の決断。もしイエローの数で勝敗を決めることに異議があるなら、それはFIFAのルール策定を見直すべきで、日本が悪いわけではない。サッカーは「結果が全て」とよく言われる...。それに準ずれば、結果終わってみればちゃんと決勝Tへ行けたじゃん。もう一方のリスクを犯して点を取りに行った時に果たして同点ゴールをあの時間帯で取れただろうか。むしろカウンターからの失点の可能性の方が大きいとの判断があったのではないか。ポーランドとの利害も一致していたから相手も無理に攻め込んでは来なかった。
海外のメディアは酷評だ。しかしあなたの国がもし同じ場面でリスクを侵して点を取りにいき、結果決勝Tに行けなかったらどう思うのか。手のひら返して「あの時時間を稼ぐ戦法があったはずだ」と、報じるに違いない。
もちろん筆者だって最後の望みを捨てずにアグレッシブに同点ゴールを目指して欲しかったとは思う。それで結果負けても良いではないかと、今でも思うことはある。(いや負けてはやはりいかんわい)しかし代表メンバーにしてみれば、この試合の勝敗よりも、最低限の目標の次のステージに行くにはどうすべきか。それには一番リスクの少ない選択肢を選んだのだった。ただしセネガル次第ではもっと火に油を注ぐことになり、究極のギャンブルではあった。
西野監督は後日選手らに「最後に不本意な試合をさせてしまって申し訳ない」と頭を下げたそうだ。しかし選手たちは監督の采配に異を唱える者はいなかったと想像する。むしろ「そこまで点を取れずに監督に苦渋の選択をさせてしまった我々の方が申し訳ない」と言った選手もいたと言う。監督と選手が一枚岩となったと思うのだった。
これを最強得点ベルギー戦での戦いで勝利すれば、マスコミの評価は一転するだろう。「ジャパンのあのGLの選択は間違っていなかった」と。そう言わしめるためにもベルギー戦が大いに楽しみなんであった。

さて今AM01:30。決勝トーナメントのフランスVSアルゼンチンを観終わった。
素晴らしい試合を見せてもらった。こんな試合が観たかったんである。試合会場は9割がアルゼンチンサポーター。ふと思った。観戦に来るには一人数十万の出費があるはず。アルゼンチンってそんなに経済的に豊かだっけ?と思ってしまったんである。富裕層が大挙して押し寄せたのだろうか。国内経済は決して豊かではないと思うのだけれど、筆者が間違っているのかもしれない。
メッシには頑張って欲しい。先の試合で最後に見せてくれた背後からのロングボールを正確無比の膝トラップで神的シュート。ゴールよりもあの膝トラップに惚れ惚れしちゃったんである。加えて「貧しい家庭に生まれて...それでも夢を掴んだ伝説の英雄」的なストーリーにも弱いんである。
しかし最後のW杯となるであろうメッシはここを去ることになった。
(翌朝知ったけれど、ポルトガルも敗退しC・ロナウドのプレーも見られなくなった)

対してフランス。19歳エムバペのなんと素晴らしいことか。ライオンの追撃を軽々とかわして逃げ切るカモシカのようなドリブル。彼の脚には見えないターボエンジンが装備されているかのようだ。この選手のプレーをもっと観たいと思えば、フランスに勝って欲しいと願う自分がいる。しかし反面、メッシの真骨頂のプレーももう一度観たいと思えばアルゼンチンに勝って欲しいし、なんとも致し返しであった。
フランスで目を引く選手がいた。ちっちゃい選手、エンゴロ・カンテ。なんと168cmの選手で強豪フランス代表にスタメン出場。同僚ジルーが言ったそうだ「ピッチには12人の選手がいる」カンテのその小さいながらの働きを評価するうまい言葉だった。
宮前少年野球にも野球大好き小僧がいっぱいいるけれど、中でも小柄でも本当に素晴らしい子が何人もいるのを歴代見てきた。フレンズでもそんな身長差をものともしない素晴らしい選手が何人かいた。体幹の強さ、瞬発力、持って生まれた野球センス。野球もサッカーも好きな筆者はそんな子らに、このカンテの大舞台での活躍を見せてあげたいと思うのだった。野球小僧にも通底する、実に愛される顔をしているではないか。こんな選手も応援したくなるわけで。
※以下画像はネットから引用。

ベルギーVS日本戦は7月2日の深夜3時。(正確には日本時間3日AM3時)
まだまだこの楽しみを先に維持してくれた日本代表チームに感謝。
オマケ。
アルゼンチンの監督の頭には親愛の情を感じる私。丸い頭のつんつるてん。
マラドーナ的キャラに通ずるなんとも愛嬌のあるオヤジである。

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