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2024年2月21日水曜日

「晴耕雨読」的な日々

 先日ある男性から思わぬ頂き物があった。「長い間の感謝の気持ちです」と。いやはや参った。感謝しなきゃはこちらの方なのに。サプライズで中身を開けると、これまた大好きなアレだったんである。山形出身であることを知っていて山形の日本酒と、それに焼酎「晴耕雨読」の黄金のカップリング。ちなみにこのブログタイトルに「晴耕雨読」と名付けたのは、そんな日々の過ごし方、ライフスタイルが理想だからと思ったんであるが、当時はまさか同名の焼酎があるとは夢にも思わなかった。晴れた日には畑を耕し、雨の日には家で静かに読書に勤しむ。額に汗して働き、時には文学や映画など知的欲求を満たす生活。なんて素敵なんでしょう。「人生野球ばかりではなく、勉学も頑張りたい」と言い放ち、ある意味野球と勉強の「二刀流」を選択した、花巻東の佐々木麟太郎くんにも通底するではないか。「一瞬の喜びよりも、一生の喜びを」...実に名言。ドジャース大谷翔平も楽しみだが、スタンフォード大学の麟太郎くんもとても楽しみである。

感謝するのはこちらの方だよ、と言って恐縮しつつありがたく頂いたのだった。長い間お疲れ様。そしてこれからもよろしくお願いします。

さてもう一点。何年振りかで懐かしい人からLINEがあった。「先日のブログ見ましたよ。Lico(Riko)も大変喜んでました」...先日QueensのSakiとフレンズ出身で現在横浜隼人硬式野球部にいるLicoのツーショット写真(Suzuki父撮影)をアップした。その時のブログを見たらしい、Lico母からだった...。いつも夫婦仲良く、Maeda母と懇意にしていた母であった。当時Licoを何度かQueensに勧誘したのだが、「もう、フレンズだけでいっぱいいっぱいでね〜」と笑顔で受け流していたのを覚えている。数年前地元で偶然会ったナイスガイAdachi父は元気してるだろうか。

皆さんBaseball5って知ってましたか?彼女のLINEを要約すると、LicoはこのBaseball5という競技にも参加していて、先日全国大会で横浜隼人がユースの部で優勝したとのこと。母は娘の活躍よりも、むしろこの競技を広く知って欲しいとの思いからLINEをしてくれたようだった。侍JAPANの称号とともに第一回日本選手権決勝での栄冠である。(ちゃんと女子高野連公認)
※写真出典:Lico母

「晴耕雨読」アカデミー学院としては、ムクムクとアカデミックな学究心をくすぐるではないか。幾つになっても学ぶことは大事だ。「少年老い易く学なり難し」転じて「老年ますます老い易く発毛なり難し」...後日ちょっとネットで調べてみた。

ルールはほぼ野球ソフトに準じる。子供の頃ハンドベースやキックベースをやったけれど、アレによく似ている。大きく違うのは道具はボール一個のみでできちゃうこと。グローブもバットも不要で、投手も捕手もいない。打者は自分の掌(手のひら)か拳(こぶし)でボールを打ち走る。守備は5名で全員内野のすぐ後ろ付近で守り、素手で捕球し塁へ送球する。スペースも狭くて良いから場所を確保しやすい。いわば、サッカーからフットサルが派生して生まれたのに似ているかも。

※写真出典:Baseball5ホームページ(YouTube)より。

※公式HP=https://www.baseball5.jp/

この時のたまたまYouTubeで見たLico(29番)の打席は一発アウト。ルール上、打者の打球がフェンス直撃かフェンスオーバーのホームランになっちゃったらアウトなんである。元気娘のLicoは勢い余って思い切りホームランを打っちゃったのだった。ちなみにチームメンバーは男女混合の5名で、背番号は0から99まで選手の好きな番号を登録して良いらしい。

来歴も面白い。そもそもはキューバで野球道具が買えない貧しい子らが、ストリートで始めた遊びが発祥。アフリカを皮切りに広がり、若い人向けのスピーディーなアーバンスポーツとして、世界的にも急速に発展、今や70カ国で開催され、統括する国際機関も発足し、2026年にはユースオリンピックの正式種目にもなったそうだ。オリンピックでは初めての男女混合チームでの競技とのこと。昔55歳の頃フットサルを遊びでほんの少しやったけれど、マジで肺と心臓が大爆発して死ぬかと思った。もし今Baseball5をやったら、ヒーローに攻撃されたゾンビみたいに、五臓六腑全部が爆裂しちゃうだろう。ただでさえ既に頭髪が爆発してるのに。

いやはやなんである。たまたまWikiってみたページにこんなのがあった。世界中の「球技」を網羅した種目が実に多いことに驚かされる。野球サッカーバスケラグビーから卓球ボウリングなどに至るまではメジャーだが、ギリ、セパタクローあたりまでは知っているものの、世の中には聞いたこともないような実にいろんな球技があるものである。今回Baseball5も筆者の脳裏にしっかり刻まれたのは言うまでもない。

...

さて先日も書いたけれど、結構忙しい。西麻布の芸能事務所本社ビル改築の詳細図から、マンションリフォーム平面図、インボイス絡みの確定申告と消費税申告、フランス在住の兄貴から頼まれた日本の食材の国際郵便小包発送(これ実に厄介なんである)、更に金曜23日には宮少連総会と懇親会の準備開催...etc。

それでも親の目を盗んで悪いことをやっちゃう青少年みたいに、隙を見て外国映画・ドラマを観ちゃう、「晴耕雨読」的な今日この頃なんであった。

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2023年12月30日土曜日

2023「晴耕雨読」を振り返り

恒例年末の1年を振り返っての由無(よしな)し事(=取り留めない事)を書き記したいのであった。順不同にて。
●2023NPBジュニア決勝

きのう28日はNPBジュニアトーナメントの決勝戦があった。宮前では知らぬ者はいないジャイアンツJrの4番、宮崎台バーズのSekiくん。今年は何度もここで取り上げさせていただいた、稀代のスラッガーである。筆者的にはかつてのフレンズ主砲のYuiを彷彿とさせるわけで。初戦では横浜スタジアムでホームランをかっ飛ばしている。決勝戦は神宮にて横浜ベイスターズJrとの一戦であった。筆者はネット配信のリアルタイム映像を見ながら、年末の連盟仕事をしていた。以下決勝戦の画像。※NPB公式チャンネルから

先攻ジャイアンツ2:3で迎えた最終回表2アウト、最後の打者は事もあろうにSekiくんであった。ここで一発出れば劇的なドラマが...おーーーし、打ったー...打球はレフトへの大きな飛球、果たして...。優勝まで後一歩及ばず、実に惜敗であった。決勝戦にふさわしい緊迫の接戦なんであった。

●M-1GPクリソツ問題。

これも最近の話。筆者は年末恒例、漫才のM-1GPなる番組はさほど興味はないタイプ。ただここで優勝した芸人は翌年からブレークする場合が多い。今年は他に見るべきTVがなかったのか、なんとなくM-1を観ていたのだった。これも連盟仕事をしながらではある。優勝は「令和ロマン」なる二人。ずーっと何組も観てきて、筆者の点数予想はほぼ松本人志と同じであった。だからなんなのよって話だけれど。(あの文春砲はホンマかいな?)令和ロマンの「この髭は日本国から攻められないように、独立するための城壁かよ」って、アレには笑ったし、そーゆーセンスが大好きである。さてここで何を書きたかったか。右側の茶色いスーツの芸人を初めて見た瞬間、フレンズ関係者なら誰しも我が目を疑ったに違いない。顔カタチ、ヒゲ、目元、肌色、体型、全てにおいてほぼほぼフレンズ監督Shohtaクリソツなんである。松井ケムリと言うらしい。大企業の副社長の息子という芸人としては異例の出自。「Shohta、フレンズ監督辞めて、とうとうM-1に出てきたのかっ!?」と筆者思ったんである。※ネット記事から。赤い矢印は筆者。

●2023宮少連レボリューション

今年の我が宮少連ではいくつかのレボリューション(改革)が行われた。目に見えない細かなものから、目に見える形あるものまで。後者の一つは連盟からの連絡網がメールからLINEに転換したこと。時代の趨勢だ。これまで各チームの事務局担当レベルから、各チーム主要メンバーにまで広がり、共有の幅が飛躍的に増大。現在「宮少連ALL」は155名にも上る。これは情報共有の際のタイムラグが圧倒的に縮まり、正確に伝達されることを意味する。それでもまだメールにはメールなりの独自の役目があり、廃止するまでには至っていない。更には試合のYouTube動画配信を正式にスタート。まだ改良の余地はあるそうだが、もし将来的に収益が見込まれれば、例えば各チームの大会登録費を軽減するなどの還元も視野に入れている。これらの改革は全て副事務局、兼IT改革事業部Fujisawaさんの成せる技。ここだけの話だが、知っている人は知っているから書いちゃうけど、来期は連盟内で数名の異動があり、Fさんは事務局長になる予定である。

もう一点のレボリューション。昔から思っていたことを今年やっと変えるチャンスがあり、連盟のシンボルマークを刷新することができた。もう既にここで披露している通り、新シンボルマークを策定し制定できたことは筆者にとっては数年来の願いが成就したのである。連盟広報、デザイン担当として責務を果たすことができた。まずはキャップを手始めにロゴマークを制定し、ほぼ10ヶ月がかりで帽子を刷新制作した。更に過日パーカー用デザインも作り、連盟役員・事務局・審判(一部)の19着を製作、配付。更に来年市学連総会までに新しい名刺をデザイン中なんである。(名刺は対外交渉の機会が多いであろうメンバーのみ)今の時代ネット印刷なら、昔では考えられないような低コストで作れちゃうわけで。年末はこの名刺デザインとQueens年間全写真をDVDに落としたり、大掃除や断捨離で過ごすことになった。連盟新ロゴ展開パターンも制作。

パーカー配布の際にまたしても連盟Saitohさんから焼酎の「晴耕雨読」をいただいた。実にかたじけない。感謝。Macの前に置いて写真を一枚。その後視点の高さを低くしてもう一枚。まるで...湘南の海岸線をドライブした時に、向こうの海の水平線と、手前のガードレールの高さが一致した時みたいに、ピタリとMacとボトルラベルの水平線が同レベルの一直線になった。

●ドップリ映画三昧

ここからは私的な話。毎年「今年は映画何本観た」という話を書いているけれど、今年も相当な数を観た。AmazonPrimeで62本、AppleTV+ではうーん数えてないがドラマ5,6本、映画3本。ドラマは数本とはいえ毎週更新なので、視聴回数は相当な数にのぼるはず。TSUTAYAディスカスは19本だが、途中でサブスク全部を見直し思い切って解約した。

映画(連続ドラマ)の特筆は、AmazonPrimeのオリジナルドラマ「テイルズ・ フロム・ザ・ループ」。ここで詳しく書いちゃうともう原稿用紙50枚くらい書く羽目になるので割愛。スェーデンのあるアーティスト(イラストレーター)が描いた画集にインスパイヤされ、数十枚の絵から着想しドラマに仕立てたもの。アメリカの片田舎で巻き起こる不思議で風変わりなSF仕立て。そこにはドンパチや、派手なカーアクションや、巨大な宇宙船も登場しないけれど、緩やかで穏やかでノスタルジックな空気感の中、不思議なSF感覚が漂うのである。カテゴリーは既成のSFともサスペンスとも、ホラーやスリラーとも違う、似て非なるドラマなんである。幼い少年がずっと慕ってきた兄が、時を経てポンコツロボットになっていた。その兄ロボットは言葉は話せずとも、最後は弟を守るために悪いロボットと戦って死ぬ...簡単に書けばこうだが、全編通して素敵な近未来的なのに、同時に古き良きアメリカの世界観に満ち溢れている。錆びて古くてガシャガシャ軋むロボットの造形が素晴らしい。1話ごとに少年の周囲の人物が主人公となって入れ替わり、最後にまた少年の話に戻る。最終話は涙が止まらなかった。

この「テイルズ ・フロム・ザ・ループ」の原題となったシモン・ストーレンハーグのイラスト画集が欲しくてネットで調べたが4000円くらいしたので断念。(※今調べたらもっと安くなっていた。いつか購入したい)そして、彼の別の画集から材を得た新作ドラマが来年、AmazonではなくNetflixで公開予定らしい。筆者は来年やっとNetflixデビューしちゃうつもりである。なぜならこの新作ドラマだけをピンポイントで観たいがために。ネトフリに課金するためにサブスクを見直し、Abamaプライムと先のTSUTAYAディスカスを解約したんである。但しAbamaプライムの代わりにU-NEXTを新規契約したのは、ブライトン三苫薫が原因なんである。(後述)

下の画像はアマプラの動画のカット。2,3枚目はストーレンハーグの原作イラスト画。

ネトフリ2024年公開予定の「エレクトリック・ステイト」の原作イラスト。CGではない手描きのイラストで、これだけでも驚異の精緻と画力である。

もう一発同じくAmazonのオリジナルドラマ。数年前映画で「ファーゴ」というのがあったが、これからイメージを派生した連続ドラマ版「ファーゴ」なんである。映画と同じくコーエン兄弟が監督で、筆者の好きなシチュエーション、(前出「テイルズ・ フロム・ザ・ループ」と同様の)=アメリカの片田舎で起こる数々の無残な殺人事件が起こり、普段の平穏な田舎の日常の歯車が狂い始める物語...そんなブラックコメディー。これはつい最近知って今ベラボーにハマっている。先日シーズン1を観終わったばかり。普通のサブスクドラマは、シーズン1が終わる段階で視聴率や人気や予算を鑑みて、シーズン2を制作するかどうか議論があるらしいと聞く。有名なドラマは何シーズンも配信されるが、それは稀なケースだろう。この「ファーゴ」はなんと今現在シーズン5まで行っちゃっている、実に人気シリーズなんである。一話1時間観ちゃうとどうしても次が観たくなっちゃう。先日は映画1本1時間30分観た後、このファーゴを3話3時間連続で深夜まで観た。年末の緩い時間だから出来た離れワザである。翌日の眼精疲労は言うまでもない。

●イングランドプレミアリーグ 三苫薫

既にここで書いたように筆者はワールドサッカーファンである。但しマニアのようには、それほど詳しくはない。毎度ながら昨年もサッカーW杯に興奮し、その勢いで地元鷺沼兄弟の三苫薫の大ファンになっちゃったんである。彼のキレッキレのドリブルは、近代サッカーのパスワークから隙を伺い点を奪うスタイルに反して、誰をも魅了する突破力があるわけで。地元出身でなくとも彼のファンになったに違いない。スペインの久保建英も素晴らしい活躍だが、人としての佇まいに筆者は三苫に好感を覚えるのである。今年の初めはライブ中継を観るためにAbemaの無料版を使っていたが、時々配信しない試合があり深夜に地団駄を踏み、翌朝ダイジェスト版を観る始末。次に有料版に加入し観たけれどそれでも全試合はカバーしていない。よーく調べるとU-Next経由の「SPOTV-NOW」はプレミア全試合中継とのこと。そこで映画TSUTAYAとAbemaプライムの有料サイトを経済的理由から解約し、代わりに「SPOTV-NOW」に加入となった次第。金曜早朝や土日の深夜は三苫にドップリ浸かっていた2023年であった。毎週寝不足でもし筆者が突然ポックリ逝ったら、それはこれが原因である事は疑いの余地がない。司法解剖しなくても自明の理。「寝不足と眼精疲労による過労死」と認定されるはずだ。薫ちゃん現在は度重なる怪我でブライトンも日本代表も離脱中なのが、とても悲しく寂しい今日この頃なんである。それでも日々夢中になれる、脳を活性化しアドレナリン放出する趣味があることは、この歳になって実に素晴らしいことだ。三苫薫くんに感謝なんである。

今年「adidasオヤジ、時々PUMA」なんてブログを書いた。何年振りかでPUMAの黒のシューズを新調したが、更に最近三苫薫着用との宣伝文句に躍らされて、白黒に赤いPUMAラインのスニーカーを奮発購入。いずれも現行のスニーカーがボロくなったため。三笘薫はPUMAとスポンサー契約している。

●爽快の青と白

先日の朝、目が覚めて窓を開けて撮った一枚。白いミルクを熊手で引っ掻いたような雲に、一条のジェット雲の白い線。何気に撮った写真を掲載し、多分これで2023年少年野球「晴耕雨読」ブログはおしまい。(たぶん、おそらく)

今年1年このブログを訪れてくださった全ての方に感謝。

いつまで続けられるか自信はないけれど、2024年も少年野球「晴耕雨読」をよろしくお願い致します。良いお年をお迎えください。

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2023年9月28日木曜日

宮前区少年野球連盟 新ロゴデザイン完成

前置きが長いのは「晴耕雨読」アカデミー学院の悪癖である。昔にも書いた記憶があるけど、SUNTORY サントリーの名前の由来をご存知か?筆者は20代の頃知った。創業者鳥井さんが赤玉ポートワインを発売し、爆売れしたのを機に、赤玉=太陽=SUNに、鳥井=トリイの名前をつけ「SUNTORY」と社名を制定したんである。これを連盟Nishimuraさんに質問したら、見事に知っていたんである。さすがはBOSSオジサンNishimuraさんである。(知っていて当然でもあるが)

タイヤのブリヂストンも似たようなもので、創業者石橋さんの名前を英文にして、ひっくり返したもの。石橋=ストーンブリッジ、順番を並べ替えてブリッジストーンである。筆者名前や言葉の由来を調べるのが好きなわけで。

S&B食品はずっと「スパイス&ブレンド」かなあ、なんて漠然と推察していたが違った。これは創業時の登録商標、いわゆるロゴマークに太陽=SUN、鳥(ヒドリ)=BIRDをあしらったもので、略してS&Bになったとか。一歩間違うとこちらもサントリになったかも。

SBついでにPBである。我々野球関係者では「プレイボール」がすぐ頭に浮かぶが、「ポリスボックス(交番)」や「プライベートブランド」の略でもある。ついでに交番の語源は「交通の要所で番をする」ではなく「交代で番をする」から交番だそーだ。交代せずに住みながら番をするのは「駐在所」らしい。ナルホドなんである。ついでにPCと言えばすぐ想起するのは「パーソナルコンピュータ」だが、警察用語では「パトロールカー」だ。

SBついでにPBまで来たので、ついでにCBである。我々設計業界では「チェックバック」と「コンクリートブロック」の略称で使用される。例1)「●●計画図面一式アップしましたので、早急に図面CBお願いします」とか、例2)「厨房の防水区画はCB100t+アス防・保護モル込みでフカシ30tでいきましょう」なんてふうに。

SBついでにCBまで来たので、ついでにRPGである。近年の歴史の浅い略語なのでこれはほとんどの人が知っているだろう、ロールプレイングゲームだ。RPGついでに、ではRGBとはナニカ?光の三原色で赤レッド、緑グリーン、青ブルーで、PCやTV画面での色表現手法なんである。これに対して印刷での色表現はCMYKである。筆者の仕事でも少し関係がある。シアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKである。ブラックならBじゃねーの?、と思ったアナタなかなか鋭い。これには少し混み入った専門的な理由があるのでここでは割愛したい。レッパの平野山部屋親方Hiranoオジサンなら業界の専門家なので(...と思う)即答しちゃうに違いない。(...と思う)SUNTORYのNishimuraさんのように。

いやはやお待たせしました。前置きが長いと言っても程があるってものだ。やっとこれに辿り着くのである。

ではMLBとは何か。野球に携わるみなさん知ってますね?メジャーリーグベースボールなんであることは幼稚園児でも知っている。

ではではMLBついでにMJBLとは何か。宮前区少年野球連盟に携わっている、あるいは加盟しているみなさん知ってますね?Miyamae Junior Baseball Leagueである。やっと本題なんである。

..............

連盟創立30周年を記念して記念誌を発行したことは記憶に新しい。その際に筆者は「30周年を機に今の帽子も刷新しちゃおう」と提言して計画に盛り込んでいたけれど、当の筆者がデザイン編集で手一杯になり、いつの間にか記憶の片隅に。しかし今、現行の白い帽子では余りにチープで、物理的にもすぐマークが剥がれやすく、連盟役員は皆ボンドでチマチマ貼り直して使用しているのが常だった。更に白い帽子は汚れが目立ちやすく落ちにくいという欠点もある。そこで今年2月に再度計画を提唱し、帽子を更新することになったわけで。帽子を刷新することよりも大事なことは、CI(コーポレート・アイデンティティー)の観点からロゴマークの刷新が重要となる。CIとは企業や団体の存在意義や独自性を意味し、それを統一したデザインで展開、世に発信することである。このCIというビジネス用語は筆者が20代の会社員の頃から既にあった。企業ロゴをデザインするプレゼンには欠かせない用語だった。
やっといつもの画像入りの「晴耕雨読」になる。A4ノートに何枚もラフスケッチを描く。描いている最中から「コレはダメだな」と思っても一応最後まで描く。ずんずんギャンギャン描いているうちに「おし、コレはイケるかも」というのがひょっこり現出し散見されるようになる。シャーペンと色鉛筆で描いた5,6枚のうちの2枚↓

これらを見ながらMacを起動し仕事で使っているVectorworksという設計CADアプリでザックリ描画する。一個作るとそれをアレンジした派生系はパソコンならでは、スイスイ改良できる。↓

何案作っただろうか。随時連盟LINEにアップし是非を問うたり、印刷して第一公園でミーティングしたり。それを繰り返し二つの方向性に絞られた。宮前のMをボールに見立てた案と、Mの上にホームベースをアレンジした案↓

この2方向性のプランを数案、実際の紺と白の帽子画像にインプット。ここでやっと連盟メンバーに投票採決を取った。B案とC案で以外にも接戦となったが、帽子の色との組み合わせで、B案に軍配があがったのであった。↓

だいぶ絞られてきた。帽子の白は前述のように避けたいという意向が大半で紺色に決定。紺に限定して再度画像を作成。横には現行と同じく個人名が入る。プレゼン番号を見ると既にシート11枚目。日付は4月だった↓

ところがなんである。筆者も暗に懸念していたのだが、紺色にMマークだと宮少連所属の多数の単独チームとイメージがダブるのだった。中でも顕著なのはヤングやモンタ、ブルアロ、バーズetcとカラーリングイメージが同じになっちゃう。Uekiさんなど複数人からの懸念指摘があり、筆者も同意だったので、ここから暗中模索の沼に落ちた。各連盟や審判団は中立性を意味するためか、帽子は白や黒や紺が多いのだがそれではダメだ。ならば「ツバが白で、本体が紺」はないものかとネットの海を探しまくった。無いのである。逆にツバに色がついて本体が白はたくさんあるのに。サンダース、レッパなどがそうだ。「ツバが白、本体が紺」コレで頭がいっぱいだった頃、ジャイアンツJrの監督コーチ陣がニューエラのキャップをかぶっていたんである。探していたパターンである。再度ネットを探しシミュレーションしたら意外にもミズノにあった。灯台下暗しだったんである。コレならどのチームや川崎セブン(川崎7区連盟)とも差別化ができるし、オリジナリティーも堅守できる。連盟には半ば強引に下のコンビカラー案で決定とした。プレゼン14枚目。↓

当初安価なネット発注の予定だったが、会長の意向もありグリーンスポーツ(以下GS)さんに依頼することに。(GSさんのことはここでは詳細は書かない)。見積依頼でGSさんに送ったメール最終画像。(ここに至るまで3パターンくらい送った)GSさんはミズノに依頼。ミズノはおそらく中国へ発注。珍しいことではない。既に6月だった↓

一ヶ月の予定が50日かけて(?)サンプル製作が上がってきたんである。実はGSさんにサンプル製作を正式に頼んではいないのだけれど。しかしこれが功を奏し判断がしやすくなったのは事実。粗いメッシュ素材に直刺繍は難しい。各所太さがバラバラで細部がコレではどうしようも無い。サンプルを連盟内で共有したのが既に8月。会長からは川少連大会には間に合わせてくれとの指示。筆者も厳命と受け止める。川少連開会式の1週間前がリミットに設定。↓

筆者からGSさんへ提案というか指示。ベースを白のワッペンにして一旦刺繍を全部完成させ、最後にボンドで圧着し周囲を赤糸で本体に縫い付けたらどうかと。9月23日納期厳守で最終発注したのだった。通常カタログ納期40〜50日を大特急約25日間で。

....

2月から暗夜行路、暗中模索、疑心暗鬼、不安と焦燥感が混在する中で9/22午後にGSさんへ受け取りに行った。

よかった。これまで妥協しなくて良かった。若干のクレーム対象はあるものの、予想外にしっかり指示通り製作されていたのだった。このキャップのポイントは二つ。1=既成フォントのロゴではなくあくまで新生オリジナルロゴであること。2=宮前単独チームや川崎セブン他の連盟とイメージがダブらない独自カラーであることの2点。それにプラス、チープな昇華印刷ではなくしっかりオール刺繍にしたことや、Mマークだけはウレタン成形の3D立体刺繍、バイザーには白に赤ラインのサンドイッチ、などのこだわりがある。

30周年記念事業の際の予算から連盟が半額負担し、もう半額は我々個人負担にて。翌日Queensシスタージャビットに着用していくと、リップサービスもあれど、何人からもカッコいいと好評の声を聞いたのは嬉しかった。Satoh事務局長も同様だったらしい。限りなく黒に近い濃紺である。因みにこの新ロゴは既にFujisawaさんの機転で、宮前127名の「宮少連ALL」のLINEグループのアイコンや、連盟主催大会の表彰状などに展開されている次第である。

これを着用して連盟メンバーが皆参集する日が楽しみである。週末からはいよいよ川少連開幕。しばらくは第一、第四、等々力はじめ川崎各会場に散らばるはずだ。

筆者の帽子掛けポール。既にかなりの数の古い帽子は断捨離したが、それでも今こんだけある。樹木の梢にいろんな果実が実るみたいに。今年の秋になって更に、新しいMJBLの実がタワワに実ったのだった。

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