2017年6月29日木曜日

He is out!

子ども会大会準決勝のあとは、満を持して頂点を決める決勝戦なんである。決勝に残ったのは今季4度目の決勝進出という花の台フラワーズと、古豪かつ強力打線を擁する野川レッドパワーズ。率いる監督はHF・Satoh、NR・Tsukamotoの両氏。

一旦止んだ雨がまた降り始めるような曇天の中、その熱き戦いは火ぶたを切って落とされたんである。...なんて書いて試合詳報を期待されても困っちゃうんである。フレンズ戦ではないためスコアブックがなく、正確な記述は出来ない。あいまいな記憶で書くときは断り書きを入れる。印象と記憶の記述になるため、もしや間違いがあるかもしれない。その節はゴメンナサイ、訂正のご指摘を賜わりたい。連絡をもらったら早ければ5分以内に、遅くとも24時間以内に訂正します。

決勝戦に相応しく本部のバックネット付近にある記者席には、マスコミ各社のカメラの放列が所狭しと並ぶ。これは芸能人の不祥事や政治家の失言撤回謝罪会見並みの取材陣なんであった。ほれ、なんとなくそんな画に見えるではないか(^-^)
かつての戦友である花フラのNemotoカメラマンも馳せ参じていた。

先発両投手。曇り空で途中雨もあり、筆者のデジイチではうまく撮れず、あまりキレイな写真とは言えない。

1,2回終了しゼロがスコアボードに並び、両軍ともに投手戦の様相を呈して来る。がしかし、3回表NRがやっと1得点、先制したんであった。

更に4回にも1点加点し2:0とする。決勝戦は実力伯仲するため、かなりの確率で点差が小さい接戦となることが多いのが常だ。HFも必死の反撃を試みるもののなかなか得点に至らず。


終盤再びの雨。筆者もその一人だがカメラにタオルをかぶせて写真を撮り続ける取材陣。まるで田舎のゴルフクラブのおばちゃんキャディーの頰っ被りみたいに。


6回にはNRが更に加点し3:0と引き離す。もう時間的にもあとがなくなったHFは重い空気が漂い焦りが見えてくる。

3:0のまま迎えた最終回裏、HFの攻撃。点差からすれば逆転サヨナラも十分可能なスコアだが果たして。ピンチを迎えてたまらずタイムを取りマウンドへ歩み寄るNR監督Tsukamotoさん。この試合は両軍ともにタイムの応酬だった。

その最後の攻撃は怒濤の展開だった。HFが起死回生の攻勢に転じ二死満塁から2得点し猛追、いよいよ緊迫する場面であった。もしや「特別延長」か?走者は1,2塁にいた。一打同点、或いは長打によってはサヨナラかという場面。

打順は好打順2番、フルカウントから振り抜いた打球は目の覚めるような痛烈な当たり、当たりが強すぎてショートが弾き、持ち主のいないボールは転々と.....。
一塁走者必死に二塁へ突進....。
無情にも塁審のジャッジは「He is out!」ほんのわずかな差でホースプレー成立でスリーアウト。ほどなくして主審の「集合!」のコール。
この一瞬で激戦に終止符が打たれたのであった。
優勝野川レッドパワーズ、準優勝花の台フラワーズ。
両軍の試合後の光景を活写すれば、歓喜に沸くNRとは対照的にHFナインはがっくり肩を落とし何人かの選手は泣いていたのだった。
このあと筆者戦場カメラマンは、グランドのまだ硝煙のくすぶる戦地へ果敢に飛び出し、レッパの帽子投げをスクープすることになったのだった。

※お詫び。
冒頭に記載したとおり、曖昧な記憶はやはり禁物でした。昨晩書いた最後のホースアウトに至るまでの描写に誤記があり、ブログを書いた翌朝(今です)ご連絡があり、訂正させていただきました。上記の赤い※印から※印までの内容は花の台フラワーズさんのHPブログ及びご指摘内容を参考に訂正したものです。
関係者のみなさん(特に選手の子)にお詫びすると同時に、ご指摘いただいた方に深く感謝申し上げます。
尚、試合の詳細は花の台フラワーズさんのHPブログをご覧下さい。左記リンク集に貼ってあります。(スマホの方はWebバージョン画面から)
2017.06.30朝、追記。


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2017年6月27日火曜日

羽ばたけ、飛球

今日はよほど子ども会ブログは留保して、兼ねてよりの懸案であった小説の佳境の続きを執筆しちゃうか迷ったんであったが、筆者が小説を書くためには、何もない無の状況でないと集中出来ないことに気づいたんである。プロの作家ならアラスカの氷原に万年筆と原稿用紙を持ち込んでも、アマゾンの密林にノートパソコンを持参しても書けるに違いないのだが、ド素人のワタクシには集中できるシチュエーションと気分が伴わないと書けないんである。
なので、やっぱし今日も少年野球ブログなんである。

日曜は準決勝2試合と決勝なんであった。フレンズが対するは野川レッドパワーズ。のちに決勝の死闘を制して優勝するわけで。準決勝、決勝と続く日は先発投手を誰にするかで迷うのが監督である。しかし準決を勝たねば次はないというチームは、捨て身でエースを投入するのがセオリーである。強豪レッパ相手にエースを温存出来るはずもないわけで。フレンズもそうであった。
FはShohma、RはSuzukiくんである。



1表Rは3番がスクイズバントを見事に決めてまずは手堅く1点先制す。

このあとFは気が遠くなるほどのゼロ行進が続くのだった。ゼロ行進だけならまだしも、無安打の回を重ねることになる。


連日Fの美人母たちが審判への給水タイム。

その後「真綿で締めるように」確実に点を重ねるR軍団。
終盤まで無安打無得点だったF、5回裏Gakuが起死回生のスリーベースヒットを放ったんであった。ライト方向への打球が功を奏したのだった。これがレフト方向ならシングルか良くてもツーベースだったはず。このところ良い場面で安打を打ち、最近のブログでも彼を褒めたばかりである。試合前にも筆者のブログを読んだGakuのおばあちゃんと、実にしみじみとした良い話を聞かせていただいた。おばあちゃん自身は毎回グランドへ来てくれる、楽しくあけっぴろげな好人物なんである。

続くKunjiのサードへの打球でGakuは本塁へ果敢に突入、やっと1点もぎ取れるかと思いきや、瞬時に5から2へボールは送球され本塁で憤死し、せめてもの1得点の夢はついえたのだった。夢中でシャッターを押し続けた三連続画像がこれ。捕手、走者、審判の三者が見事な画像を提供してくれた。


周知の通りFは6:0の完敗。印象に残った選手はRのショートTanakaくん。彼の守備範囲の広さと俊敏なプレーは賞賛に値する。遊撃手はグランドのどこにでも顔を出すのが遊撃手たる所以(ゆえん)なんである。Fの良い当たりもことごとくTanakaくんの包囲網に一網打尽であった。

準決で敗退したとはいえ、Fがここまで登り詰めたのは筆者的には褒めてやりたい。早春のフリーバッティングでは、外野に飛ばす打球はわずかに数えるほどで情けないと思っていたが、最近は練習でも目を見張るほどの大きな飛球を、何人もの選手がいくつも打つようになった。

但し、これが試合本番にも打てれば言うことないのだが。
普段の練習通りのプレーが出来れば...、と思うのはどこのチームの指導者でも同じ思いであるはずだ。

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鳥たちの激闘3戦

土曜日の子ども会大会、フレンズ前後の3試合なんである。前後の試合にQueens姫がいるチームならば、おのずと写真を撮らざるを得ないわけである。

まずは花の台フラワーズVS宮崎台バーズ。バーズは捨て身の覚悟で臨んだに違いないわけで。バーズ先発はQ姫のHinata。

初回からFはエンジン全開であった。4点先制すると2回には8得点、容赦なくフラワーズがバーズに襲いかかるわけで。本来なら花鳥風月、「花」と「鳥」なんだから仲良しなはずであるが、勝負事に情けは無用なんであった。

バーズベンチ。夫婦で野球好きや、ダンナが野球経験者で奥さんが野球好きというカップルは多いけれど、夫婦共に野球ソフト経験者のカップルは珍しいのではないか。コーチとスコアラーでYoshikawa夫妻がベンチ入り。まさにおしどり夫婦なんである。バーズ(鳥)だけに。

FにはQ姫のAohaがいる。いつの間にこんなにスラリと背が伸びたのだろう。田舎の親戚のおじさんが久しぶりに会った姪っ子に「とんと見ないうちに大きくなったのう」という感覚に似ている。AohaVSHinataのQ姫対決はビミョウなタイミングで実現しなかった。

BにはKentaくんがいる。この子の兄とともに筆者には特別な思い入れがあってやはり気になってしまうんであった。彼も実に逞しく成長したものである。嬉しい限りである。雲の上ではTakahashi夫妻がにっこり微笑んで見下ろしていたに違いない。


結果はFの圧勝=Bの惨敗であった。試合後Yoshikawa夫妻と話したけれど、呆れて笑うしかないといった感じであった。筆者もこれだけの点差がつくとは想像だにしなかったんである。あらためて切磋琢磨を期待したい。
............
2試合目はヤングVSフレンズなんである。ここまでTVの藤井四段の快挙達成のニュースなどを観て現(うつつ)を抜かして書いていたので、どえらい時間を浪費してしまった。
土曜版3試合の2試合目は写真中心にサックリ行きたい。
ヤングはエースを温存(或いは怪我?または?)し、Tamuraくんを先発。Fは絶対的エースShohma。序盤からヤング監督Kurosuさんはタイムをとる展開に。初回Fは1安打ながら3点先制す。


YのAチームQ姫はAyaka、Yuriko、Kuu。(筆者的にはKuuではなくCooと表記したいんであるが。だってCooのほうが可愛いではないか。しかしCooをクーではなくコーと読んでしまう人のためにやむなくKuuにしちゃっているんである)
ちなみにQ主将Ayakaは来たる7月22日の横浜スタジアムのプロ野球で始球式に臨むんである。


給水タイムでは審判団がFの美人妻たちから水をもらってひと息。不思議なことであるが、インスタントコーヒーは自分で入れたものより他人に入れてもらったほうが旨いと感じることがある。それが益してや女性に入れてもらったなら旨くないはずはないだろうて。

4回表Fの攻撃終了時には4:1でFの優勢。ところがなんであった。その裏Yのビッグイニングがやってきたんである。四球とYの長短打で6得点、7:4と大逆転、試合をひっくり返したヤング軍団なんであった。以前の大会で対峙した時はFは最終回Yの粘りに煮え湯を飲まされた経験がある。「今年のYはナニか持っている」と書いたのは記憶に新しい。
これを試合前に公言し予想していた筆者の思惑通りになってしまった。



ところがこの日のFは違った。最終回となる5回表、四球で溜め込んだ走者をFの1,2,4番の長短打で一挙5点、9:7と逆転に成功しちゃったんである。「やっちゃえニッサン」ならぬ「やるじゃんフレンズ」なんであった。


しかしこのまま終わらぬ今年の若鷹軍団。その裏先頭Hirakawaくんが安打で出塁し1点加点し猛追態勢になった。しかし5年生ピッチャーShohの粘投でなんとか1点差で逃げ切ったのだった。Shohはこの日失点が多かったものの、二本のツーベースで打に貢献をしていたんである。この貯金がモノを言った形になった。
9:8でFが逃げ切る。リベンジした形になったんであった。試合後Yの29番いぶし銀のコーチIshikuraさんは「Teshimaさん、この試合の「晴耕雨読」ブログは3行で終わらせてね」
むふふ、そうはいかない、30行書いてしまったんであった。3行で終わらすことが出来ればワタクシもどんなに楽であろうか。
対ヤング戦へのリベンジ達成、更に準決勝進出という思ってもない快挙に、代表もハイタッチ、母たちは大きな胸をぶつけ合いながらのハグ。うーむ、筆者もその胸の間に挟まれて歓喜の瞬間を味わいたかったけれど、戦場カメラマンの矜持がその煩悩を払拭するんであった。
...........
いやはや、時間はすでに0時前。このまま3試合目に突入すべきか、或いは明日に持ち越すか。中学生の藤井くんがどえらい快挙を成し遂げた記念に、ジジイの私も頑張っちゃうか。
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3試合目は有馬子ども会VS野川台フォルコンズ戦なんである。


2回表に3点先制したのはF。Fは選手も父母たちも宮前でも屈指の、明るく賑やかなチームカラーである。声援の大きさと統率感はおそらく宮前随一であろうか。


ここでもQ姫が健在。Sachikoである。Sachiko父母と試合前談笑す。Jeffは仕事の合間に立ち寄ったとのこと。
こちらも監督、スコアラーはTanakaさん夫妻。Ayaneの父母である。毎度ながらAyaneはボールガールをニコニコ健気に頑張っていた。



試合は自力に勝るアリコがその後逆転勝ちであった。アリコ母応援席。

おまけなんである。
フォルコンズとは正式にはファルコンと言って、日本語では「ハヤブサ」。以前にも書いたはずである。
ベンチの風景を撮ってみた。これ。

劣勢のハヤブサ軍団に業を煮やしたのか、とうとうハヤブサの神が舞い降りたんである。缶タイプのボールケースの上に居座り、コーチ陣と一緒に戦況を見つめるフォルコンズの巨神ハヤブサなんであった。
嘘だと思うなら、ほらね、これ。

....
今日のブログタイトルは如何に。悩んだ末に「鳥」に決めた。ヒッチコックではない。3戦通じてバーズ、ホークス、フォルコンズ、みんな鳥にちなんだチーム名なんであった。
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