2018年7月19日木曜日

太陽と夏に罪はない

第一公園球場に残った筆者はそのまま、第二、第三試合と観戦取材したんであった。
ライナーズVSブルアロ戦。

いきなりの初回からブルアロの猛攻が始まったのだった。詳細はあえて割愛させていただきたい。

初回のライナーズの守備が20分近くなった頃、本部裏はにわかに慌ただしくなった。この暑さである。1イニング20分を超えたら給水タイムが運営上義務つけられている。少しでも早く給水させてあげたい。18分頃だったろうか「この打者が出たら「水入り」にしよう」
同時に審判団も「水入り」になったのだった。

時計を止めて試合再開。すでにふた桁得点に至っている。それでもなかなかチェンジに至らず。ライナーズナインを不憫に思う一方で、逞しく育って欲しいし、こんな経験も野球少年には終わってみれば良い思い出になるかも。と思う反面、いやいや何か事が起きてからでは遅いし、近年の熱中症に関する報道は広く喧伝されているわけで。結構思い惑う場面なんであった。筆者やオトナの経験値では昔は「根性論」で一蹴された時代だったけれど、そんな話は今は通用しない。サッカー少年だった筆者は、練習中水を飲むこと自体が罪悪だった。うさぎ跳び全盛の頃である。スポーツ科学の見地と事故防止の観点からも、適切かつ効率的な水分補給は重要なことである。選手のパフォーマンスを維持する為にも。


.........
しかし太陽と夏に罪はない。仰ぎ見るギラギラの太陽を恨むのではなく、ヤツと友達になって欲しい。
猛暑の中第三試合はバーズVS花フラ戦。試合前バーズYoshikawa夫妻と談笑。バーズ先発マウンドはKai。対する花フラにもQのAohaとHarukaが先発レギュラーで出場。花フラ監督はSatohさん。

花フラの打席を三塁側のネット越しにレンズを向けると、ネットの緑がぼんやり映り込み全体が緑っぽくなる。いみじくも花フラのグリーンに包まれた絵になった。

試合の詳細はスコアがないと伝えられないし、細かい記憶も曖昧なんである。それを承知で知ったかぶりをして詳細を書くのは自滅行為と言えるわけで、やはり文章では書いては行けない。ただ、印象的なことしか言えないのだけれど、「打ち合いに勝ったバーズ」という感じである。打たれても打って返す展開と言えばいいだろうか。間違っていたらメンゴメンゴなんである。

バーズベンチは監督Usuiさん、Yoshikawaさん、Kawataさんの顔がある。

本部ネット裏にも日差しが刻一刻と侵食してきて、徐々にテーブルが後退するんであった。この日は会長Matsuiさん始め連盟役員がたまなみ大会、その他などへ行っており、本部の運営はFujisawaさんとYanagiさん二人がメインであった。二人というのはかなり厳しい状況である。代わりに審判団が懸命にフォローしていたんであった。

Harukaとそのオヤジを撮ってみた。猛暑の中ファインダー越しのHarukaの笑顔に思わずホックリしちゃう。夏の早朝にシュッとアサガオが咲いたみたいな笑顔だった。


試合は激戦の末バーズの勝利。
試合後パイプ椅子を両手に倉庫へ運ぶ途中、バーズYoshikawa母に会った。勝利に飢えていたであろう、古豪花フラに勝って、あるいはKai始めバーズナインが猛暑の中勝ち取った結果なのだろうか、感極まって目頭が潤んでいた。
「Teshimaさ〜ん、もう泣いちゃいました」
筆者は両手が塞がってなければ思わずハグしていたであろう場面なんであった。

まだまだ猛暑は続く。
マイナーな捉え方もあるけれど、夏って暑くなければ夏じゃないから。冷夏になればなったで夏らしくないと人は文句を言う。
暑く熱い戦いは始まったばかりだ。
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2018年7月18日水曜日

チームのチカラ

秋季大会なんである。その前に前回書き忘れたこと、一件。開会式では特別賞として優秀な行進をしたチームに連盟から賞を授与しちゃうんであるが、この賞状を作成するのは副事務局長のFujisawaさんである。役員が決定したチーム名をすぐにネット裏でパソコンで入力し、その場でプリンター出力。でもってYanagiさんのアナウンス「行進賞は○○チームと○○チームです」の瞬間までに用意せねばネバダなんであった。おそらく本部関係者以外でこんな舞台裏を知る人はそう多くないと思い、情報公開した次第である。

さて、秋季初戦、レッパVSフレンズなんである。
始球式は川崎市議会の織田さん(公人なので実名にて)。一年ぶりの始球式投球らしい。織田さんの息子さんはアリコのOB。有馬の地元川崎市議なんである。

初回からFは先頭Shoh、続くTsukasaの長短打で出塁、Rikoのタイムリーツーベースなどで3点先制する。

Rikoの勝負強さは折り紙つき。好球必打、初球からフルスィングし左中間を見事にパックリ破る二塁打。さらに俊足を活かし三盗も決めたのだった。筆者の周りからも「おお〜!」とドヨメキが起こったものである。初球からイケる度胸のある男子だって、そうそういないだろうて。

その裏RPも四球やスチールを足がかりに2点を返し3:2。

「赤のチカラ」=RedPowers。カープファンにとってはどこか親密な空気を感じちゃうわけで。


この試合、レッパ監督Tsukamotoさんの神通力的采配が功を奏したか、FのAkiは全くの無安打であった。Akiが暴れた試合は勝つというセオリーがあるけれど、しかしこの試合のFはチーム全体の投打のバランスが良く、快進撃の展開となったんである。投げてはShohが2回以降5回まで無安打無失点無四死球かつ無失策の完璧な守備、打っては打線が5本の長短打で加点していく展開となった。

前回ブログにも書いたIchiyaの二塁打以上三塁打未満の打撃と走塁。果敢に責めてアウトになったならば、それは三塁打以上の価値がある。野球は常に次の塁に進むことを攻撃の基本とする競技。「暴走」と「果敢な走塁」は紙一重だけれど、これは立派に後者なんであった。


スコアラーはフレンズスコアラー部、主任から課長に昇格したMatsui母。

最終回RPも反撃し2点を返し7:4と迫るもそのままゲームセット。
Q姫でもあるKarinも奮闘していた。この異常に暑い「夏」でも「凛」として打席に立っていたのだった。

前述のように主砲大砲のAkiのバットが鳴りを潜めても、投手の力投、他の打線の奮起などのチーム全体の力が発揮された試合だったと思う。誰か一人ふたりのスーパー小学生級の傑出した選手がいても、上に行けば限界があるものだ。チーム全体の底上げが出来て勝ち取れたゲームだったように思う。ことにShohの快投とRikoの見事な2本の二塁打が光っていた。AB最小人数で分けての参戦のF。


ふう。ブロックリーグ初戦突破。この後Aチームはダブルヘッダーでワイルダース戦。翌日連休の月曜にはライナーズ戦と続いたのであった。飽くまで個人的な感慨だけれど、ライナーズやマーキュリーには頑張って欲しいと思う。昔フレンズのどん底だった時代をコーチとして何度か経験している筆者には、そんな想いがある。
一気に他の試合も行っちゃうかと思えたのは、途中までの話。
やはりフレンズのゲームは思い入れが違うし、スコアブックデータが手元にあるのでつい細かく長く書いてしまうんであった。

次戦のF以外の2試合はまた次回なんである。
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