2024年3月31日日曜日

宮前オトナ男子、垣根をこえて

 ●桜はまだかいな、でも人は大盛況

連盟事務局では大会予定など新事務局長Fujisawaさんを中心に常に天気予報と格闘しながら、宮少連役員グループLINEで共有し検証し、後に宮少連ALL151名LINEグループに確定事項を流すのであるが、この土日30,31日ぎゃんぎゃん気温上昇絶好の晴天ながら、皮肉にも大会の合間にて試合はない。替わりに今日日曜は第一公園の恒例さくら祭りが大盛況だったようだ。見てくれ43枚目の写真。宮少連大会にこんな大勢のギャラリーが集まってくれたら、さぞかし壮観だろうなと、想像を逞しくしちゃうのであった。

※写真は連盟Fujisawa事務局長。1塁側の桜はまだ3輪しか咲いてないとのこと。

●東京ドーム+ハマスタ開幕戦始球式

さて先日東京ドームにて巨人:阪神の開幕戦が開催された。その際連盟役員LINEにNishimuraさんからTV画面を撮影した動画がアップされた。「おお〜バーズのRentarohくんじゃないか!」そーなんである。始球式でジャイアンツU15ユースのRentarohくんがマウンドに立ち、OB会長中畑氏が打席に。ちょっとしたハプニングあり。この件の掲載はRentaroh父バーズ監督Sekiさんも了承済み。(翌日の飲み会にて)YouTubeでもみられる。G女子チームも参加したことも特筆である。

※出典YouTube動画

https://www.youtube.com/watch?v=FrUKK-q9ab4

※下の画像はネット配信 出典中日スポーツ

※動画 出典Nishimura宮少連LINEから

更に追記(翌日朝4月1日)。同じ頃ハマスタでも横浜開幕戦の始球式が行われた。こちらはなんとリトルグリーンズ出身、花咲徳栄主将で甲子園出場のYoshikuraくんである(新入社員として)。こちらは見事な速球がキャッチャーミットど真ん中に吸い込まれた。どよめくハマスタである。同日に行われたプロ野球開幕戦の始球式に、二人もの宮前出身OBがほぼ同時に投げるなんて、なんて素敵な事だろう。

※出典 YouTube動画 連盟YanagiさんからグループLINEへ

https://www.youtube.com/watch?v=qVoQsnXIIvI

●宮前少年少女野球の男ども

いやはや「男だけでむさ苦しい、不適切にも程がある」ってもんだ。しかし筆者はこんな野郎だけの飲み会は大好物なんである。ちなみに女性も加わっての飲み会はもっと楽しいけれど、ここでは多くを語るまい。男だけだからこその、意義のある飲み会なんである。しかし時代的にはこれも差別的発言か。そーゆー意図は全くない。女性監督や女性審判、大いに大歓迎なんである。「多様性」の本来の定義を重んじたい。某地方議会の某党青年議員による「乱痴気パーティー」のコンセプト、言い訳が「多様性」だったことは記憶に新しい。「不適切にもほどがある」ってもんだ。唾棄(だき)すべき幼いガキンチョの起こした事件であると筆者は認識している。女性に対して失礼だ。「多様性を隠れ蓑にして多用、濫用、誤用」してはロクなことがない。

そーなんである。Matsui会長の音頭取りで開催された「会長(宮少連)と各チーム監督(Aチーム)との意見交換会的懇親会」なのだった。コンセプトは「宮前を一枚岩にしてもっと強くするため。そのためには連盟と各チーム監督との垣根をなくし、皆で言いたいことを言って認識を共有し、連合結成などでもチームの協力を仰ぎたい」そんな真摯な思いを開会の言葉で語ったMatsuiさんなのだった。これは実に真面目な会長の思いである。開催前には連盟LINE内で我々役員に「チーム監督の意見や思いを汲んでほしい」とお達しがあったほどである。ただの「むくつけき野郎ども」の飲み会ではないのである。

「...言いたいこと言って大いに楽しく飲んでください。ただし口は出しても手は出さないよーに!」一同どっと笑いが湧き起こる。男同士酒が入るととかく感情が昂(たかぶ)り激昂(げっこう)してあらぬ展開に発展することもある。体育会系なら尚更か(?偏見ではない)昔筆者が連盟に関わり始めた頃、非公式の新年会ではとんでもない嵐に見舞われた事案があった。十数年前の30thではなく20周年記念誌制作委員の新年会だった。いつの間に記念誌チーム以外の大勢の宮前関係者が駆けつけてきた。気がつくと胸ぐらを掴んだ両者の間に入って力づくで仲裁に入ったこともある。今では語り草となってむしろ懐かしい想い出である。今はそんなことはない。宮少連も監督たちもみんなオトナなんである。愛すべき野郎ども全40名近くの「不適切にも程があるほどの男の飲み会」開催なんである。

パンカ〜イのあとはワイワイギャンギャン、笑顔溢れてそこかしこで談笑する展開に。テーブルの四隅には連盟関係者が座るようにして、宮少連関係者が1箇所に固まらないようにする配慮も。中盤から連合監督T.Satohさんを皮切りに、各チーム監督の挨拶。全員は無理なので数人の写真を。

フレンズ監督Shohtaの時は近くだったので下からのアングルで。彼がフレンズに入団したとき、当時コーチだった筆者はほぼ初めてのキャッチボールの相手になった記憶がある。当時から突出して身長が高く、ニカニカ笑いながらデカい体で大きく振りかぶって投げても、どうしても筆者のグラブにボールが届かず。「思い切って投げていいぞ!」といくら言っても届かずワンバンキャッチ。ガタイの大きい割には気持ちの優しい子なんだなと、キャッチボールを通して感じたのだった。キャッチボールは子どもとの「心の会話」である。相手の大人が指導者であれ父母であれ、そうであると思う。それがもうこんなアラサーの大人になったんである。「怒髪天を突く」という言葉があるが、Shohtaの頭は居酒屋の天井を突くくらいの大人になっていた。縦に伸びるよりも横に拡大した感は否めないが。

筆者の周囲では連盟Tsujiさんや、花フラ監督代理Horieさん(エースHayatoくん父=この日初めて知った)、レッパ監督Tsukamotoさん始め、メイツ、フォルコンズ、ライナーズ各監督たちの話を...てか、楽しく酒を飲むことに。みなさん「晴耕雨読」のヘビロテユーザーにて実にありがたし。ブログを書くにあたっての苦労話などに共感を得て、逆に各チームの内情や苦労話や楽しい話も聞かせてもらえたことは実に嬉しい。「俺、晴耕雨読の隠れファンですから」と言う、今回春季を制して宮前グランドスラム達成、近年宮少連大会を全て制覇したTsukamoto監督の「ツカマジック」の所以(ゆえん)を知った思いだった。普段イジられキャラのHiranoBダルマ監督を称賛していたことは、両氏の人間性を逆に表しているように思うのだった。Q姫二人へ男子と同じ厳しい練習を課すことにも、Tsukamotoさんなりの苦悩があったとのこと。そんな話が聞けるのは、やはりこんな場を設けた会長のアイデアに感謝である。

順々と粛々とシャンシャンと各監督スピーチは進む。Q監督Satohさんには同意。Queensは各チームの監督の協力無くしては成立しないのである。子どもの気持ちに寄り添って、「子どもファースト」でQに是非ご理解いただき、女子に対して「Qへ行って来い、頑張れよ」と背中を押していただきたいのである。今この件(くだり)は連盟広報担当の宮前ブルーを脱いで、Queens広報部長のQueensレッドを身に纏(まと)って書いている。微妙な各ローカル大会時期のカブリ、シチュエーションによっては難しい場面もあろうかと思うけれど、是非Queens並びに宮前少年少女野球の一員として協力すると思い、平身低頭してご理解いただきたい。宮少連としても切にお願いしたい。

今季ヤング新監督就任のSashikiさんは連盟に面白いアイディアを開陳。実現には多くの困難なハードルが予想されるも、聴衆から拍手が湧き起こり興味深い提案があった。

あさて、あさて、...あ、さては南京玉すだれ。「さて、宴も竹縄ではございますが...」この「竹縄」とは大間違いで正確には「酣(たけなわ)」と書く。酒造の過程で酵母が発酵していよいよ甘くなってきた段階を指す。転じて酒宴の席がいよいよ盛り上がってきた時間帯を意味するようになった(※「晴耕雨読」アカデミー学院調べ)...(以前にも書いたかもしれない)

もとい。宴もタケナワ、最後はMatsui会長が再度真摯な気持ちで挨拶。宮前が一枚岩になって更なる上を目指そうとする気持ちが十分伝わった。さらに新副会長就任のKosakaさんが締めの音頭。野郎どもの酒宴の締めの動画なんて実に「不適切にもほどがある」ってもんだが、有意義で楽しい懇親会となったわけで、連盟広報としては最後にこれを掲載しないわけにはいかないのだ。またこの「晴耕雨読」BLOGが多くの関係者に閲覧されているらしいとの、なんとなく知ってはいたが、現実に嬉しい情報に接しられたことも幸運であった。子どもたちも多く見てくれているとのこと。(だから時折随所に読み仮名を付与しているわけで)弊ブログはSNS上の一方通行的書き殴りなので、こんな双方向の情報交換は嬉しいのである。

来週からは春爛漫に近づき、ジャビットカップ宮前大会、ライオンズ杯、宮前会長杯と宮前少年少女野球大会が目白押しなんである。ちょうどこの時季、桜にメジロが戯(たわむ)れるように。

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2024年3月26日火曜日

春季大会 白熱と感涙の決勝

 春季大会やっと本編Part2、最終版なんであった。1日の出来事を3回に分けて書くのも久しぶりではある。つべこべ言わずに突入しちゃう。

●ジュニアの部決勝 モンタVSウルフ

モンタはA,B共に決勝進出、当然ながらアベック優勝を狙うわけで。またそれに値する実力の持ち主である。初回表先攻のM、幸先よく1点を先制。

裏のW攻撃。筆者の左側のWベンチは大声援での応援。はて、右からも...。1塁コーチャーズボックスからも可愛い元気な声が聞こえるわけで。ベンチに呼応する形で声を張り上げていたのだった。筆者の位置から聞くと、左右から違った音色が届き、まるでステレオ音声ドルビーサラウンドのように。

Wの猛攻だった。4年以下ゆえに身体は小さいのに打撃ミート力がそれを補って余りある、長打も飛び出し一挙に6点を返し、1:6とする。下の写真は今日イチの「晴耕雨読」的ベストショット。バットとボールの絶妙な距離感が素敵だと自画自賛。雪見だいふくボールぺちゃんこ状態のカットもある。(下2枚目)

しかし同じことがMにも言える。こちらも負けてはいない、すかさず5点を奪取し6:6の振り出しに戻しちゃうのである。連盟事務局Tsujiさん発見による「Wの3兄妹(きょうまい)惑星直列」現象のエピソードには笑った。

全くの同点から2裏のWは、一旦火が付いた打線は燃え盛ることはあっても決して湿ることはなく、またしても3点を加点し6:9と差をつける展開。

...大変申し訳なし。ネット裏で昼食タイムをとったゆえにこの後の写真がない。筆者も摂食動物である。寒空の下のアツアツのカップラーメンは至福の時間。3表にはMも猛追なんとか1点を返すも、裏にはWがダメ押しとなる3得点し、結果7:12というスコアで決着がついた。2024春季ジュニア優勝はウルフが栄冠を手にしたのだった。A同様Bもやはりウルフは強かった。

●本大会の部決勝 レッパVSモンタ

いよいよであった。ジュニア同様スコアブックがなく点数板と筆者の拙(つたな)い記憶だけを頼りに書くので、時系列に準じた写真掲載中心となる。Queensやフレンズ戦のようにスコアシートがあれば例えば「ファウルで粘った後の2-1からの4球目を強振すると白球はレフトへ...三塁走者が生還し一塁走者も三塁へ...ついに均衡を破るタイムリーで5回裏0:1となった」なーんて書けるのだが、スコアがないと曖昧な記憶で断定的な詳細なことは書けないのである。しかし実はむしろスコアがない方が書く方は楽なんである。文章が簡潔になるからだ。

初回Mは無得点で幕開け。両者ともこの決戦に賭ける思いはひとしおだろう。既に2チームとも市学童大会への進出は決まっているものの、やはり最後は優勝で飾りたいはずだ。

実力伯仲、互いに拮抗した好ゲーム。手垢のついた言葉だが、「決勝戦らしい」がっぷり四つの試合となる。3回表R攻撃終了まで0:0。

均衡を破ったのはM軍の3回裏。エースで主将くん、ここまでキレのある速球を定規で引いたようにキャッチャーミットに投げ込んで、R最恐打線を封じ込めてきたが、打撃でM軍に歓喜をもたらしたのである。高々と舞い上がった打球はレフトフェンスの上ギリに落下。最初当人も我々連盟メンバーも入ったのかどーか理解できなかった。しばらくして審判の右手が宙で円を描いてやっとホームランと分かったのだった。大歓声湧き起こるM保護者応援スタンド。一気に試合が動き0:3となった。

しかしRも黙ってはいない。4表には主軸背番号8番くんが長距離砲炸裂、三塁打かと思われたがタッチの差でアウト。がしかし1打点を挙げて1:3とする。後半に来て試合の流れにうねりが生じてきた。

Q姫コンビのSatsukiとMiyuも要所で跳躍し大活躍。5回R軍更に1得点し猛追開始。この試合実に見ていて純粋に野球観戦としても秀逸であった。

1点差まで肉薄したR、更に主将くんの活躍などでついに3:3の同点とするに至った。レッドなパワーが炸裂したのだった。大歓喜の丘の上の赤い群衆がどよめき、ハイタッチの嵐となる。丘の上が赤い炎で燃え上がり、山火事かと思い119番通報しそうになった。勢いに乗った赤い炎は燃え盛ること必至。更に1得点しついに4:3と逆転に成功。赤い炎はいつしか真っ赤な溶岩となり丘の上から麓へ流れ落ちる様相を呈していた。

最終回裏M軍も猛攻を仕掛ける。たまらずタイムを要求するRのTsukamoto監督。いわゆるレッパブログ的「ツカタイム発動」。ヒリヒリするような空気感が漂う場面となる。M軍も勝利目指して必死の攻撃。

ついに審判の「集合!」のコールが会場にこだました。4:3で赤い炎軍団が2024春季を制して優勝旗を手にすることに。噴出した溶岩は今にも麓のベンチに到達せんとするほど、噴き上がっていた。

Rナインが泣きじゃくりながら歓喜に包まれ渾然一体となり集合する。

優勝後の帽子投げである。監督は「おーい、AもBも全員でやれ〜!」筆者は長年の経験から手慣れたものでベストポジションでカメラを構える。よしよし、いよいよエール交換が終わって始まるぞ。カメラアングルも完璧だ。

今まさに帽子を投げんとす、その瞬間...カメラアングルにお母さんがスマホ片手に登場。「あ、あ、あ〜お母ああさあ〜...」

いいんですか?いいんである。大いにいいんである。こんなハプニングもまた良し。むしろ素敵なカットになったとも言えるわけで。帽子が最高点に達するまで連写した。

Hiranoダルマ監督も登場。手塩にかけた昨年までBだった子を労うために山から転がるように降りてきたに違いない。筆者と目線が合ったその目尻にも光るものがあった。

Nakasoneさんの涙顔を撮っているとNoguchiコーチが笑顔でNakasoneさんを揶揄し囃し立てる「おいおい、ギャン泣きしてるじゃん、「晴耕雨読」に載っちゃうぞ」...そんなNoguchiオヤジの目も赤くなっていたことを筆者は知っている。

子どもたち、特にQのコンビ姫の声を出しての号泣や、主将の男泣き号泣をファインダー越しに見ていると心なしか筆者も...。連盟の立場から、こんな子どもたちに野球ができる環境と機会を与えられた宮少連に、身内ながら我が宮少連を誇りに思うのであった。長年各大会の優勝の瞬間をカメラに記録した筆者だが、子どもたちがこれだけ自我を捨て、我を忘れて歓喜に涙する姿を見たのは初めてだったかもしれない。球史に残る(?かもしれない)記録よりも記憶に残る今大会であったと思う。

敗れたモンタも素晴らしい試合を見せてくれた。宮前春季でRに敗れても下を向いている暇はない。レッパとともに上部大会でもモンタ旋風を巻き起こして欲しい。モンタはそれだけの実力を持っているのだから。

連盟広報の筆者もそんな空気感の中で、2024年宮少連春季決勝の筆を置く次第である。...ぬお〜疲れた〜!

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