2024年9月8日日曜日

終幕、6年の秋

 2024年秋季大会が幕を閉じた。長きにわたる今大会の終了は、同時に現6年生の最後の公式戦終幕をも意味する。既に新チームにシフトして稼働しているチームも多い中、この決勝戦を以てこの決勝2チームも宮前では正式なピリオドとなるはず。モンタVSレッパ戦である。(ただし川崎市学童はこれから)

通常3試合分の掲載写真は25枚×3試合=75枚前後になることが多いけれど、今日の決勝は1試合で選択した枚数は実に80枚超え。これではいかんぜよと今から取捨選択、四捨五入、となれば一進一退、暗中模索、五里霧中となるは火を見るよりも明らかなんでる。なので例によって試合ブログは後日としたい。今回は主客転倒、順不同にて閉会式と集合写真を掲載しちゃう。

優勝は宮崎モンスターズ。おそらく今季最多長打数で今季最強打線の繋がりを見せた集大成にふさわしい試合だったと思う。内容は後日だが、試合前は誰しも予想だにしないものだった。恒例、勝者にだけ与えられる栄誉、帽子投げから。

では閉会式を粛々と掲載。

準優勝野川レッドパワーズ。

MiyuとNomura母。今日この日に至るまでの長きに渡る苦悩と感謝の気持ちが、互いに言葉にならないけれど通じ合い、母娘とも思わず号泣となる。Queensでも見てきたけれど、レッパ母たちの献身的な支えも脳裏に蘇る。私もこれを書いていてつい目頭が熱くなる...。

3位富士見台ウルフ。同、花の台フラワーズ。

最優秀選手賞はもちろんモンタ主将のHiguchiくん。正に投打に大車輪の活躍だった。近年これほどキレのある豪速球は特筆である。相棒の捕手くんと共に市学童でも活躍を期待したい。

最後の行進もどーぞ。

ではでは、集合写真を掲載。選手のみの写真は連盟HPにも掲載される。

※ジュニアの部優勝はレッパ。監督RPジョーはどっかへ行って不在。

本大会の部。28日開幕の市学童へはモンタ、レッパ、ウルフが単独チームで参戦。最後写真の花フラ監督Tadaiさん、アップにしないと分からないが、思春期のチューボーのように変顔をしちゃっている。

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2024年9月1日日曜日

突然と必然の雨中戦決勝

 
「晴耕雨読」とは周知の通り、晴れの日は額に汗して働き、雨の日は静かに家で読書に勤しむ...的な意味である。この日曜は事前の予報によれば、ほぼ90%は雨で試合は無理だろうとの予測が濃厚だった。筆者は昨日土曜も仕事で、今日日曜もすっかり仕事をするつもりでいた。晴れの日は試合を取材してブログを書き、雨の日は静かに家で図面を描くつもりだった。実に「晴耕雨読」的週末なんである。熊本の案件ホテル家具図面が思いのほか難解でヘビーでボリュームもあったため、予定が難航し少しでも消化しておきたいわけで。

ところがなんである。今回の「過去最強級」と喧伝(けんでん)された台風は、遅々として進まず、海水を吸収せずに日本列島の陸地を南から縦断北上するうちにエネルギーを失い、熱帯低気圧となってもなお、雨雲だけは列島上空を彷徨(ほうこう)し続け、断続的な大雨を降らす、実に難解な相手なんであった。連盟的にもギリギリの判断を迫られ、結果論は気にせず、今日の試合はジュニアの決勝だけは完遂させようと、早朝の判断になったわけである。延期した場合、市学連など今後の予定も鑑みると厳しいのであった。

てゆー、「晴耕雨読」的長い前置きを書き終わり、本番突入なんである。

●秋季大会ジュニアの部決勝 ウルフVSレッパ

先攻はW、先頭打者が出塁し得点圏に到達するや否や、早速Rダルマ監督Hiranoさんがタイムをかけた。筆者の知る限り宮少連史上最も早い時間帯でのタイムじゃなかろうか。それだけ拮抗した展開を予想し失点を1点でも少なくしたいとの思いからだろう。ちなみに筆者、ここでHiranoさんのことをダルマ監督など、散々言いたい放題なんであるが(本人には承諾済み)、実はレッパ内ではジョー監督なんて、風貌に似合わぬ実にカッコいい名前で呼ばれているんである。昔GIジョーというアメリカの人形オモチャがいたが、こちらは野川のRPジョーなのだった。近年「ルッキズム」という言葉が生まれているが、人を見た目で判断してはいけないHiranoのオトっつあんなんである。今度会ったら言ってやろうかな。「やあ、元気かいRPジョー」なんて。

試合は互いにジュニアとは思えぬ攻防で、Wが猛攻展開し、初回に3点先制の幕開けとなった。

対するその裏のR軍、負けじと主将くんが安打で出塁すると、いきなりの赤力パワー全開、あれよあれよの間に同点に追いつく展開となる。3:3。ちなみにここで以前書いたと思うけれど、Rの真っ赤な応援Tシャツの背中に書いてある「赤力」をなんと読むのか疑問だった。「アカリキ」か「アカヂカラ」なのか、はたまた「アカカ」なのか?「セキリョク」じゃないことなのは明白なのだが。数年前に関係者に問いただしたところ、意外にもそして素敵な回答があった。「赤力」と書いて「レッドパワー」と読むのだそうだ。言い得て妙。筆者の語彙(ごい)力の拙(つたな)さを痛感したのであった。「真剣」と書いて「マジ」と読むみたいな。

小雨そぼ降る第一公園。丘の上の報道陣のビデオカメラには白いビニールがかぶせられていた。すぐに連想したのは、イスラム系女性が目だけを出して頭をすっぽり白いスカーフ(ビジャブと言う)をかぶる姿である。コレ分かるかなあ?

その後の展開は両者一進一退、まさに「決勝戦に相応しい」試合であった。ジュニアとは思えぬ守備のファインプレーが現出すると、連盟的にも将来が楽しみな気分になる。Wサード主将くんのそれが一例であった。泥んこのユニフォームはスポーツ選手の勲章。3裏にRが値千金の追加点1点をもぎ取り3:4。この1点がのちに大きな意味を持つことになろうとは、この時点で誰が予想しただろうか。Noguchiくんの雄叫びが小雨を吹き飛ばす。

その後も得点圏に走者を進め、本塁クロスプレーなどあれど、スコアは膠着したまま回は過ぎる。

5回を終了し最終回へ突入。1点を追うW狼ジュニア軍の猛攻。天気予報ではそろそろなんであった。雨脚は弱いものの、この雨台風いつどうなるか分かったものではない。

W二死走者二塁、フルカウント一打同点の場面、その時は突然やってきた。土砂降りの雨だった。写真に撮ると現実よりももっと激しい雨が強調される。濃密な白い点々が雨粒である。

審判から一旦中断のコールで両軍ベンチへ避難するナインたち。連盟的にはスマホで予報アプリを開き、侃侃諤諤(かんかんがくがく)の今後の予想。約30分待って降雨が止まなければ、5回終了降雨コールドが完結するとの判断。

その間連盟本部では想定外の大雨で、てんやわんわで上を下への大慌て、カフェオレ色の濁流がどっと流入し対応に追われる。不謹慎だがこんな場面は筆者の大好物なんである。写真と動画をご覧あれ。下の時点ではまだ良い方であった。

数十分待って降雨コールドゲームとなり、両軍監督を招集しその旨を伝える。レッパの優勝確定であった。

側溝のドブさらいは審判のHayashiさんが八面六臂の大活躍。事務局Kohamaさんなども頭から全身ずぶ濡れであった。向こうに映る階段を、濁流が滝のように流れる様を見るのは久しぶりだ。やだなあと思いつつも、こんな非日常の光景が男は嫌いではないのは筆者だけではないはず。オトナになっても少年のようにワクワクするのは一体どうしたものだろう。最後に動画をもう一本アップ。この後午後本大会三決が敢行され、後半はやはり雨中戦となったが、花フラ0:1×ウルフである。今後の決勝戦閉会式などは既に連盟ALL-LINEで周知済みである。台風に振り回された週末だったが、該当チーム、連盟関係者、実にお疲れ様でした。

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