2024年1月30日火曜日

「自画自賛」を「爺が持参」

 「こちらサンダーバード1号のスコット。第一公園と第四公園の任務を完了し、これより本部へ帰還する、どーぞ」

と、連盟グループLINEに報告を入れて帰路に着いたのは、穏やかな日和の日曜午後だった。その前にこんなエピソードから始めたい。

QueensマネージャーSuzukiさん、Saki父からLINEをもらった。以下、簡潔にまとめるとこーだった。日曜に体験でSakiと女子硬式野球の「ブレイブハート」に行ったときに、チームが横浜隼人と合同練習を組んでくれたとのこと。そーなんである。横浜隼人と言えばフレンズOGのRikoがいる。寒空のもと、他と違って一人だけ七分袖で元気いっぱいに野球をしていたと。相変わらずの元気娘の真骨頂、目に浮かぶようである。彼女は女子甲子園で全国の地平線を眺め、更に頂点に上り詰めた先に、優勝という輝かしい太陽を仰ぎ見ることが出来たベンチの一人である。フレンズではOBのMiyataくんが東北高校ナインとして甲子園で惜しくも準優勝だった。Rikoは女子とは言え、甲子園での優勝メンバーはフレンズはもちろん、宮前出身でも初の快挙と言える。皆さん知ってましたか?宮少連出身で甲子園出場選手は過去に数多くいるけれど、一人だけ優勝メンバーになった選手がいることを。

SuzukiさんがRikoとSakiのツーショット写真を撮って「Teshimaさんのブログに載せても良いかい?」と訊いたところ、弾けるような笑顔で「はいっどーぞ!」と返してくれたそうである。Rikoの元気な笑顔を見ると、こっちまで元気をもらった気になった当時を思い出す。フレンズYanagisawaさんやKanedaさん、今でも「晴耕雨読」をご覧だろうか。Rikoの笑顔はきっと懐かしく嬉しいに違いない。Sakiも偶然の邂逅(かいこう)とは言え刺激になったことだろう。

さてここからはサンダーバード最終編である。先日日曜に全ての作戦を完了しちゃったんである。その前にパネル制作の最終工程を。写真を耐水印刷用紙にプリントし、左端の文字は透明のフィルムに印刷し、生地が黄色い3mm厚塩ビボードを生かす作戦にした。

これだけではダメで、雨がかからない室内環境とはいえ、全体を傷や汚れを防止するため透明のカッティングシートでカバーリング。雑巾の水拭きも可能。気泡を入れずにクルリと裏面まで包むように密着させて貼る技術は、ちょっと素人では難しいかも。

最終工程は裏面に強力両面テープを貼るわけで。ホームセンターで厚手の安い両面テープを選んでいたら、3M(スリーエム)の箱に記載された説明文にこうあった。「気温10°以下の環境では粘着効力が発揮されない」と。この3Mは10°以下でも良いのだそうだ。この時期の第一公園の朝は10°以下なんてよくあること。迷わず高い3Mを購入しちゃう。MDFで出来た番号の木片プレートは黄色のポスカラを一回塗って30分乾かし、更にまた塗って乾かし...これを数日間に渡って15回くらい繰り返したものである。最後にクリアラッカーを3度吹き付け塗装。全体イメージを宮前ブルーにしなかったのは、暗めの倉庫内ではブルーはどーにも沈んでしまい、目立たなくなる懸念があったからである。注意喚起の意味でも黄色にしたのは大正解であったと「自画自賛」、これを公園各所へ「爺が持参」する....なーんつって。おい山田く〜ん座布団3枚なのだ。

サンダーバード1号倉庫。長男のスコット・トレーシーが現場へ急行するのである。奥の上部の小さな壁面スペースしかない難所だが、国際救助隊にとっては朝飯前である。目立たず見えにくいのが残念。連盟の皆さん、ここにはこのシートだけにして、大きな物は乗せんといてね。

サンダーバード2号倉庫。鉄製杭やトンボなどのどろんこ系用具。いっそ3号のネコ車もここに移設した方が良いかなと思うのだが。

サンダーバード3号倉庫。天井梁は家から持ってきた「住まいのマイペット」をシューシュージュワジュワして布で汚れを落とし、テカテカのピカンピカンにしてから圧着施工。最後にパイプ椅子とコーンとネコ車を入れる時ミリ単位で精妙に収めないと、扉が閉まらない、或いは開ける時に引っかかって開かない危険性を孕(はら)んでいる。やはりネコとコーンは2号へ移動が得策か。

サンダーバード4号倉庫@第四公園。施工順は実はここが最初だった。好天の中ウルフが元気に練習していた。1〜4号の中でここが一番新しく施工も楽で、なおかつよく目立つ梁に取付けられるんである。Queens専用棚に赤いテープとステッカーも新設した。Qは第一と第四を交互に使うため重いボールケースを毎回持って帰っている現状がある。盗難の危惧はあるも、今後は各倉庫に一個づつケースを保管することで、家庭の負担を軽減する方向で打合を進行中なんである。

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2024年1月21日日曜日

Thunderbirds are GO!


昨日土曜は例によって第一公園球場でQueens、同時に新加入となった連盟事務局メンバー2名へパーカーの配付。練習終了後に丘の上を仰ぎ見れば、鳩さん達がオラオラ顔で闊歩し、何やら無心についばんでいたのだった。シーズン中のこの辺りは、各チームのビデオカメラの方列が林立し、宮前審判団のコワモテおじさん達が睨みを効かす地域なため、鳩達が安穏と羽を休めることはままならないのだが、この日ばかりは「鬼の居ぬ間に」我が物顔で一帯を徘徊していたんである。

さて昨年末から何度かここで書いてきた「連盟倉庫こーやって収納してねパネル」の続報なんである。Mac上でデータを作成するも難題が発生、現調の結果結論を出し、いよいよパネル製作の段階となった。前回ブログで3年以上使ったプリンタが成仏したことは書いたが、その後Amazonで中古の同型機を購入したら、初期不良で全くお話にならない代物だった。数枚印刷出来たものの、その後はエラーコード連発で、あらゆる手を尽くしたにも関わらず、諦めることになった。「泣きツラに蜂」とはこのことだった。Amazonに返品申し立てをし、即時承認され販売店(岡山県)まで返送することに。同時にAmazonで同型機の新品を発注した。前回中古品を買ったのは新品の出品がなかったため、仕方なく中古にしたんであるが、数日経って新品が出ており、だったら最初から中古には手を出さずに済んだのにと、ちょっぴりAmazonにも恨めしい気持ちにもなってしまった。「泣きツラに蜂」に加えて「踏んだり蹴ったり」なんである。さらに言えば「傷口に塩を摺り込む」か。

データはこんな感じである。各倉庫ごとに11cm×30cmのパネルになる。4号倉庫のQueensスペースはYanagiさんの厚意により画像よりも少し1段増えている。

現調の結果を踏まえ、取り付け箇所ごとに手描きのラフ図を描いたことは以前にも掲載。今回は全図面を掲載。普段筆者が仕事で描いているCAD図面の1億分の1くらいの難易度なので、サクサク描けた。第一倉庫は梁が使えないので奥の壁面しかない。用具が密集しておりちょっと分かりにくい場所になりそうだ。

第一公園第3倉庫を現調した際に、以前から気になっていた屋根があった。屋根がベッコリバックリグンニャリ凹んでいるわけで。事前に「第四公園倉庫鬼の管理部長」Yanagiさんから聞いた話によると、倉庫後ろにある樹木が成長すると同時に枝も太くなって、徐々に鉄板の屋根を押し潰す格好になったらしいとのことだった。アスファルトから芽を出す雑草のように、自然界の生命力に、我々ニンゲンはただただ畏怖の念を抱かざるを得ないのである。大袈裟に例えれば、キラウェア火山が爆発しその溶岩流が民家を簡単に飲み込んでしまうような絵を連想しちゃう筆者であった。倉庫裏を検証した写真。

この樹の枝を切った断面はまさにアワビみたいである。或いは老練で老獪な爬虫類の目。またはサブスクAppleTV+で話題になったゴジラの表皮の拡大画像のような。はたまた、...。みたいな。読者諸兄ならワカリマスネ。

さてこの「連盟倉庫こーやって収納してねパネル」になぜサンダーバードを連想したのかを解説。そもそもサンダーバードなるイギリスの懐かしTVドラマを知っているだろうか?ギリ40代なら見たことはないが、知識としては知っているだろう。20代なら何それ?的な。今の子供達ならCG全盛なので小馬鹿にしちゃうか、逆に新鮮で面白がってくれるかどっちかだろう。筆者が小学生の頃NHKで夢中になって観た、いまだに世界中にコアなファンがいる、伝説のスーパーマリオネットドラマなんである。

イギリスの大富豪トレーシー家が南海の孤島に造った、世界中の事故災害から人命を救う秘密組織、それが国際救助隊サンダーバードなんである。1号から5号まで全てトレーシー5兄弟が操縦し、5号は宇宙ステーションなのだ。個人資産で宇宙ステーションまで作っちゃうなんて、イーロン・マスクが100人いても不可能だ。サンダーバード1号を操るのは長男のスコット・トレーシー。世界中どこでもマッハ20で1時間以内に駆けつけることができる。2号は...キリがないのでやめるけど。

※画像はサンダーバード55周年記念Webサイトから。

筆者が好きなのはなんと言っても2号機である。1号機が駆けつけて災害の状況を把握分析し、その場に必要な救助マシン機を2号機に指示する。いろんなマシンは予めそれぞれの格納庫に入っているが、2号機はその格納庫ごと災害現場へ運んじゃうのである。こーんな感じ。2号が現場に到着し格納庫からゆっくりマシンが出てくるのだが、子供心に「早く!早く!急がないと間に合わないよ〜!」とハラハラドキドキしちゃって、筆者の小さな心臓がバクバクしちゃうのであった。

やっと本題である。この格納庫から連盟の各倉庫を連想し、サンダーバード2号が飛んできて倉庫ごとグランドへ運んじゃうことを一瞬夢想したのだった。普段連盟や各チームの父の人力でもって苦労しながら道具や用具やネットを運んでいるが、サンダーバードなら倉庫ごと運んで行ける....。いや、待てよ、あの2号機は第一グランドほぼ全体を覆う大きさだし、離着陸にはもの凄い爆風で白線は一瞬で消え、ベースは吹き飛び、テントは宙に舞い、近隣からは更なる騒音苦情がくるに違いない。しょうがねえ、諦めるか。

今日はサンダーバード1号倉庫から4号までの、番号プレートのクリアラッカー仕上の作業。ちょうど良い大きさの段ボールがあったのでこれを利用してスプレーで数回塗り重ねる。本来なら倉庫の外壁に設置したいが、耐候性的に無理だし、管理は連盟でも所有は公園センターだろうから、勝手に外壁に設置は出来ないので室内の中央部に予定している。近日中に設置後はまたここでご報告、なんである。

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