2015年11月12日木曜日

羊が1兆匹

時すでに遅かりし内蔵助かっ?約20日近く前の「南部リーグB」の試合ネタが、危うく砂に埋もれてしまうところだった。砂上の楼閣だ。
ところで砂上の楼閣と言えども、地中の杭がちゃんと岩盤まで到達していれば、少々の揺れでは倒壊しないはずである。但し基礎コンクリートを支える地盤が砂では、如何ともし難いに違いないけれど。砂と言えば海岸沿いの埋め立て地に建設する超高層マンションは、その建物の高さ以上の気が遠くなるほどの長さの杭が地中深い岩盤まで打ち込まれるんである。どんだけ気が遠くなるかと言えば、眠れぬ夜に羊の数を1兆匹まで数えるくらいなのだ。
おっとっと、また横道に逸れてしまった。

5年生以下のBチームにとっては今年ほとんど試合をやっていないので、南部リーグと言えど緊張したに違いない。対するは松風スラッガーズB。
今日こそサックリ行くぞ。手元にはスコアブックの点数版しかないし、相当忘却の彼方なで、サックリ行かざるを得ないんである。Bの主将は小柄だが真面目なTakeru。辛いことではあるが、来年春にはNishinakaオヤジの転勤で6年生を目の前にして大阪へ行ってしまうんである。今のチームメイトと目一杯野球を楽しんでほしい。




急遽「真ん中」のマスクを被ってもらったのは、OBで大学生のKazu。彼はフレンズ伝説のファミリーYanagisaki家の野球3兄妹(けいまい)の次男。宮城東陵高校卒業後、有馬へ戻りキャンパスライフを送っているんである。彼が中学3年の冬、筆者と話した会話を思い出す。「俺、野球が出来るなら日本全国どこにでも行くっス」フレンズ小学生時代は一度は「オラ、野球やめる」と言って周囲を困らせたヤツだったが、どっこい根っからの野球小僧なんであった。






初回Fはいきなり4得点。その裏Mも負けじと3点を返す波乱の幕開けだった。
3回裏にはFはMに4点献上し大逆転を許す。F4:6M。
しかし、どっこい4表にFがまた3点追加しF7:6Mの激闘のシーソーゲーム。
更にその裏Mがまたしても2点入れてまたまた逆転しF7:8M。僅差での点の取り合いになった。




セカンド塁審は若いToyodaオヤジ。どんだけ若いかと言えば筆者の息子と3歳しか違わないんである。いや待てよ。....彼が若いのではなく、俺がジジイなだけかと思い、プチ愕然としてしまう秋も深まる今日この頃、皆様いかがお過ごしですか、なんである。
有馬小校舎の外壁工事の職人たちが少年野球を目を細めてしばし観戦していた。
なんだか、ほのぼのと嬉しい気分になったのは私だけであろうか。




試合は最終回のFが、なんと再三の粘りを見せてまたまた2点を入れて逆転に次ぐ逆転、結果F9:8Mで歓喜の勝利。松風スラッガーズナインもよく打って走って守って頑張った。

なんとかこの試合、お蔵入りさせずにブログアップすることが出来た。
一意専心、大願成就、ここまで書く道のりは長かった。
どんだけ長かったかと言えば、眠れぬ夜に羊の数を1兆匹まで数え終えたくらいに長かったんである。
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2015年11月11日水曜日

新しい風

新人戦の季節がとうとうやってきた。
否応にも思い出すのは昨年の闘いはVS富士見台ウルフ戦。決勝で涙を飲んだけれど、ずっと1,2回戦敗退だったあの弱小チームだったフレンズに、来季への希望に満ちた価値ある準優勝なんであったことを、まるで昨日の事のように想起されるのだった...。

2015年来季の新チームによる「新人戦」の開幕なんである。
例によって開会式の行進から全チームの面々を一挙掲載。写真左側に多少妙な白濁があるのは、レンズフィルターに雨粒が付着しているせいである。女子野球Queensも含めた全20チーム。



















昨年度優勝の富士見台ウルフから優勝旗の返還。
それにしても行進の時のかけ声はなんともまだ「子ども」を彷彿とさせる黄色い声であった。1年間6年Aチームにずっと接してきたオトナから見れば、なんとも可愛らしい声なんであるが、これが冬を越え春のヒバリの声を聴く頃になれば、ずず、ずんと成長しちゃうから楽しいのである。


これまた恒例の、グランドから見た観客席のショット。折悪しく小雨が降り出し、ぱっとしないけれど、以前まで使っていたNikonP100ならもっとぱっとしない画しか撮れなかったはず。今のD5500だからまだ、ここまで写っている。どんなプロ仕様の高級機一眼レフカメラでも、雨模様を晴天に変えて撮影は出来ないわけで。



選手宣誓はサンダースの主将。きりりとした気持ちの良い宣誓。
昨晩は一生懸命練習したのだろうか。その宣誓の先生となったのは彼の親御さんに違いない。
特別賞はフォルコンズ。行進の優秀だったチームに与えられるものだ。フォルコンズのUeshimaさんは遠く海外出張の地で、このブログを見ているだろうか。海外へMacを持ち込みホテルで連合ヤンキース祝勝会・解散式のDVD制作に没頭しているんであった。


このあとフレンズ1回戦は場所を移動して第四公園ドームにて。
対戦はKurosu監督率いるヤングホークス。シートノックは29番HCのIshikuraさん。
雨のせいかホーム........。
(※書いている途中たった今、世界野球プレミア12で中田の安打でサヨナラゲーム)
雨のせいかホーム周辺のマーカーが埋没し、試合直前になって必死にかつ冷静に白線を引くKatsuさんたち。

「プレイっ!」
試合詳細は割愛したい。
フレンズ2015年の大快挙、今年はフレンズ史上特別なシーズンであったけれど、それが為に5年生以下の練習や練習試合は今年、ほとんど実現していないんである。Aチームの応援ばかりで野球をさせてあげれなかった。チーム事情を鑑みれば致し方ないこととは言え、彼らには可哀想なことをしたと思っている。反して一生に一度あるかないかの全国大会や県大会などの大舞台をその目に焼き付けられたことは、彼らの一生の想い出になったはずである。いつか二度目の大舞台をキミたちに託したい。

負けの、言い訳がましくなっちゃった。
惨敗の12:1なんである。
正直、12失点で終わったことに安堵した。もっと悲惨な結果を想定していたんである。
それだけにほんの少し、トンネルの暗闇の向こうに一条の光明を見た思いがしたんである。きっと今年全国へ導いた監督Satohが、長い目でしっかりチームを作ってくれるに違いない、ことを希うばかりだ。
(※筆者スコアラーにて写真は開始前のこんだけ)



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