2026年6月7日日曜日

2026「高円宮杯マクドナルド学童野球神奈川県大会」開幕

 

「高円宮杯マクドナルド学童野球神奈川県大会」開幕であった。実はこれかなりの略称である。正式には「高円宮賜盃第四十六回全日本学童軟式野球大会マクドナルドトーナメント神奈川県予選大会」と息が切れそうなほどの長い名称なんである。これには筆者に一家言(いっかげん)あり。昔の話だがフレンズの現総監督Satohくんが6年生の時、この大会の前身である「マクドナルドカップ学童軟式...」大会で神奈川県で優勝した経緯がある。ところが当時はその先の全国大会がなく全国的に各県大会止まりであった。しかし翌年か翌々年にマクドナルドが規模を全国大会にまで拡大し、更に皇室から杯を賜ることになり、高円宮賜盃(しはい=盃を賜る)となった。Satohくんの代の翌々年、筆者の息子の代になってもこの県大会決勝まで進んだのだが、惜しくも準優勝、全国への切符を逃したんである。

さらに言っちゃう。2015年にフレンズが神奈川を制し全国へ行った際に、開会式神宮球場のスタンドで、偶然マクドナルドの広報担当の女性と話をする機会があった。当時は筆者もフレンズ広報で広報界隈の端くれである。(ただし当時は一眼レフすら持っていなくコンパクトカメラだった)マック担当者曰く「当時それまではマクドナルドの名称がトップに冠されていたが、皇室からの賜盃となって、マクドナルド名称をトップにするには不遜に当たりおこがましく、それで最後尾に配置した」のだそうである。ナルホドなのだった。広報する際はこの順番を守ってくださいねと言われた。ちなみに翌年2016年にもウルフが全国へ進出し3位にまで上り詰めたことは大快挙であった。宮前から2年連続高円宮賜盃全国大会へ出場したことは、我が宮少連にとっての最大の誇りとなっている。

さて前置きが長いのは「晴耕雨読」の常。その開会式の様子から。球場の選手監督コーチを見てナニカ違和感を感じた。あれれ、全員赤白横縞のソックスを履いているではないか。全チームでこれを購入し開会式に臨む算段とのことだった。ただし売り上げはチャリティーで然るべき団体へ寄付されるそう。この赤白のストライプが一番似合っていたのは、もちろんレッパであった。元々赤白ユニのレッパゆえ全く違和感がない。

優勝杯+盾の返還。筆者もフレンズ時代に持ったことがあるがこの盾が実にズシリと重い。腰が砕け腕が抜けるくらいに。

毎回マクドナルドのキャラくん(ドナルド・マクドナルド)が登場するけれど、複数人いて全国の地方予選開会式に飛び回っているのだろうか。おそらくタレント事務所のイベントのプロが扮しているに違いない。なぜなら会場を盛り上げる手腕やマイク慣れした所作は見事だった。あのミッキーマウスだってガチャピンムックだって、ミャクミャクだってその中には...。うわあ、いけね。夢を壊してはいけないのがオトナの責務であった。良い子のみんなはこの話は忘れてくれ。

会場全員を盛り上げる「お〜!」の掛け声を彼の絶妙なトークでやった。これは動画にて。最初は監督コーチの野太い声、次に会場の観衆全員、温まった所で最後に選手たち。実にプロフェッショナルであった。

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さて開幕戦初戦はウルフであった。ハードルを上げるわけではないが、10年前の2016年、甲子園に忘れてきたものを取りに行ってほしい。甲子園じゃないけど。でもこの大会は「小学生学童野球の甲子園」と呼称されるのはみなさんご存知の通り。対する相手は伊勢原市代表のスカイファイターズ、スコアボードでは略して「スカイF」だった。Fって何?筆者は一瞬「007スカイフォール」ダニエル・クレイグの映画を想起しちゃった。
初回Wは投手の球が浮き足だって見えたのは筆者の気のせいだろうか。ジワリピンチを迎えるとすかさずW監督トメさんがタイムを要求。後日談だが試合後監督の談話では、投本間距離は学童規定通りだが、バッターBOXの大きさは大人野球のサイズとのこと。打者の立ち位置と捕手の構え位置の相関関係が普段と違うのだった。更に投手の地面にはシートが敷かれており、足元の違和感が否めないらしい。しかし事なきを得て無失点に抑えたW。

その裏のW攻撃では主砲の打撃で得点圏に走者を置くも無得点。
2裏Wは待望の先制点をもぎ取る。このような大きな大会では先制点の喜びは格別である。5万の大観衆で埋め尽くされた三塁側スタンドでは、欣喜雀躍大歓声が巻き起こる。
筆者の隣の他のチームの子らが言っていた。「スクイズ失敗の後ヒットを打ったりするとカッケえよなあ」なんて。0:1でウルフリード。
観客席には佐藤会長、前会長の松井さん、事務局藤沢さん、辻さん、ウルフの2016年当時の元監督Ogasawaraさん、その昔「歩くピッチングマシン」の異名を持つ重鎮レジェンドGotohさんらが参集観戦。ちなみにレッパは御幸球場第3試合、連盟メンバーは市学童協力のため御幸へすでに向かっていた。もう一発ちなみに。実は前日土曜、Wは偶然この等々力が8時から10時まで空いていたらしく、WのT部長のポケットマネーで速攻場所を抑えて練習ができたのだそう。用意周到、準備万端、シルビー・バルタンであった。2裏Wの打棒が爆発。更に3得点し0:4とする。いつもの宮前で見せる狼軍の姿で、戦況に安定感が増したと感じたのだった。このままイケるのではと個人的に感じたのだった。
捕手が打者にバットを手渡すシーン。このクダリについては昨日のブログに書いているので参照されたし。出来ればバットのヘッドを向けるのではなく、相手に対してグリップを向けて渡すともっとカッコ良いし素晴らしい。相手選手もコクリと会釈する。スポーツマンシップ、相手へのリスペクトを感じる日本人の美徳である。
4裏にもWの猛攻は止まらずボードに更に3点を叩き込む。偉大なるお姉ちゃんNanakoのDNAを継承する弟くん。もう姉のDNAだなんて言わせない、俺の実力だと証明するかのようにここぞの場面で大活躍。近年Wには見た目がドカベンタイプのスラッガーが目白押しである。下のトリミング写真は今日イチのクロスプレーのカット。
「もしかしてだけれど、もしかしてだけれど、アナウンスはプロのお姉さんじゃないの♪」。場内アナウンスは通常両軍母たちがウグイス嬢を務めるのが慣例だ。しかし今大会はヤケに素人離れしたツヤのある声音(こわね)が等々力に轟(とどろ)き渡っている。(ここダジャレで笑うところですからね)おそらくこれもプロのフリーアナウンサーだったろうと想像する。タイミングも滑舌も素晴らしかった。ちなみに県大会だが、等々力のこの主管は川崎野球協会と市学童である。0:7と大量リード。
4回Wは三塁に走者を置き、打者走者が一塁へ。一塁走者が大きくリードを取った瞬間、牽制球が飛んできた。「ヤッベ、挟殺されるな」とファインダーを通じて案じたのだが、走者の表情と行動にはどこか切迫した表情はなく余裕が感じられた。ははん、この故意の挟殺プレーの間に三塁走者が隙を見て本塁突入の作戦か。右目でファインダーを覗き、同時に左目で三塁を見た瞬間、走者がダッシュをかけ本塁へ向かうのが垣間見えた。練習の賜物であろう。トメさんの策士ぶりに脱帽であった。それを実践できる選手たちはもっと素晴らしい。
終わってみれば王者の貫禄、0:10のノーヒットノーラン無得点のゼロ封コールドの試合となった。相手のスカイFさんも悲壮感ありつつ選手は逆境の中よく奮闘していた。
こーして開幕戦が終わった。のちの連盟LINEでは御幸のレッパも4:3で接戦を制したとのこと。宮前勢まずは無難な船出となったわけで。
試合後等々力名物の天ぷらそばを摂取して赤いフェラーリ(50cc赤カブ)で帰路に着く。ここの立ち食いそばで締めるのは定番である。飲んだ後の締めのラーメンみたいに。ただし値段は立ち食いそばの範疇を超えている。ちなみに筆者は会社員時代にいろんな立ち食いそばを食してきたが、イチオシは小田急線沿線の「名代箱根そば」が絶品と思う。朝新宿で打合があった後の昼食は決まって「名代箱根そば」なんであった。その後喫茶店(もはや死語か)でレアチーズケーキとブラックコーヒーで小説を読み耽るのが最大の楽しみだった。帰社後「遅かったね」と上司に言われたら「いやいやお客さんが駄々をこねて打合が長引いちゃって」と言い訳するのももはや日常であった。
さて、こーして神奈川頂点への挑戦が始まったばかり。ジジイで腰痛の筆者はどこまで広報できるかわからないけれど、ひたすら宮前勢の健闘を祈るばかりだ。球場の周囲も再開発が進んでいるようだった。
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