2013年8月31日土曜日

大宮なう5

二回戦は強豪山梨選抜を我が横浜ベイスターズガールズは、ぬ、ぬ、ぬわんと、14:3で撃破!
ハマの姫たちは一喜一憂、欣喜雀躍の大活躍(^-^)/
来月は西武ドームで決勝戦なんである^_−☆
とりあえずご報告まで。

大宮なう4

暑いっス!(◎_◎;)
ベンチの隣りの会長は…ん?
隣りのトトロになっていた(^-^)/
サツキとメイが楽しげにぴょんぴょん飛び跳ねる絵が浮かぶ。

大宮なう3

みんな楽しそうに、お弁当タイム(^-^)/
なぜ楽しそうなのかって、決まっているではないか^_−☆
初戦、対茨城戦は特別延長にもつれ込みながらも、8回表に2点奪取、その裏をピシャリ無失点に抑え、7:5で横浜ベイスターズガールズの辛勝であつた(^-^)/
ラッキーガールはQのHimari。4安打4打点の大活躍!
午後の二回戦は東京と山梨の勝者とダブルヘッダーなんであった(^-^)/

大宮2

hinataは力投を見せるも途中交代。6回表5:4の1点ビハインドの場面でhimariの起死回生の同点タイムリーで同点!
まだ熱戦は続くんである( ̄^ ̄)ゞ

大宮なう

NPB女子野球関東大会!
いよいよ開幕なんである。横浜DeNAベイスターズ帯同記者カメラマンは大宮、なう(^-^)/

2013年8月30日金曜日

夏が過ぎ行くまえに

途中まで仕上がった図面をクライアントへ送信したのが午後2:00の昼下がり。団地妻が気だるい午後を過ごすのが、正しいニッポンの午後のあるべき姿ではある。クライアントからは今晩あたりにはすぐチェックバックが来るはずだ。てことは明日まで少しの時間ができたわけで。
迷った。今請けている奈良の社会人軟式野球チームからのオーダーの、野球スタメンボード制作に着手するか、いっそ「緑陰読書」に行ってしまうか....。
「そうだ、京都へ行こう」なんて昔のJRのCMみたいに「そうだ、緑陰読書へ行こう」と劇的に判断して、速攻近くの公園へ。
(※因に奈良の野球チームはA級クラスの「masuda」というクラブチーム。いずれここでもたっぷりと書いていこうと思う筆者なんである)

「緑陰読書」は夏がいい。もう8月も終わりだ。読書の秋と昔から言うけれどそれはそれ、これはこれで夏には夏の極上の時間が流れていくんである。夏が終わる前にやっとその時間を持てることになった。
さてどの公園へ出撃するか。歩いて10分圏内に4つの公園がある。一番近場の公園にした。通称梅公園という、西有馬小の子どもらがよく集まる小さな公園だ。本当はオトナが読書に勤しむには不向きなんである。子らの大きな騒ぎ声やサッカーボールが飛んできたりと、読書の敵が満載の危険な場所なのだった。

筆者は小説に没頭すると周りの光景や騒音がだんだん遠のき、作中の人物と一緒に行動を共にしてしまうタイプだ。電車で読んでて降りる駅を2,3個乗り過ごしたことは1回や2回ではない。本を読んでて電車で涙を流したこともある。もっとも、向かいの席にミニの妙齢の美女が座っていたりすると、読書どころではない、同じページを何度も行ったり来たりして気もそぞろになっちゃう。1ページ読むのに普段の10倍かかる。オトコなら誰しも経験済みだろう。ねっ、読者諸兄(^-^)

公園にたどり着き高みからあたりを睥睨(へいげい)する。
良かった。小さい子連れの奥さん連中はいない。いい歳ぶっこいて無精髭にいかついサングラスをかけ穴あきジーンズのオジサンが、真っ昼間に公園を徘徊する姿は、彼女らの眉をひそめさせるには十分すぎるからだ。「オレ、変なオジサンじゃないかんな!」と憮然とした表情でベンチに座れば、これがまた逆効果に違いない。じゃあ逆に、ニコニコしながら入っていけば益々怪しいオッサンではないか。
奥様連中はいなかったが、子どもは思いのほか大勢いた。

木陰が落ちるベンチを厳選し脚を組み奥田英朗のページを繰る。次第にずぶずぶと物語の中に墜ちてゆく自分....。

「ずとっ」
「ざすっ」
「ごろんっ」
ん、ん、何事だ?
顔を上げると湾岸戦争勃発当初の米軍の夜間空襲のごとく、空から何かが次々と攻撃してくるではないか。
見ると遠く離れたブランコに乗った少年たちが、自分のスニーカーをより遠くへ飛ばす競争をしていたんである。彼らの能力の限界点がちょうど筆者のベンチ付近なのだった。
「俺ならおまえたちの倍は飛ばせるぞっ!倍返しだっ!」と言いつつ筆者も参戦してやろうとブランコへ歩み寄ろうと思ったけれど、ココロで思っただけだった。また小説に戻る。

「ざとっ」
「ずすっ」
「ごろりんんっ」
子どもらが僅差の勝負の判定をせんと、筆者のベンチまでやって来た。
「どっちだ、どっちだ」と子らが真剣に覗き込む。
筆者おもむろに本を閉じて言った。
「お〜し、オジサンが判定してやろう」
2個のスニーカーがごろんと肩を並べて転がっている。しっかりと見据えた。

「そっちのほうがハナ差で勝ちっ!」
と言ってやったら、その靴の馬主である子が、
「やったあ!オジサンが俺の勝ちだってさ」
と言ってまたきゃっきゃとブランコへ駆け戻る子たち。

ミサイルが頭を直撃してはたまらんので、ほどなくして公園を退散したのは言うまでもない。

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2013年8月28日水曜日

「飴と無知」

「彼の実力が本物かどうかを問う、今回のプロジェクトが重要な試金石となる」
...なんてね。
「試金石」とは本来、金の純度を見極めるために、緻密で硬い黒い石をこすりつけその条痕で判断するための、その黒石を言う。読んで字のごとし金を試す石のことである。日本では「那智黒石」がその筆頭格である。それらが転じてモノの本当の価値や人物の力量を推し量る際に使ったりする言葉なわけだ。

那智黒石はこれ。誰でも一度は見たことがあるはず。手に取るとツヤツヤとしてなんだか舐めてみたくなる気がする。実際この名前を冠したのど飴もあるくらいだ。
若かりし頃。どんだけ若かったかと言えば、車に自動車電話が出始めたころ、現場にショルダーバッグになった箱を担いで、ごっつい弁当箱のような携帯電話を初めて見たくらいに若い頃。亀戸にふぐ料理専門店の店を本格数寄屋普請でデザイン設計したことがある。その店舗の入口までのアプローチには飛び石という様式の鉄平石を配して、周囲には豆砂利を敷き詰めた。数ヶ月後オーナーから半分クレーム+半分泣きの連絡が入ることになる。家族で来店した客などは、大人たちはいつまでも飲んでいても、子どもたちは腹一杯になると飽きてきて、店の外へ出てこの豆砂利を投げつけて遊び出すというのだ。よくあることである。しかし一回や二回じゃないらしい。入口のガラスドアも危ない目に合ったそうだ。これは設計者の瑕疵(かし)でもなんでもなく、子どもの教育の問題でありしつけの話だと当時は思ったが、筆者の勤めていた会社は人が良く会社とオーナー費用折半で改修工事をすることになった。筆者が親ならば子どもを叱り店主に謝罪することはあっても、決して設計者を恨むことはないと思った。今にして思えばちょっと甘いけれど。

飛び石の鉄平の周りを「那智黒のモルタル洗い出し」というものにした。モルタルを塗り込み、乾く前に那智黒石をバランス良く配して固めてしまう工法。本来はモルタルに石を混ぜて乾燥して固まる前に水でモルタルの表面を洗い流し、石の頭半分くらいを現(あらわ)して仕上げるのが従来工法である。京の町家の三和土(たたき)などのイメージ。これなら悪ガキどもも手が出せまいて、ムフフ。

この時に那智黒の深い黒さに魅かれた覚えがある。今日Yahoo!を見ていたらこんな記事があった。
「広辞苑、「那智黒」で誤った記述」....思わず当時の記憶が蘇る。
那智黒石は三重県産であるにもかかわらず、「和歌山県の那智地方の産出」と誤記していたというのだ。三重県熊野市が1997年に調査したらかなりの出版社での誤りがあり、熊野市の申し入れに対しミスを認めその後改訂したのだが、あの広辞苑だけは誤記したまま今日に至っているのだった。
和歌山県の那智で「那智黒」という黒飴がお土産として有名だ。それこそ那智黒石のような飴。でも本物の石のほうは和歌山県では産出されない、あくまで三重県熊野市の特産である。ニュースではこれらを混同したのが原因ではと報じていたが、それにしても日本辞書界の代名詞広辞苑が何年も改訂しなかったのはいかがなものか。誤りは認めているのにだ。

子どもには叱るばかりではなく、時に褒めてやることも大事だ。
いわゆる「飴と鞭」
少年野球に関わってそれが良くわかる。褒めてばかりいて甘やかし温室育ちの天狗にならせてもいけない。ミスしても怒鳴らずに、普段努力している姿を思えば言葉をかけてやる選択肢はいくらでもある。
日本辞書界の金字塔、広辞苑(岩波)が慢心し天狗になっているとは思わないが、己の襟を正して欲しいとは思う。信頼のおける情報源の根幹を揺るがす事態ではないか。ネット情報はやみくもに信用してはいけないのは常識である昨今、アナログで正当派の広辞苑がこうでは何を信じればよいのかの命題にたどり着いてしまう。
知らなかった、では済まない「飴と鞭」ならぬ「飴と無知」
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