2020年5月31日日曜日

広報から速報

連盟広報およびフレンズ広報、Queens広報として速報です。
そろそろかとは思っていたけれど、ついに宮前第一・第四公園の連盟の活動が川崎市から解禁されたようである。
以下、連盟Satoh事務局長から各チームへ送付されたメールを公開。

チーム各位
お疲れ様です事務局Satohです。

先日下記連絡をしておりましたが、明日から学校も段階的ではありますが再開しますので、チームの活動につきましても条件付きではありますが、再開を認めます。

条件とは活動を再開するにあたりチーム内(特に父兄)の同意を得たうえで、先日送付済みの全軟連・日本スポーツ協会の感染予防ガイドラインの履行となります。
これによりチームの責任において活動を再開出来るものと致します。

活動を再開した際は、くれぐれも地域でトラブルとならないようお願い致します。


※続く別メール。


連盟各位
6/6(土)より第一・第四公園の利用が可能となりますが、再度感染の拡大により利用が制限された際はそちらが優先されます。


学校のグランドが利用出来ないチームへの配慮とし、記載チームの割り当ての変更がある事を前提に、活動を再開するにあたり十分な感染予防を心掛け、トラブルが発生しないよう公園利用をお願い致します。

今は昔、コロナ自粛に伴い学校の施設開放も利用不可とされたのはいつの頃だったろうか。当時学校グランドは使えない状況でもまだ第一・第四公園利用は容認されたいた。しかし、第一・第四公園利用チームは練習ができて、他の多くのチームは活動ができないという事情を鑑み、不公平性を排除するために連盟の英断により、全てのチーム活動を自粛要請したのだった。おそらくこれを読んでいるチーム関係者の多くは知らない事かもしれない。そんな中でもあるチームはとある公園で平気で活動を...なんて個人的に耳に入って来たこともあった。フレンズやQueensではいち早く状況を厳粛に受け止めすぐに活動を休止していた。

6/6(土)から公園利用は再開、しかしながら、宮前各グランドの施設開放はいまだにアナウンスがない。筆者すぐに川崎市教育委員会HPで確認したがまだ更新はされておらず、現段階では(これを書いている5/31夜)施設開放はまだ容認されていない。「学校再開後も当面の間利用は禁止」のままである。しかし、昨日今日の状況変化を考慮し、おそらく近日中に解禁されるものと思われる。

ところが実に気になるニュースが先ほど飛び込んで来た。
耳目(じもく)を集めている北九州市の感染状況である。若年齢の子らはほぼ感染しない、または感染しても軽傷だというのは皆周知の通り。しかし北九州市の小学校でクラスターが発生したとのこと。
ゆめゆめ、一気に以前のような活動を再開してはいけないのだろう。再開には連盟連絡にもあるように、慎重に公的ガイドラインを遵守しつつ活動再開していただきたい。この「公的ガイドライン」とは、過日このブログでアップしたガイドラインである。参考にしていただきたい。
各チーム殿、先の連盟連絡に添付されたPDF、「全軟連・日本スポーツ協会の感染予防ガイドラインの履行」を遵守して、よろしくお願い致します。

全ては宮前・川崎、ひいては全国の子どもたちのために。
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2020年5月30日土曜日

マチネの終わりに

TSUTAYAディスカスで借りた映画2本。
「天気の子」は「君の名は」より更なる圧倒的なリアリティーで素敵な映画だった。

昨日観たのは「マチネの終わりに」
劇中スペインからパリへ石田ゆり子に会いに来た福山。彼が彼女に結婚を申し込む。こんなセリフがある。
石田ゆり子が、
「私たちまだ3回しか会ってないのよ。それに私、近く結婚するのよ!」
これに対して福山雅治が言う。
「だからそれを止めに来たんだ」
...くうぅぅ〜、そう来たか〜、なんである。

以前は石田ゆり子って筆者的には全然だったけれど、数年前何かのCMを見て突然めちゃくちゃ素敵に見え始めたんである。彼女は年齢を重ねてからの存在感が素晴らしい。中年以降になって輝く男優はあれど、女優はそれほど多くはない。それに気づいたのは多分筆者も年を経たからに違いない。笑顔の端っこのどこかに憂いを含んだ控えめな寂しさのある表情は、彼女が持って生まれた天性のもので、演技では出せないのではと思っちゃう。
ほんの少しだけ、おこがましいけれど拙著小説「月に雨降る」に通底するような、大人の恋愛ドラマであった。神島龍一と希伊みたいな...。
石田ゆり子さま、10年若かったらプロポーズしていたに違いない。
ただし、筆者は福山のようなイケメンではないし、世界を股に活躍する高名な音楽家の大金持ちでもないし、フサフサの黒髪を搔き上げるほどの毛髪もない。如何ともし難い現実がそこの横たわっているのでった。

好きな小説が映画化されたら大抵は観るけれど、ほとんど小説に勝る映画はない、と言うのが筆者の持論ではあるが、逆輸入的に今度原作の平野啓一郎の小説を読んでみようと思う。しかしその際に問題となるのが、小説を読む際、頭の中ではすでに観た映画の映像化されたイメージが渦巻くわけで、純粋に活字から自分の想像力でイメージする障壁となっちゃうことだ。それでも、まいっか。

さて話変わって。コロナ全面解除とはいえ現実的には段階的解除の今日この頃、赤カブで買い物ついでに第一公園へ。宮前少年野球連盟の一員としては実に懐かしいと言えるほどだった。たったの3ヶ月なのに。一時期は第一と第四が閉鎖されたと聞き及んだけれど、今日はお天気も良く中学生と思しき元気な愛すべき野郎どもが野球をやっていた。彼らも多分、小学生の頃はここで汗を流した宮前の子だったに違いない。

丘の上の愛煙家の通称「峠の茶屋」に行ってみると、如何ともし難い荒れた侘しい光景が...と書けば大げさだけれど、連盟主催の野球が自粛で数ヶ月使われなかっただけで、落ち葉や枯れ枝が散乱し、少し悲しい気分であった。まるで自粛で閉鎖された錆だらけの町工場みたいに。
筆者、自称公園大好きオジサン。以前からコロナ公園閉鎖について思うところがあった。仮に大きな公園利用者が10とする。近隣の小さな公園のそれが5とする。大きな公園を閉鎖して密を避けた時、代わりに小さな公園にはその10の人たちが流入し一気に5から15にまで膨らむ危険性はないのかと。全てを解決することは実に難しいものである。

...
さて最後にお茶濁し。
過日ここで「リモートワーク」のダジャレを書いた。面白かったかどうかの真偽は審議しないとわからない。
もう一発浮かんじゃったので、書いてしまう。

リモート飲み会が流行っている。会社同僚の男二人が試しにこれをやろうとする。TV電話で連絡する。
A「おう、元気?」
B「ん、元気だよ」
「あのさあ、リモート飲み会って流行ってんじゃん?俺らもやってみたくね?」
「おお、いいねえ、やろうよ」
「でさ、俺ら男二人じゃつまんないからさ、お互いに女子を誘ってやろうよ」
「リモート合コンってか?いいけど俺、女子の知り合いあんましいねえんだよなあ」
数時間後。
A「みんな準備できたかな?じゃ紹介します。こちら俺の知り合いの女子C子さんとD子さんとE子さんでぇーす」
B「あ、ども。Bです」
A「んで、Bの女子は?」
B「はあ、あの、こちら俺の妹です。妹しかいなかった」
A「リモート飲み会、妹のみかい?」
....
じゃんじゃん。
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一日の終わりに

今0:40、土曜の深夜。
映画三昧の私は、ちょうど福山雅治と石田ゆり子の「マチネの終わりに」を観終わったばかり。
この映画は極私的に素晴らしい内容で、壮年の域に達した今の自分にとっても、
実に感慨深いものであった。

そんな素人の「映画感想文」はともかく、
本日やっと「アベノマスク」が到着。

どれどれ、ちょっとつけてみた。
おやおや、サイズ感はぴったりではないか。
安倍さんの映像では顎がマルッと露出する感じがなんとも、
昭和的なダサイ感じ満載と思ったのだけれど、
私が装着したら案外ピタリフィットしちゃったんであった。でもやはりちょっと小さめ。
普段からマスク依存症ではない私にとって、布製マスクなんて何十年ぶりだろうか。
ちょっと懐かしい香りがしたのだった。

「マチネの終わりに」の素人の「映画感想文」はまたいつか。
自粛要請でネット販売などの日本の物流量は激増、日夜大量のこのマスクなどを郵政赤カブを駆って、配達してもらっている郵便局員さんにも感謝。
医療従事者のみならず、彼らにも今日のブルーインパルスの爽快な、感謝の意を表した姿を届けたい。

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2020年5月28日木曜日

猫と鴨とオヤジ

以前も書いたように今の自粛期間もそれ以前の昔からも、公園大好きオヤジは週末には横浜の公園へ行くのであった。エコノミークラス症候群予防のためと、運動不足解消と、精神的ストレス発散と、肉体が太陽光線を浴びてココロの光合成を促すためである。新緑の木漏れ日と吹き渡る柔らかな風を胸いっぱいに吸い込んだのち静かに息を吐き出せば、それは二酸化炭素ではなく、キレイな酸素を生成しているような錯覚さえ覚えるのであった。

公園に行くとコロナ自粛によるマスコミ報道の影響を目の当たりにするわけで、日本人は実に正直で素直で真面目である。公園の「密」の危惧報道があれば公園での人々の往来は少なくなり、緩和の方向へ動いていると報じられれば、すぐに人が増える。しかしどちらにしても行き交う人たちは皆、言葉少なに穏やかな表情と素敵な所作で、散歩なりジョギングなりを満喫しているんである。新婚と思われる若いカップルが仲良くジョギングしたり、老夫婦が静かに穏やかに散歩したり、息子の手を繋いだ若いお父さんが一心不乱に池の中の魚を探す姿、中年太りの男が孤独にランニングする様子...。

以前書いたけれど、散歩からスロージョギングにシフトアップしようと画策した筆者は、Amazonでランニングスタイルの上下を購入し、パッツンパッツンのスパッツのようなちょっと恥ずかしいモノをはき短パンでジョギングに挑んだのだった。なぜかと言うと、少し前地元の近辺を散歩途中に思い切ってしばらく走ったら、当然息切れしてゼイゼイしちゃったのだが、立ち止まり息が整うと今度は体が軽くなったような快感が身を包んできたんである。さらに神社の急な石段を一気に駆け上ると当然もっと息切れしてもっとゼイゼイしちゃったのだが、軽い疲労感ののちにまた少し体が軽くなったような不思議な感覚に囚われたのだった。体の中のコレステロールや脂肪分や、邪鬼や悪鬼や妖気や毒気、昨日食べた餃子臭や加齢臭などが、瞬時に身体から蒸発して浄化して行くみたいな。無理せず少しづつ距離を伸ばせば、もしやジョギングも出来ないと諦めるのは早いのではと思うようになったんである。最初に走った時は足首と腰に100kgのハンマーを打ち付けられたような衝撃を感じたので、やっぱ無理かと思ったのだが、無理せず諦めないことが肝心であった。

さて横浜の牛久保公園から徳生公園へ。ほんの少し走ってのち木漏れ日の美しい草むらでブルーシートを広げる。家から持ってきた冷たいブラックコーヒーをグビリ。冷たいビールなら至極の時間なのだが、バイクなので仕方ない。周りでは老若男女問わず10組くらいの様々なグループがシートを広げ、ソーシャルディスタンスを保ちつつ、談笑や食事をしていた。シートに寝転びリュックから老眼鏡、カッコよく書けばローガンキョー、オシャレに言えばシニアグラス、を取り出し、村上春樹の新作エッセー「猫を棄(す)てる」を読む。

これは村上春樹氏が小学生だった頃の父親についての随筆である。氏と筆者は10歳くらい離れているが、彼の父の記憶の太平洋戦争の時代背景は、ギリギリ筆者のオヤジともダブってくるわけで。読み進むうちに小説の文章と並走しながら筆者の昔の記憶がどんどん溢れてくる。筆者が結婚した年の暮れにオヤジは他界しており、自分とオヤジの付き合いは20数年しかないのだが、今にして思えば当時のオヤジにもう一度会ってみたいと思うのであった。ちなみに式を挙げたあと池袋で小さな披露パーティーをやったのだが、山形から中学同級生のNaotoが駆けつけてくれたことも想い出した。当時22歳で結婚したので、中学同級生男子では結婚一番乗りだったはずである。

村上春樹が幼かった頃、家で飼っていた猫を父と一緒に海岸へ棄てに行ったところから話は始まる。大の猫好きだった村上少年がなぜ猫を棄てることを父親に抗議しなかったのかは記憶にないらしい。二人は家に帰り玄関を開けると、そこには先ほど棄てたはずの猫が先回りして戻り待っていたのだった。二人を出迎えて猫が言った。「にゃあ」...さだまさしもびっくりのTVCMを地で行く「にゃん白宣言」なのだった。

読みながら同時に溢れ出た筆者の小学低学年の頃の想い出。オヤジの自転車の後ろに乗って親戚の家に行きオヤジは酒を飲み、僕はかしこまって店でお菓子の端切れをご馳走になる。親戚の家は大國堂というお菓子屋だった。ロールケーキなどは両端をカットするとそれは廃棄処分されるもので、大量に余っていた。帰りはパチンコに寄って、酔ったオヤジがフラフラ自転車を漕ぎながら家路につく想い出だった。今にもコケそうな自転車の荷台にしがみついていた記憶がある。恐る恐る「とーちゃん大丈夫?」と背中に声をかければ「大丈夫だ!」...ちなみに当時のパチンコ屋は全て手動で左利き専用台もあり、椅子はなく客は立って球を打っていた。子どもだった僕は床に転がったパチンコ球を拾って、見よう見まねで球を弾いていた記憶がある。すっかりなくなるとオヤジがすかさず球を補充してくれて、また夢中になって一個一個ゆっくり打って遊んでいたのだった。
そんな昔の記憶を辿りながらもうすぐ62歳になる、ちょっと恥ずかしいスパッツを履いたオッサンは、本を閉じて目も閉じて、しばし穏やかな公園の喧騒を耳にしつつ横になる。

さて、この公園へ来る楽しみがもう一つ増えた。
先述のように鴨の親子が可愛くて仕方がないんである。以前からブログで書いたように鴨の母子がいつも公園を訪れる人たちの「癒し」になっていた。事あるごとに山形39LINEにも写真をアップ。1週間前は11羽だったが今回見てみると9羽になっていた。その理由といきさつはあまり想像したくないわけで。鴨の親子のイメージは母鴨が先頭に立ち子鴨がヨチヨチついて行くというものだが、この家族は反対で、子鴨たちが勝手にあちこち歩き回るのを母鴨が「おいおい、どこまで行くの」と慌てて子鴨のあとをついて行くのだった。一羽のやんちゃ坊主が斜面の上を登ると皆それについて行き、母鴨が慌てて後ろから見守るようについて行く。やんちゃ兄貴がいきなりターンして今度は川に入り母も後からついて行く。子どもたちが二手に分けれた。やんちゃ兄貴グループの半分はスタコラサッサ左方向へ、残り半分は気づかずに母の庇護のもとで右方向へ。ほどなくして異変に気付いた母鴨は慌てて左方向へ舵を切り、やんちゃ兄貴グループへ合流。そんな慌ただしくも微笑ましい光景は、ずっと見ていて実に飽きないのだった。下の動画はその時のもの。

頭をよぎったことがある。過日のブログでこの鴨たちを「横浜どーなるどダックス」と野球チームになぞらえて命名したけれど、鴨は英語で「ダック」であるが、ディズニーに出て来るドナルドダックは真っ白で、あれは「アヒル」ではないか?と。はて?アヒルは漢字で書くと「家鴨」となることは知っていたけれど、鴨、ダック、アヒル、家鴨...と頭が混乱しちゃったのだった。

家に帰り早速調べて見た。
結論。鴨はダックで正解。アヒルは鴨を家畜用に改良して羽が退化し小さくなり飛べなくして家に居着くようにしたものだそうだ。なのでアヒルは家鴨。同じ鴨の「ダック仲間」であった。犬や猫と同じく中世ヨーロッパで人間の都合で危険な交配を続けて、人工的に作られた愛玩動物と同じ経緯を辿ったのが、アヒル=家鴨だったのか。うちにいるミニチュアダックスのワンコの「りん」も人間が交配で作ったワンコである。足が短く鼻が長いのは狩猟犬に適しているからである。野原の穴に潜むネズミやモグラを仕留めるために、鼻が長くなったという説がある。そのほかのワンコも純血種以外はニンゲンの勝手で作られたという説を聞いた。それらは純血種に比べて寿命が短いことも知っている。

まあそれはともかく、カモ=ダック=アヒルであった。
最後にほっこりする話を。

ディズニーキャラではドナルドダックだけが「しゃべらない」キャラであるのをみなさん意識したことがあるだろうか。ミッキーはじめ他のキャラはちゃんと言葉を話すのに、ドナルドダックだけは「グエっグエっ、ぐわっぐわっ」とアヒル語でしかしゃべらないんである。しかもいつも文句ばっかり言っている。それでもちゃんと彼の意思や感情がストレートに伝わって、ミッキーたちと会話になっているのは、ウオルト・ディズニーの素晴らしいアニメーターとしての手腕であろう。小学生の頃夢中になってディズニーアニメをTVで観ていた。ちなみに筆者はディズニーよりもトムとジェリーが一番好きだった。特に悪役で間抜けで憎めないトムが大好きだった。これも一緒に観ていたオヤジの横で腹を抱えて笑っていたことを思い出す。

ではなぜドナルドダックだけ言葉を話せないのか?
世界中の子どもは健常者だけではない。中には先天的あるいは後天的に言葉を話せない子どもももいる。そんな障害を抱えた子でもちゃんとみんなと仲間になれる事を表現したかったのだそうだ。ウオルト・ディズニーおじさんの優しさである。以上はネット検索情報なので真偽は確認しようがないが、筆者はこれを信じたい。

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2020年5月24日日曜日

大会開催ガイドライン

いよいよ緊急事態宣言の解除が目の前に来たのだった。しかし、「段階的解除」であることを胸に刻もう。暗いトンネルを抜けたらそこで快晴の新緑目に眩しいグランドが睥睨できるわけではない。グランドはそこにあれど、まだ薄暗く靄(もや)のかかった手探りの状態を覚悟しなければいけない。いきなり以前と同じく野球が出来るわけではなく、数々の制限が課されるはずだ。

高円宮賜杯、少年野球の甲子園と呼ばれる全国大会は、とうの昔に中止が決定されたことはここで既報の通り。夏から秋にかけての大きないくつかの神奈川県大会も、一昨日中止の決定となったことは、連盟Satoh事務局長からの連絡網で知った。1専修大学カップ、2東京新聞旗、3横浜銀行カップである。おそらく主催者側が甲子園大会中止の決定を受けてのことかもしれない。それにしてもずっと前から思っていることだが、野球に限らず今年の小学6年生、中学3年生、高校3年生の最高学年の子どもたちには本当に気の毒だと思う。他の学年には来年があるが、この最高学年の子たちには今年がいろんな意味で最後の年なわけだから。

緊急事態宣言は明日政府から解除の決定をみるようだし、小学校の再開も6月1日からと予定されている。がしかし、学校が再開されても「当面の間は」グランドや体育館の施設開放は見送るとの連絡が先日川崎市からあったようだ。練習場所がないのでは片手落ち、如何ともしがたい状況ではある。しかし連盟や教育委員会に不満をいうのは間違いだ。最大限の子供と大人の安全を鑑みての策定である。文句があるなら新型コロナに言えばいい。行政や政府の今回の不手際などが露呈した面は否めないけれど、それでも諸外国に比べて良くやっている方だと思うし、また国民もじっと耐えて頑張って来たと思う。先進国なのにPCR検査数の少なさはどうにも情けないが、それを差し引いても死亡率の低さは世界に誇れるもので、それは自粛要請に耐えた多くの日本の国民性、民度の高さにも由来するものではないだろうか。
うーむ、我々日本人をちょっと自画自賛かな?

さてここから長くなる。連盟広報として。
今日宮前連盟Satoh事務局長から各チームへ連絡網がきた。以下にメール文をコピペ掲載したい。
....
特定警戒都道府県以外の自粛解除に伴い、全日本軟式野球連盟及び日本スポーツ協会よりチーム活動、スポーツイベント再開に向けた感染予防ガイドラインが作成されておりますので、チームにおいても活動自粛解除の際は、添付ファイルを参考にチーム活動を再開するようにお願い致します。

活動自粛解除につきましては、神奈川県及び川崎市の発表を踏まえ改めて通知致しますので宜しくお願い致します。
....
つまりまだ宮前としては自粛解除の正式決定は少し待ってほしいということだけれど、近日中の解除宣言は間違いないだろう。

文中にある「感染予防ガイドライン」はPDFで添付されている。連盟からの通達は各チーム事務局へ流されるけれど、それはチーム全体に周知すべき事項でも、ややもすると事務局だけあるいは指導陣だけに留まって、その他父母たちまで行き届かないこともある。チーム事情にもよると思うけれど。第一公園第四公園の利用規定などが最たるものだ。

なので指導者だけじゃなく、父母たちにも一つの心構えとして以下にこの「感染予防ガイドライン」をPDFから転載したい。中には首をかしげる項目や、「それじゃ試合にならないよ」というものもあるけれど、軟式野球万人に向けての指針なので致し方ない。
一番目を引いたのは「大会は50名を超えない範囲で」というもの。
1チーム選手20名、ベンチスタッフ5〜6名、応援父母?名...×2チーム分とカウントしただけで優に50は超える。更にスポーツは審判団がいなければ話にならないし、裏方で運営するネット裏の連盟スタッフも相当数が不可欠だ。50名では到底無理なことが容易にわかる。
これをある程度緩和して解釈するか、厳密に励行するかは今後の課題であろうか。
応援父母も「密」にならぬようソーシャルディスタンス。声をあげての応援はご法度、両軍集合と円陣組むのはダメは容易に可能だけれど、プレー中以外ではベンチでもマスク着用(?)なんて、...などなど。いっそ応援父母は外野のフェンス向こうに分散させるなどのアイディアもアリかもしれない。試合間の集合時間も密にならぬようスライドさせて、チーム同士大勢が会場で極力交錯させない工夫も求められそうだ。すると結果一日4試合が2,3試合しかできないか...とか。

義務や半ば強めの規制もあれば、緩やかに「推奨、望ましい」とかの項目もある。各関係者連盟に配慮したものだろうか。
その中でも強めの規制の一つが試合前のチーム名簿提出である。ベンチスタッフと選手の健康状態チェックリストである。また万が一感染者が出た場合即刻大会中止、チーム活動も禁止の文言も注目するに値する。更には当該本人やチームへの誹謗中傷は禁止の項目は、筆者的にはこれが一番ひたすら同意する項目である。

おっといけねえ、例によって「晴耕雨読」的前置きが長くなった。少年野球ブログは久々であるからして、ほとばしるように書き殴ってしまっている。
以下に「全日本軟式野球連盟」などから発布された「感染予防ガイドライン」PDFをここに転載したい。広く知ってもらうための公文書なので転載は構わないだろう。長いです。更に提出義務の「健康チェックシート」も。

繰り返すようだけれどあくまで全日本軟式野球連盟」の現段階のものである。川崎市少年野球連盟および宮前連盟としての指針方針はもう少し待たれたし。

少なくとも今までのことを胸に、野球ができる幸せを思えば厳格なガイドラインも受容できるかもしれない。最初は多少の規制があっても「野球ができる喜び」を思えばなんでもないさ、と。


JSBB 感染予防対策ガイドライン
令和2 年5 月22 日現在
公益財団法人全日本軟式野球連盟

1、【はじめに】
特定警戒都道府県以外の都道府県においての自粛解除に伴い、各都道府県の方針に
従うことを前提に、感染予防対策に配慮しながら小規模活動から再開して頂きますよ
うお願い致します。なお、開催や実施の判断に迷われた際は、開催地や施設が所在する
都道府県のスポーツ主管課や衛生部局等へのご相談をお願いします。
なお、本ガイドラインは、現段階で得られている知見等に基づき作成しています。今後
の知見集積及び各地域の感染状況を踏まえて、見直すことがあります。
2、【チームの活動について】
小規模(最大50 人程度)を上限として、屋外での活動を認める。
県外に移動しての活動は控える。
3、【試合について】
小規模(最大50 人程度)を上限として、それ以上の人が集まらないように、参加チーム
および主催運営側で配慮すること。
4、【感染予防対策】
(1)参加募集時の対応(参加者への事前注意事項)
・大会(イベント)参加募集に際して、感染拡大防止のために参加者が遵守すべき事項を
明確にして、協力を求めることを通知すること。なお、協力を得られない参加者には、
他の参加者の安全を確保する等の観点から、大会(イベント)への参加を取り消したり、
途中退場を求めたりすることがあり得ることを周知すること。
・選手は自粛期間明けのため、大会(イベント)開催の際は健康管理上、十分な準備期間
を設けて企画すること。
・発熱、咳、倦怠感などの風邪症状および味覚嗅覚を感じない者の参加を認めない。
また、14 日以内に感染者との接触や濃厚接触者と特定された者も参加を認めない。
・過去14 日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等
への渡航又は当該在住者との濃厚接触がある場合は参加を認めない。
・選手、チーム関係者、役員、審判員は球場に入る際、必ずマスクを着用すること。
また、試合時の攻守交替決定時や大会運営側ならびに審判員からの諸注意をチームに
伝える場合は、各々マスクを着用して行うこと。
・手洗い、うがい、マスク未着用時の咳エチケットの励行。
・大会(イベント)当日、参加者全員の健康状態(参考:資料別紙)と連絡先などが明記され
ている名簿を提出すること。
・屋外利用施設内における唾、痰を吐く行為を厳禁とする。
・感染者が発生した場合には、大会(イベント)を即中止とする。
・大会(イベント)参加者に感染が判明した場合には、参加者名簿を関係機関に公表する
場合があることを周知すること。
JSBB 感染予防対策ガイドライン

(2)参加者の対応
・参加者は検温を実施し会場に来ること。
・参加者(チーム代表者は)健康チェックシート(参考)を大会本部に提出すること。
・人との距離を2 メートル確保する。ベンチ内では一定間隔を保つよう努力すること。
・練習および試合において、全選手が密集・密接する円陣や声出し、整列などは控える。
・チーム内および大会において、感染者が発生した場合は、チームの活動停止ならびに
大会の即中止とする。
・競技中のマスク着用については、選手、審判員の判断とするが、ベンチ内に居る時には、
全員がマスクを着用することを推奨する。ただし、熱中症予防に配慮すること。
*本連盟では、球審はマスク着用することが望ましいが、軟式野球の競技環境および競技の特性を考
慮し、選手ならびに球審のマスク着用の義務付けは行わない。
・円陣や密集しての声出しなどの機会は控えること。
・肌が触れ合うハイタッチなどは行わず、各々コミュニケーション方法を模索すること。
・ゴミは各自持ち帰ること。
・応援者については、観客席が「密」にならないように、一定の距離を保って観戦するよ
うにチームごとで応援者に注意喚起を行うこと。なお、運営側でも、入口などに貼り紙
を行ったり、放送による呼びかけを実施したりすること。
(3)運営側の対応
・健康チェックシート(別紙参考)などを作成し、大会(イベント)当日に提出すること。
参加チームだけではなく、大会運営スタッフや審判員にも健康チェックシートなどの
実施を行うこと。
・練習場所および試合会場には、消毒液などを設置すること。
・大会開催の際は、試合間のインターバルを通常より長く設定し、選手ならびに関係者の
密集のリスクを回避する工夫をすること。
・選手やチームを集めるなど、密集することがないように配慮すること。
例えば、試合前の整列は、監督またはキャプテン同士の挨拶とし、両チームが整列する
ことを省く。など
大会運営は、慣例や慣習を見直し、特段試合等に支障がない事は感染予防対策を優先
として、大会運営側とチーム側の双方で創意工夫を図ることが求められる。あらゆる
場面を想定し、各支部(連盟・協会)において対策を講じるように努めること。
・万が一、感染者が発生した場合には、都道府県連盟(協会)に速やかに報告すること。
また、都道府県連盟(協会)は、全日本軟式野球連盟に報告すること。
・チーム内および大会において、感染者が発生した場合は、チームの活動停止ならびに
大会の即中止を判断し、関係者に連絡すること。
・万が一、感染者が発生したとしても、その者を誹謗中傷したり、非難したりすることが
無いように配慮すること。
・観客が入る場合は、密集・密接にならないように配慮すること。大声での応援なども
控えるように協力をお願いすること。
・各地域の事情を踏まえ、本ガイドライン以外に必要なことは各支部で実施すること。

以上

※提出参考健康チェックシートJPG

※「晴耕雨読」的、公園の鴨親子の、その後の消息記事はまたいずれ...。
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2020年5月20日水曜日

当世渋谷見聞録

「不要不急」ではなく、「必要至急」の外出なんであった。日曜に神戸の親戚から急な連絡があり、月曜中に公的証明書類を速達で発送してくれというものだった。理由は以前から聞いていたので得心し承諾。印鑑証明などは宮前区役所まで行かずとも行政サービスやセブンのマルチコピーからでも出力出来ちゃうご時世だが、戸籍関係は東京にあるため所管の区役所へ出向かねばならない。戸籍謄本、抄本という名称は今は昔、現在では戸籍記載事項全部証明、個別証明ということになった。
筆者の本籍は渋谷区恵比寿なので、渋谷区役所へ。

久しぶりの渋谷であった。22歳頃から50台半ばまで通い慣れた渋谷は、かつては庭と言っても良いくらいの街である。夜のディープなゾーンを徘徊したこともあった。賑やかな人の多い街であることは日本中が知っている。がしかし、コロナ関連ニュース映像で見る「今日の渋谷のスクランブル交差点の様子」は、緊急事態宣言以前から毎日流れるようになった。外出自粛7割は達成したものの、8割には届かない、なんていうアレのビル屋上からの共同映像だ。確かに激減したことは間違いないが、筆者はこの日それを目(ま)の当たりに実感することになった。
ハチ公からセンター街方向。

月曜午前でもパラパラであった。いつものあの混雑を経験している者にとっては、体感的には9割減的な感覚なんである。報道で言うdocomoのデータ解析を疑っちゃうくらい。
交差点を渡りきって振り返ると、新築の渋谷スクランブルスクエアがそびえ立っていたが、曇天の灰色に霞んで生気が宿っていないように見えたのだった。実際商業ゾーンはコロナ閉館で中に入ることは出来ない。いつかはあの屋上のテラスに上ってみたいと思っていたんであるが、コロナ禍は収束に向かい終息を迎えた時までお預けなんである。(収束と終息は違うので使い方を間違ってはいけない)
109方向もすっからかんのガランガラン。たまたまクルマがはけている時に撮ったものだから尚更である。

区役所へ向かう百貨店などは軒並み休業閉館。若い頃は足繁く通った公園通り。20歳に作ったデザイン学校の卒業制作は、公園通りに出店を想定企画したウェスタンスタイルのレストランをデザイン設計したものだった。のちにパルコや東急ハンズやマルイを中心にした若者文化がここから発信されて行くことになる。公園通りを闊歩するだけで当時の若者にはステイタスだった。
海外の首都封鎖ロックダウンほどではないにしろ、やはりゴーストタウンなんである。スクランブル交差点の人の流れをニュースで見ると確かに激減したと思えるけれど、そこから各方面へ人は分散して流れるわけで、徐々に通りを歩く人数が減ってくる。すると激減具合がもっと如実に実感しちゃうのだった。
マルイからパルコ方面を臨む。

渋谷区役所も何年振りだろうか。公園通りを登りきる先に見えてくるのがNHKや渋谷公会堂、鶴をモチーフに設計した東京オリンピック前回大会の丹下健三氏の代々木体育館、etc。公会堂を左折するとそこに見慣れた建物はなく驚いた。渋谷区役所も新築ビルとなっていたんである。役所の混雑がマスコミで喧伝されていたので覚悟して行ったのだが、あにはからんや、フツーに空いていたのでサクサク手続きは進んだ。

帰りがけにスペイン通りを通ってみると、行きかう人は一人ふたりくらいである。いくら月曜午前と言っても異常な光景であった。店は眼鏡屋が一軒だけ開いていた。

iQOS関連で東急本店近くのメガドンキ渋谷本店へ。ニュースでも既知の通り店頭では各種マスクや消毒液が山積みで並んでいたが、客たちは一瞬立ち止まるも一瞥するだけで誰も手に取らず購入する者はいなかった。こういう店舗ではなくスーパーやコンビニやドラッグストアに並ぶ日もそう遠くないはずだ。物議を醸したアベノマスクが届いても筆者は使わない。マスクが足りているからではない。あのちっちゃい昭和の子供の頃着用していたような布マスクを、今や一体誰が必要としているだろう。意地でもアベノマスクを着用している日本の首相と、頑としてマスクをしない米国の大統領が相対的で、なんだか笑っちゃう今日この頃だ。遅きに失した感は否めないし、劣悪品質のアジア製のマスクで回収騒ぎ、しかも費用対効果の最悪な結果を招いているわけで。これにかかる数百億円の税金は医療従事者や火急の危機に直面している人たちに使うべきだった。

久しぶりの渋谷だったけれど、暖簾に腕押しというか糠に釘というか、思った以上の肩透かしを食らった感は否めない。
いつか晴れてスクランブルスクエアの屋上に行けた時はまた、絶景の写真をアップ出来たならいいなと思うのであった。

以上、当世マルコポーロ記者が、現場からお伝えしました。
マイクをスタジオへお返しします。

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2020年5月17日日曜日

「横浜どーなるどダックス」

ここで何度か書いているように、筆者は結構公園マニアなんである。昔はこうだった。春は桜を愛(め)でるために赴き、夏は缶ビール片手に木陰のベンチで、秋は小説片手に木漏れ日のベンチへ、冬はかじかむ手に熱い缶コーヒーのホットでほっと一息...。今も基本変わらないけれど、昔と違うのはテレワークのしすぎで足腰が軟弱になってしまい、それをカバーするため公園を「歩く」ことを目標とするようになった。最近はコロナのせいで更に「歩く」から「走る」ことにシフトしようと画策しちゃっているわけで。若い頃ならまだしも、いきなりギュンギュン走っては心臓麻痺であの世行きは間違いない。スロージョギングなんである。中学の頃はサッカー小僧だったのに、すぐに息切れしちゃう今の自分が情けないと思うのは、中年、壮年男子界の常ではある。筆者の息子が小さかった頃、町内会の運動会お父さんリレーのアンカーに抜擢されたが、頭の中は完璧にあの頃の颯爽とした長髪の中学サッカー少年なのだけれど、現実は最終コーナーを回った時、おそ松くんのハタ坊のように脚が空回りしちゃって、衆人環視の中見事に転倒、コケちゃったことはクッキリ鮮明に覚えている。どんだけ鮮明かと言うと、たまごっちの液晶画面がいきなりiPhoneの画面になったくらい鮮明なんであった。
筆者の公園めぐりや散歩は生命維持装置みたいだと思う。自宅で座りっぱなしの自営業にとっては誠に真実なんである。

以前から好きな公園のひとつに、横浜の牛久保公園がある。横浜といっても川崎の筆者の家から歩いてすぐが横浜市。市境が近いせいである。赤カブで走ってかの地でひたすら歩くわけで。フレンズ代表Yanagisawaさん宅に隣接する牛久保公園である。
おっと、「なんだよ、バイクで公園へ行って散歩って、本末転倒じゃね?」とお思いの貴兄、あの有名なCMをお忘れか。「そーだ、京都へ行こう」のJRのCM。新幹線で京都へ行き、嵐山の竹林を散策し龍安寺の枯山水や大徳寺孤篷庵(こほうあん)忘筌(ぼうせん)に佇み心穏やかになる...それとなんら差異はないのである。少なくとも筆者には。

さて現実に戻ってブログであった。
コロナ禍で公園の「密」が喧伝されているのは周知の通り。しかし公園への外出自体は規制されているわけではない。むしろコロナ疲れ解消のためにも子どもや高齢者には推奨もしている。その「質」や「あり様(よう)」に問題が潜んでいるわけで。なので堂々と牛久保公園へ。カブと言う名の新幹線に乗り、公園という名の京都へ。ここ数週間は週末となればここへきている。コロナ報道に見事に呼応するかのように、公園利用者数が増えたり減ったりするのが面白いように目に見えて分かるんである。
この公園は遊具などはなく広大な自然公園と言ったオトナの風情が実に良い。更にここと両隣の山崎公園、徳生公園とが小川の流れる遊歩道で結ばれているのが実に素晴らしい。こういう公園は川崎にはほぼない、残念ながら。この3公園は2mのソーシャルディスタンスどころか数キロ離れているので「密」ではないが、密接に親密に連携しているんである。
※GoogleMapから

牛久保から徳生公園へ。数週間前には小川で仲睦まじい番(つがい)の鴨がいて、速攻山形39LINEに写真を投稿。徳生公園には大きな池がある。鴨や鯉、亀などが悠然と泳いでいる姿にニンゲンどもは癒されちゃうのであった。亀ちゃんなんぞはロープに必死で掴まって甲羅干しをしている姿は実に滑稽で可愛らしい。

一世を風靡した山形の「人面魚」は今はどーしているのだろうか。

池の周囲の小高い丘に登り、木陰で寝転ぶ。木漏れ日の空を見上げて思う。コロナに苛まれた日々はもう少しの辛抱で雲散霧消、晴れて暗いトンネルから脱出するのはすぐそこにあるのか。しかし今を辛抱出来ずに緩みすぎちゃうと、第二波のヒタヒタとした足音も聞こえてくるわけで。

さて鴨ちゃんなんである。
数週間前に見かけた鴨のカップルなのかどうか分からないけれど、今日行ってみたら、なな、なんと、いつの間に子鴨を生んでいたのであった。スヤスヤ居眠りしていたが人が寄ってスマホカメラを向けても一向に動じない。ところが近くで天敵カラスの鋭い鳴き声がすると母子一斉に目を覚まし、鳴き声のする方向へ怯えた目を向けて緊張する姿が痛々しかった。筆者は昔有馬小学校のプールでカラスに襲われた鴨の骨を発見したことがある。日曜にプールに舞い降りた鴨を可愛いなと目を細めて眺めていたが、翌週土曜にプールへ行ってみると羽毛が散乱し無残な姿となって鴨と思われる骨だけが数本あった。しばらく声も出なかった記憶がある。同じくもっと昔は鳩もある。生物界の自然の摂理ゆえカラスに罪はないけれど、やはりやり切れない思いがあった。ニンゲンだって牛や豚や鶏を殺して食べたりするし、ましてや食べることを目的としない「狩猟」することと、カラスの蛮行とそう大差はないわけで。

どうかこのまますくすくと育ってほしい。子鴨を数えたら11羽いた。おお、サッカーチームが作れるじゃんか。いや待てよ。その前に少年野球チーム9羽でスタメンを組みプラス2羽を加えれば11羽で、ギリギリ大会登録可能ではないか。いったいこの後どーなるであろう子鴨をもじってチーム名は「横浜どーなるどダックス」に勝手に決めた。筆者は監督(ディレクター)には興味はない、チームの制作者(プロデューサー)になるのである。

iPhoneカメラを構える筆者の周りにも黒山の人だかり。「密です!」と叫んで東京都知事がすっ飛んできそうだが、ここは神奈川県であった。この場合の「密」は3密の「密」ではなく、「親密」の「密」なんであった。周囲の人たちはコロナのせいもあるが、鴨母子たちを驚かせないようにと、押し黙って静かにスマホを構えていた。

動画も撮ったけれどうまくアップできるかどうか分からないカモ。
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