2018年4月29日日曜日

スコア数字を読み解く

久々に少年野球ブログなんである。かつ、フレンズではなく宮前少年野球連盟広報的ブログ。広報ならばちゃんと現地へ赴きリポートした上で文章化すべきではないかと、糾弾されたらぐうの音も出ないわけであるが、そこが公式ではなく公認の広報である所以(ゆえん)なので許されたし。

土曜は午後仕事ゆえに午前のみQueensへ。前会長Sohmaさんと連盟からの連絡網で大師球場のスコアを逐一受け取る。そーなんである。全学童川崎市大会、宮前から出場の富士見台ウルフと白幡台イーグルスの試合経過が、副事務Fujisawaさんから毎回終了時メールで届くのだった。連盟からも相当数のメンバーが現地入りしている模様。スコアだけで内容は判断出来ないから無責任なことは書けないけれど、土曜の結果は2チームともに快勝と言えるだろうか。
ウルフ(W)9-2
イーグルス(E)11-2
で、圧勝と言えるだろう。先週は2チームともに薄氷の抽選勝ちという劇的な修羅をくぐり抜けて来た。更に今回は共に圧勝という似たような結果をもたらしたのだった。
これで全学童神奈川県大会出場は確定となったのだった。日曜もし準決で2チームともに勝てば、決勝は宮前勢同士の対決という夢の競演となるわけで。

翌日、つまりこれを書いている今日、日曜である。今日も早朝からFujisawa先遣隊長からの電文が大本営に入電す。果たしてロシアバルチック艦隊はアフリカ喜望峰を通過し南シナ海上を北上、日本へ向かっているのか?「本日晴朗なれど波高し」開戦の火ぶたは切って落とされたのだった。準決勝ウルフの相手は栗木ジャイアンツ。筆者が現役だった頃の昔から上部大会常連の強豪チームである。フレンズが全国へ行ったあの年も栗木Jには苦い思いをさせられた。
刻一刻と電文が入る。初回Jが先制しJ1-0W。このスミイチのままなんと最終回まで硬直、拮抗したゲーム。再度繰り返すけれど、スコア点数のみなので試合内容は分からないから、1-0が貧打戦とするか、白熱の投手戦と解釈するかは判断出来ない。得点も打ち勝ったのか敵失なのかで大きく試合内容の質が問われるため、安易に書けないのである。しかし、Wの実力を鑑みればおそらく後者だったろうと想像するのである。
Wはどんなに点差があり窮地に追い込まれても最後は逆転し勝ってしまうという、お家芸とも言える強さを持っている。最終回終了のスコア電文が入った。結果...

1-4。

やはりWの大逆転勝利か?そうではなかった。どちらが先攻後攻かによってこのスコアの読み解きが変わってくるのでこれも一概に書けないけれど、想像すれば最終回にWが同点に追いついたものの、結果は裏にJに加点されて惜敗。これはJが3点サヨナラ本塁打を打たないとほぼ、こういうスコアにならない。なのでたぶん、表に追加点3点を許し4-0、その裏必死にWが1点加点し猛追するも及ばず...との解釈となる。(飽くまで想像の域を出ないので悪しからず)いずれにしろ「惜敗」だった。

続いてイーグルス準決勝。
これも同じような拮抗したゲームだったようだ。初回から1-1のまま推移し途中相手に追加点1を許し2-1のまま終了、こちらも最小僅差の惜敗だった。上部大会の更に準決ともなるとこういう僅差の展開の試合が当然多くなる。
両宮前代表チーム、お疲れさまでした。しかし宮前の全国への夢が潰(つい)えたわけではない。先述のようにまだ県大会があるではないか。
下を向き涙するのは今日だけでいい。明日からはいつもの笑顔で顔をあげよう。だって全国がキミたちを待っているのだから。
..........
さて話変わるんである。
今日日曜は午前中途半端に仕事してからフレンズへ。グランドへ大先輩の審判Kumadaさんが東京新聞を持ってきてくれた。例年掲載されている川崎全チームの紹介、写真付きの記事である。毎度ながら東京新聞Teshigawaraさんの仕事ぶりには頭が下がる思い。
紙面には(ちなみに新聞の場合は紙面、週刊誌文春砲などの場合は誌面と書く)、宮前全チームの子らの凛々しい勇姿。右上には今年から会長就任となったMatsui会長のダンディーな写真とコメントも載っている。

宮前はもちろん、川崎、神奈川、ひいては日本全国の少年少女野球が盛り上がることを希って(ねがって)やまない。もっと大きく言えば野球に限らず少年少女時代はどんなスポーツであれ、自身の身をスポーツに預けることを希望したい。子どもの成長にとってそれは決して悪いことにはならないはずだから。
(※新聞紙上に載っているものなので、あえて名前などはボカシを入れずに掲載します)

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2018年4月22日日曜日

地球は誰かの仕事で維持されている

土日は宮前代表が川崎市大会に臨んだ。土曜はウルフ、日曜はイーグルスなんであった。両チームともに大接戦となり、最終回までもつれ込み同点のまま抽選へ。そしてなんと宮前2チームともに抽選で勝ったのだった。「神ってる」...運も味方につけたのだろう。
そんな連盟Fujisawaさんからの連盟メール速報(実況)をもらいながら、筆者は土曜は六本木にいたのだった。

このところ仕事が3本ほど併行して進めなければならない状況、今週土日も休めないわけで。日吉、御徒町、銀座の3物件。それでも土曜は以前から決まっていた外せない予定があり、六本木へ向かったんである。その昔信じられないくらいとてつもなく若かった頃、21歳くらいだったろうか、六本木交差点から乃木坂方面へ徒歩10秒のビルの2階のスコッチパブで、アルバイト店長をやったことがある。店長と言えば新宿歌舞伎町の地下3階の飲み屋で店長をやったこともある。ほろほろ鳥の刺身を出すような飲食店で、決して怪しい店ではない。ただオーナー社長は相当怪しい人だったが。その時はバイトの面接までやったのもバイトの自分だった。
待ち合わせまでに余裕を持って出て、六本木でその当時の場所を右手に見ながら、東京ミッドタウンへ向かったのだった。

つい先月東京ミッドタウン日比谷(三井不動産)がオープンしたけれど、その中の1店舗の実施設計をやった。微に入り細にわたる密度の濃い仕事だった。そのミッドタウンの同じ系列の六本木のビル。毎年芝を埋め尽くすクリスマスイルミネーションは有名である。訪れるのは二度目だけれど、今回は奥にある港区立檜町公園でのんびりしたかったんである。公園大好き筆者、天気が最高に良かったこともあって。

藤棚の下のベンチで強い日射しを避けて公園から巨大なビルを見上げる。鳥が上空から見下ろした建物を鳥瞰とか俯瞰とか言うのに対して、下から上を見上げるのを蟻瞰という。自分がアリンコになったような錯覚に陥る。

蟻になったついでに、近くの花に蜜を集めに来たデカい蜂(熊ん蜂?)に話しかけてみた。
「良いお天気で。仕事に精が出ますなあ」
「うっせいなあ。こちとら、忙しいんじゃ」
「それはそれは失礼しました。せいぜい頑張って蜜を集めて下さいまし」
「おぅ」
筆者が5cmくらいまでiPhoneを間近に近づけても目もくれずせっせと花から花へ、もぞもぞ、がさごそ仕事に勤しんでいた。こちらも不思議と蜂に刺されるのではという恐怖感が全くなかった。
ヤツのケツにはたっぷりの花粉が付着していた。それを別の場所へ運び、ひいては大昔から連錦と続く生態系の維持に一役買っていることは、彼は知る由もないだろう。
缶コーヒージョージアのCM山田孝之の「世界は誰かの仕事で出来ている」は大好きなフレーズ。
この蜂を見ていて思った。
「地球は誰かの仕事で維持されている」
自然界の生物たちに感謝。
彼らの仕事で我々ニンゲンはこの地球で生かされているのかもしれない。


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2018年4月19日木曜日

映画と酒

少しずつ「文章イップス」から快復しつつある私、いや筆者なんである。
日々雑感的ブログ、かつ短いブログ。

先日何度目かの好きな映画を観た。イップスの症状を緩和させるためには、もってこいの映画。
ヒッチコックの名作「北北西に進路を取れ」
突然衝動的に観たくなって観たんであった。自分が生まれる前に制作された映画だけれど、何度観ても魅力的である。
このところ仕事が詰まっていて週末は少年野球に行けない状況である。今週もフレンズ、Queensには行けそうにない。大昔の過去には数ヶ月フレンズ野球に行けなかったことがあった。池袋に出向の時だった。あの時期はブログ更新はほとんど出来なかった。

「映画と酒」の話。
「北北西に進路を取れ」のような昔の名画(洋画)を観る時は、赤ワインとフランスパンに乗せたブルーチーズさえあれば申し分ない。プレーンな塩クラッカーにカマンベールでも全く問題ない。

それならば、アランドロンが「ボルサリーノ」で拷問で飲まされた酒は何だったのだろう?今急にあの「ボルサリーノ」が観たくなって来た。ならば「栗色のマッドレー」や「太陽がいっぱい」や「レッドサン」なんかも走馬灯のように観たくなっちゃうわけで。

筆者の一番好きな「ブレードランナー」を観るのであれば、当然ジョニー・ウォーカーのオンザロックスである。ロックグラスはデカいグラスが良い。観るその前に腹ごしらえするのであれば、安いカップヌードルを食したい。その時はもちろん「二つで十分ですよ、旦那」と中国人オヤジから声をかけられたいものである。

邦画の「鬼畜」や「復讐するは我にあり」や「砂の器」や「飢餓海峡」ならば、ビールのあと日本酒の冷やか焼酎ロックが良いだろうか。

映画とそれに見合う酒という、短い話なんであった。
少しずつ社会復帰するも、ブログ文章には慎重にコトバを選ぶ。そのうちいつもの「晴耕雨読」に戻れると思いつつも、仕事が詰まってきており週末日曜はスコアラーなれど、予定は未定なんであった。

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2018年4月15日日曜日

2018年川崎ライオンズクラブ杯

ライオンズクラブ杯、Queensにとっては今季初の公式戦。場所はお馴染み多摩川諏訪スタジアム。今回は、いや今回も写真数がハンパないのと、まだ若干「ブログ文章イップス症候群」が完治しておらず筆が滑らかではないので、写真多め、コトバ少なめ、文章堅めでいきたい。ラーメン味濃いめ、背脂少なめ、麺硬め...みたいに。

初戦の相手はVS多摩ウィンドフラワーズ。6年生が12名も在籍とのこと。厳しい戦いを余儀なくされる予感。Qベンチは監督Koshimizu、29Satoh、28Sashikiの三氏。

Qの主将でエース、Yurikoが先発のマウンドへ。
初回WFの攻撃ではいきなり先頭打者が2塁打で出塁し2点を先制す。

しかしQも負けてはいない、その裏二死から四球に足をからめて相手敵失などで2点を返し、すかさず同点とする。

写真多いのにはワケがある。隣りのスタジアムでは同じく宮前代表の富士見台ウルフが金程少年野球部と対戦していたのだった。両試合を活写する。Wの初回攻撃ではとてつもない時間がかかった。なぜか?連打連打の猛攻で大量9得点だった。

Qは2回に1失点し3:2とされるも、Ayaneの内野安打、Yurikoの目の覚めるような左中間ツーベース、大砲Rinaのタイムリーなどで一気に3得点し、3:5と大逆転に成功。盛り上がるQギャラリー。

再度W試合会場へレンズを向ける。
宮前チームなら誰でも知っているマウンドはHinokiharaくん。小柄ながら徹底した低めの豪速球がOgasawaraくんのミットに吸い込まれる、小気味良いピッチング。その軌道は定規で線を引いたようでベース手前でも全くお辞儀しない威力があった。大量9得点だしこれはコールドゲームとなるか...。

ベンチからは副会長Ogasawaraさんの厳しい檄。大量得点リードでも決して甘い野球をしないのがOgasawaraさんの真骨頂。選手もピリリと引き締まる。

Rawlingsテントの下、連盟からはMatsui会長はじめ、副会長のSasaki、Nishiharaさん。他にも事務局SatohさんやFujisawaさんもみえた。もちろんQ相談役となったSohmaさん、連盟顧問Kuriharaさんも。

転じてQはとんでもない激闘である。4裏には更に1点追加したQueens。3:7とその差を広げる展開。普段練習を見ていて不安があるのは低学年の姫たち。しかしAyaneらがフライをキャッチしてチェンジすれば一斉に拍手喝采。盛り上がるQベンチとギャラリー応援団。OG母たちも応援に来てくれる。差し入れのMr.ドーナツは久々食べたが実にうまかった。
私はSohmaさんの今のQueensの戦力分析を聞いて納得。今日の試合はここまでは上出来だと思う。失策は思いのほか少ないし主力の長短打で得点を重ねているではないか。



一気呵成に試合を決めるかと思ったW軍団。その後互いにゼロ行進の模様。初回に9点も取ってそのあとずっと無得点というのも珍しいような気がする。

Qは前半リードしたものの、終盤追いつかれとうとう逆転される展開となった。Qには不運なピッチャーライナーゲッツーなどもあった。WFは個々の選手の打力が勝り長短打攻勢に出て最終回では9:7。しかしショートKuuの連続ファインプレーも飛び出し、裏のQの攻撃に賭ける。
今日4打数3安打目となる渾身のバットでヒットを放つYuriko。しかし死闘もここまで。

Yuriko始め彼女たち6年の何人かは負けて泣いていた。その涙はきっと明日のエネルギーになるはずだ。私は予想以上にこの本番の大舞台で良く頑張ったと思う。

ウルフのほうはその後ゼロ行進の展開から6失点を喫し、思わぬ試合展開となった。しかしなんとか切り抜けて勝利。
楽な展開、「楽展」とはいかずに。でも川向こうには楽天の本社ビルがこっちを睥睨していた。

次の試合は新作第二少年野球部との決勝。少し活写。
(※後日談。このあと私は土日ともに仕事になったので、決勝を観ずに帰ったのだが、ウルフはこれも圧勝だったらしく8:1で優勝とのこと。さすがは宮前春の覇者)

Queensは遅めの昼食だった。すでに女子の決勝は始まっている。多摩区VS麻生区だった。

試合に負けてQは選手もオトナも今日の曇天のように心も曇りがち。言葉少なに静かに昼食していたところへSohmaさんがノシノシどすどすやってきた。一同雷が落ちるかと疑心暗鬼。Qが負けるとだいたい機嫌が悪いのはSohmaさんの常である。
Sohmaさん。
「あんだよ〜、みんな〜、お通夜みたいな顔して」
一同シーン....。
Sohmaさん。
「初戦にしては上出来だったじゃないか」

一同心と顔がほっと緩む。特に母たちはSohmaさんのこのひと言に、ほっとしてなんだか救われた気がしたのだった。Sさんはその後Q姫たちのもとへ行き子らに何か話していた。

私は仕事で帰宅する。今これを書いているのは日曜の夜。今日も終日仕事だった。負けたけれど、今まで一度も泣いたことがない上級生たちの悔し涙を見て、希望が持てる気がした。結果は良くないけれど、気持ちは悪くない内容だったと思う、週末だった。


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