2021年7月28日水曜日

メダルラッシュJAPAN

 いやはや、五輪史上最強のサッカー日本代表と喧伝されていたが、喧伝が現実となったこのグループリーグ三戦の三連勝であった。久保タケフサの三戦連続ゴールに加えて、実に見事な試合運び。筆者大昔の「晴耕雨読」に、日本の不甲斐なさを嘆く「パスの精度」というブログを書いた記憶があるが、そのパスの精度も今や欧米列強に全く引けを取らない、むしろ個人技でも上回っているんじゃね?的な、シーンがあちこちでいくつも散見された。日本のサッカーはここまで来たんだなと、改めて思う今日この頃なんである。

筆者、このところ下北沢の案件で朝から夜までタイトスケジュールに拘束されて、記念誌仕事が思うに任せず、忸怩たる思いを抱える。それでもどーしてもオリンピック中継は観たいわけで。野球のサヨナラゲーム、ソフト上野の金メダル、柔道、競泳、卓球、スケボー、etc、その他競技でもJAPANの躍進目覚ましい今大会となっている。ホームは有利とは言え、五輪でかつてこれほどのメダルラッシュはあっただろうか。無観客試合にも関わらずである。コロナでの開催に賛否あるものの、それとは別にスポーツアスリートを応援したい気持ちは、別腹なんである。

サッカー大国フランスに快勝どころか圧勝、いや大勝したことは夢を見ているような気分だった。4個のゴールでは喉を枯らして快哉(かいさい)を叫んだのは言うまでもない。沖縄はハイサイおじさんだが、筆者は川崎の快哉オジサンであった。次も大いに期待したい。ただ、仕事と記念誌とオリンピックの三密に囲まれ、濃厚接触者に認定されて、実に悩ましい限りである。

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2021年7月24日土曜日

ブルーインパルス、五輪と夢と希望を乗せて

 本日晴天なれど、波は高くない。若干雲が浮かんでいるも、そう悪くない。ブルーインパルスが大好きなんである。昨年の医療従事者へのエールを送る演技飛行は仕事で見れなかった。今回は絶対見てやろうとずいぶん前から決心していたのだった。好き、だけではなく、もう一つ別の目的もあって...。

いやはや外苑前からスタジアムへの通りは大混雑であった。かつてこの通りに2店舗ほど仕事で設計をしたことがあったが、今は別の店舗に代わっている。炎天下、ほどなくしてオリンピックスタジアムが見えてきた。

3密どころか10000密であった。緊急事態宣言下の東京はどこへやら、皆、考えることは同じなんだなと改めて思う。予想はしていたけれど想像以上の混雑だった。取りも直さず筆者もその共犯ではあるが。時々ここを通った外国人記者が「ワーオ!」と笑いながらスマホで写真を撮っていた。まるでドアを開けたら無数のカラスが佇んでいる、ヒッチコックの「鳥」みたいだった。

飛行ルートは航空自衛隊のツイッターで折り込み済み。筆者ツイッターはやってないけれど、ネットで調べた。都内各所の飛行時間は密を避けるために寸前に発表されて、12:40から12:55のわずか15分間で都内各所を飛行とのことだった。そりゃそーだ、ジェット機である、ゆっくりのんびり飛ぶわけにはいかない。回遊魚のマグロが一生泳いでないといけないみたいに。

このブログでは筆者の写真はほとんど載せてない。その必要性を感じないからだ。ましてや自撮りもまずやらないのが常。でも今回は五輪開催を祝して(?)自撮り写真をアップ。我ながらジジイになったわい。目元と首筋に無数の年輪が現れる。

スタートの12:40分になった。入間基地から新宿都庁に入った頃だ。ここから渋谷へ南下して行くはずだ。間もなくこっちにも来る。誰かが叫んだ「キター!」皆、ん?どこどこ?と空を見上げる。スタジアムの近くをカラースモークを噴出しながらあっという間に通過して行ったのだった。これから東京タワーやスカイツリー方面へ出撃なはず。「国立」オリンピックスタジアムでの五輪マーク飛行の予定は12:49である。ワクドキしながらiPhoneを構える。ヒッチコックのカラスたちは全員立ち上がってスマホを構える展開。

遠雷のような微かなジェット音がした。いきなり先頭機がすっと通過したかと思うと、後ろの5機が同時に円を描き始めた。急いでiPhoneの赤い動画ボタンを押した.....つもりだった。確かに押したはずなのに、実際はいつの間にか動画撮影されていたところを、そうとも知らずに、ストップボタンを押していたらしい。ストップされたまま、五輪を描くブルーインパルスの感動的な飛行を肉眼でこの目に焼きつけた。一生の不覚だった。円を描き切った後はすぐに5色のカラースモークはぽすぽすと雲散霧消しちゃった。

ここで動画をアップしたかったけれど、実に無念。スポーツ戦場カメラマンとしては失格どころか、プロならば即刻クビだったに違いない。帰りがけに国立と(ちなみにサッカーファンにとってはオリンピックスタジアムのことを、サッカーの聖地「コクリツ」と呼称するのが慣わしなんである)、五輪モニュメントを活写。順番に記念撮影するカップルや家族連れの姿が微笑ましい。

外苑前への帰路、ここを忘れちゃいけねえ。神宮球場だった。6年前フレンズが全国大会へ行ったあの日の開会式の記憶が、まるで昨日のことのように思い起こされる。ベスト16で終わったあの夏の日、この神宮で集合写真を撮りたかったが、敗戦後皆下を向き暗鬱とした空気感の中で、集合写真を撮ろうと声を掛ける勇気がなかった。今にして思う。あの時撮っておけばよかったと。これもシャッターチャンスを逸した一生の不覚として、筆者の心に傷が残っている。

ブルーインパルスが搭載しているのはカラースモークだけではない。夢と希望も乗せている。昨年の医療従事者への敬意を表する飛行も感動だったが、私にはもう一人届けたいひとがいる。医療従事者と対極にいる、病室で困難な病と闘っているひとだ。病状によっては逆に気が滅入ることになりかねないけれど、少しでも元気になってほしいと思い、ここへ赴いたのだった。「夢と希望」を届けたい。それが本当の目的だった。

※出典:読売新聞WEB版

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2021年7月22日木曜日

青+白+緑+鳥

 久保タケフサの素晴らしい決勝ゴール!!!点が取れそうで取れない時間帯のなんと、焦燥感の募る思いか。結果勝ち点3は大きい。NHKを大音量で観戦、ゴールでは快哉を叫んだ。やはり吉田らのOA枠の安定感は半端なかった。次は堂安律のゴールが見たい。他国のゲームも無観客であっても熱戦が繰り広げられてあった。39歳上野ソフトも熱戦の末の勝利、うーむ、やっぱスポーツは良い。

今日はフレンズVSメイツの30th記念大会にて第一公園球場へ。途中クライアントから電話が入り、昨日送った図面の話に。帰宅後は仕事に没入。リモートで30分ほど電話とMacで打合しながら修正図面を描く。その合間に連盟30th記念誌Queensページに抜けがあったことに気づき、連盟事務局に写真を送付。第一の写真には期せずして、偶然絶妙な位置に飛翔する鳥が写っていた。「青空+白雲+樹木の緑+鳥のシルエット」の構図。連盟関係者はウルフ、サンダースの上部大会へ応援に行っている。その連盟事務局送信メールのスクショをアップ。とんでもなく綺麗な第一と第四の写真である。明日金曜がリミット、各チーム事務局、よろしくお願い致します。(こーゆー事を書いてはいけないが、不慣れな方には多少の猶予はアリですが、一生懸命期限までやってくれたチームへの公平性を保つためにも、期限は守って下されまし)これら膨大なデータを記念誌制作委員会で担当ごとに精査検証し、ブラッシュアップして最終的には筆者へデータが上がってくるシステムにしている。

明日の予定はずっと以前から決めていた。自分のためではなく、遠く離れた一人のひとのために。かつて通っていた千駄ヶ谷の新国立へ行こうと決心している。ここでアップ出来ればしたいと思う。

いよいよ明日は東京オリンピック開会式である。


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東京五輪スタート

 東京五輪までもう1ヶ月しかないぞ、と思ったのは1ヶ月前、東京五輪までもう1週間しかないじゃん、と思ったのは1週間前、東京五輪はもう始まっちゃったぜ、と思ったのは今日であった。午前のソフトボール、夜のナデシコJAPAN。ソフトはコールド圧勝、ナデシコはTV観戦、1:0から岩渕の値千金のゴールで1:1の同点弾、大声をあげて拳も上げちゃったのだった。

中学高校でサッカー小僧だった筆者はサッカー観戦大好きオヤジである。しかしサッカーや野球以外でもなんでも真剣に見入れば、どんなスポーツでも面白く楽しい。(例外はあるけど)仕事がタイトスケジュールで同時進行しながら、東京五輪観戦の楽しいシャワーを浴びたいと願うのであった。明日は南アフリカVS侍ブルーの初戦、満を侍して右手にビール、左手にピスタチオで観戦したい。テレビ観戦はコロナ感染しないんである。

もう一生、オリンピックは筆者の人生に巡ってこないだろうから、この日を待っていたのだったが、コロナ禍で無観客試合となったのは、残念としか言いようがないわけで。五輪が東京に決まった滝川クリステルの「お・も・て・な・し」が一世を風靡したあの時、世界中のいったい誰がこの日の状況を予想しただろうか。

「震災復興五輪」のキャッチフレーズがいつの間にか「コロナ克服五輪」にすり替わったのも、東北被災者にはなんだか申し訳ない気持ちになる。もっとも本当に復興したかと問われれば忸怩たる思いもあるけれど。更には本当に「コロナ克服五輪」なのかと問われればもっと疑義を呈さざるを得ない。

さてさて、写真と文章が渾然一体の当ブログ。先日第一公園での2枚をアップ。

宮前村での「田植え神事」の記事は先日書いた。青々とした苗は宮前の田んぼでスクスクと育っていた。田んぼの畦道の交点(二塁)で、白い四角い板をハンマーを使い設置しているのは宮前村技術指導部の若い衆TanakaさんとItohくん。その後ろを村の子どもたちを引き連れて歩むのは、宮前村の最南部にある有馬地方のMaedaさん。全村あげて子どもらの棒球技術向上を目指して、日々頑張る宮前村なんであった。

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2021年7月19日月曜日

2021五輪カレンダー

 本日は何十回目かの連盟記念誌チーム打合、新神木会館で侃侃諤諤(かんかんがくがく)、デンデンデロデロのミーティングとなった。真剣トークあり、Sasakiさんの天然ボケに一同ツッコミで笑いもあり、筆者的にはここにビールでもあれば、もっと円滑に打合が潤滑に進んだであろうと思うのだけれど、それはそれ、コロナ禍のルールを遵守せねばネバダ。会議は当然のマスク、ソーシャルディスタンス、1時間ごとの窓換気、入口でのアルコール消毒、室内ではノンアルコールなんである。

さて話変わってカレンダーである。昨年購入した筆者のカレンダー。たまたまネットニュースで知って訂正を余儀なくされたのだった。明日月曜は本来「海の日」で休みだったのだが、実は平日扱い、なぜなら今年はオリンピックイヤー、大きく祝祭日が変更になっているんである。筆者は大事な仕事の予定はカレンダーに殴り書きすると同時に、iPhoneのスケジュールにも入力する。だけど個人的予定はカレンダーに書いちゃうアナログ昭和オヤジなんである。普段の仕事ではMacを操りガチガチのデジタル仕事をしているが、どーしても紙に書かないと気が済まないオッサンなんであった。

明日月曜、古いカレンダーで間違って会社の仕事を休まないように、明日は平日なんである。対して22、23は祝祭日になった。フリーランサーにはあまり関係ないけど。

無観客試合となってしまった2020(2021)オリンピック。昨年サッカーのチケットをネットで申し込んだものの、梨の礫で当落のお知らせもない。サッカー横浜競技場男子と国立の女子決勝。せめて国立周辺でブルーインパルスの勇壮な五輪飛行を見に行こうかどーしよーか、明日から仕事も厳しくなるので、思案中なのだった。


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2021年7月17日土曜日

連盟30th記念誌のお願いと150M弾

 このところズズズーーーっと、連盟記念誌仕事に没入し、はたまた毎日のような大谷翔平の活躍に欣喜雀躍し、MJBLからもMLBからも目が離せないのだった。しかも五輪前にサッカーキリチャレなども盛り沢山で、実に参っちゃうのである。(因みにこれはスペイン戦を観ながら書いている)仕事が緩やかだからできたスケジュールだったが、先日クライアントから下北沢の案件が入り、また忙しくなりそうである。下北は新宿渋谷と並び、渡米を目指してバイトに明け暮れた若い頃の我が青春の地でもある。

さて、記念誌について、連盟広報として、また記念誌編集長からお知らせです。詳しい内容やデザインは明かせないけれど、すでに各チーム事務局へ依頼されている情報なので、ここでも開示し、補足説明、啓蒙したい。期限が来週7/23(金)ゆえ、為参考と言うことである。粛々とご準備されているチームもあれば、そーだ、期限は来週じゃないかと大慌てで取り組む方もあれば、えっ!?なんだっけそれ?ってゆー方もいないとも限らないわけで。最後のパターンだけは無いように祈るのみである。

30th記念誌には20thの時もそーであるが、各チームの紹介ページがある。各チームのアピールの場でもある。それのデータを収集するために連盟からExcelフォーマットを配布している。このExcelはNishihara取締役統括本部長の力作である。筆者の説明書きは細かい指定はあるものの、きちんと読み込めばちゃんと理解できると思います。なるべく誰でも入力できるように作成したつもり。このフォーマットを夜鍋して作るだけでも、心労で頭髪何百本も抜けたのは言うまでもない。一部その一部画像を公開。抜け毛1本につき千円を誰かに請求しちゃいたいくらいだ。因みにスタッフ欄は代表や監督などの他に、各チーム独自の役職(総監や顧問や広報やマネージャー、WEB担当など)を存分に網羅していただきたい。A、Bチーム両方でも構いません。ただ紙面の都合上20名までの制約はありますが、多少なら融通は効くのでよろしくお願い致します。また写真は送付許容量の関係でメールでは一発で送れないはずなので、ファイヤストレージなどのネットを通じた送信をお願いします。圧縮してzipファイルにすれば2GBまで送れます。詳しくは連盟記念誌委員会からのメールを参照されたし。事務局の皆様、よろしくお願い致します。
さてこれに先駆けて各チームよりチームロゴの要請をし、全て収受完了している。10年前の記念誌でもロゴを収集し掲載したけれど、この10年で変わったロゴも多く、感慨深いものである。横長と正方形では大きさに差異が生じるため、視覚調整しバランスを整えた。これらロゴは数ページで使用される予定。

さてもう一発イっちゃう。大谷翔平選手が米国で、日本で、世界でとんでもないことになっているのは周知の通り。毎日彼のニュースが楽しみで仕方ないのであった。33号本塁打に加えて過日のオールスターでの本塁打競争。とんでもない飛距離を叩き出したことでも話題になったけれど、実に141メートルとも150メートル越えとも言われている。この距離って大人のみならず野球少年少女にはピンとこないのではとの疑問がずっとあったんである。ならばとひと肌脱ぐことにしたのだった。
Googleマップでまずは第一公園のホームから外野フェンスまでの距離を測定。両翼約70M、センターは65Mである。
これに大谷選手の141Mを延長してみると、これ。昔の子どもの牧歌的な応援歌に「あのマンションの向こうまで〜」というフレーズがあったが、まさにあのマンションの向こうのもっと向こうのマンションの屋根まで到達しちゃうのだった。レフト方向でいえば子文センターの遥か彼方の向こうになる。
せっかくなので、有馬小学校でも検証。プールフェンスまで63M、更に140Mになるとご覧の通り。有馬のツインタワーでもプール超えがやっとである。小学生でそれはそれで凄いのだが。
そんでもって西有馬もやっちゃいたくなるのがアカデミックな筆者。ここでの140Mは隣の有馬中学校のテニスコート近くの外野グランドまでだった。
更に止まらないのは「晴耕雨読」的学究心なんである。宮前区民なら誰しも鷺沼駅を訪れたことがあるはずだ。あるいは毎日利用している方も多かろう。この駅の改札口をホームベースの起点に見立てて、150Mを測定したんである。なんと大谷選手は有馬方面バス通りにあるマンション1階にある、交番あたりまでぶっ飛ばしたのであった。(以上全て弊社「晴耕雨読」社調べ)
※最後にもう一度。各チームのみなさま、ご多忙中恐縮ですが、データ提出をよろしくお願い致します。7/23(金)まで

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2021年7月11日日曜日

決勝戦らしい決勝戦

 子ども会大会本日最終日、決勝戦は強豪同士リトルグリーンズVS富士見台ウルフなんである。筆者は少し遅れて行ったのだが、すでに4回へ突入0:0、えっと思い、Tsunodaさんに訊くと「無安打の投手戦」回はドンドコ進んだそうであった。

ところが筆者が記者席に陣取りカメラを構えると、それを待っていたかのように(わけないか)Gが先制点を挙げる。行き詰まる投手戦の後の先制点は、サウナの後の冷たいビールのような感動があるわけで。湧き上がるGベンチ。

ここで何度も書いているけれど、今季のGは本当によく打つ。Wも毎年打撃には定評あるも、打撃戦となればGの方が一枚上手と言えよう(当社調べ)。しかし相手は強豪堅守ではピカイチW、簡単に大量点が取れるわけではない。2:0となった。

球数制限から宮前の大谷翔平くんから二番手闘志あふれる主将くんへスイッチ。マスクをかぶるのは律儀で礼儀正しい、孤高の野武士のようなキャッチャーくん(人物形容はいずれも個人的感想です)。5回裏にやっと面目躍如、Wが反撃の点を返すも、最小1点のみで2:1。これにはGのライナーゲッツーなど再三の好守が光ったのだった。ヒットなのにライト前ゴロになるなど、Wには不運もあった。

G打線に火がつくともう止まらない。空を切り裂く白球の弾道、再三の三塁進塁、駆け巡る青春のダイヤモンド。

次の数枚の写真は走者三塁の場面、三本間に挟まれた一連の挟殺プレー。ボールが目まぐるしくあちこちの選手間を往復し最後はミスでGが本塁を踏んだ。結果は失点となったWだが、守備の連携は見事だった。混乱したこの場面で自分がどう動けば良いかを瞬時に判断できる。流石である。この写真群にはほとんどボールは見えてないが、選手の目線の先にボールがあるんである。野球を知る人ならばこの想像力を駆使するとあ〜ら不思議、どういう展開で点が入ったのかがおぼろげに理解できるであろう。

6回表で3:1とリードしたG軍。その裏じわり「反撃の狼煙」を上げるW狼軍団。奇しくもノロシという漢字は「狼煙」と書くではないか。1点を返し3:2と追い上げる切迫した展開となる。

最終回7回裏Wの最後の攻撃。スコアは3:2の最小得失点差。俗に言う「決勝に相応しい」好ゲームとなる。筆者はTsunoda副会長とネット裏でひそひそ話。筆者「こう言う時にタダでは終わらないのがウルフなんですよねえ〜」僅差で迎えた終盤に逆転するのがウルフのウルフたる真骨頂。2015年フレンズが全国へ行った年や、翌年ウルフがまた全国へ行ったあの頃、何度もそんな逆境を跳ね返した場面を目の当たりにしてきたわけで。

堅守速攻のW軍。無死で走者を出すと畳み掛けるような速攻。見事な海老反りヘッドスライディングで同点。

筆者的にはあっという間の展開であった(当社調べ)。続いてあっという間の逆転劇。3:4の鮮やかな逆転サヨナラであった。サード強襲の強烈な打球...とだけ書いておこう。事実を淡々と伝える新聞と違って、少年野球ブログなので「晴耕雨読」的コンプライアンス遵守の精神から。

閉会式はサクサクと写真にて。

子ども会会長Yajimaさんの言葉から。「皆さん、今日はウグイスが鳴いていましたね。きっとこの日を祝福しての鳴き声だったのではないでしょうか」Yajima節炸裂、大好きである。さらに「準優勝はリトルグリーンズ」と言うイントネーションが独特で、「準」と「優勝」の間に一拍置いての発音。強いて活字にすれば「準・・・・・優勝!」。まさにグリーンズはほぼ優勝に匹敵する内容だった。

恒例集合写真。Fujisawaさんに代わり代理撮影、連盟HPにもアップ予定。ガッツリ絶妙なバランスでトリミングしてある。曇天で光量が足りないのが残念。天気は曇りでも選手たちの笑顔は晴れやかだった。

※さてここ宮崎第一村では毎年稲の豊作を願う「田植えの神事」が行われる事は、賢明な読者の皆さまはご存知であろう。昨日この神事が粛々と執り行われた。少年野球の聖地である神聖な田を掘り起こし、村の審判団のおじさんたちが厳かに、正確に、丁寧に緑の苗を植える。宮前村中からかき集められた若い衆たちは、この聖地を整地し田んぼの脇の忌まわしい泥などを排除して水捌けを良くし美しく清めるのである。米国村から伝承されたある一定の間隔に従って、緑に光る若い苗を植えていく、宮前村に長く伝わる行事である。秋を迎えた時、この苗が少年少女たちの成熟と同じく「頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」となることを願うのだった。(出典:「晴耕雨読」少年野球新聞より)

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