2021年8月29日日曜日

赤カブと黄カブ

 本日土曜は上部大会の間隙(かんげき)を縫って、やっと秋季決勝T、サンダースVSウルフ戦が実現したんであった。例によって記念誌に掲載するための主将打撃と先発投手の勇姿をフィルムに納めるべく...いや、SDカードに記録するべくグランドを暗躍しちゃうのだった。ネットの外ではなくファウルグランド内に入って撮る。ネットの後ろからだとダメなんである。特に左打者を三塁側ネット外から撮る際、カメラが少しでもブレると薄ぼんやりと全体に緑がかった絵になってしまう。右投げ投手を三塁側から撮っても同じである。なのでフィールド内にドッカと腰を据えて特別席からカメラを構えることにした。今大会だけの夢のような役得である。カメラマン冥利に尽きる。まさに「フィールド・オブ・ドリームス」なんである。

欲を言えば投手の写真は本塁から正面を狙って縦位置で撮りたいのだが、それは自粛している。なぜなら選手がカメラが気になって、気が散ってしまうことを懸念するから。

さてそんな独白はともかく、昼は連盟記念誌編集長、夜は連盟広報として、駆け足で写真を掲載しちゃう。※記念誌掲載は下の写真以外から選択している。

試合はSが初回1点先制するもWが3回に一挙4点の逆転、その後も加点する展開に。Wの主砲にはレフトフェンスオーバーの本塁打も飛び出した。

結果はWが8:1でコールド勝ち。リトルグリーンズ、ウルフともに上部大会はまだ続くのだった。

話は変わってスーパーカブである。以前のブログで第4に止めてあった黄色いカブのことを紹介したら、あれは松風スラッガーズの大学生コーチくんのバイクだと、後日松風関係者から情報があった。次回グランドで是非会いたいですと返したのだったが、それが今日実現したんである。三塁側階段下で電子タバコしていると松風コーチから紹介されたのが、額に玉のような汗をかいてニッコリした青年だった。約10年近く前現役小学生の頃から(当時監督はUrabeさん)この「晴耕雨読」ブログをずっと愛読してくれていると知って、ブロガー冥利に尽きるわけで。実に真面目で誠実そうな好青年のIbataくんであった。ニューヨークの名物はイエローキャブ、Ibataくんの愛車はイエローカブなんである。大根サラダと相性がいいのは赤かぶ、筆者の愛車は赤カブなんである。偶然荷物BOXも一緒だった。(^-^)

閑話休題。この後ジュニアの試合だったが、筆者はその赤カブで第四のQueensへ。フレンズのSatsukiがやっと正式入部した。Qのユニフォームも実に可愛く似合っていると思うのは、親ではないけれど親バカな証拠か。第三期生Haruka以来のフレンズからのQ戦士誕生である。父Nakamuraさんはフレンズにいる時と違って、借りてきた猫のようにおとなしいのが面白い。相変わらず仕事が激忙しいとのことだった。

更に今日体験で4年生が来ていた。年初には10名ほどのQで多難な船出だったが、連盟の尽力やQ父母たちの努力で今は約18名にまでなった。実に喜ばしい限りである。

この後さらに夕方から、第9回目の記念誌製作委員会が新神木会館にて会議。制作データもだいぶアップしてきている。まだやるべき仕事は山積だが、少しトンネルの先に光明が見えてきたのだった。

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2021年8月25日水曜日

2021Queensシスタージャビット本編

炎天下の中小平で開催されたシスタージャビット大会であった。VSオール小平の連合チーム。 審判員はQueens専任審判のKatsuさんとHayashiさん、プラス小平からの2名である。試合開始は太陽の照射角度が斜め45度にならんとする、たっぷりとグランドが熱を吸収した15:00だった。

初回Qの攻撃はYAMAYURI全国大会から帰ってきて、一層逞しくなった主将Tohkoのセンター前安打、続くLiliの今度はセンターオーバーのタイムリーで、幸先良い先制1点を挙げてスタート。Sakiの見事なヒットにも応援席はいきなり盛り上がる展開となった。

Ainaの打席の時にファインダー越しに目が合い、アイコンタクトで微笑みがえし...なんて思うのは誤解である。ベンチを見てニッコリした顔のまま、偶然カメラレンズと目があってしまったわけで。それでも良いんである。カメラマン冥利に尽きる素敵な笑顔が撮れた。Ainaは午前中は第一公園球場でリトグリ戦士として激闘してきたばかりだった。

相手チームには申し訳ない。初回の守備連携やチーム全体の空気感からして「これはもしや、イケるかも」と思ったのは筆者だけではあるまい。そしてぬか喜びだったことを後で知る。こんな経験何度もしてるのにだ。でもこの日はイケると思ったのだったのだが。

あにはからんや、であった。Tohkoのキレのある豪速球をものともせず、外野へ弾き飛ばす重量打線であった。打っても点が入っても応援席やチームの空気は比較的静かなまま。急造(?)連合チームのアルアルではあるのだが。気がつけば3失点で1:3となった。

ここから筆者は判断を見誤った。試合ではない。カメラ撮影地点である。先のブログでも書いたように、ネット裏からの撮影は禁止だろうことは当然として、あえてどこからなら撮影して良いかを試合前に小平審判に確認していたんである。許可されたベンチ横でカメラを構えていると試合直前に「そこはダメ」と言われて、本塁から相当遠くの位置まで移動させられたのだった。そこはちょうど三塁と二塁を結ぶ延長線上の位置だった。ここまでの写真はそこから激写したのだが、どうも選手同士が重なって良いアングルが狙えない。更に日陰が全くなく、熱中症的危惧も頭をよぎる。40,50代の頃ならまだ元気だが、昨年夏誰もいない横浜の公園で熱中症になりかけ、本当にヤバいことがあったのだった。あの時はマジやばかった。良いアングルを狙えないことと、リスクマネジメントから、ここを離れささやかな日陰がある外野ネット越しに移動することにした。

これが間違いだった。筆者のカメラは最大デジタルズーム望遠にすると、ピンが甘くなる。自明の理だった。オートフォーカスのピントも焦点が定まらず、挙げ句の果てに手動でピントを合わせたのだが、上の写真がそーである。ほとんどがピンボケになってしまったんである。100万円くらいのCanonの白い望遠レンズが欲しいものである、ってか。

それでもピタリ面白い写真が撮れた。相手攻撃の際、ライトへ飛んだ飛球は大きくバウンドし、Miuの頭を超える。Miuは必死に本塁へ背中を向けて背走しバウンドした球を見上げてキャッチ...そんなカットをピンボケ無しで目の前のライトフェンス外から撮れた。

試合は3裏にまたしてもオール小平の打棒が爆発し4失点、1:7となった。半ば諦めムードが漂い始めた4表のQの反撃だった。Sakiがこの日2本目となる見事なツーベースを放ち出塁すると、続くAinaのタイムリーヒットで一点返し、伏兵Miuもレフトへの安打で打線をトップへ繋ぐ。更になんとなんと、2番LiliからRana、Momo、Saki、Ainaまでの長短打5連打の猛攻で一気に6得点し、7:7の同点としたのだった。今のQueensにこんな底力があるとは。筆者は自分を恥じるのと同時に外野から快哉を叫んだのだった。写真はうすらボケているが、Q打線はクッキリと勝利を見据えて躍動したのだった。

ところが更に小平は7:7からまた安打で2点を奪取し勝ち越しに成功す。7:9と再び引き離しにかかる。しかしQも最終回歯を食いしばりダブルAinaコンビで1点を返し8:9と猛追、肉薄する素晴らしい展開となった。筆者はレフト後方に移動陣取り劇的瞬間を狙いに行った...のだったが。

試合はこのまま8:9、1点差でゲームセット。惜敗であった。しかしQ戦士の猛追には目を見張るものがあり、悔しさの中にも確かな一条の光を見た思いだった。汗みどろのQ姫たちに天晴れマークを。主将Tohkoは精魂尽き果てたような汗びっしょりの顔に、悔しさを滲ませていた。

.....最後に。

女子野球の歴史を変えることだった。高校女子硬式野球の決勝が史上初、甲子園で行われたことは素晴らしいことだった。今朝の新聞にその経緯が載っており、ますます女子野球が盛り上がって欲しいと思う今日この頃なんである。反して女子プロ野球界は混迷を極めているのが悲しい限りなのだが。

出典:テレビ朝日「熱闘甲子園」8/23から

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