2014年11月28日金曜日

「新人戦劇場」予告編

宮前公式戦のベスト4に残るというだけでも、近年のフレンズにとっては恐ろしいくらいの快挙なんであった。それが来年を占う5年以下の新人戦とあっては、チーム関係者も色めき立つのは無理もない。現フレンズ親たちにとってはここ数年の念願だと思うけれど、代表や顧問や筆者のような過去の暗黒時代、低迷期を長く経験しているOBコーチにとっては、比べものにならないくらいの積年の想いがあるんである。

新人戦は所詮、新人戦である。
本番は来春からの出来不出来にかかる。

しかし、新人戦は所詮、新人戦であるが、されど新人戦でもあるわけで。
気負わずに冷静に戦えばおのずと結果はついてくるはずだ。
勝負事は驕(おご)ってはいけないのだ。
おごっても良いのは、上司が部下に、彼氏が彼女に、酒を奢(おご)るくらいのものだ。

先日この新人戦を前にiPhoneのアプリ(?)かなんかで、こんな「凄え〜」動画を作った人がいる。ヤングホークスコーチ兼QueensコーチのYamamotoさんだ。LINEのタイムラインにアップされたもの。更にYouTubeにもアップしている。本人の了承を得てフレンズLINEに載せたら大反響。即興で作ったものと思うけれど、映画の予告編になぞらえて制作したらしく、いかにも映画予告編にありがちな文言が並ぶ、オモシロ真面目動画なんである。
YouTubeからDL保存したものをここで紹介したい。
(※スマホでは見れない場合があります。PCではちゃんと見れます)
コレ(^-^)/
※YouTubeへのリンクはこちら
宮前区新人戦PV

日曜の新人戦前にここでアップ出来てよかった。
.......。
ブログ書いてたら筆者も触発されてリスペクトしちゃったんである。日曜の準決・決勝を簡単に画像にしちゃうとこうなるわけだ。
こんなんでどーでしょう。
日曜ロードショー。
日曜劇場。
日曜はいよいよ筋書きのないドラマ、「宮前新人戦劇場」の開演なんである。
にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村

2014年11月26日水曜日

2014日本学童野球最高レベル

クライアントの要求をなんとかクリアしてほっと一息の筆者は、その勢いを借りて自分へのご褒美にiTunesへアクセス、最近J-WAVEで毎日耳タコ状態になっているテイラー・スィフトの「Shake it Off」を即買いしちゃったんであった。興味ない人でもサビ部分の「しぇきら〜♫しぇきら〜♫うおほっほ〜♫」というフレーズは少なからず耳にしているはずである。

iTunesと言えば先のiPhone6に伴ってiOSのバージョンアップが配付されて、これをアップデートすると同時にU2の最新アルバムがまるごと無料でダウンロード出来るという、前代未聞の大盤振る舞いがあったことは記憶に新しい。世界5億人にタダで最新アルバムをばらまいたようなものだ。¥2,500×5億倍のお金がタダなんである。天文学的数字すぎてピンと来ない。これにはU2に興味ないユーザーから非難が集中し不評に終わったようだが、筆者は以前からAppleとコンビを組んでいたU2が好きだったこともあり、アルバムをゲットしますます好きになってしまい、他の過去のU2のアルバムをBOOK OFFで2枚も購入してしまったんである。今や仕事中に聴くのはラジオのJ-WAVEかこのU2がヘビロテになっちゃった。

そんなことはどーでも良いことだった。
少年野球のことである。それも日本での小学生野球のおそらく最高レベルの話であった。
毎年プロ12球団が結成するジュニアチームが年末に全国大会を開催する。日本野球機構主催の小学生にとっては垂涎の的の大会であり、どのチームに所属してもそれはとても名誉で誇らしいことに違いない。野球人口の底辺を広げようとジュニア大会に協賛したり主催したりと努力を惜しまないプロ球団各社は、我々のような少年野球指導者の立場には頼もしい限りだ。その延長線上にあるのが女子学童野球「宮前Queens」の存在でもある。

中でも巨人軍の傘下にあるジャイアンツアカデミーは小学生を対象にした常設の最強野球教室みたいなもの。ここに所属している子に加えて、東京川崎の各連盟から推薦された選手100人以上の応募を元に2回のセレクション通過したのが、精鋭18名の「ジャイアンツJr」チームなんである。
このチームが福岡へ行く前に行われた連合宮前クラブとの壮行試合(練習試合)が、今回のお話なんであった。

ジャイアンツJr監督は2012,2013年2連覇を達成している元巨人軍の往年の名ショート、河埜(こうの)さんである。巨人の一時代を築いた選手であった。試合前はにこやかにいろんな人と談笑、偉ぶるところがなく連盟関係者たちと明るく振舞っていた。
毎年この壮行試合を陰になり日向になり仕組んで演出し仕切っているのは、連盟副会長のご存知Kasaharaさんである。総合プロデューサーとでも言えばいいだろうか(^-^)氏は読売巨人軍との付き合いも長く、東京ドームでのジャビットカップの仕切なんぞもやっちゃったりするんであった。

G.Jrには宮前から3名がセレクトに残った。Kippei、Nonta、Soraである。これは大快挙なんであった。今日は気遣っていただいたのか、この3名が野球の重要ないわゆる「センターライン」...捕手・投手・中堅手に抜擢されて先発出場。

対するMクラブナインはこの主力3人を除いてのスタメン組み。本田や香川岡崎などの日本人選手擁するイタリア、スペイン、イギリス、ドイツのスタープレイヤー欧州連合チームとアギーレJAPANが対戦するようなものである。
マツイJAPANを率いるは連合監督の経験豊富な名将Matsuiさん。フレンズからはHiroがここぞの一発を期待され(?)4番に座った。数々の大事な場面でちゃんと4番の仕事を残して来たのだったが。
が....、従順な飼い犬のようにHiroのバットは最後までうんともすんとも言わずワンともキャンとも吠えずに打席を降りることになる。

1回表はG.Jrは2三振含む凡退。MのマウンドはTakaya。
裏の宮前の攻撃では普段チームメートのGの投手Kippeiの豪速球が唸る、唸る。同じ唸り声でもラブラドールレトリーバーのそれではなく、シェパードのような唸りである。球の走りにキレがある。
2回G.Kanaiくんに綺麗なセンター前安打を許し3盗後タッチアップから1失点、しかし後続を断ち1:0。写真G投手は2番手のKasaくん。こちらも素晴らしいピッチングでMをキリキリ舞いに。

2回裏Kippeiの投球が冴えてくる。2アウト後に打者を三振に切ってとると、ここからが圧巻の奪三振ショーの開幕だった。3回裏の先頭打者をまた三振にとると、6回までなんと11連続三振、たった二つの内野凡打を挟んで、7回終了時まで三振の数は計14個。主力を欠いたとはいえ川崎No.1の栄冠を手にした名門宮前クラブ相手にである。

逆にGナイン打線は1番から9番まで全員がホームランバッターのような打球を放つ。基本のセンター返しはもとより、打球が小学生とは思えないようなスピードで弾道を描いていく。MatsuiさんがG.Jrとやるのは「中学生チームとやるようなもの」と言っていたが、筆者には小さな高校球児に思えてきた。中堅どころの中学部活チームとならば勝算十分と言えるかもしれない。2,5,6回に1点ずつ、7回には一挙4得点のGジュニアなんであった。
7:0のGの完封。1失策による出塁によって完全試合こそならなかったが、圧倒的な実力なんであった。
審判は主審は部長のKosakaさん、セカンド塁審は神奈川県連のUchimuraさんなど、審判も豪華メンバー。
さてこんな新兵器が登場したんである。手元のスイッチでSBOのボールカウントを電光掲示するLEDマシンである。構想10年、巨額の材料費を投じて東奔西走、製作期間はたったの3日で作り上げたものだ。篤志家製作による素晴らしいマシンなんである。
試合には連盟HPの宣伝もあってか多くのチームから観戦客が詰めかけた。
連動して丘の上の記者席にはマスコミ各社のビデオカメラの放列。ワカリマスネ(^-^)

宮前ベンチでは圧倒的な差に、勝ち負けよりもすでに野球を楽しもうとする空気感があった。ひとつ言い訳をすれば、宮前連合6年はすでに活動を終えてちょっと気が抜けた状態にあったかもしれない。対してGの選手たちはこれからが本番、しかも熾烈なレギュラー争いだってあるからここでアピールしたいところだろう。そんな差もあったかもしれないけれど。

楽しいお昼なんである。弁当を頬張りながら両軍談笑のひと時。毎年フレンズ卒部式の色紙に貼るためのコーチ写真。フレンズコーチの中で筆者のだけがない。そりゃそーだ。いつも人を撮ってばかりで自分の写真はない。急ぎOhmori母に頼み、Sohma会長とのツーショットと相成ったわけで。

2試合目も素晴らしい野球を魅せてくれたジャイアンツjrナイン。
宮前の先発マウンドはさっきまでGで奪三振ショーを見せたKippeiがこちらに戻り、また速球が走る。このあとMクラブは3人の投手リレー。

Gはやはり圧巻であった。途中から東京から遅れて参加した選手も加わり、更に選手層が厚くなり打ちに打ちまくった。Nontaはショート、Soraはまた先発でマスクをかぶる。
3回には6連打で5点、5回には途中からマスクをかぶったIshikuraくんのツーランホームラン。この子が普段ランドセルを背負ってるなんて世の中どーかしてるぜっ。しかも超イケメン小学生である。そこいらのジャニーズタレントなんかぶっ飛ぶようなイイ男であった。午後の2試合目は12:0のまた完封勝ちのG。宮前は3塁まで走者を進めるも得点ならず、Yuusukeの内野安打1本のみの完敗。
終始Gの河埜監督はにこやかに采配を振るっていた。



夕刻からはGスタッフ+親と連盟関係者との懇親会。Kasahara副会長がジョーダン半分で筆者を連盟広報部長と任命したため、筆者も取材することになった。(連盟にもフレンズにも広報部長という正式な役職はない。シニアになると多くあるようだが)

宮前から選出の3選手の父が挨拶。みな良い顔をしている。
どんなメシを食わせればあんな素晴らしい子たちに育つのだろうと思ってしまう。朝・昼・晩と、フォアグラ・キャビア・トリュフでも食べているんであろうか(^-^)

G.Jrの若いスタッフからも挨拶があった。皆昔ながらの朴訥なスポーツマンとは裏腹に、話術がうまく物怖じしない明るい青年たちであった。名門高校野球で名を馳せた青年もいた。

さてこの会場はQueens夜の部室でもある。別室では2015年指導体制へ向けたQueensコーチ会議が開催されていたんである。終わったらこっち来ようっと。
その中へ河埜監督が乱入し野球指導談義に花が咲く。熱く語る河埜さん、しんと聞き入るQの面々。河埜さん退室のあとはまた真剣に会議を再開するQueensの男どもなんであった。

いやはや何しろ良いものを見せてもらった壮行試合であった。
G.Jr代表兼巨人軍振興部長の鈴木さんや河埜さんにも酔った勢いで、福岡ドームへ広報従軍記者として同行してねとお誘いを受けたが、先立つモノと時間のない筆者には福岡の中州は遠い夢の彼方なんであった。

是非年末の「NPB12球団ジュニアトーナメント」での健闘を祈りたい(^-^)/
そこでは名実共に日本の学童野球の最高レベルの試合が展開されるはずだ。

2014エネオスカップ(NPB公式HP)
ジャイアンツジュニア公式HP
にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村



2014年11月25日火曜日

晩秋と初冬のはざまで

連休最終日の今日も仕事だった。
合間を縫って南部リーグ野川レッドパワーズ戦を観戦に、おんぼろバイクを駆る。

先日ジャイアンツJrVS宮前クラブの試合があった。今日はグランドから帰り夕方からまた仕事をこなしたあと、その試合の写真編集を終えたけれど、ブログアップまでには至らないわけで。その話はまたいずれ。


春の終わりと初夏の始まりの狭間(はざま)は....。
初夏と盛夏のあいだは...。


晩秋と初冬の狭間はどこにあるのだろう。
冬を実感するのはコタツを出す土曜日の朝。
冬を肌で感じるのは風呂上がりにぶるると冷気を感じるとき。

有馬の校庭ではゆるりとした夕刻の陽光が、
盛大な銀杏の葉たちのあいだから木漏れ落ちていた。
にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村



2014年11月24日月曜日

終焉と旅立ち

とりあえずご報告までに。
ジャイアンツJrと宮前クラブの壮行試合が昨日行われた。
午前と午後のダブルヘッダー。
結果はクラブの予想以上の圧巻の完膚なきまでの完敗である。
むしろ気持ちいいくらいの。
しかし、勝ち負けよりも両チーム少年たちの日本最高レベルの試合は楽しかった。

筆者この時季仕事、フレンズ、Queensその他いろいろと忙しく、今日はその壮行試合の最後の写真だけアップして、詳報執筆は次回に譲りたい。その時はたぶんジャイアンツJr寄りの記事になると思う。
写真は編集なしのノートリミングで。

2試合終了後の両チームナインたち。
フレンズのHiroは2試合目は臨時主将に任命されて号令をかけていた。
1試合目では全くいいところがなく、試合終了後Hiroに声をかけた。
「おまえ、次の試合で打てなかったら親に買ってもらったスマホ、没収するからなっ」
にんまりしてヤツは言った。
「はいっ!わかりましたっ」

1年生で入ってきた時の天真爛漫天然ハナタレ小憎がいつのまに月日が経ち、その彼が宮前代表チームの4番を指名され、今日は代行とはいえ、まがりなりにも主将まで任命されて....。
なんだか、写真を見ているとじんわりと目頭が熱くなる筆者なんであった。
宮前からジャイアンツjrに選出されたKippei、Nonta、Soraも実に良い顔をしていた。
主審の粋な計らいで連盟広報マンはずけずけとホーム上からナインたちを撮影。

偶然....ではない。「両軍握手」の直前にファインダーを覗いたら冬の日差しの光線が綺麗に差し込んでいた。アングルを変えて立ち位置を移動し、真ん中に光線が来るように撮影。瞬時のとっさの判断であった。

「Tさん、撮って〜」と、黄色い声...。
Natsuki母がみんなで写真撮ろうよと声をかけ母たちだけの記念撮影。
宮前クラブ父母がグランドで会えるのはこれで最後だ。
この写真のあと「ヘン顔」シリーズももう一枚撮ったのだが、さすがにこれは掲載出来ない。母たちに恨まれたくないからだ。電車待ちの駅のホームで突然背中を押されてはかなわない。壮年の領域に足を踏み込んだとはいえ、まだ死にたくはないわけで。
クラブを支えてきた母美女軍団である。うしろに「おじさんのようなおばさん」のような「おばさんのようなおじさん」のような人物が写っていた。誰だろう?と思って拡大したら、お茶目な連盟Nishimuraさんであった。ちゃっかり確信犯的に写っていたんであった。

最後は恒例「帽子投げ」
いつ見てもいいものである。

6年連合宮前クラブは今日で活動を終えた。死闘の末に川崎No.1の栄誉も手にした。
ジャイアンツjrはこれからが本番。プロ12球団のジュニアチームが1ヶ月後の年末に福岡ドームでシノギを削るドラマを観れるのはもうすぐだ。彼らはこれから旅立つ。
是非、頑張ってほしい。
にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村

2014年11月22日土曜日

頂上をめざして

本日クライアントから電話あり、スケジュールが少し楽になった。
どっちにしても明日はジャイアンツJrと宮前クラブの壮行試合に行くのである。
プロ12球団の傘下にて小学生5,6年生を対象に結成された各チームにより、小学生No.1を決める、子どもにとってはとても名誉ある、また想い出に残る10年続くNPB主催の一大イベントだ。

今年のジャイアンツJrには川崎宮前からなんと3名の選手が、東京川崎全域で100名を越える応募選手から、厳しいセレクションを経てセレクトされる快挙。2012,2013年はジャイアンツJrが2連覇優勝。今年は福岡ドームでの開催だ。
その前に明日は宮前クラブとの壮行試合なんである。

詳しいブログ記事はまたいずれ....。
G.Jrも宮前クラブもどっちも思い切って、伸び伸びと、暴れ回って、最後の6年の悔いなき活躍を期待したい。

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村


2014年11月19日水曜日

新人戦は来春を占う

久々にヤバいんである。今大阪の某百貨店の大規模リニュアルの仕事をしているんであるけれど、ここ2,3週間先日の日曜を除き土日も仕事になり、加えて本日クライアントから電話でフツー5日かかるような仕事を3日でやらねばならなくなった。土曜はジャイアンツJrVS宮前クラブの壮行試合と懇親会で終日だめである。日曜の新人戦を楽しみにしていたのであるが、仕事の締め切りは日曜深夜から月曜祝日のお昼まで。つまり木、金、日曜の3日間で仕上げなきゃならない。3週間かかる仕事を3日間でと依頼されたらちゃぶ台をひっくり返し速攻断るのだが、5日かかるのを3日でとなれば、微妙に断れないわけで。フリーランサー自営業の弱いところである。
更に12月には名古屋の外国ブランドのアパレルショップの仕事も決まっている。年が明けてからどすんと仕事が入るのは快感であるけれど、年末にやたら忙しく仕事に追われるのは嫌なものだ。今年も年賀状は除夜の鐘を聴きながら書くなんてなるんだろうか....。

そんなわけで、ひとつ先日の試合ブログネタが倉庫に眠っているのだが、明日からはブログどころではない。今日中書かなければたぶん「お蔵入り」となってしまうだろう。「晴耕雨読」ネタ保管倉庫には結構な数の段ボールが積まれて埃をかぶっているのであるが、中でも一昨年の「神木マーキュリーズ」の話は、特に筆者の胸にぐさりと突き刺さったまま、いまだにブログアップ出来ずにいる。申し訳なし。

ということで、かろうじて首の皮一枚的ブログなんである。
新人戦初戦、VS南菅生ワイルダースなんであった。
宮崎台小ドームに到着すると第一試合の宮崎台バーズが戦っていた。故高橋さんの次男Kentaくんはまた一段と背が伸びたように思う。控えの捕手としてベンチ入りしていたようだが、あいかわらず元気に大声で声援を送っていた。見ているとなんだかこっちまで嬉しくなってしまう。KawataさんやTakaiさんとこんにちは、する。

フレンズはやる気満々なんである。普段は泰然自若に構えて、時にチームがはやる気持ちで暴走しかねないところに楔(くさび)を打ち込むのが筆者の役どころと、何の役職もないくせにすごく上から目線でいつつ自分を律しているのだけれど、今回の新人戦は普段のチカラを出して順当にいけば上位に食い込める勝算なるのもがある。しかしやはり侮ってはいけないんである。
先発は主将となったRui。ワイルダースは奇しくも球場名と同じMiyazakiくんである。


初回Fが1点先制、更に2裏には安打で出塁のShohgoをAyutoがスクイズで決め2点目。

何しろRuiの球が走っていた。しかも低めに制球されたボールは気持ちよく捕手Yuiのミットに吸い込まれる。四死球は1個のみ、失策も1個だけだった。勝ったことよりもこれを筆者は褒めてあげたい。少年野球の勝利のセオリーをきちんと踏んでいた成績である。
6回には荒削りでまだ未完の大器ながら4番Hajimeのタイムリーツーベースと、伏兵Shohgoの二塁打により2点を加点、合計4:0とした。
Hajimeの安打ではYukimatsuオヤジが球場を震撼とさせるに足る声量で大はしゃぎであった。


結果はそのまま4:0で快勝。順調と言えるかどうかは別として幸先良いスタートには違いない。その他の球場の試合も強豪なれど僅差で勝っているなど情報が入ってくる。
新人戦は来年の新チームの腹の探り合い的な要素が強いけれど、本当の勝負は年が明けて2月までにどう成長するかにかかっている。真に強いチームはベンチが大声で指示を出さなくても、選手が野球を理解して勝手に勝ってくれるものだ。
来年の春、そこまで育ってくれれば本物である。
にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村

2014年11月17日月曜日

負けて兜の緒を締めろ

宮前少年少女野球のメッカは第一公園ドームに次いで、もうひとつ第四公園スタジアムであることは全世界の少年少女の知るところである....かどうかは知らないが、少なくとも宮前では常識なんである。昔に比べて近年は周辺環境も整備されて、随分と綺麗になったものだが、しかし以前ほどの荒れ放題とまでは言わないが、今でもイレギュラーバウンドは当たり前だ。しかし多少のイレギュラーなら瞬発力と動体視力の練習にはもってこいではないか。「弘法筆を選ばず」というではないか。......ちょっと違うか(^-^)

更に昔の外野の雑草伸び放題は有名であった。大袈裟に言えば外野にボールが転がると探すのに時間がかかってしまったりと、半ば野球にならないこともあったりして。今はだいぶ雑草の背丈も短くなったものだ。
しかし最近この雑草目当てに勝手に牛を放牧する輩(やから)が出没しているようだ。犬猫の代わりに牛をペットとして飼う家庭が増えたのだろう。その証拠が下の写真である(^-^)

さてこれで、ブログの「掴み」はOKだろうか。
北部大会VS富士見台ウルフなんである。北部大会であるからして、まだ6年生も参加するゲームとはいえ、ウルフでは今年エースとして大車輪の活躍をしたShuntaくんは受験で、更に守備範囲は100メートル四方にまで及ぶNontaくんはジャイアンツJrへ合流でここにはいない。しかし、ウルフはやはりウルフなんであった。

前回ブログでも書いたように筆者は6年卒部式に向けてカメラマン業に専念すべく、スコアラーはやらないんである。よって細かい試合の流れや展開はすでに忘却の彼方なんであった。.....ということを言い訳にしてブログ執筆時短のために、極力文章量を抑えようとする姑息な手段を臆面もなく弄する私なのだ。

初回凡退0点に抑えてもイケルと思ったら大間違いなのはウルフのウルフたる所以である。初回0点ならば次の回に得点する、相手に3点取られたら4点取り返す...その野球の王道を実践しちゃうのがウルフなんである。筆者の知っている19年前の昔からそれは変わっていない。大胆かつ繊細な野球でフレンズを翻弄しちゃうはやり「王者」ではある。
「くっそー、今に見てろよ〜」と思うのは宮前各チームの共通の思いであるが、逆に言えばそれはとりもなおさず、ウルフへの最大の賛辞でもあるのだ。
いきなり主砲Taiseiくんが満塁本塁打を放った。センターオーバーのライナー性の打球はあっと言う間に空を切る弾道、フレンズ軍団を一瞬にして黙らせるには十分だった。


6年を中心にレンズを向ける筆者。下の左の写真。2番手のHiroが2塁走者を牽制でセカンドを見ている場面なんである。その向こうにはウルフの打者もこちらを見ている。なんか、とっても、ある意味、すんごく、面白い写真になった。この絵の微妙な可笑しさ、ワカリマスカ?

完封負けである。いくら相手が王者ウルフとはいえ、0点とは予想してなかったわけで。来年注目を浴びているフレンズではあったが、驕(おご)りと油断は禁物だ。負けてカブトの緒を締めろ!筆者にはそういう意味で良い勉強になった。

試合後はOgasawara監督、フレンズYanagisawa代表、Kaneda顧問らが談笑。ウルフ打者を観察してうちの代表もフレンズに足りないものの新たな発見をしたそうだ。格上のチームに負けた時は、ただで負けてはいけない。単に下を向いて悔しがるだけではいけない。しっかり勉強出来ると思えば「負け」も無駄にはならないのだ。
負けて学ぶことは、勝って学習することの何倍にも及ぶのだった。
にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村