2016年2月28日日曜日

良くはないけど、悪くはない

久々の野球ブログなんであった。対外試合が解禁になりいよいよグリーンカップの始まりなんである。何度も言うけれど今年のチームは、昨年は6年生がレギュラーの大部分を占め、毎週のように公式戦に明け暮れて、2016現チームの選手らはオレンジ以外はほとんど練習試合すらしていないのだった。それもチーム事情というヤツで致し方ないことだ。しかし昨年末ベンチスタッフも一新しゼロからのスタートを切った。昨年とは全く別のチームであるけれど、それでも「誇り」だけは忘れてなるまいとの思いを胸に、一所懸命にやるしかないんである。それは我々オトナたちも同じである。少々未熟なところがあってもある意味それは子どもたちの責任ではない。

冠大会準公式戦と位置づけているグリーンカップ初戦はVS宮崎モンスターズ。巷間(こうかん)まことしやかに囁かれる噂では、今年の宮前はやはりダントツで帝王ウルフ、それに追随する強豪数チームの中にモンスターズの名もあった。
筆者は今季初のスコアラーゆえ試合の写真はない。毎年初めてのスコアラーをやる際には、果たしてゲームが急展開になった時に理路整然と冷静につけられるだろうか、という一抹の不安がつきまとう。あんだけさんざんスコアラーやってきたのに、シーズンオフの2ヶ月間のブランクだけで不安になっちゃうんである。他のスコアラーさんはどうなんだろう?少年野球なのだからたかがスコアのひとつ二つ間違っていても、誰も気にしないし大勢に影響はないのだけれど、自分の中のナニかがそれを許さないのだろう。いわゆる「ちっぽけなプライド」ってやつだ。

試合前の数葉。


試合前にメンバー表を覗き込んでスコアラー部長のOhmoriオヤジが訊いてきた。「ピッチャー誰ですか?」とか「モンタの投手めっちゃ良いと聞いてるんですよ」とか「ああ、この子がスーパー小学生のHanda君だ」とかとか。エース背番号1番が見当たらなかったので、風邪かなにかでお休みなんだろうか。Handa君やTeramoto君など、低学年生なのに素晴らしい選手で昨年の「晴耕雨読」で取り上げた記憶がある。スーパー小学生と言えばウチのショートもショートなのにまだ3年生(新4年)のShohがいるではないか。MのHanda君の守りは安定していて、打撃のフォームを見ただけで確実に安打を狙えるスラッガーと見た。事実3番で3打数2安打であった。素晴らしい選手である。またエース不在(?)の中、マウンドに上がったHosomi君は9番ながらコンパクトで良いバッティングを見せ、2打数2安打。あえて9番に据えた理由が分かるオーダーだった。
初回に1点を先制するモンスターズ。

対するフレンズ。2回裏先頭のKaitoが初球を強打しいきなりの2塁打、続くTomokiも初球を叩き左中間を抜けるタイムリー、Takashiも安打で追随する展開に。筆者思った...(こいつら思った以上になかなかやるじゃんか...)
新5年の投手Shohmaの球も走っており、2回終わっていい感じの1:1のタイなんであった。

しかし、Fの記録に残らないエラー的ミスが連鎖したことや、最終回のMの攻撃では先頭9番から3番まで4者連続安打によって一挙3得点で4:1。万事休す...とは思わなかった。結果はFがこのまま負けたのだったが、最終回裏に「万事休す」と思えずまだイケルと思わせるほど、悪くはなかった。昨年のチームの熱い思いが筆者を惑わせてこれを「過信」とさせてしまったのかもしれないが、試合後の感触は周囲の大人の誰もが「思ったほど悪くない」という評価だったんである。

理想の仕上がりにはほど遠いし、挨拶や応援もまだバラバラだし、これからボロボロに負ける試合もあるだろう。でも少しでも上を目指し頑張って、周囲の下馬評を覆す活躍を期待したい。それは子どもらの努力と意識の持ちようもそうだが、むしろ我々オトナたちの指導力を問われることでもある。

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2016年2月24日水曜日

100・環境が人を育てる

2010年ころ、このブログで「スコアブックExcel集計」というタイトルのブログを書いた。これはフレンズに古来より伝来のもので、スコアブックの年間成績を集計するのに使うExcelを紹介したものである。筆者がこれを前任者から受け継ぎ、試行錯誤の末改良に改良を重ねて作り直したものだった。長年の品種改良が実ったササニシキみたいに。これ、代表のリクエストなども加えてあり、成美堂のスコアブックの成績はほとんど網羅してあるんである。(...これがのちに自分の首を締めることになるのだが)

「スコアブックExcel集計」

今更ながら昨年のExcelを開いてみた。
昔は11月は毎晩のようにずっと一人でこの紙の集計からExcelへの入力、冊子デザイン、印刷製本までやって、年末の送る会に配っていたんである。時期がぎりぎりになってから、仕事の合間の夜にやるので毎年最後の1,2晩は徹夜になったものであった。今だから言えるが、孤独でちょっと辛く苦い思いもある。集計作業は人知れず夜中にやる地道な作業なので、グランドでスコアをつける労力の数倍はキツい思いをする。但しこまめに毎回集計していれば楽ではある。一気にやろうとするからしんどいのだ。でもシーズン中の夜は仲間と酒を呑んで楽しくやりたいではないか。
そんな危惧もありここ数年はスコアラー部を立ち上げて、OBオトナや数人の父母も巻込んでやるようにしたので、苦労もだいぶ軽減されている。Excel入力は昨年は初めてやらずに済んだ。もっともQueens記念誌制作などとかぶって、やりたくても出来なかったのが事実である。
「出来る人がいるならその人がやれば良い」「私はそんなこと出来ないから出来ない」では、一部の人に苦労が集中しちゃう。車出し・設営・審判なども同じことが言える。筆者とて最初はスコアラーなんて逆立ちしても自分には出来ないと思っていたし、Excelもほとんど触った事がない状態で前任者から受け継いだんである。赤ん坊だって最初は日本語を話せないけど、環境が言葉を学習させてくれるわけで。

そんなことも思い出しながら成績を見ていると、やはり昨年は特別で良い意味で異常な成績だった。年間チーム勝率は公式戦では9割越え、かつて20年ほど前のフレンズ黄金期に2度あったけれど、昨年のは内容も図抜けて凄かった。
例えば主砲Yuiの年間ホームラン数はフレンズで24本、連合成績も入れれば30本は行っている。これに加えて「長打率」。長打率とは(塁打数-単打数)÷打数の数字。(※単打数をマイナスにするのは筆者の独断。本来は塁打数を打数で割る)簡単に言えば安打数のうち二塁打以上を打つ率(期待値)である。Yuiのそれはと言えば通算で6割7分5厘。一概には断定出来ないけれど、誤解を恐れずに言えばヒットのうち2塁打以上、3塁打、ホームランを打った率なんである。米国では「強打率」というそうだ。いかに遠くまでかつ強い打球が打てる打者なのかを表す指標なんである。Yuiのその内訳がすんげえ。練習試合での長打率は4割5分6厘だが、公式戦になるとなんと、8割9分5厘!。そういえばヤツが1塁塁上にいる姿よりも、圧倒的に2塁ベース上で土を払いながら監督のサインを見ているという印象が強いのだった。フレンズ関係者なら今頃これを読んでうんうん頷いているに違いない。


でもって話は戻るけれど、このExcelをご苦労なさっているに違いない全国の少年野球関係者に、無償であげちゃおうと思い立ち、ブログにその旨を書いたら、ぽつぽつとメールをいただくようになったんである。「ブログを見ました。是非いただきたいです」という匿名さんのそっけないたった1行のものから、「私は○○で役場の職員をやるかたわら、学校の子どもたちに野球を教えている者です。こちらは過疎化が進み子どもの数も少ないのですが...云々」と言った長文にわたる心温まるお便りだったり、千差万別ではある。
でも大抵は「ドコソコで少年野球のスコアラーをやっている○○と申します」というのがほとんどである。中でも以外に多いのは「今年からスコアラーをやることになって、成績をつけるソフトをネットで探していたらここにたどり着いた」という、お母さんスコアラーが実に多いのだった。2011年からメモするようになったのがこれ。

ある年は数件だったり、またはどどんと依頼が来たりその年によってまちまちだ。少年野球スコアラーや監督のみならず、社会人野球の人や中学野球の先生、ソフトボールの人、微笑ましいのは「パパが日曜の草野球をやっていて、私がスコアをつけています」という、文面から想像するにおそらく若い奥さんからのものだったりしたこともある。
都道府県は全部の人が書いてくれるわけではないので判然としないが、ほぼほぼ全国から来ている。北は北海道から南は沖縄まで。中でも多いのがどういう訳か愛知県がダントツなんである。「愛知県の○○という少年野球チームでスコアラーをやってます、○○です」という具合に。少年野球が盛んな証拠だろうか。また、北海道網走からの少年野球母からのお便りには「チームが本格始動するのは4月過ぎてからなんです」というのもあった。まだ雪があってグランドが使えないんであった。ちょっとカルチャーショックで関東にいる自分や子どもらがいかに幸せなことかを思い知らされた。筆者、毎年甲子園の季節になると公立校と北国雪国の学校を応援したくなるのはそんな理由もあってである。

さて2010年以来5年足らずで、とうとうExcelを差し上げた件数が100件に達したんである。先週19日にもらったのは偶然にもすぐ近くの横浜青葉区の少年野球監督さんからだった。メールとのやりとりでせっかくお近くなので機会があれば練習試合でも、ということになった。
もうすでに一昨日には千葉県から101件目のメールがあった。

少しでも野球の手助けになり、子どもが笑顔になり、そしてせっかくスコアをつけた人の努力をカタチにし無駄にしないためにも、これからも進呈したいと思うのであった。
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2016年2月22日月曜日

オトナの会話

先日宮前Queensの記念誌を脱稿して、ほどなく色校正が届き色味の確認をしこれなら合格と先方へ連絡ひと安心、今度は個人事業の確定申告作業に没頭し数字との格闘の日々を送る中、先日の日曜は年老いたYAMAHAの愛馬に鞭を入れ駆けつけて、久々にココロ晴れやかにフレンズのグランドへ赴いたのであった。

少年野球のグランドには木陰などの下に簡易テーブルが設置され、飲み物やら救急箱やらティッシュの箱やらゴミ袋やら、たまにお菓子なんかも置かれていて、それはまるでF1レースの給油ピットのような、または米ドラマ「コンバット」の前線に設営された救護テントのような、或いは砂漠の中で見つけたオアシスのようなものなんである。比喩が貧弱なのは承知で言えば、唯一の相違点はコンバットの前線基地の救護テントに美女は存在しないが、少年野球のそれには美人妻たちがいるんである。
数人の母たちと選手のおばあちゃんと70代半ばのKaneda顧問がいたんである。

筆者はKanedaさんとブログの話やら今年のチーム戦力について談笑していた。ふと気がついた。
「あれれ、Kさん鼻血出てますよ!」と筆者。
「えっ?ホント」とKanedaさん。
「お母さん!ちょっとティッシュ、ティッシュ」と筆者....。

「いやあ参ったなあ」とKさん。
これを笑いに変えようと思った筆者は「Kanedaさん、若いなあ〜。溜まってんじゃないですか〜?」
するとKanedaさん、そばにいた30代の母Natsukiに向かって、「いやあ、なっちゃんを見ちゃったからかなあ〜」
すかさずまんざらでもないNatsuki、頬を赤らめながら、
「Kさんありがとう♡〜!でもお金取るからね、500円に負けとくわ〜」
一同爆笑。
更に「Kさん、もしかして○○さん(選手のおばあちゃん)を見て鼻血出したんじゃないの?」
すると、おばあちゃん、すかさずこう言った。
「アタシなんか見たって、鼻血どころか鼻水も出やしないよ!」
再び爆笑。
ある意味、これもフレンズのチームカラーなんである。

筆者ココロで快哉を叫んだ。これぞオトナのユーモア溢れる会話というものである。単に下ネタというカテゴリーを越えた素敵で楽しい場面なんであった。
+++++++++++++
本当は今回ブログ、こんなはずじゃなかった。
「スコアブックExcel集計」の話を書くつもりなんであった。でもその前にどーしてもこのグランドでの話を書きたくて長くなっちゃったんである。
ついつい長くなったので、スコアブック集計の話は次回にしたい。

スコアブックのExcel集計ソフトの全国配布が、ついに100件に到達したんである。
その話はまたいずれ、なんであった(^-^)/
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2016年2月18日木曜日

舞い上がれ、青空に

脱稿であって脱肛ではないのだからして、決して下ネタの話ではない。

下ネタではないが連盟新年会の時にヤングIshikuraさんとサンダースTsudaさんと一服してる時に、大盛り上がりで爆笑した話があったんであった。Iさん曰く「Teshimaさんさあ、去年フレンズが全国大会まで行っちゃったせいか、なんかブログの内容が守りに入っちゃって、全然いつもの下ネタがないじゃないですか」と。耳に痛い言葉ではある。筆者とて下ネタを封印しているわけではないのだが、昨年はそのココロの余裕がなかったのが真意なんであった。その後3人で、いやIさんのサゼッションで「晴耕雨読」にこんなブログを書いてみたらと、盛り上がったんである。その全貌はつまびらかには出来ないのだけれど、サワリはこんな感じ。Iさんの素晴らしい企画力に脱帽である....。「○○のお○○さんたちの○○を掲載して、野郎どもで○○は誰か?というランキングをやってみるなんてのはいいんじゃない」いわゆる「ミスキャンパス投票」みたいに....。またこんなことを書くとセクハラとかパワハラとか言われそうである。筆者とて少年野球という冠がなければ下ネタ全開で暴走しちゃうではないか。
もちろんこの話はジョークの域を脱しない他愛もないオヤジの戯れ事と理解していただきたい。他のオヤジたちの中にもそういった野球以外のユルい話もブログに書いてくれと切望する向きもあるのは承知なんである。女性たちも筆者を含めこのおバカな野郎どもを寛容にご笑納いただければ幸甚なんである。むしろ逆に母たちで「○○の少年野球関係者の中でのイケメンランキング」を密かに集計しちゃったりすれば尚楽しいではないか(^-^)
++++++++++++++
そう、「脱稿であって脱肛ではない」のであった。つい脱線しちゃった。
脱稿とは作家が作品を書きあげ終わった時を言う。原稿から脱するわけだ。そのあと本が実際に出版されて世に出回ることを「上梓(じょうし)」と言う。

筆者も先日脱稿したんである。小説をしたためたわけではない。宮前Queens10周年記念誌の全てのページの制作を終えて、京都のネット印刷会社プリントパックに入稿を果たしたんであった。まだ10周年なので表紙含めて全36ページの薄い冊子であるけれど、内容は厚くQueens関係者の或いは子どもたちの熱い思いを込められたと思う。もちろん筆者の熱い思いも含めてである。脱稿したとはいえまだ上梓したわけではないので、ここでは内容は公開しない。しかし、ちょっと表紙制作の経緯のサワリだけ。(記念誌委員会にはLINEで告知済み)

表紙のデザインは本文ページデザインの数倍、数十倍ものエネルギーを消費するわけで。監督Koshimizuさんが、この10年を振り返ってみれば、あの写真が一番象徴的で代表する写真だとの、熱い思いを受けて表紙に使うことにした。それは3月5日の「上梓」をお楽しみに。しかしその写真だけではいかにもありがちなものになってしまう。その写真とリンクするようなイメージはないものか...。

青空、なんであった。
フリーの写真サイトから引っ張ってきた写真をチョイスした。これ。(さんぽふぉと)

これを表紙用にトリミングして、下部分に白のグラデーションを加えて決定。これ。(実際には左右反転させて配置した)

なんか後ろ髪引かれる感覚を覚えながらも、これで表紙の上部に配置決定し発注したんであった。

発注後の翌朝、ぞっとする出来事が筆者を襲うことになった。
フリー写真のサイトという認識で採用したんであるが、気になって再確認のためにそのサイトの利用規約を確認。えっ!?デスクトップ壁紙やHPへの利用はOKだけれど印刷物などにはNG、無断転用禁止なんであった。もう発注は終わっている。真っ青なんである。一瞬サイト管理者にメールして承諾をもらおうかと思ったが、逡巡したのち断念。やりとりしていたら納期が間に合わない可能性が大になる。オリンピックエンブレムデザインパクリ問題の話は以前ここでも触れたわけで、同じような轍(てつ)は踏みたくない。宮前で公になる記念誌で著作権を無視したものを作るわけにはいかないのだ。自分個人ならば謝ってすむことかもしれないが、Queensや連盟にも汚名を着せることになりかねない。襟を正そう。意を決して別バージョンのリデザインを決意。プリントパックに連絡して表紙だけの差し替えを通知、納期は変更ないことを確認しひと安心....さてどうするか。

仕事どころではない。朝からまずは本当のフリー写真サイトを検索し印刷物や商用利用可能のところを探すことに。良いところが見つかった。クオリティーも問題ない。何枚もの雲の写真をDLし中から1枚を選択。これ。

全世界で最高峰の写真加工専用ソフトAdobePhotoshopで早速トリミングし、上部の青色が若干グリーンがかっており物足りないのでブルーを少し濃いめに加工。たぶんほとんど分からない程度だけれど。この色を濃くするブラシをやり過ぎると雲の白もどんより濃くなってしまうからほどほどに。

これだけで終わってはつまらない。オリジナリティーがない。ならばこれにQueensの帽子を合成しよう。表紙下の写真とイメージをリンクさせる意図からである。
Qの帽子を撮影するにはまだ早い。南側のベランダに日が射すのはもう少し時間がいる。仕事をしながらその時を待つ。11時ころにベランダに良い感じの日が射して来たんである。ベースになるこの写真の雲に射す日光の角度を計算し、帽子をベランダの空調室外機の上に置いて撮影。30枚くらい角度を変えて撮ってみる。

太陽の位置と帽子のアングルや出来を天秤にかけてこの1枚に決定。ファブリーズに被せて撮ったのは苦肉の策である。

Macに取込みフォトショで背景を切り抜き加工。ソフトは古いバージョンなので手作業の良し悪しがあとでモノを言うから慎重に。雲の写真の太陽の位置を想定しながら、帽子にもハイライトを加工する。

これをコピーしてベースとなる先の青空の写真へペースト。
バックの雲があまりにもクッキリ鮮明なので中心から少し周りをぼかす。更に帽子が下から舞い上がって来た感を出すために、帽子の下部分をスピード感をつけてかなりボカす加工を3段階。シュッと下から舞い上がった感じがお分かりいただけるだろうか。更に動きを表現するため帽子の角度を回転ツールで回す。

少し作為的な空気感がないではないが、この場合はリアル感よりもイメージ重視である。
これの下にくるQの写真や記念誌本文中の「高く舞い上がれ...」的な文言を念頭に、イメージがリンクするようひたすらデザイン作業に没頭したんであった。

記念式典3月5日はこの記念誌の「上梓」の日でもある。先日Qの打合の席上で出欠リストを見せてもらった。
驚くほど多くの宮前の他チーム関係者やQueensOGの子らも参加すると聞いている。特に周年式典にこれだけ多くのOGが来てくれるのは、おそらく女子チームならではだろうと思う。賑やかな同窓会にもなりそうだ。そこが宮前QueensのQueensたる所以である。

当日、この写真を表紙にした記念誌を目にしたならば、野球関係者は是非母体チームでも回し読みしてもらい、OGは家庭に持ち帰り、周りの子やOG親にも見せて欲しい...。
そんな思いを以てデザインしたんであった。

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2016年2月14日日曜日

経験は子を強くする

「♪雨がしとしと日曜日〜、ボクはひとりで〜、キミの帰りを待っている〜♪」
この文言だけ読んで大昔のGS(グループサウンズ)ソングだと瞬時に理解した人は、相当な年齢であろうか。筆者的には小学生低学年あたりの耳に残っているわけで。
今日、日曜日の午前中は小雨模様だったため、急遽フレンズは屋内で野球教室開催となったらしい。
「♪雨がしとしと日曜日〜、友(ふれんず)はみんなで〜、野球教室やっている〜♪」
しゃららら〜らら、ららら〜♪なんであった。
筆者はQueens関係の仕事やらなんやらで結局行けずじまいだった。

先週はフレンズ体験会の開催で、例年なら多くても4,5人、昔は1,2人なんて年もあったくらいであったが、今年はなな、なんと!!!.....19人が参加してくれたんであった。チームの副事務局Nakamura夫妻の寝食忘れるほどの努力で、学校にチラシを配りまわりにも声がけした成果とはいえ、驚くべき人数なんである。やはり昨年の全国大会まで登り詰めた評判がモノを言ったのだろうかと、周りでは分析しちゃうんであった。入部してもらえれば最高だけれど、たとえしなくても今日は野球を楽しんでもらうことが一番肝要である。とにかくフレンズ体験会史上最高記録を更新した数字に驚き、無性に嬉しく、そして逆にこれを受け入れる内部体制もしっかりしなきゃと思うのであった。(これはNakamuraオヤジ始め皆がそう思ったことである)
但し....その半数位は幼稚園児である。けれど、長い目で見ればとても貴重な存在なんである。無理に入部は勧めないけれど、子どもたちが少しでも野球が面白いと思ってくれたら、また是非遊びに来てねと、思うのであった(^-^)/

親子で準備運動をしてのち、現役選手と親子と入り乱れてのキャッチボール。つい去年入ったばかりの低学年の子が率先して幼稚園児と組んだり、親子で和やかにキャッチボールしたりとなかなかに良い眺めなんである。

自己紹介。小学校、学年、名前。言ったあとはガムテープに名前を書いてべりりとちぎって胸に貼付ける。良いアイディアだ。

ティーバッティングで球を打つ。これ新人くんは以外と出来ない子もいるのだが、みんな上手に打っていた。まず手本を見せたのはフレンズOBで大学2年生のKazu。右利きの子とサウスポーの子のバットの握り方から分かりやすくレクチャーしていた。



紅白戦までやっちゃう。但しティーで打ってダイヤモンドを走るルール。卒部した6年生の全面協力のもと和気あいあいとゲームは進行し、振興のために、親交を深めて、侵攻はせずに、粛々と時間は過ぎてゆくのだった。
打席で卒部の6年生が小さい子に手取り足取り教えてから、思いきりスィング。実にみな勘が良い。我が子の打席を見守る親御さんの目尻も下がるわけで。

筆者の息子の時は5年生の晩秋、ある日突然「オラ、野球やる!フレンズに入る」と宣言されて、それまでの当時の筆者は、日曜は遅めのブランチを食して家族で公園を散歩したりと、だらだらして過ごすのが正しいニッポンの30代後半オヤジのあるべき姿と信じていたクチなんであるが、この息子の宣言でのちの生活価値観が劇的に変わったのであった。あれから20年が経とうとしている。当時と今では隔世の感はあるものの、自分を変えてくれた少年野球の世界に感謝している。息子のあのひと言がなければ、この少年野球「晴耕雨読」BLOGも存在しない。

懐かしい顔があった。フレンズOBの年の離れた弟くん。OB卒業当時は弟はまだ乳幼児だった。その子が大きくなりまたフレンズの体験会に参加してくれたのであった。Ohsumi夫婦をみて懐かしさが先に立つ。兄のTeruは元気してるのか。そんなこんなで連錦とフレンズDNAが続いてくれれば楽しいことである。


入る入らないは別として野球、いや青空の下で思い切り体を動かすスポーツの楽しさを感じてもらえたらそれで良い....というのは真意でありながらも反面体裁、やはり何人かでも入部してもらえたら凄く嬉しい。

それぞれの各チーム事情というのがあろうけれど、おしなべてどこも選手不足に泣き、選手集めに腐心しているのではないだろうか。少年野球、おそらく時代の趨勢として全国的に。
休日は家族一緒にノンビリどこかで過ごしたいから、縛りの多い少年スポーツ団体には入りたくない、という話を最近よく聞く。他チームからも実によく聞くんである。

では家族ごとみんなでスポーツ団体に参加して、家族みんなで同じ感動を味わう子ども時代を過ごしてみてはどうだろうか。子も親も。
フレンズという小さい枠の話ではない。休日は親子で汗をかき共に感動出来る週末を共有出来たら、これに勝るものはないはずだ。
練習など辛い事もあるかもしれない。でもそんな経験も子どもを強くするひとつのファクターに成り得るに違いないのだから。終わってみれば辛いことの想い出は、達成感の感動が凌駕して余りあるはずだ。
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