今年は28日まで仕事して29日からはナニかと忙しく予定があったのだけれど、本日28日は予定を変えて神宮球場へ向かったのだった。スケジュールを自分で調整出来るのは個人事業主の最大の特権なんである。NPB12球団ジュニアトーナメント大会である。例年この時期福岡か北海道で開催される、少年野球レベル最高峰の大会だが今年は東京神宮での開催となった。宮前的にはもちろんバーズ出身のSekiくんが選出されているわけで。初戦の相手は阪神Jr。因みにこちらはいつものジャイアンツJrではなく読売Jrという名称である。
両軍互いにナインの幟(のぼり)が寒風にはためく。2015年にフレンズが全国へ行った時に筆者がデザインして作った幟とデザインは似ていた。おそらくパターンが決まっているのだろうか。
さて試合である。先発マウンドは宮崎台バーズ出身Sekiくん。DH制なので打席には立たない。制球力が身上のSeki くん、初回無失点の危なげない立ち上がりだった。
Sekiくんと並び今回の観戦目的は久本ブルーエンジェルスのIrieくんだった。今年の全学童に神奈川代表で出場、その圧倒的な存在感は他の追随を許さない。宮前とは目と鼻の先の高津区のチーム。当ブログで川少連決勝での等々力球場の特大ホームランを記述したことは記憶に新しい。今回もあの素晴らしい一撃を期待して来たのだった。ジャイアンツで55番を付けるというのはもちろん特別な意味が込められているに違いない。ゴジラJrか?その風貌と実力からして納得である。一打席目は強打するも内野ゴロに倒れる。
本当にこれが小学生か?と疑念を持つほどに身長、体格、面構え、態度、プレー内容全てにおいて群を抜いた選手たちが全国から参集するんである。特に両軍ともにキャッチャーの構えなどはプロ選手そのものであった。ノーステップで二塁へ矢のようなノーバン送球なんて当たり前なんである。マスクを取って笑顔になると小学生らしい姿に戻るのだが。宮前で驚愕の素晴らしいプレーを目にすることがたまにあるけれど、この場ではそれが全員当たり前なんである。
阪神Jrがたたみかける安打で2,3回にSekiくんを攻略する。1:5と一方的な展開に。
Sekiくんは力投するも途中降板。2番手リリーフは.....実に驚いたのだった。Sekiくんとそう変わらない小柄な女子選手Hamashimaさん。しかも急速はSekiくんより少し遅い。遅いと言っても女子野球界では物凄いスピードである。ピンチでのリリーフゆえ、更に加点されて1:7となった。「7」という数字は実に重い。
待ってましたこの男の登場、Irieくんであった。走者を三塁に置き、バットを一閃した。筆者はシャッターを切った瞬間ファインダー越しに確信した。「行ったな」と。すぐに飛球の行方を肉眼で追うと、小学生用の外野フェンスをはるかに超えて、なんと神宮球場のセンターフェンス間際までぶっ飛ぶホームラン。宮前の少年野球評論家Yoshikawaさんによれば、これがレフト方向ならフェンス超えていたに違いないとのこと。軟球をあそこまで運ぶとはまさにモンスター級の小学生である。
一眼レフで撮った打球の場所。センターの住友化学の麓に白球がある。あわやフェンス直撃かと思える大飛球だった。我々は等々力球場での110m弾本塁打を見ているので、さもありなん、であるが、それにしても会場が唖然とする凄い打席だった。
上のこの一眼レフ写真ではイマイチその飛距離の凄さが伝わらないはず。すかさずiPhoneで広角で全体を撮る。ほれ、どーよ。センターの住友化学ロゴを見てほしい。フェンス直撃かとまで行った、あそこまでぶっ飛ばしたんである。
後半のHamashimaさんのピッチングが素晴らしかった。阪神Jrの猛者たちは打ち気にはやり、なかなか的確にボールを捉えることができない。さらには読売Jr外野陣のファインプレーも続出し女子投手を盛り上げ助ける。Hamashimaさんは4回以降阪神猛攻打線をゼロ封に抑えて、ゲームセット。なんとも劇的な大逆転試合であった。偶然光と影のコントラストで、まるでマウンドと言うステージにピンスポットが当たっている主演舞台女優のような絵になった。女子野球宮前Queensに携わる身としても実に素晴らしい光景であった。
後半の読売Jr猛攻にて9:7で勝利。筆者の認識ではスタンドではバーズKawataさんやYoshikawaさん、フレンズMaedaファミリーやリトグリTorigoeくんなどと邂逅できた。ぜひこのまま勝ち進んでほしい。28日は仕事納め、29日からは年末休みとなって宮前からも応援が増えるのではないだろうか。日本最高レベルの少年野球を観ることは驚愕の楽しみである。因みに会場へ行けない場合は、公式サイトで神宮と横浜スタジアムの生配信もしているので是非どーぞ、なんである。
https://npb.jp/junior/2021/
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帰りは渋谷のLOFTに寄って買い物。若い頃はLOFTに何百回来ただろうか。垂涎の文房具など見ているといくらでも滞在できちゃう、大好きなショップである。渋谷は20代から40代まで昼も夜も足繁く通ったところ。東急を中心に、大規模都市開発でまだまだ変貌を遂げるSHIBUYAなんであった。
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