2023年6月23日金曜日

視点変われば真逆の風景

 徒然草的、日々雑感的、晴耕雨読的...ブログなんである。日々胸の奥に小さく溜まった思いや感想は誰しもすぐに忘れてしまいがちだけれど、確実に奥の引き出しに眠っているわけで。それが堆積してちょっとずつ大きくなってきた時に、活字にしてみるかなと画策しちゃう今日この頃なんである。

●「なんである体」

なんちゃって。実になんちゃって、なんである。この「晴耕雨読」的昭和的文体「なんである体」は、「ですます体」「文語体」「口語体」などに比肩する画期的文体なんである。初めて「晴耕雨読」を読んだ人は筆者のことを「上から目線でなんて偉そうな人なんでしょ!」「こんな人のブログ、誰が読むもんですか!」と眉をひそめる向きもあるやも知れぬことは百も承知。しかし何回か読めばこれはわざと故意に意図的に使っている書き方だと氷解するに違いないんである。(と、信じたい)実はこれ、筆者の隠れ蓑だ。フツーに書いていると照れちゃってうまく書けないワケで。ブログ開始当初を読み返すと「ですます体」で真面目に書いており、また「筆者」の呼称も「私」だったり「俺」だったり右往左往していて、実に赤面しちゃう。これを軽減してくれるのが「なんである体」なんであると、数年経って発見し、以来この書き方に定着したんであった。

●「なんだ、裸じゃねえか」

先日夜シャワーを浴びて部屋に戻り、暑かったのでしばらくパンイチで一服していた。すると聞き慣れぬiPhoneの着信音が鳴った。パッとみると山形の中学同級だった親友Naotoからだった。一瞬気が動転した。LINEならまだしも夜のこんな時間に電話があるなんて。嫌な予感がしたのには理由がある。山形関係で誰かの身に何かあったのかと。心当たりがあったからだった。慌てて出ると妙な感覚があった。ビデオ通話だったんである。そうと分かると安心してスマホを自分に向けて話した。

「おお〜Makabe、元気だっけが〜」とNaotoがガシガシ笑いながら話してきた。Makabeとは筆者の旧姓である。真壁刀義の真壁なんである。

「お、Naotoか、久しぶりだなあ」

「なんだ、裸じゃねえか」

そーだった、パンイチだったことをすっかり忘れておったワケで。電話の向こうが何やら騒がしいし背景も暗い。飲み屋からだとすぐにわかった。

「ちょっと待ってけろ」と言って彼はスマホを隣にいる人に向けたようだ。

「おお、Makabe、久しぶり、俺誰だか分かるか?」

しばらく見てもわからない。すると彼が言った。

「なんだ、裸じゃねえか」と。

また言われた筆者は自分のスマホを顔だけ映るように角度を調整した。

「俺だよNakaigawaだよ」

氷解した。中学サッカー部の一個先輩だった。筆者がMFで2年の頃、センターバックで3年主将だった。相当昔に東京でNaotoと先輩と飲んだことがあった。今では先輩と言っても後輩からもタメ口で会話される存在だ。因みに同級のNaotoは今は某銀行の関連会社社長(今もか?)で、先輩のNakaigawaさんは元モンテディオ山形のGMであった。モンテディオ前身のNEC山形からJリーグ加盟の黎明期を経験し、その後2度J2からJ1への昇格も果たした。2007から2014年までGMとして手腕を発揮し、その後取締役に退き2019年に退任。(...と、ネットで調べた)

実に懐かしい面々であった。最後にNaotoが「ほれ、もう一人」と言ってまたスマホを隣に向けた。中学同級の店のママAyaちゃんであった。

「あらまあ〜久しぶり。また今度ね」

今度こそ「あらやだ、裸じゃないの」と言われないよーに気をつけたのは言うまでもない。彼女の経営する山形駅前の店から生中継LINEだったワケである。ここでの中学同級生飲み会ブログは過去に何度か書いた。Naotoと「また今度東京で飲もうぜ」「んだなあ」と言ってLINEを切ったのだった。最近仕事で毎週zoomのオンライン会議に慣れてきた筆者ではあるが、突然のLINEビデオ通話に慌てつつも嬉しいひと時であった。

●視点変われば真逆の風景

この話はだいぶ以前にも書いたよーな気がするけれど、話のネガの焼き直し、ブラッシュアップしたこととして再度執筆。世の中には坂道というものが多く存在する。その数は世界中で気が遠くなるほどの数字になるに違いない。まずは目の前の登り坂を登ってみる。坂の中腹に差し掛かり周りの風景も開けてきた。やがてやっと坂を登りきり一息つくワケである。ふと後ろを振り返ると、そこには下り坂が存在しているではないか。登り坂だと思っていた坂は実は同時に下り坂でもあった。言い方を変えれば「登り坂」だと思って登っていた坂は、実は「下り坂」を登っていたことになるとも言えるわけで。視点を変えただけで世界は180度転回する。この話は確か若い頃に読んだ別役実の本に書いてあったように思う(違うかも知れないけど)。これを「くだらねえ話だわいな」と思う方はおそらく「晴耕雨読」的読者層からは逸脱した方に違いない。それもまた正解ではある。

これに続き僕らの世界には実に多くの「視点変われば真逆の風景」があることに気がついたのは最近のことだった。先日Queens母の運転で何度か神奈川大会の遠征に行った。遠くにトンネルが見えた。みるみるうちにトンネルの入り口が迫ってきて、中へ突入しゴーゴーと轟音を聞きながら走行。やがてトンネルの先に小さな光明が見えてきて、出口を出て明るい日差しの中へ。前述の「坂」を読んだ方はお分かりだろーか。ふと後ろを振り返れば今出てきた「出口」は反対車線を走行する車にとってはトンネルの「入り口」なんである。今しがた出口だと思って出たトンネルは、実は視点を変えれば入り口なんであった。出口は入り口、入り口は出口、世の中混沌としているんである。

更には日本の夕日は同時に、どこかの国にとっては朝日なんである。これは意味じくもDA PUMPの「USA」の歌詞にも表現されている。あの歌のあの一節が好きだ。「どっかの夜は昼間〜♪」ってやつ。太陽は鎮座し地球は回る。コペルニクス的転回とガリレオ・ガリレイの地動説的な視点。

転じて。たとえ嫌なことや腹が立つこと、艱難辛苦があっても視点を変えるとふっと心が楽になることがある。最近メチャメチャハマっている「世界の終わり」セカオワ。音楽のアミューズメントパークと評されるけれど、ある歌の歌詞に「彼にとってはそれが正解なんだろう〜♪」というような意味の言葉がある。これが筆者に刺さったワケで。自分の視点だけではなく相手の立場に立った視点を持つことで、おおらかに人を赦(ゆる)すことができる。赦すまで行かなくとも少しは自分のメンタルが救われることもあるのだ。最近観た映画にもそんなセリフがあった気がする。相手と同じ世界に自分を置かず、少しでもいいから自ら自分を上の世界に押し上げて、相手を見下ろしてみると違った視野を得て心が楽になる。

自分を救うために視点を変えてみることは決して悪くない。

●フレンズ体験会のお知らせ6/24

さて最後は現実世界に戻り、今日入手の体験会チラシを掲載。FのNakamura母の毎回の力作である。昔は筆者が何回も作っていたけれど、「出来る」人が出てきたので筆者と同業のNakamura母にお任せして、筆者は近年お役御免となった。こんな地道な父母たちの努力が実って人が集まり、一時期のチーム10名の危機を乗り切った。今や人数が少ないながらもA,Bチーム他ジュニア枠まで作って賑やかに頑張っている。チーム存続の危機に見舞われている他チームも含めて、是非子どもたちには野球(スポーツ)をやってほしいと願うのである。このご時世電話番号は伏せているので、ぜひフレンズHPをどーぞ、なんである。

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2023年6月19日月曜日

週末は野球づくし

日曜は子ども会大会の開幕なんであった。第一公園の2試合のみを掲載。ただしいまだに眠いったらありゃしない。昨晩はあのあとQueensの内うちで6名の懇談会反省会3位祝勝会飲み会。JA杯の試合を振り返りつつ、話題は多岐に及び鷺沼の夜は更けていくのであった。帰宅はもうすぐ日付が変わらんとする時刻であった。

●有馬フレンズVS野川レッドパワーズ

※子ども会では正式名称が 「◯◯子ども会」の名前になっているけれど、一般的に分かりづらいのでフツーの名称で表記しちゃう。

Fは先週の会長杯に続きまたしても対戦相手がレッパなんである。更に言えばこの対戦は有馬:野川アリーノ対決、2試合目は有馬(アリコ):鷺沼対決と、近隣諸国同士のカードが目白押しである。MLBのニューヨークサブウェイシリーズが連続するようなものであった。

初回Fは無得点。続くその裏Rの攻撃では...。

続くその裏Rの攻撃では...。R主砲くんの一撃が球場を震撼させたのだった。思い切りフルスイングした打球は高々と舞い上がる。上がりすぎて地球を周回する某国の怪しい軍事衛星を撃ち落とさんばかりだ。

慌ててカメラをその方角へ向けてシャッターを切った。投手、中堅手、塁審が呆然と上空を見上げる。まるでアメリカアリゾナ州の片田舎に突然降りてきたUFOを、地元住民がポカンと口を開けて呆然と見上げる映画のワンシーンのように。

後で知ったことだが、このホームランボールは樹木の上部へ突き刺さり公園外の路上で発見されたそうだ。0:3とRがリード。

Fも必死に追いすがろうとし、得点圏までは走者を進めるも本塁は遠いのであった。

サインプレーでスクイズバント。

しかし失敗。命からがら三塁へ戻る走者。ランナーが内心「あっぶねえ〜」と胸を撫で下ろす。(個人的見解です)

その後もRは攻撃の手を緩めず2裏にも2得点し0:5。

FのQ姫はSackyとAoi。対してRにもSatsukiとMiyu。Tsukaマジックが功を奏するのか?果たして...。残念ながら内野ゴロ、今晩の焼肉は次回へとなったようだ。

先週の大敗に比べたらまだFは強豪相手に頑張った方だと思う。その後も無得点で回は進む。

試合は4回裏にRが加点し0:7でコールド勝ちとなった。

●有馬子ども会VS鷺沼ヤングホークス

この試合は誰もが予想し得ない、終盤とんでもない展開となったんである。初回Aは無得点、裏にYが1点先制する幕開け。まあ想定内と言えば言えるわけで。

Yは2表には本格速球派の右腕に変えて、2番手へ早々にスイッチ。Aは無得点のままだった。裏にYは更に1点追加し0:2。

3裏のYの攻撃では打線が爆発。Sakiはこの日も韋駄天長打の活躍、前日のQueensに続きまたしても3塁打を放ち躍動する。

3回終了時0:7となった。しかしこの後Aは猛反撃に転じるのである。1点2点までは傍観したが、3,4点あれよあれよという間に5点となった時は誰もが驚きを隠せなかった。Aの奮起と頑張りに拍手を惜しまない。残念なのはこの間の写真を撮ってなかったんである。 カメラを持たず離れた場所から傍観するうちに一挙5点と肉薄したんである。

しかしAの奮闘はこれだけにとどまらない。5:7とした後の5表、Aはついに2点を返し7:7の同点、それどころか更に1得点し8:7の奇跡の大逆転を演じたのだった。

フレンズも今季0:7から逆転勝利したことがあるけれど、それがちょっぴり脳裏をよぎったことは言うまでもない。Aベンチも応援席も大盛り上がりであった。対してY軍「強豪らしからぬ」試合展開となった。しかし最終回裏、一度逆転され追い詰められた状況でもなんとか底力を振り絞り、反撃することに。

最後は2アウトから走者を本塁へ向かい入れ2得点、逆転のサヨナラでかろうじてYの勝利。

試合後は連盟もY関係者も、危ない綱渡りに憤然とした様子。勝ったのに後味の悪い勝利というべきか。でも筆者はA軍の大逆転劇へ至る選手の奮闘と、Y選手の最後の意地の粘りを称賛したい。

.....

さて今週末も試合大会が目白押しである。今週は「日々雑感」的ブログを一発掲載予定。日頃から胸の奥に沈殿したオリみたいな思いをかき集めて、備忘録的に文章化するワケで。そこんとこ、よろしく哀愁、なんである。

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