2019年3月28日木曜日

若きオールドボーイ

日曜は久しぶりに終日仕事から解放されて、フレンズ練習へ行ったんであった。快晴の空の下(もと)ではあったが、いくつかの難題を抱えていて若干心は曇りがち。その難題の一つは連盟30周年記念誌メンバーとして、自分のできることに限界があるという点に加え、同じ周年行事であるフレンズでも来年は40周年を迎えるわけで、関係者を招集しそのキックオフミーティングをもうやらねばならない時期にも関わらず、いまだになし得ていない事に、忸怩たる思いと焦燥感に苛まれる今日この頃なんである。

とは言え、今年土日仕事ずくめだった地獄の一丁目から生還して、この日は日曜、しかも晴天、これを楽しまない理由はどこにもない。桜もだいぶ芽吹いてきたではないか。
西有馬小スタジアムへ行ったのだった。
毎年この花壇を撮影してここにアップしてるけれど、今年も元気に子供たちの植えたであろう花たちが百花繚乱...とまで行かぬまでも、可愛らしく可憐に本格的な春を周囲に知らしめていたのだった。
※光の具合が良いとiPhoneでもここまで綺麗に撮れちゃう。接写すれば一眼レフ並みの背景のボケ感も秀逸である。

顧問Kanedaさんとラーメン屋で昼食。老境を迎えた先達(せんだつ)と会話するのは筆者大好きである。人生の大先輩たちは自分の知らない光景を見てきたはずだし、大いに含蓄のある言葉に頷く事しきり。午後は有馬小ドームへ。

一年前から体育館新築工事でグランドがまともに使えず、練習にも不自由を余儀なくされていたのだったがついに完成。真新しい建造物というものはいつどんな建物でも気分の良いものである。昔、建築界の重鎮、槇文彦氏設計の藤沢市の銀ピカの体育館が、まるでUFOみたいだと評価されたけれど、有馬村に突如降り立ったUFOのごとく、あるいはピッカピッカの一年生のランドセルみたいに、実に素敵な建物が完成しちゃったんである。もし筆者がデザインしたらかなり違ったモノになるはずだけれど、市民の血税を使うので公共建築のセオリー通りの無難な建物とは言え、なんだか気分の良い光景である。この写真もiPhoneにて。青空にぽっかり浮かぶ白い雲、寒の戻りに耐え忍んだまだ三分咲きの桜、そしてアルミスパンドレルの衣を纏(まと)った真新しい体育館。実に素敵な組み合わせである。

春の陽気に誘われて....うむ、どこかで聞いたセリフ。そーだ、南沙織(篠山紀信の奥さんで沖縄美人の先駆者である)の「春に〜誘われたわけじゃない〜」だったか。口紅のCMだったかな。
いやいややはり春の陽気に誘われてやって来たに違いない、フレンズOBがワラワラと、啓蟄(けいちつ)に虫が地中から這い出すようにやって来たんである。おそらくLINEとかで声かけあって来たはずだ。みんな礼儀正しく「チワッス」と声をかけてくる。「おお〜Yui!元気してるか?」全国大会世代のYuiは東海大菅生、Ruiは鎌倉学園に進学。
他のチームでもOBの子らがグランドへやってくる事はあるだろう。他のチーム事情は知らないけれど、おそらくフレンズは宮前でも「OBニコニコやって来るチーム、ベスト3」いや「ベスト1」ではないかと思う。ヤングやアリコだったOBも中学でフレンズOBと一緒になり、そんな子も屈託無くやって来るんである。
以下、写真にて。
横浜隼人に決まった現役野球小僧のHajime。その右後方には、フレンズの明るい太陽二つ、その昔バリバリヤンキーだったAyumuちゃんと、ブイブイ言わせていたNatsukiちゃん夫妻。夫婦漫才をやらせたら天下一品、吉本興業のスカウトはまだこの存在に気づいてないのだろうか。夜露死苦なんである。

チームのアイドル兼、野球大好き少女のRiko。この春から中学部活野球部で頑張る。昨季はどんだけRikoの笑顔でチームに元気を注入され、かつ八面六臂の活躍で窮地を救われたことか。嬉し恥ずかしバッティングPを務める。

教え子監督Itohがキーパーを務め、代表Yanagisawaさんが久々のノックをOB野球小僧どもに浴びせる。キツイ打球ほど嬉々として躍動する野郎ども。代表のノックを受けれる名誉と光栄を感じたかどうかは別として、どーにも楽しそうだった。

下は今年中一となるRikoから、上は大学卒業してすでに社会人となったKazuコーチに至るまで、実に多くの世代から参戦して来ちゃったのである。春休みのこの時期ならではの光景であった。

Inoueスコアラーや今年卒団のOB母たちからアイスの差し入れがあった。いつの時代でもどんな季節でもアイスは野球小僧の大好物なんである。もちろんいつの年代でもアイスをしみじみ味わうKanedaさんもいる。

今週末はフレンズカレー&花見大会である。同日連盟の30周年のキックオフに関する話も出るはずの、春季連盟役員慰労会に行けない。いや待てよフレンズ終わってから宮前平にいく手もあるか。事務局長Satohさん、皆様に夜露死苦お伝え下さい、なんである。
にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村

少年野球ランキング

2019年3月25日月曜日

準決勝2戦や如何に

いよいよ春季大会も佳境に入り、土曜は準決2試合が敢行されたのだった。
まずは花フラVSウルフ戦。スコアブックが手元にないので試合内容はご勘弁願いたい。写真にてその場の空気感を回想、想像、夢想、類推、推理、邪推、忖度、斟酌、勘案されたしなんである。
ただし、劇的終焉のために花フラ先攻、ウルフ後攻とだけはご記憶下されまし。

先取点はウルフ、1裏に1点もぎ取った。

しかし2表Hは2得点、逆転に成功する。王者W相手に逆転である。大いにギャラリーが湧いた(沸いた?)のであった。
しかしその裏歓喜に湧く(沸く?)Hをよそに、Wの猛攻が展開、4得点し2:5と引き離す。
粘るHは4回に1点を返し、ジワリ肉迫、Wは切迫、野球観戦的には実に好ゲームとなったんである。3:5。

なんとなんと、終盤押し迫った5回表についにHは同点まで追いつく起死回生の2得点し、ついに5:5としたのであった。殊勲の二塁打を放った打者走者くんのガッツポーズが微笑ましい。

ここでほっと一息、Q姫Hinaの実に文学的に可愛い横顔ショット。筆者はQueens広報でもあるので、母体チームにあっても常にQ姫たちのベストショットを狙っている。姫たちはゆめゆめ油断してはならぬ、なんである。ネット越しにHinaに「頑張れよ」と声をかければ、ニッコリ笑顔を返してくれたのだった。

この試合は昨日までのポカポカ陽気とうって変わり、冬のような寒さ、小雨そぼ降る中の雨中戦となった。経験上むしろ土砂降りならばもっと劇的な絵が撮れるのだが、中途半端なぱらりぱらりの雨であった。カメラモードを変えてシャッタースピードを緩め、暗くして撮ると、ほれ、白い点々が雨粒である。

さて同点で迎えた最終回裏Wの攻撃。(以降の記載、記憶によるもので、細かい部分では間違いがあるかも知れぬ)
ワンアウト走者は一人。この走者が返ってしまえばHの敗戦となる。W打線は下位打線であった。HのTadai監督がタイムを要求。
なんと二者連続の「宣告四球」。あっと驚く満塁策を取ったのだった。狙いはホームゲッツーでなんとか延長戦へ持ち込む奇策というか英断というか、いずれにしろどちらに転ぶか固唾を呑む場面となった。

Wはまるでその術中にはまったように、内野ゴロ。三塁走者は本塁へ突進、すかさず野手からホームへ送球ホースアウト、捕手から一塁へ転送し、ゲッツー完成....となるはずであった。
主審のコールは...自信を持ってセーフ!これがその瞬間のショット。一番近くで見ていた審判の判断が全てである。筆者的にも僅差であったがファインダー越しに僅かに走者の足が早かった、そう見えた。タッチプレーにはないホースプレーならではの判断の難しさ。タッチプレーは光速だけだが、ホースプレーは光速と音速が絡む判定になる。

Hは涙を飲み、Wはサヨナラゲーム、歓喜の決勝戦進出決定の瞬間であった。

........
もう一つの準決である。眠い目をこすりこすり、あまりにこすったせいで、アラジンの魔法のランプのように、目ん玉から魔人がボワっと飛び出すかと思えるほどだったが、連盟広報としてはここで頓挫しては責務を全う出来ないわけで。
モンタVSヤング戦である。試合前に聞くところによると、総監Kurosuさんは仕事で遅れて来る、監督Ishikuraさんは体調を崩しベンチ入り不可能で、この大一番で二人の大御所を欠いての準決、Sakoさん、Kuroiさんで臨むことになったそうである。

試合前「あ〜Teshimaさあ〜ん」という艶っぽい声に振り向けば、今年で卒業のKitamatsu母(Q母会長)がいるではないか。聞けば土曜日でスコアラーがいなく、急遽OBとなった彼女が招集されたらしい。長年Qのスコアラーを努めてきたヤングの美人妻なんであった。

試合はMが1点先制すればYもすかさず1点返す序盤の展開。

そのまま拮抗した行き詰まるゲームとなった。
本部席でわずかな休憩をとっていると、おやおや?ヤング美人妻応援団の中にひときわ若いヤングな女性がいるではないか。筆者ことのほか視力が悪い。すかさず望遠レンズを向けてみると、なーんだ、ちょっとオトナっぽくなったKuuであった。(^-^)

間隙を縫って第四のQへも顔を出すつもりだったが、午後仕事があったので後ろ髪引かれる思いで途中撤退す。仕事しながらiPhoneに連盟速報メールが届く。Mはひとたび打線に火がつけば畳み掛けて来る猛攻打線が今年も健在、というのが筆者の見立てであったが、結果はあにはからんや1:8でヤングの圧勝だった。アッパレヤングホークスであった。

花の宮前春季決勝はウルフVSヤングとなった。
ここにフレンズの名前がないことに今でも忸怩たる思いがあるが、それもFの実力のうちである。Fのみならず他チームも、下を向かず次のステージ目指し上を向いて歩こう、涙がこぼれないように。

決勝の30日土曜は、Fのカレー昼食と桜花見大会がかぶってしまった。酒が絡むとアシ(バイク)も絡む。
タイムスケジュールを悩みつつ、Macの火を落とす、日曜深夜0時過ぎなんであった。
にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村

少年野球ランキング