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2025年10月12日日曜日

市学童準決、佳境に入る

 市学童もいよいよ佳境を迎え、お馴染み多摩川瀬田諏訪2球場にて準決勝なんであった。まずはシスターの部宮前スマイリーズVS幸スターガールズなんである。更に単独の部宮前対決、レッパVSモンタ戦も控えている。

初回宮前は無得点。幸は底抜けに陽気で明るいチームカラーだった。

その裏Shihoの豪速球を打ち返し幸が2点先制。まさに「幸先(さいさき)良く」なんであった。「幸が先に先制」だけに。

2回表も宮前は無得点。

更に幸は2点追加し早くも0:4とする。筆者にとっては意外な展開だった。幸は1安打のみで Shihoは最後の主軸を3者連続三振に切って取る力投のピッチング。

3回の宮前、ついに覚醒したQ戦士がいた。先頭Hikariであった。渾身のバットスイングでセンターオーバーの一撃、韋駄天の如くダイヤモンドを駆け巡りソロホームラン。その後相手四球も絡み2点追加し、3:4と肉薄する。更に4回にも1点を返し、4:4の同点まで追いつく。流れは宮前に引き寄せた。(はずだった)

その後またも両軍無得点の拮抗した終盤戦。

このあとの試合で後ろに控えるレッパ戦士。腹が減っては戦はできぬ、と言わんばかりに野川の野武士どもは握り飯をかぶりつくのである。

しかし終盤幸が2点を入れまたしても突き放す。4:6となる。

これが未熟な春先だったらこのままずるずると沈んでいたかもだったが、成熟期を迎えたこの時期、諦めないココロで臨んだ最終回表、主将先頭のYuiが安打で出塁し四球絡みで塁を埋める展開。更にShihoが見事なセンター超えの特大3塁打などでこの回4点を返し、8:6と大逆転なんである。

最終回裏幸の打線は2,3,4番の好打順。しかし2回には前述のように三者三振にしている相性の良い打順である。ここでShihoの全国の地平線を知る投球が光るのであった。2点リードで迎えた相手打線はクリーンアップトリオ。なんとまたしても全員三振のShiho劇場で幕を閉じたんである。8:6で等々力行きが決まった瞬間だった。宮前の名を轟き渡したい。等々力だけに。

試合中に吉田えりさんと談笑した。皆さんもご記憶のことだろう。あの「ナックル姫」で一世風靡した人である。全国や米国MLBなどを渡り歩き、現在は神奈川の女子野球を盛り上げたいと、tsuzukiBASEで監督を務めている。チームカメラマンのOikawaさんも帯同。実はQueensのインスタ繋がりでDMが来たのだった。試合後もUeshimaさんの人脈でQ関係者のみならず、周辺のチーム関係者も巻き込んで交流させていただいた。

さてお次は単独レッパVSモンタの宮前対決。しかしその前にこの写真をご覧あれ。野武士にはいい意味で似つかわしくない、この整然とした荷物配置。おそらくこう言いところにもレッパの強さの秘密があるに違いない。Tsukamoto監督の方針指導が行き届いている証拠だった。Queensや他チームもチカラをつけることも大事だが、ぜひ見習うべきであろう。強いチームほど、こういうところがしっかりしているものだ。

「プレー!」ピントを合わせて試し撮りをする、いつものルーティンである。ところが、シャッターが固くて降りない。ピントも合わせられない。バッテリー入れ替えて再起動、交換レンズやSDカードも抜き差ししたが結果は同じ。なんでやねん?そーこーしても試合は容赦なく進むので仕方なく諦めてiPhoneで対応。

カメラの修理は高額と聞いている。来週末はいよいよ等々力で決勝戦。しかし来週は東北へ行くので持ち込み修理の時間もないし、大きな仕事も始まる。何度かいじくり回してA/Mスイッチをカチカチしたらあっけなく直った。一眼レフで気を取り直し撮影続行。2回終了まで両者無得点。さすがは今季宮前の両雄だ。

均衡を破ったのはレッパ。怒涛の攻めに転じてあれよあれよと言う間に5得点しちゃう。多くの人の予想は僅差での接戦を期待したはず。モンタベンチも「こんなはずじゃなかった感」が漂う。しかしモンタも底力を有する強豪。まだ試合は分からない。左腕モンタエース主将くんの豪速球の切れ味は変わらない。

諦めず死力を尽くすモンタ軍。しかし本塁は遠かった。

4回たたみかける猛爆打線、赤いチカラ軍団。こんな展開を誰が予想しただろうか、9:0と大差の展開となった。申告敬遠のあとの次打者が見事なタイムリーを放ったり、打線が繋がり続けるR打線。

結果は想定外の9:0でレッパが完封。スマイリーズと共に等々力行きの切符を手に入れたわけで。試合後Tsukamoto監督が筆者に「等々力ではQueensを精一杯応援しますからね」と、涙がちょちょぎれるような言葉を言ってもらった。Qは勝っても負けても同じ宮前の同胞としてレッパを応援しようではないか。昨年の同じ轍を踏まないように。試合後どうしても自チームでの試合出場予定のある姫たちは仕方ないが、その日は極力「終日等々力にて活動」としてもらえたら、Q広報ではあるが、宮少連広報兼任の筆者として本望である。

「それではグランドの勝利監督インタビューです。〇〇さん!」

(インタビュアー、耳のイヤホンを手で押さえながら)

「はいこちら現場です、レッパのTsukamoto監督に来ていただきました。監督、おめでとうございます。まずは率直な感想を」

...東京新聞の取材に満面の笑みで応えるTsukamoto監督であった。

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