2014年5月12日月曜日

「禍い転じて福と成す」

「ちっくしょー!やっぱりあの監督、俺たちのことなんか、何もわかってないんじゃねーかっ」「そーだそーだ!いくらなんでも3回で投手交代はねえだろっ」

今晩の(5/11)TBSドラマ「ルーズベルトゲーム」第三話序盤のひとコマである。
突然の投手交代に監督への不信感を募らせる青島製作所野球部ナイン。ところがそんな中、交代させられた当の本人の投手は「いや、監督には監督の考えがあってのことでしょうから....」と。

タネ明かしはすでに観ていた貴兄はご存知だろう。誰よりも早く野球肘を見抜いていた監督は、これ以上投げさせられないと判断した結果、非情の降板を告げたのだった。
そーなんである。ナインの憤懣やるかたなしはもっともの正論だ。
反して指導者の目線と行動も正論である。
ここに軋轢(あつれき)が生まれた原因は、コミュニケーションがなかったことに尽きる。
しかし、いちいち指導者は選手交代の時に、周囲に理由を説明する必要はないし、野球の場合ほんの短い時間でその判断を迫られるわけで、物理的にも難しい。
反してなんの説明もなく、一見理不尽とも思える采配に納得しろというのにも無理がある。頭の上に疑問符がいくつも浮かぶのも頷けるわけで.....。

なぜこんな話を書いたか。
少年野球チーム、いや全国のあらゆるアマチュアスポーツ団体のチーム運営に、昔から連錦とついて回るテーマだからだ。狭義で言えば小学、中学あたりの野球チームにはお馴染みの問題であろう。分かりやすく言えば、このドラマの「監督」を「少年野球のコーチ陣」に、「ナイン」を「保護者」に読み替えてみて欲しい。ドラマと現実を一色単には出来ないことは重々承知の上での比喩だ。

良く言われることは、チームが強くイケイケの時は誰からも文句が出ないが、その反対の時はふつふつと胸に溜まることが多くなるのがヒトの悲しい性(さが)である。 
キツイ言い方が許されるならば、人道に悖(もと)る行為や言動をする指導者は速攻切ってしかるべきだし、反して利己主義な我が子しか眼中にない、チームの輪を攪乱するような保護者は断罪されてしかるべきだ。
ところが難しいのは、その両者とも立場は違えど目標は同じ「子どものために、強くて楽しく野球をやって欲しい」という同じ願いを持っていることだ。着地点への思いはみな同じなのに、時に温度差が生じてしまうことがあるから、ニンゲンって面白くて、そして難しい。

うまく表現出来ないもどかしさを感じながら、書いてみた。
結局はお互いを信頼し尊重しながら目先の事象に囚われず、コミュニケーションを大切にしてよく話し合うことが肝要....という、お仕着せの手垢の付いたコトバしか思い浮かばない自分の非力さに悶々としてしまう....。

はて。
断じて言うけれどこの話は、全国どこのチームも似たり寄ったり、過去または現在、大なり小なりの経験があろうと思って書いた。うちは幸いそんなことはない....と、一応見え透いた嘘を記述しておきたい。
非力ながら平和的建設的な落しどころを考えて寝付けぬ夜が幾晩かあった。周りの父たちも同じだ。心労でこれ以上、俺のハゲを促進させないでいただきたい(^-^)。話し合って分り合うことで結果はそれほど悪い方向には向いてないと思う。待望の新入部員の子どもたちも増えて保護者たちの輪もしっかりしている。
むしろこれを機に一層の一枚岩になることを期待したい。
「禍い転じて福と成す」
「雨降って地固まる」

全ては子どもを中心に物事を考えてみれば、おのずと先は見えるものだけれど、そう簡単に物事が解決しないのも事実。時に自分の立ち位置を考えてを己を殺すことも必要と思う。これを「フォアザチーム」と言って良いものかどうかは別として。幾人もの父や母やコーチからメール、電話、書簡ももらい、それについて、今の自分に出来ることを考え意見を述べて返信をしたりもした。その熱い思いを汲み取るだけでも、こんなにもみんな一生懸命な気持ちになっていることに私は心を打たれた。そんなチームなんだから絶対悪くなるはずがないと。

はっきり言ってこのところの練習試合、公式戦ともに勝ち負けは別として、近年まれにみる子どもたちの成長を実感している。サポートする保護者たちの盛り上がりも一体となっている。あえて恥部を晒す気になってブログを書いたのは、果たして良いことかなのか悪いことか筆者には分らない。こういうことをブログに書くのは絶対不可侵の領域と自己を戒めていた少年野球「晴耕雨読」的自分であるのに。でも立場は違えど人の熱い思いはみな一緒なのだということを伝えてみたかった。但し、一点だけさすがに「別の論点」からの問題については、ここで書くべきことではないと思い、控えている。

コールド負けしてしまったけれどチームの上昇機運を確かに実感したのは、2014の最強豪先日のVS富士見台ウルフ戦であった。
今晩はそのウルフとの写真を編集して、VSウルフ戦を勢いでブログ書いちゃおうと思ったけれど、冒頭の「ルーズベルト....」を観ているうちに、まさに自分たちのことを反映してると思い、急遽気が変わりそれこそ勢いでこんなことを書いてしまったんである。
正直言ってこの「晴耕雨読」ブログはほぼ、筆者の頭の中では起承転結らしき流れをを計算し文章を書いていることが過半数である。
こうして勢いだけで思いつくまま脈絡なく書くのは久しぶりなんであった。

時系列的にはVSウルフ戦、次に久々のQueens点景ブログ、そして今日の稲城市フューチャードリームス戦の話やら、久々の前監督SotohくんやOBのItohくんなどの話を書いてみたかった。しかしそこまで至るにはもうちょい時間がかかっちゃうんである。

最後にお口直しにこんな画を。Queensの練習風景を切り取った一枚。5月の素敵な陽光の下、第四公園スタジアムで練習の合間に水まきをするYamamotoコーチ。
構図、色彩、コントラスト....どれを取ってもいい画になっている。この時季、なんだかココロの底がほっとする一枚が撮れた気がする。
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