2025年5月3日土曜日

宮前区長杯決勝戦 高い方はどっちだ!?

 宮前区長杯決勝戦なんであった。斎藤宮前区長さんの快諾を得て冠名をいただき実現した4年生以下の大会だ。映画アンダーニンジャならぬ、野球アンダー4ネンジャなのじゃ。さて下の写真は左が優勝トロフィー、右が準優勝のそれ。当然高さに差がある。左が高いに決まっているわけで。よーくその違いを観察すると、上の段から下へ1,2,3段までは全く同じなのだが、左の優勝トロフィーは土台の部分が太い4本の円柱で耐震設計が計画されており、その上に1階天井スラブ、つまり2階の床スラブを形成しそこに豪奢な装飾的構造体が設置されているのだった。ドバイのブルジュ・ハリファに匹敵する高層建築である。

さて左が高いわけだが、遠近法を知っているだろうか。遠近法とは15世紀ルネッサンス期で発見された、リアリティを求める絵画や建築パースには欠かせない技法である。レオナルド・ダ・ヴィンチなども確立者の一人である。1点透視法、2点透視法、3点透視法、などがあり、皆さんの周りの人工物はほぼこの透視図法で表現可能だ。筆者若い頃は仕事でインテリアパース(完成予想図)をこの透視図法で手描きで描いていた。左からみると遠近法で優勝トロフィーがより高く強調される。

ところがこの遠近法を逆手にとって右から見てみると、あーら不思議じゃああ〜りませんか。右の準優勝のトロフィーの方が優勝を上回って高く大きく見えちゃうのである。ブルジュ・ハリファより東京スカイツリーが高く見えるみたいに。遠近透視図法で消失点(バニシングポイント)を検出し、単純な線を何本か引けば、これが目の錯覚であることを証明できるのだが。ちなみに映画「バニシングポイント」は筆者中学生の頃にTVで観たアメリカンニューシネマのカルト映画である。

さて前置きが長いのは「晴耕雨読」の常。この高い方を手にすることができるのは果たしてどちらのチームか。

●宮前区長杯決勝戦 フレンズVSウルフ

初回表Fは無得点。その裏Wは手堅く2点を先制す。F先発は昨年とは格段に制球力がアップした暴れん坊将軍Eito。偶然だがWにもEitoくんがいて背番号も8なんである。

すかさず反撃するF軍。4番Taichiがいきなりの3塁打で一気に三塁を陥れると6番Ioriが2点タイムリーツーベースで同点とする。鮮やかな同点劇だった。

更に勢いに乗ったF、3回にもEito、Taichiの二者連続二塁打にて2点を追加しついに逆転に成功する展開となった。

アンダー4ネンジャと言えどさすがは常勝軍団のW、1点をもぎ取り4:3と追い上げる。いたたまれずタイムを取りマウンドへ行くMaedaF監督。

Fは4回に追加点を奪えず緊迫の接戦となった。4年以下と言えどなかなかの好ゲーム。いわゆる「決勝戦らしい」戦いで、本部でも感心していたのである。ところがFにイージーミスや四球絡みなどもあり、W1安打ながら5得点し逆転しちゃうのである。4:8のダブルスコア。

流れは完全にWへ。最終回となったFの攻撃、先頭のJohがいきなりのレフトオーバーの3ベースヒット。続くYoshirohがセンターへの大飛球タイムリー安打で1点を返す。俄然盛り上がるFナイン、ベンチ、応援団、OBたち。

しかし鉄壁の守備を誇るW、6-4-3のお見事ダブルプレーもあって逃げ切った。結果5:8でウルフの優勝となった。「高い方」を獲ったのはW軍であった。Fは傷心のナインを労いプロ野球のようにタッチで出迎えるベンチスタッフ。恒例となったこれは実に良い。Wは歓喜の帽子投げ。Wのこの子達は6年になるまで、これから何回もこの帽子投げをやるのだろうか。

●閉会式

多くは語るまい、いつもの閉会式である。斎藤区長直々の授与式。両軍とも実に将来が楽しみな戦いぶりであった。Q姫Miki&Ruka二人を筆頭に粛々と写真を列挙掲載。

最後に集合写真を。iPhoneで撮って自宅で陰影を明るく補正したが全体が若干白っぽくなってしまった。

閉会式後パイプ椅子だけ倉庫へ戻しつつ、そのまま第一を後にし、急ぎ第四へ向かう筆者。第四では同時刻にQueensが横浜ベイガールズと練習試合なんであった。1.5試合の予定で、筆者が到着した時は残り0.5試合目の最中だった。

手元のスコアシートによると1試合目は本気モードで横浜安打数4本に対しQは9本で、四球やエラーなどを無視して安打数の多寡(たか)だけでは試合を語れないが、Qの快勝勝利だったようだ。2試合目はいわゆる「宮前北部大会方式」採用で、6人アウト制で、小さい子も打席に立てる地球に優しい方式で実施だった。3年Kahoなども「おっかなびっくり」打席でバットを構えるオーダーなんである。

捕手のShihoはマスクを被るとまるで昨年のウルフNanakoを彷彿とさせる貫禄と風貌である。茶髪にしたら瓜二つに違いない。試合は互いに一進一退の綱引き状態。Qのバットにも連打の快音が響く。

長年少年少女野球を活写していると、滅多にないのだが、カメラを構えているとごく稀にターゲットの選手と、ファインダー越しに目線が合っちゃうことがある。今日はKoharuであった。「あら、このおじちゃん何してんのよ」的な。果敢な本塁への走塁で得点するKotone。素晴らしく成長著しいQ姫の一人だ。

試合は6:8で安打数の圧倒的に多かった横浜ベイガールズ。これからもよろしくお願い致します。

さて明日日曜は防犯大会3決、決勝、閉会式。その後連盟の慰労会飲み会が宮前平で。更に深夜には三苫薫ブライトンのニューカッスル戦がある。腰の怪我が心配だ。酒宴が入ると明日防犯決勝ブログが書けるかどうかは自信がない。GW最後の火曜にもNishiharaさん息子や筆者の娘時代のフレンズOBの親たちで飲み会がある。いやはや2025年GWは後半戦に突入なんであった。

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