ところでこのブログ2日連続で書くことは珍しくないが、3日連続となると滅多にない。ウグイスを視認できるくらい滅多にない。ところが今回は、27日に山形ネタのブログも書いているので、実質4日連続となるのである。しかも4編ともヘビー級の内容ゆえ、滅多にないどころか、数十年に一度くらいの巡り合わせとなる。いやはや、試合ブログは抜本的にやり方を変えていかねば、筆者の身が持たなくなり、寿命が「秋のつるべ落とし」のように早まってしまいそうだ。
さて4/29の月曜はいよいよジャビットカップ準決勝2試合であった。
●モンタVSレッパ
何れ劣らぬ今季宮前の雄(ゆう)同士の激突なんである。R軍は...
※ここで注釈。「晴耕雨読」ではいつもR軍とかM軍とか略称を多用するけれど、MLBのネットニュースなどではエンゼルスをエ軍とか、ドジャースをド軍とかって表記するわけで。物は試しとばかり、今回だけこれに倣(なら)ってレッパはレ軍、モンタをモ軍と試験的に書いてみたい。
いずれ劣らぬ今季宮前の雄(ゆう)同士の激突なんである。レ軍は市学童優勝の勢いがあり、モ軍とて実力は引けを取らないわけで。筆者は途中から参戦。2裏で既にレ軍は3得点し0:3であった。
対するモ軍、3表の攻撃でも無得点。両軍とも投手の力投が続く。
その裏Rはまたしても1点加えて0:4と引き離すことになる。攻撃陣の赤いチカラのパワーは衰えることを知らない。
4回表モ軍は劇的な展開を大観衆に披露することになる。走者を得点圏に置き、タイムリーでまずは1点を返した。走者はまだ2人塁上に生きている。
1:4と迫った場面で打席は宮前を代表するスラッガー、主砲の主将くんが静かな闘志を燃やして立った。芯を捉えた白球は爆裂音と共にレフト上空へ舞い上がり、フェンスの遥か向こう側へ着弾した。まさに起死回生の同点スリーランホームランだった。咄嗟にシャッターを切ったら白球が写っていた。※写真の赤い星印。
この場面で驚天動地、驚愕と歓喜のHR。ベンチでは感極まった後輩選手(?)が数人感涙を流していたほどだ。彼のHRは単に同点にした功績だけではなく、チーム全体やベンチにエネルギーを注入する働きもあったのだった。「ここからだぞ」と冷静かつ更に闘志を燃やすモ軍監督とベンチ。
白熱のゲームは4:4の振り出しに戻り、4裏-5表の両軍攻撃では両軍投手陣が気迫のピッチングで無得点。
5裏レ軍の攻撃は時間的に最終回となる可能性を秘めながら始まった。ここでも鬼気迫るほどのモ軍投手の力投で既にツーアウト。ここから主軸に長打が出て走者2塁となる。
機を見るに敏(びん)、ベンチから飛び出したTsukamoto監督。いわゆるツカタイム発動である。ここで代打を告げたのだった。この期待に見事応えた15番くんが勝ち越しタイムリーを放ったのである。同時に代打起用が成功しツカマジックが炸裂した瞬間でもあった。
このままゲームは続行したがついに時間切れ。4:5でレ軍の辛勝、モ軍の実に惜敗となった。両軍ともに身をすり減らしたが、野球的には実に素晴らしい戦いだった。
●ウルフVSサンダース
※レ軍などの表記はやっぱ無理。変換に手間がかかるのと、ちょっと予見はしていたが、たとえばフレンズVSフラワーズだと、二つとも「フ軍」になっちゃうし。また読んでいて字面がしっくりこないのである。元に戻したい。
先のR,M軍とともにこのウルフも群雄割拠の一角をなすオオカミ軍団である。今でこそ「富士見台ウルフ少年野球クラブ」と近年の宮少連史上最長のネーミングだが、筆者現役の頃は「土橋ウルフ」とこれまた宮少連史上最短のネーミングだった。(同率一位に馬絹メイツがある)※宮少連黎明期には「センチュリーパンサーズ」や「五所塚リトルジャイアンツ」の現ウルフに肉薄、匹敵せんとするほどの超長いチーム名もあった。
2回Wの攻撃時、筆者は木陰で白い煙の燃料補給をしていた時だった。バゴンと大音声(だいおんじょう)が球場に響くとボールはセンター奥の木立へ突き刺さった。慌てて現場へ戻りシャッターを切る。以前のブログで「宮前の大谷翔平」と称した彼が、爆速のソロホームランを放ったのだった。すぐさま連盟Tsujiさんからホームランボールを手渡され、ニンマリ顔の翔平くんであった。「俊足でなくてもゆっくり走って点が取れるのはホームランだぜ」との某コーチの助言が効いたのかもしれない。
この回その後もW軍は予想通り打線が爆発、合計5点を追加する。
本部連盟のオジサンズ。決して揶揄する意図はなく記述するのだが、中年以降の男の呼称にはオジサン、オッサン、オヤジ、ジーサン、ジジイなどと実にバラエティーに富んだ種別がある。これは上記が渾然一体となったオジサンズのワンカット。
試合は10:0のコールドでW勝利。S軍はベンチも含めて奮闘したが無念の敗退。それでも準決ゆえ同率3位ではあるから、頑張ってほしい。
さて4夜連続のブログ、疲労困憊にてこれにて一件落着なんである。次回は決勝、更に防犯開幕も手ぐすね引いて待っているのだった。
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