写真が多く、内容も濃く、長くなっちゃう予感。恋の予感、愛媛の伊予柑、虎屋の羊羹、なんである。
秋季大会はいよいよ大詰め、最終日は川少連単独出場をかけた決定戦花フラVSリトグリ、ジュニアの部の決勝、同じく本大会の決勝戦があった。花フラVSリトグリ戦では12:2で花フラが勝ち川少連へ。
ジュニアの決勝戦はウルフVSモンタ戦。ジャビットで死闘を演じた宮前の2強豪は、
奇しくもジュニアでも同じカードのぶつかり合いとなった。強いチームと言うのはやはりBでも強しと言うことか。
初回の表裏の攻防では両者互角の戦い。3:2。
しかし地力のあるウルフ、2回からは猛攻を畳み掛けて結果大量得点し、圧勝となった。
以下、駆け足にて表彰式を活写。
さて猛烈な炎天下、いよいよ本大会決勝戦、富士見台ウルフ少年野球クラブVS野川レッドパワーズ。今年の宮前の頂点を決する一戦である。
序盤は実力拮抗の戦いにて互いに無得点。あのウルフの長距離砲打線を力でねじ伏せるレッパ投手。のちにこの「赤力」投手陣が素晴らしい展開を見せるとは、この時誰が予想したであろうか。WもRも先発投手の力投が冴える。
フレンズHaruの従兄弟Taishinくんや、Q主将でもあるKarinも猛烈な暑さの中集中力を切らすことなく、グランドに立つ。
緊迫のゼロ更新の中先制点を奪ったのはRだった。0:2とする。
3裏筆者がちょっと目を離した隙にRの守備の要、チームの主将、キャッチャーで主軸を打つS君がツーランホームランをかっ飛ばし、チームに勢いをつけた。0:4と引き離す。
なんとW打線は沈黙。それを尻目に更にR打線が爆発し4裏にはまた2得点し0:6とする展開となる。モンタと並び昔から強力打線がウリのレッパ。どんな窮地でも最後は勝ってしまうW軍団にも、この点差には焦りが見えたのだろうか。(あくまでも想像の域を脱しない個人的見解です)
R軍に従軍する報道陣がカメラの放列。「赤力」従軍慰安婦...じゃなかった、従軍記者団である。
このまま終わるのかW軍。らしくない守備の乱れなどもありこの点差には誰しも耳を疑ったであろう。ところがなんである。さすがは長きにわたり宮前の「常勝軍団」の異名を取ってきたのは伊達ではなかった。猛攻打線にとうとう火が付き、真昼の花火大会となって、なんと0:6から同点まで追い込む6:6となったんである。さすがは恐るべし狼軍団。
機を見るに敏、RのTsukamoto監督は小刻みの継投策、守備陣を入れ替え最後はKarinがマウンドに立ったのだった。狼軍団が牙を剥き満身創痍の少女に襲いかかる。
同点とされたその裏Rの攻撃。2死走者2塁で主砲の主将が放ったタイムリーツーベースで、起死回生の貴重な1点を加点し逆転を許さぬまま、追加点をもぎ取ることに成功。6:7と再び最小得失点差ながら薄氷のリード。
決勝戦は2時間あるわけで。更に7回まで突入す。Wのお家芸である「どんな接戦でも終わってみれば勝っている」必勝のパターンに持ち込めるのか。マウンドに登ったのは前回に続き可憐な少女Karinだった。監督はKarinと心中しようと思ったやもしれず、その思いに応えるかのように、彼女の力投が会場を圧倒する。W軍はもう後が無い。ここで無得点ならばゲームセット。そのナインにはその思いが強すぎて、肩に力が入りすぎたのか打撃が思うに任せず。ファインダー越しに見るKarinの表情は正に、精神的にも体力的にもギリギリだったように思う。センターくんは仁王立ちになり大きなフライを手堅くキャッチ。R守備陣もKarinを盛り上げる。
最後のバッターが打席を終えると、レッパ軍は歓喜の渦。あの常勝軍団を破って宮前有終の美を飾ったのはレッパ軍。ウルフの終盤の猛追も実に素晴らしかった。これぞ決勝戦と言うべき、熱戦であった。
コロナ禍では円陣は禁止控えているのだが、決勝戦くらいは大目に見て欲しい。恒例となった勝利の帽子投げ。これまでの経験値からこの一瞬の写真をモノにするには何点か条件がある。太陽を背にすること、アングルは円陣の上方を大きく開けて構えること、できれば背景は濃いめのバックであること、更に太陽の位置が西に傾き影が長く伸びてくれたらドラマチックな絵になるんである。しかしこの炎天下の条件を欠いた写真でも、子どもたちには関係ない。
何人かの選手が泣いていた。以前も書いているように筆者の持論は「勝って泣くのはオトナ、負けて泣くのは子ども」であるが、決勝戦ともなれば例外もあることを補足したい。大仕事をやってのけたKarinは皆からの祝福を受けて、込み上げる嗚咽を我慢しようともせず、真っ黒に日焼けた顔をくしゃくしゃにして、感涙にむせっていたのだった。
あの緊迫のマウンドをよくぞ堪えて、チームの勝利に貢献したKarinに筆者的には今大会陰のMVPをあげたい。Q広報部長だからもちろん贔屓(ひいき)目もあるけれど、それを抜きにしてもである。R軍美人母たちも号泣であった。Karin父も感極まって誰彼となくハグしまくっていた。
さて閉会式。粛々と写真中心にて。
準優勝となったWナインもアッパレの戦いぶりであった。
Matsui会長からコメント。両軍戦い終わればノーサイド。連合では何人か今度はチームメイトとなって戦うわけで。
連盟HP用の集合写真撮影。
次はウルフ。ふとマウンドを振り返ると、なんと男性の耳目を集める女子プロゴルファーの渋野日向子「シブコ」が来ていた...い〜や時を戻そう、天から舞い降りたキュートな妖精が投球ポーズを取っていた...いやいやもう一回時を戻そう。W美女軍団の母がギャラリーの歓声に応えていたんであった。この投球フォーム、もしあと、10歳若ければQueensに勧誘していたに違いない。相撲の土俵じゃないのだから、試合後のマウンドは女人禁制ではない。大いに湧いていた。
やっとブログ執筆敢行完遂。
コロナ禍で自粛を余儀なくされた6年生には気の毒なシーズンとなった。連合に選出された子はまだまだ頑張って欲しい。またそうでない多くの子はローカル大会などでまだまだ野球を楽しんで欲しい。そして新人戦などは特異なシーズンゆえに期間がズレ込む見込みであるが、まだまだ宮前野球少年少女諸君、思い切り野球を楽しんで欲しいと思う。
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