2024年12月14日土曜日

塩梅と枯れ葉と落ち葉

 前回も書いたように「晴耕雨読」は野球ネタよりも、「日々雑感」ネタに終始する傾向が強まる年末年始なんである。今日も数題アップとしたい。

先日山形39LINEの...最近「晴耕雨読」をご覧の方には理解できないか。郷里山形中学校3年9組の同級生で作っているグループLINEである。我々のこの年代で当時1クラス40名中、ジーサンズ&バーサンズ16名のLINEグループがあること自体、かなり稀有(けう)なケースじゃないだろうか。その中で学級委員長だったNaotoから電話があった。この旧友からの電話はそう珍しくはない。彼が山形で飲んでる席で勢い余って、筆者にLINEのビデオ通話がかかってくるんである。以前シャワー上がりに裸のパンイチ状態で、うっかり彼のビデオ通話に出て驚かれたことがある。「なんだMakabe、裸じゃないか!」と。今回はフツーのLINE通話だったが内容は「山形の自家製漬物を送っだがらなあ〜」とのことだった。ここで何度も書いているが、山形の漬物といえば「おみ漬け」でこれの大元になっている野菜が「青菜(せいさい)漬け」なんである。ちなみに青菜は「せいさい」と入力しても変換されない。「あおな」と書けば「青菜」とすぐに変換される。有名な野沢菜とよく似ているが、山形の「青菜(せいさい)漬け」は少しピリリと辛さを感じるところである。おみ漬けと青菜漬けの親子セットで自家製で漬けたものを送ってくれたのだった。しかも地元の納豆も添えてあった。

この上ない喜びであった。味ももちろん旨し。モノよりも彼の友情と厚情に感謝であった。届いたその日はたまたま配偶者が旅行不在で、ひとり晩メシである。スーパーで海鮮と野菜キノコを買い込みひとり鍋(アゴ出汁塩鍋)とシャレ込んだわけで、これに納豆おみ漬けも加えて冷や酒で「郷里の味」を堪能したのであった。「ふるさとは遠きにありて想うもの」とはよく言ったものである。おみ漬けは心なしか塩加減が...。「手塩にかける」とはこのことだ。ちなみに「いい塩梅(あんばい)」とは梅干を漬ける時の塩加減の良さを指す。梅に塩で塩梅なんである。Naotoの手塩にかけた漬物はいい塩梅なんであった。ちなみに「いい塩梅だ」を山形方言では略して「やんばいだ」と言っちゃう。

後日今度は青菜漬けを食す。茎ではない葉の方を薄く一枚に広げて、おにぎりを海苔の代わりにして包み込む。おにぎりは白ゴマ入り。シラスなんかを混ぜるとなお旨し。写真は撮ってないがこれも旨かったのは言うまでもない。

話変わって先日ウチのワンコ「ここあ」と公園へ散歩に出かけた。彼女はミニチュアダックスのやんちゃ娘だ。

暖冬とは言えさすがにこの時季ともなると、地面は枯れ葉で覆い尽くされていた。シャカシャカかさかさ、パリパリめりめり枯れ葉の中に入ると、あらまあ不思議。忍法葉隠れの術か、または環境に体表を同化させるカメレオンか?ワンコここあは枯れ葉に溶け込んでしまったんである。フジTV「学校かくれんぼ」に参戦したなら絶対見つからないだろう(かもしれない)

更に話は今日に転じる。今日はフレンズの卒団式だが筆者はお誘いを固辞しQueens練習へ。今年もこんな季節がやってきた。かつてはフレンズ卒団式の裏方を務めて様々な準備をしてきた。成績発表資料を作るために前の晩徹夜したこともあった。チームのコーチ・スコアラーの籍を抜いて数年が経つ。今年もまた苦楽を共にした父母たちが卒団する。来年は更に見知っている父母たちも少なくなってくる。枯れ葉舞う晩秋のようにちょっぴり淋しいものである。

第四公園では練習終了間際にグリーンズがやってきた。山形出身のYamakawaさんと「おみ漬け」談義に花が咲く。QOG、Aina妹マイペースYuukoの顔も見える。毎年恒例の「落ち葉プール」も設置されていた。まだ手付かずで誰もここでは泳いでないようだ。

グリーンズチビッコの面々が昼食を終えると、待ってましたと言わんばかりにプールへ一目散。水遊びならぬ落ち葉かけで大盛り上がり大会なんであった。時代は変われど子どもは風の子、こうでなくっちゃだ。子どもは元気よく笑顔でいることが、全世界の俺たちオトナの願いなんである。

先日も書いた連盟総会用のネームスタンド。今日の理事会に持っていこうと思ったが、まあ、総会本番に持って行ければいいわけで。先日ここで書いた公園での喫煙問題。今日の理事会では川崎市の条例を待たずして、近隣住民との関係性を重視し、明日から第一、第四公園内及び周囲道路での喫煙は禁止となったようだ。寝耳に水、若干性急な違和感は拭えないが、早晩そうなることは覚悟していたわけで。本日速報で時事務局長から連盟オールLINEでアナウンス済み。チーム内でも周知徹底してほしい。さて愛煙家はどうするか。やはり喫煙1本1億円の罰金なら良かったのだが...。

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2024年12月7日土曜日

日々雑感4題 喫煙罰金1億円

おそらく年内は少年野球ネタは枯渇するのであるが、連盟的には肘検診やら指導者講習会やら、理事会などがまだ控えている。何かと気を抜けない宮少連ではある。筆者的にはこのところ暇だったのだが、来週から外資系オフィス設計の新規案件が入り、年末年始も目一杯働くことになりそう。そんな中、日々雑感的なブログを数題上げてみたい。以下タウンニュース宮前版12/6から。

●過日閉幕の新人戦はレッパが優勝。スポーツニュースの扱いではあるが、スポンサーである川崎富士見ライオンズクラブさんの記事でもある。広報筆者の写真数枚をFujisawa事務局長を通してライオンズさんへ、そこからタウンニュース社へ転送されて掲載。ブログには載せてない写真だった。

●中を開くと、おやおや見知った顔が。審判のKatsuさんがニコヤカに収まっているではないか。鷺沼町会が共同募金活動で厚労大臣表彰を受けたとのこと。鷺沼町会は多くの活動が活発でヤングKurosuさんとも親密な関係にある。あら、もう一人ある有名タレントの母も写っている。

●川崎市内の公園での禁煙について。これはだいぶ前に市がこの件で市民にアンケートを実施する、という記事が載っていた。一般紙の新聞の川崎版ページではなかなかお目にかかれない、さすがは地域密着のタウン紙ならではである。今回の記事は要約すると...。「川崎市は公園を禁煙にするが、公園管理者が常駐する18公園は喫煙所を設ける」との方針に市民アンケートでは、それすら許さない全面禁煙を望むのが想定以上の45%だったとのこと。うーむ、愛煙家としては肩身の狭いことこの上なし。こー言ってはなんだが、筆者は大昔から公園で喫煙する際、誰もいなければ我が世の春と言わんばかりに、大手を振ってスパスパするが、子どもや親子連れなどが周囲に近づいてきたときは、ベンチを離れて公園の端まで移動し、風向きも計算に入れて吸うようにしている。もちろん大勢人がいれば吸わない。しかも従来のタバコに比べ、人体に90%悪影響がないと言われる電子タバコなんである。白い煙のように見えるアレは実はただの白い蒸気であって、有害な煙ではない。熱で蒸気を発するため、従って火気は使ってないので火災にもならないんである。...なーんて言っても嫌煙者・非喫煙者には通じないわけで。いっそ、「タバコ1箱定価1000万円、電子タバコを1本吸ったら1億円の罰金、紙巻きタバコを1本吸ったら1兆円の罰金」てゆー法案が可決したら、大喜びで禁煙できるのにと思う今日この頃なんであった。公園禁止になればこれから陰で様々なトラブルが発生するに違いない。しかし東京はすでに公園禁煙になって久しい。仕方ないことだが、こーして時代は弱者を淘汰(とうた)するのだろう。「おうおうおう、煮て食うなり焼いて食うなり勝手にしやがれってんだ、バーロー」的に自暴自棄になっちゃう。筆者的にはせめて喫煙パネルを設けて分煙としマナーを守るようになってほしいのだが。可決施行されれば、第一第四公園も対応必至にならざるを得ないだろう。路上喫煙となれば更に近隣との軋轢(あつれき)が生まれるわけで。

●さて新年明ければ早々に連盟総会+新年会がある。連盟総会は年に一度の例えて言うなら株主総会みたいなもの。そのテーブルに置く名札的なネームスタンドがある。これまでは長年いかにも手作り感満載で紙製のモノを使っていたが、時代は変わり更新すべき時が来た。今年の2月に総会ブログアップした写真がコレ。

そこで連盟広報兼CIデザイン統括本部長(なんてある訳ない)がこのネームスタンドを刷新することに。まずはCADソフトで原稿作成。筆者がやる以上は、ただの文字が並んでいるのでは意味がない。

両面必要なので2枚づつ印刷しカット。差し込んだ際に紙がヘタレないように若干厚手の用紙にて。この名札スタンドはご存じ100均の王様ダイソーで調達。39個必要で、宮前、中原、都筑区の6店舗を徘徊してやっと揃えたんである。そして筆者気づいてしまった。このスタンドを積み上げて真横から見ると、ダイソーのロゴマークみたいになっちゃうことに。※店舗サインの右端の山形マーク。実にクリソツじゃないか。

中国製なのはもう当たり前。ましてや100円だもの。少々の事では驚かないし怒りもしない体になった。予想はしていたが、それにしてもだ。製品の寸法精度がこれでもかって言うくらいにバランバランなのだ。もし日本製なら精密にピタリと量産するはず。なぜならここまで精度が低いと町工場製品には買い手がつかず、売れないからだ。日本人の勤勉と誠実と技術力が製品精度を高めて、世界に通用する優秀な工業製品を生み出している。日本の町工場の素晴らしい仕事に感服。対してこの中国製は...。安いから仕方ないでは納得できない時もある。お陰で再度紙を取り出し微調整のためにミリ単位でカットせねばなんであった。

裏面をセロテープで固定しやっと完成。これを収納する段ボール箱も必要か。仕事で忙しくなる前にまた段ボール箱探しの旅に出なきゃなんであった。

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2024年12月2日月曜日

NPBジュニアトーナメント巴強化試合

 前回プチ紹介した通り、ジャイアンツJr、ベイスターズJr、くふうHAYATEの3チームによる巴戦強化試合なんである。「くふうHAYATE」とは前回も書いたが、もう少し詳しく。プロ野球には2軍があってリーグを東西に分け、イースタンリーグとウェスタンリーグとし、こちらも日本一を争う試合があることまではご存じだろう。筆者も知識としては大方ここまでだった。今回得た知見は、この2軍リーグ制の他に独立リーグのBCリーグが存在し、こちらも立派なプロ野球チームである。このBCリーグの一つが静岡に本拠地を置く「くふうHAYATEベンチャーズ静岡」であり、ウェスタンリーグに参戦する。更にその傘下に少年野球の「くふうHAYATE」があって、今回のNPBジュニアトーナメントにも交流戦という形で全国から4チームが参戦するのである。勝ち抜けば12球団Jrと下剋上決戦もありうる。ちなみに「くふう」とは運営会社と資本提携している「くふうカンパニー」の言わばスポンサー会社の名称を冠したもの。更に本拠地球場の名称はネーミング命名権を得た「いなば食品」が命名し「ちゅ〜るスタジアム清水」である。筆者、ニャンちゅ〜る(チャオちゅ〜る)には昔大変お世話になりました。そしてワンちゅ〜るは今も大変お世話になっております。

さて前置きはこんくらいで。写真中心にて展開。

●ベイスターズJr(BJ)vsジャイアンツJr(GJ)

バックネット裏の運営席では花フラのHorie親子が仲良く機器を操作。Horieくんの瞳にはJrたちのレベルの高いプレーがどう映ったことだろうか。見学観戦は花フラ、アリコ、メイツの一部の選手たちが来ていた。

今年のGJには宮前は皆無で川崎からはおし沼レパードから1名参加。監督は現役の頃を知る方も多かろう、西村監督である。

やはりレベルが違いすぎる。投球の速さ、打球の強さ、走塁の速さ、守備の堅さ、etc。「いやはや相変わらず中学生レベルですねえ」と審判団の一部に話を訊くと中体連準決...いや決勝レベル、いやそれ以上だね、との答えが返ってきた。投手のボールは全く落ちてこないので、ストライクが見極めやすいのだそうだ。なるほど皆定規で引いたような軌道で投げ込んでくるのである。

試合はBJが初回表に1得点し、そのまま両軍ゼロが並び、最終回裏に辛うじて相手失策でGJが1点を返し同点で終了した。絵に描いたようなスミイチである。なんと言うことだ。実はこのカード、昨年のNPB大会決勝でも対決し、1点差でYJが優勝GJが準優勝の結果なんである。大阪桐蔭と横浜桐蔭が甲子園へ行く直前に練習試合をするようなものか。

インターバル間に日向で暖を取り談笑する連盟メンバー。日向と日陰ではサハラ砂漠の昼と夜くらいの寒暖差がある。今のうちに体表に熱を吸収しちゃう蓄熱に勤しむのであった。

●くふうHAYATEベンチャーズJr(HJ)vsベイスターズJr(BJ)

前試合では得点が入らず投手戦となった感があるが、今回はどうだろう。HJ初回無得点。

HJの背番号下には「H」のイニシャルが刺繍で入っている。カッコイイじゃん。まるでイングランドプレミアリーグの背番号にライオンのロゴマークが入っているように。(※画像はWeb販売記事から)ユニフォームもヤンキースのピンストライプのようで素敵である。

裏のBJは2点先制。HJにイレギュラーのエラーがあったが筆者は「こんなグランドで申し訳ない」と心で謝った。昔フレンズのYanagisawa代表が言うには「イレギュラーすることも計算に入れて集中して捕球しなきゃいけない」なのであるが。イレギュラーで後逸しても「ドンマイ」にはならず、代表の前では通用しないんである。あの頃が懐かしい。

こちらも2点のままゼロが並ぶ展開となった。宮前ならツーベースか?と言ういい当たりの長打が飛び出しても、外野は軽々とランニング捕球しちゃうわけで。

「三本の矢は折れない」「三人寄れば文殊の知恵」などというが、審判が「三人寄れば審判の話」になっちゃうのである。昔から有名な話で、審判の飲み会でも皆審判の話ばかりなのだそうだ。ここでも「三人寄れば審判の話」の三人であった。

いかにもNPBジュニアの真骨頂を目の当たりにした。4裏BJの11番くんが素晴らしい3ランホームランを放った。これが醍醐味でもある。これで終わらないのが凄いわけで。次の回にはまたしても11番くんに打順が回り、今度は満塁ホームランを放ったのである。2打席連続HR、打点7の快挙。BJには一人女子も在籍していたので驚いた。いや、これからの時代、これで驚くことは少なくなり、やがて当たり前になって欲しいものである。なると思う。

このまま0:9でBJ勝利となった。HJの先発投手はスピードガン計測で119kmの素晴らしい豪速球だったが残念であった。

●ジャイアンツJr(GJ)vsHAYATEベンチャーズJr(HJ)

最後はこの組み合わせ。HJは今朝早く静岡からバスで遠征に来たんである。明日は月曜、当然学校があるから日帰りだろう。是非とも1得点し富士山の元へ帰還してほしいものである。初回表GJが1点先制する。

2回にはGJにもソロHRが飛び出し2:0となる。両軍ともに全員素晴らしい打撃フォームだ。例えば守備でも、三塁線の強烈な打球を三塁手が逆手で捕球し、そのままノーステップで一塁へ矢のようなノーバン送球...もはや小さいプロ野球を見てるようである。彼らにとってはそれが当たり前なのだろう。

3回にもGJがHRで加点する。5回終了時6:0。格上相手で点差が広がっても全く動ぜずむしろ大きな声を出し続けるHJナイン。

ランナーコーチいわゆる「ランコー」はよく聞く言葉だ。三塁からホームへ走者が帰る時GJコーチから「ほらっ!ホームコーチ行け!」とネクストでバットを持っていた選手に指示があった。すぐにバットを捨ててホーム近くへ走る。...守備連携を見つつスライディングしろとか、オーバーランで良いとかの指示を発する役目なのだろう。ホームコーチか、さすがはプロのジュニアである。その後も加点したGJが7:0で勝利。

一応試合は終わったものの、更に特別延長戦の練習に入る。どこまでも貪欲な両チームなんであった。指導陣はチームを強くすることが仕事で、それで給料をもらっているわけで。ここが我々の少年野球と大きく違うところか。

格上相手に得点機に惜しい場面もあったが、奮闘したHAYATEにも拍手を送りたい。

戦い済んで日が暮れて...いや、暮れかかって。目の保養になった巴戦の強化試合だった。今年は年末の数日間神宮で開催される。12球団プラスBCリーグ4球団の大きな大会になりそうだ。サブスクの配信もあったような気がする。興味ある方はネット検索し是非どーぞ。

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