2015年3月6日金曜日

最後のゲーム

某月某日、南部リーグの6年生だけによるオールスター戦が開催されていたんであった。筆者のMacのブログ倉庫に眠っていたんである。つい先日のことなのにいつだったかは失念...なんである。ローカル大会とはいえ大変に歴史のある大会。場所は有馬小スタジアム。そーなんである、運営幹事チームは毎年持ち回りで今回は有馬フレンズの番であった。本来昨年中にこの最後の懇親試合と閉会式を終わらせなきゃであったけれど、年々試合数が多くなり相手チームとの調整も難航する中、12月の対外試合禁止期間に突入したための苦汁の判断により今回の開催となったんである。歳を越してからの解禁日以降に開催となってしまったことは、ひとえにフレンズ及び筆者の不徳の致すところ、この場をお借りして関係各球団にお詫び申し上げたい。

その調整役はフレンズ事務局Tagamiオヤジ。一人に任せきりであったことは否めない。次回はチーム全体でサポートすべきだと自省の念。監督やベンチスタッフに比べて、フレンズのみならず他チームや連盟でも、事務局は裏方仕事であまり日の目を見ることがない。しかし、この事務局のスタッフあってこそのチーム運営なんである。チームによっては事務局のスタンスや仕事内容に若干の差異はあるだろうけれど、およそ大変な業務であることに違いはないはずだ。微に入り細に渡り、時に一斉送信メールに何人も返信がなく、思うに任せない状況にストレスを溜めることも多かろう。ご苦労さま、お疲れさま、ありがとうございますm(_ _)m

そのTagamiさんの差配で遅ればせながらこの度のオールスター戦開催となった。
連合チームでの顔見知りもいれば、初対面での選手同士も少なくない。それでも分け隔てなく同じ野球仲間としてチームを組むことに意義がある。
参加チームは(敬称略、略称愛称にて)ヤング、ブルアロ、フレンズ、フォルコンズ、アリコ、レッパ、松風の7チーム。人数の関係から先の3チーム16人対あとの4チーム15人の混成となる。チーム名は筆者が考案した。
ヤング、ブルアロ、フレンズ=YBF16
フォルコンズ、アリコ、レッパ、松風=FARM15
AKB48に倣(なら)ったのだがFARM=ファームとしたことは確信犯的な珍名である。

卒業生を労うのが本来の大会趣旨なので、基本全員を試合に起用する。顔を覚えている子もいれば、ほっほう面白い子だなあ、という選手もいる。もういっそのことランダムに写真を撮ってうまく撮れた写真を組み合わせてアップしちゃおうじゃないのよ。

この日一番目立ったヒーローは筆者的にはアリコのある選手だった。三塁コーチャーズボックスであらん限りの大音量で走者に指示を出す。大柄な体格に高音のよく通る声質でしかも実に明瞭である。グランドの応援の母たちにも大人気であった。筆者何も知らないくせに言える立場にはないのだけれど、この子はきっととても素直で野球に対して真摯な気持ちで向き合っているのではと、勝手に想像しちゃったんである。将来好感の持てる青年になるに違いない。
この子に限らず6年生はこれが小学生最後の試合。
我々大人たちには最後であっても、君たちには次のステージへの第一歩でもある。

フレンズのHiroの打順である。昨年はシーズン中連合も併せて6,7本のホームランを放っているスラッガーだ。宮前少年野球の聖地、第一公園ドームでのライト観覧席へ突き刺さる、豪腕投手から放ったホームランは今でもありありと瞼に焼き付いている。
有馬小のライト方面では今季選手たちがサーキットトレーニングをしていたのだが、Hiroの打席になるとわらわらと集まり両手を挙げて、「Hiroせんぱ〜い!ここにホームラン打って〜!」とおねだりする光景。なんだか素敵な場面を目撃しちゃった。
期待に応えようと力んだHiroはポテンに終わってしまったけれど(^-^)

なかなかの接戦であった。勝ち負けは記憶にないし、それはどうでも良いことだ。
みな野球を楽しんでくれたかなと思う。幹事チームとしてはもっとナニかサプライズ的オモシロ企画を考案したかったけれど、時間がなく忙しくて気がまわらず、残念であった。

一応滞(とどこお)りなく試合は終了。閉会式の優勝旗授与などはYanagisawa代表やKaneda顧問に要請するもやんわり辞退され、結局Tagami事務局が代役を務めた。
優勝は昨年上部大会でも活躍したブルアロ、準優勝はレッパ、フレンズが3位であった(かな?)

+++++++++++++
同日の晩、南部リーグ懇親会である。チームの垣根を越えてオヤジどもの打ち上げだ。
「ただの飲み会だろ」とおっしゃる御仁。そーではない。南部リーグに限らずこれはとても大事なイベントである。子どもの野球を共通項として見知らぬ隣人と楽しいオトナの時間を共有することはとても意義あることと筆者は思う。筆者はあえてフレンズから離れたテーブルに陣取りレッパさんと談笑。闘将Yoshida監督と名将Kurosu監督が根っこが生えたようにどっかりと奥の陣で構える。
順々と各チームからのひと言挨拶。笑いありシビアな意見ありで夜は更けてゆく。
今季つまり今年の幹事チームはブルアロさん。きっと大会運営も闘将Yoshida監督のもと、うまく運んでいただけるに違いない(^-^)

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2015年3月3日火曜日

Queens2014卒部式:本編

宮前Queens卒部式の本編というか続きなんである。前編、本編と来たからには最後に後編が待っていると思ったら大間違いである。
今季のQueens戦士6年生は、Fuuko、Sunao、Nozomi、Juri、Yuma、Marinの6名。彼女らの入場から会は始まっちゃうんである。主将Fuukoが手にするは2014年生からの贈呈となる「団旗」。筆者もほんのちょっと加担して極秘裏のうちに原稿制作。実際のモノは仕事の関係上のルートでサンダースHonmaさんでの製作となる。これを現主将から来期主将へ手渡すのをやろうかと、監督Koshimizuさんが提案していた。

鷺沼JAで乾杯!全員ニッコニコで和気藹々の酒宴が始まった。姫たちの母体チームの監督さんらも参集。DVD上映は例年のごとくサンダースTsudaさん、連合チームのベテラン名スコアラーでもある。

序盤でいきなりのサプライズなんである。マイクを手にしたKasaharaさんが前へ躍り出ると話しだす。序盤でいきなりの「Kasahara劇場」の幕が上がったんである。
「えーーーーっ。みんな聞いて〜!」Kuriharaさんが喜寿で会長Sohmaさんはその週に74歳のハッピーバースデイなのだった。K氏の舌もなめらかに「二人ともどうせこの歳になると、だ〜れも祝ってくれないだろうから、ケーキを用意しました〜。これはここに集まった男たちからのプレゼントで〜す」と舌好調、Kasahara節が炸裂しちゃうんである。ユーモアを兼ね備えた粋なサプライズである。実は事前に我々参加の男たちへK氏から協力要請のメールがきていたんであった。Shigeruちゃん、Kazukiちゃんへ皆からバースデイソングの大合唱。

酒も適当にまわって来た勢いもあってかハプニング、いや予定調和的イベントというべきか。今季から28番を背負うことになったTanakaオヤジ。若いOBコーチやKitamatsuオヤジらにイジられてどうやら顔面パイ投げ的な標的にされちゃうんである。Tanakaさんもニヤニヤ渋々、まんざらでもない表情で眼鏡を取るやいなや、いきなり高校野球で鍛えたKitamatsu投手の豪腕がうなりを上げて、Tanaka顔面ミットにドストライク。すると今度はTanaka節が炸裂するんであった。「ふざけんなー!おまえらこっち来いっ!」「なんで俺がこんなん、なんなきゃいけねえんだよー!」と、顔を真っ赤にして....内心大喜び。
アレを思いだした。ダチョウ倶楽部の上島竜兵。今や日本の伝統芸とまで昇華した感のある、例の熱湯風呂のクダリに似ている。周りは大爆笑であった。

6年生への記念品贈呈である。Kasahara代表、Koshimizu監督、Murataヘッド、Ozawa28コーチから手渡しされる。監督はすでにこのあとのDVDに備えてタオルの準備を怠らない。

会場は暗転、上映会なんである。今季のプロデューサーは6年Fuuko父、Ozawaさんであった。例年素晴らしい感動のDVD上映なんであるが、今年は40分にも及ぶハリウッド顔負けの超大作なんである。それは昨期2013年最強チームへのリスペクトシーンから始まった。

終わってみれば監督や母たち、特に6年母Suna母などは号泣なんであった。監督も溢れる想いに思わず...。積年の想い出が走馬灯のように蘇るとはまさにこのことだ。6年生のみんな、父母たち、お疲れさま、そしてありがとう....。

6年生からの作文発表の時間。これがまた涙を誘うのだった。淡々粛々と読み上げているうちにみな子どもらはいつしか涙声に。嗚咽まじりになると脇に控えている母も目頭を抑えて、こみ上げて来る熱いものを抑えきれない。会場の母たちや大人もじんわり来てしまうのだった。



会場を遊撃した数ショットを公開。
全く女子は可愛いものである。小さな体でも甘いものは別腹というのは、女子に生まれ備わった特殊な臓器があるに違いない。これはオトナの女になるとその別腹臓器の特殊機能は更にパワーアップするのだが、時に体型もパワーアップしちゃうのだった。

OBのIchika母からこれまた素敵なサプライズプレゼント。
手作りのケーキには6年生5人の名前入り。大勢のスマホカメラマンがわらわらと集まって来た。

OB....ん、待てよOGか。伝説の主将Meika始めたくさんのOG女子たちが大集合。一人ひとり挨拶。相変わらず元気印娘のHimari。朴訥なしゃべりながらMisakiのスピーチには全員爆笑。他のみんなも中学で頑張っているようだ。「勉強もがんばれよ」
Sohma会長は例によってOGや美人妻たちとにこやかに画角に納まり、ご満悦なんである。会長、鼻の下は全然伸びていないから大丈夫。筆者は鼻の下のヒゲが伸びている。
新チームメンバーの紹介。今はまだ小粒ではあるけれど、徐々に大輪の花を咲かせてほしい。

Murataさん、Matsuiさんの挨拶でいよいよお開きだ。広報部長の筆者、カメラを構えて写真に集中していると、この時一本締めだったのか、三本締めだったのか全く覚えてないんである。一本だったような気がするのだが。まあ、一昨日の昼メシも思いだせないのだから無理もない。

最後に全員で記念撮影一枚撮って、更に気を遣っていただき今回から初参加の連盟事務局Satohさんがカメラを変わってシャッターを切る。なんだか「間違い探し」の絵みたいだ。
ありがとう2014。こんにちは2015。

最後にワタクシ宮前Queens広報Teshimaから、切なるお願いなんであります。
これをもし宮前または近隣の区の女の子を持つお父さんお母さんが見て下さっているならば、是非Queensで少女野球を始めませんか?女子でも野球というスポーツを楽しんで、かつ、強いチームを目指し周囲の大人たちも全力でサポートしています。女子同士の子どもたちはもちろん、大人同士のコミュニケーションも一生の想い出になります。
是非、ご一考下さい。ご連絡お待ちしてます。(^-^)/

おっといけない、これを忘れるところであった。
この日の朝にはQueens全員の美人妻たちからのバレンタインチョコをもらった。しかもさすがのGODIVAである。これで自惚(うぬぼ)れるほど筆者はウブではない。男たちみ〜んなにあげているものだ。しかし男って野郎は義理チョコと解っていても嬉しいものである。鼻の下のヒゲが一瞬にして3ミリほど伸びたのは言うまでもない。
更にこの卒部式では記念品をもらった。筆者中学2年生くらいからブラックコーヒーの愛飲者である。嬉しい贈り物、Queensロゴ入りマグカップだった。反対面には「感謝2014」の文字が。
ありがとう2014。お疲れさま2014。
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2015年2月28日土曜日

怒り心頭、怒髪天

この一週間U君のあまりに悲惨で悲しい事件をメディア報道で接するたびに、胸が締めつけられる思いだ。島のみんなに愛された少年が夢と希望を胸に川崎に来て、こんなひどいことになるなんて誰が想像したろうか。川崎に住む者として、また子どもに接する少年野球に携わる者として、どうにもやりきれない思いだ。

今日やっと18歳17歳の3人の容疑者が逮捕された。「松本サリン」の教訓もあり、まだ確定されたわけではないから早計なことは言えないが、それにしても怒りで腹わたが煮えくり返るとはこのことだ。未成年の犯人(であろう)に対する怒りはやがてその親に対するそれに変わる。親はいったいなにやってんだ!(怒).....これ以上書くと怒り心頭、言葉を選ばず暴走しそうなのでやめておくけれど。
U君のご冥福をお祈りさせていただきたい。
人の親ならば同じ思いを抱くのではないだろうか。
(※上記記事に一部不適切と思われる文章を削除。思慮のない記述を自省し深謝いたします3/1記)
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先日のQueens2014卒部式。
午前の部はなんとか先日アップ出来た。今回はまだ午後の部までには至らない。なぜなら写真量がハンパない。なるべく自分を苦しめないように少なめに撮ったのに枚数は326枚。その中でブログ掲載用候補に絞ったのが71枚。それらを更に編集合成レイアウトして、やっと15枚にまとめた。この作業で本日の脳内バッテリーは19%になり、突然ブラックアウトしちゃうのだった。再起動するにはまず頭にコンセントをつないでじっと待つしかないんである。

近いうちにアップしたいけれど、追い打ちをかけるように週末はまたいろいろあるんである。とりあえず今日はその編集後の、15点に凝縮したデスクトップフォルダのスナップショットをアップしちゃう。
近日公開、なんである。
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2015年2月27日金曜日

悲哀辛痛

「悲哀辛痛」なんてゆう四字熟語はこの世に存在しない。
けれど、私の今の気分を表現すればこの4字に集約できる。
昨日TコーチからLINEが入った。その文章は「Tさん、突然すみません。私事なんですが....」で始まる長文であった。

青天の霹靂とはこのこと。
大手の会社員にはつきものの転勤.......である。

今はまだ心の収拾がつかない。
哀しいけれど、受け入れるしかないんだろう。
チームにとってどんなに必要な男であり、その家族であったか、
横からいきなり殴られたように、それを改めて思い知らされた現実。

チームの俺たちも辛いけれど、
一番辛いのは、とりもなおさず、Tさん家族だろう。

4月の転勤までにまだ一ヶ月の猶予がある。
いずれまたこのことは書くつもりだ。
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2015年2月25日水曜日

Queens2014卒部式:前編

...なんである。Queensのような少女野球では大会が多くなるのは秋から冬にかけて。少年野球ではシーズンが終わった年末などに6年生の卒部式(卒団式、送る会、お別れ会、納会...いろいろ呼び名はあるけれど)をやっちゃうことが多いけれど、Queensでは年明けて1月から2月あたりに開催する。昔のフレンズも1月末にやっていた。

午前中はどのチームでもお馴染み「親子野球大会」的な和気藹々の試合である。
午後は本番卒部式なんであったが、両方合わせて膨大な写真量となった。なので午前野球=前編として、余計な文章抜きで写真中心に掲載しちゃう。166枚の中から厳選40枚を抽出し、それを怒濤のスピード編集にて9点に凝縮。写真原本を見てどこをどうトリミングするかを瞬時に判断し、それら4,5枚をどう配置組み合わせて1枚に収めるかを電光石火の作業で完成させちゃうんである。
時間がなく忙しいことを理由に職人の仕事が甘くなることを、業界用語で「手が荒くなった」という。もしかしたら筆者も近年のこの作業、そうなっちゃったかもしれないけれど、それなりに考えてやっているんである。

Queens=Established2007。創設は2007年である。グランドに行くと妙齢の女の子がセカンド塁審を務めていた。訊けばQueens第一期生で初代主将の女の子なんであった。中学高校と野球を続けて、今は東京女子体育大学の学生である。打席ではさすがのアスリートぶりのスィングを見せてくれた。

「勇気凛々、瑠璃の色」とは筆者の尊敬する作家、浅田次郎の名エッセイだ。その「勇気凛々」のロゴを背中に背負っているのは、今季主将のFuuko。この子の笑顔はどんなに落ち込んでいる大人でも、瞬時に明るくさせてしまう魔法を持っている。楽しくて苦しかった一年間であったろう。お疲れさま。

名審判という人がいる。子どもがなかなか出塁できないことに業を煮やしたか、或いは大サービスを思いついたか、OBの一塁塁審Satohオヤジ、子どもが打って一塁へ、どうにかセーフにしてあげようと、こともあろうにベースを手で持って3メートル本塁方向へ移動させてしまったんである。公明正大を旨とする審判にあるまじき暴挙に出た。一塁手ポッチャリーズOgawaオヤジが背後の異変に気づくも時既に遅し、見事セーフとなった。場内大爆笑。(^-^)

親子野球の真骨頂、投手対バッターは親子での対決が基本である。それぞれ笑顔で、または照れながら野球を楽しむ。

大人も子どもも入り乱れ時間は過ぎる。フレンズでもいつもそうだけれど、どちらかと言えば子どもよりもオトナのほうが楽しんじゃっている。良いことだ。


後半は記録会である。ホームから一塁への走塁時間。ベーランでの一周タイム。それに遠投記録である。宮前少年野球を巣立ったOBがQueensコーチとして来てくれている。子らにとってはちょっと歳の離れた「お兄ちゃん」的存在。その三羽ガラスの若いコーチもベーランに挑戦。なかなかの走塁を見せてくれた。


お昼が近づきお開き。午後からのグリーンカップ初戦のため、フレンズと宮崎モンスターズが参集してきた。その結果は前回書いたとおりである。このあと筆者はQueensジャンパーを脱ぎ、FriendsVジャンに着替えFマークの帽子でベンチ入りしたんであった。
試合後はまたQueensの卒部式にいそいそと出かける私。もちろんその時はまたFからQueensのMマーク帽子に変えたのは言うまでもない。
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2015年2月23日月曜日

早春の輝き

陽の光が反射するとき、
夏のそれは激しい輝き、
秋のそれは穏やかな輝き、
冬はといえば厳しい輝き、となるだろうか。
そして早春のそれは柔らかな輝き、と表現したいものだ。
柔らかな光がヘルメに反射して、春が近いことを私に教えてくれた。

いよいよ2015少年野球シーズンの幕開けである。
グリーンスポーツ主催のグリーンカップはプロ野球で言えばオープン戦のような位置づけと筆者は勝手に思っている。連盟主催の大会が公式戦であるならば、これは準公式戦的な色合いがある。フレンズスコアラー部では練習試合以外の「○○大会」と冠の付くものは全て「公式戦」のカテゴリーに入る。今シーズンをある程度占うまたは互いの腹の探り合い的な要素もあるだろうか。ただ少年野球ゆえに「大会」と名のつくものである以上は負けて良いわけがない。やる以上は勝つことが大事だ。フレンズも弱小だったころからその心意気だけはあったのだけれど、初戦または2回戦敗退とどうにも実力が空回りすることが多かった。

2月21日。いよいよ少年野球対外試合解禁日にいきなりの大会初日なんである。
対するはGaun監督率いる宮崎モンスターズ。赤い「怪物」チームなんである。

先発MはエースMorishita君、重そうな速球を投げ込む文字通り「怪物」くん。フレンズは球の速さもさることながらこの重い球に力負けしたのかキリキリ舞いであった。予想以上に打てないんである。

Fの先発は主将のエースRui。バッテリーを組むのは一見中学生と見まごうばかりのYuiとの、RuiYuiコンビである。昨年もAでこのバッテリーで通して来た。
Fは全く打てなかったんである。先制点と追加の2点目も安打ではなく相手失策がらみで得たもの。終盤かろうじて内野安打とピッチャー強襲安打の2本のみだった。
強いて言えばRuiがM打線を1安打のみに抑えて完投完封したことが光ったことだけれど、「打てない病」をいきなりシーズン初頭に露呈しちゃったんである。
しかし今年はこんなものではないと自負はするものの、けっして巷間真(まこと)しやかに噂されている、今年はフレンズさん行くんじゃあないの?なんてゆー話は、開けてみなければ分らないのが少年野球を地でいく結果なんであった。

出鼻をくじかれる。良いことである。
子どもも親も我々コーチ陣も、これを謙虚に真摯に受け止めて、2回戦に臨むべきだ。筆者は去年から常々そう思っている。


シーズンいきなり気持ちのいいプレーもあった。
筆者にとっては3本の快打よりも好きなのは、少年野球ではプロ野球ほど見られない「ダブルプレー」いわゆるゲッツーである。4番Katahira君が安打で出塁したがそれを次打者の打撃で4-6-3のWプレーの完成。閉塞感の漂う試合内容だっただけにこれは爽快であった。
RuiのピッチングとこのWプレーの二つは早春の風の中でキラリと輝いていた。
2:0の辛勝。次を頑張ろう。

さてこのあと筆者は、夕方からのQueens卒部式にまだ時間があるので、第一公園ドームで2試合目を少し観戦することに。
カードは宮崎台シャークスVS南野川ブルーアローズ。
Sは今年人数が少なく連盟登録は厳しい状況だ。なので現6年生を加える代わりに6年生は右打者は左打席で、左打者は右打席で打つということを条件に、本大会に参加。とっても良い大岡裁き的柔軟な特別ルールだと思う。対するBも昨年は市大会まで行った闘将Yoshida監督率いる強豪であるが、新チームでは人数が激減し十数人のしかも低学年中心のメンバー構成となってしまった。つい近年まで弱小チームであり、人数も少ないFの筆者が言うのは大変おこがましいのだけれど、是非共に頑張ってほしい。Fは今年はちやほやされているけれど、明日は我が身、来年は全く同じ状況になるのは今から分っている筆者なんである....。


このあと筆者はQueensの卒部式へ行ったんである。
そのあたりのブログはまた次回なんであった。
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ところで余談なのだ。
前回ブログでもお知らせした通り、本日の東京マラソンに参加した43歳29番Tomiokaコーチ。筆者は急遽日曜仕事になって終日フジTVを付けていた。適当な時間にフレンズLINEにTオヤジのことをアップ。午後になってマラソンを終えた当人からLINEがあった。目標の時間はクリア出来なかったものの、完走は果たしたと。最後の2kmは脚が痛くなり走れず....しかしゴールは果たしたと。
素晴らしいことである。大いにエールを送りたい。
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